2019年06月20日

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

◆改めて学ぶ「石臼」とは?

6月11日。

この日は、京都から石臼の匠「石臼のいしたに」代表の石谷博道氏をお招きして、蕎匠塾「石臼勉強会」開催しました!

平日の夕方にもかかわらず、長野県内の蕎麦屋さん、製粉メーカーさん、また蕎匠塾との交流もある、名古屋の蕎麦屋さん含め、20名以上の方が参加されました!

勉強会の前に、早めに木鶏についた石谷さんに、うちの石臼を見て頂きました。木鶏の石臼は、メーカーのものではなく、開業前に特別に作って頂いたものです。
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粉を挽くということは「命を頂く」ということ
(上臼)
粉を挽くということは「命を頂く」ということ
(下臼)

石谷さんは、ただ静かに石臼を眺め、爪で溝を触れたりして、何かを感じ取ってました。

「この石臼を作った方の思想を感じます。」

と、急に話だし、この石臼の特徴などを教えて頂きました。また、電動石臼を作って下さった村山工業さんに、構造などを質問していました。

わずかな時間でしたが、石谷さんの石臼に対する知識の深さを垣間見ることができたのです。

簡潔に言うと、木鶏の石臼は、とてもいい仕事がされていて、目立ての必要性はほとんどなく、子供の代まで使うことができるでしょう!と、念を押して頂きました!よかったー!!!

時間になると、続々と参加者が集まります。早速、勉強会へ!

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

粉を挽くということは「命を頂く」ということ


勉強会の内容は、石谷さんの石臼との出逢い、石臼の歴史、構造、目立て、製粉、篩のポイントなど、とても学びが多かったです!

その中でも、私が共感できたのは、石谷さんがなぜ「石臼」の道に深く歩み始められたのかということです。

やはり色んなタイミングで、キーマンになる人との出逢いがあり、石谷さんは、その一つ一つを大切にされていらっしゃる方なんだなと感じました。

そして、とてつもなく感じたのが「石臼愛」です!

「昔は、穀物を粉にするために生み出された「臼」は、多くの人に命、飢餓を救ってきたものです。だから私は、どんな臼でも、使ってもらえるのが喜びです。よく、オブジェとかで使われているのが、本当に悲しい。できることなら、その石臼でさえ、手を加えて命を吹き込みたいと思っています。」

私は、ハッとしました。木鶏のお店の入り口には、開業時に関わって下さった方が、自宅に眠ってある石臼をオブジェで使ったらと置いて行って下さいました。

石谷さんは、その石臼でさえ、これはどうしたの?と気にされていたのです。

今回の私の学びは、石臼の構造も大変勉強になりましたが、それ以前に「石臼で挽く」という意味を、もっともっと深めていがなければならないなと感じました。

以前、知り合いから譲って頂いた石臼も、ちゃんと命を吹き込んで使ってあげたいと考えています!

粉を挽くということは「命を頂く」ということ


まだまだ知らない世界があると思うと、ワクワクが止まりません!!!一生勉強ですね!!!

二年前の関西蕎麦職人交流会で出逢わせて頂いたご縁が、こんな形になるとは思ってもいませんでした。

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

「出逢いは偶然ではなく必然」

石谷さん!本当に本当にありがとうございました!

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

信州そば切りの会「蕎匠塾」は、最高の信州そばを提供するために、共に学び、共に成長しあう同志です!これからも、学び合いを高めていきたいと思います!!!

粉を挽くということは「命を頂く」ということ


追伸:

この勉強会に、新しく蕎麦屋さんが参加して下さいました。これはとても嬉しいことです!

よくライバルが増えてお客様を奪い合うんじゃないですかと言われますが、それ以上に「同志」としてお付き合いができる仲間がいた方が、業界全体としては、絶対盛り上がると考えています!

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

結局、人間対人間だし、人の心は情熱でしか変わりません!!!

ありがたいことに、信濃毎日新聞社さん、市民タイムスさんにも、記事に取り上げて頂けました!!!

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

粉を挽くということは「命を頂く」ということ

「信州そばを日本一の蕎麦の街へ」

一緒に信州そばを盛り上げていきましょう!!!

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Posted by カズキ at 05:00│Comments(0)同志
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