◆皆様に大切なお知らせです!
それは、先週の月曜日のことです。
弟子のカズ君から連絡があり、なんとぎっくり腰になってしまったとのこと。
以前から、腰が痛いと言っていたので、心配はしていたのですが、無理がたたったのかもしれません。当然、お店に立つことは難しく、先週一週間は、治療に専念し、お店を休ませました。
そして、今週になって調子が出てきたとのことで、少しずつ様子を見ながら現場復帰を目指していました。まずは、仕込みだけに来てくれたり、昼営業、夜営業だけと、短時間だけの仕事に切り替え、身体の様子を見ながら、仕事していました。
しかし、昨夜の夜営業の時、再び腰痛が悪化しました。それでも、人手がなかなか足りないというのもあって、今日の昼営業は、無理してもらって出てきてもらいました。
痛い腰を我慢しながら、自分のできることを頑張っているカズ君。
その姿を見た時に、私と女将さんは考えました。
「何が一番、彼のためなのか?」
私と女将さんは、二人で話し合いをしました。
そこで私たちが出した結論は、
「実家の神奈川で療養させること」
でした。
彼は一人暮らしです。
アパートで独り療養していても、自炊したり、身の回りことは自分でやらなければなりません。
ただでさえ腰が痛いのに、あれもこれもやらなければと、気持ちは落ち着きません。
身体の調子が悪いと、心もネガティブになってしまいます。
このままでは、せっかく頑張ってきた一年がすべて水の泡です。
私たちにとっても、苦渋の決断でした。
今の木鶏のスタイルは、彼がいてのものになってきています。
それでも、彼の本当の将来のために、長い長いそば道のために、神奈川の実家で過ごすように命じました。
期間は、今のところ二週間です。
この話をした時、カズ君は目に涙を浮かべていました。
きっと、私たちには分からない色んなものを抱えていたと思います。
やりたい気持ちと、それに応えられない自分。
責任感の強い彼だからこそ、今の自分に大きなストレスを持っていたのでしょう。
これは、決して後ろ向きな話ではありません。
彼の将来を考えた、私たちの前向きな決断です。
彼がいない二週間は、私にとっても大きな成長のステージだと思っています。
木鶏のお客様には、心配と多少のご迷惑をお掛けするかと思いますが、どうかご理解のほど、宜しくお願い致します!
そして
「白柳和樹」を、どうか温かく見守ってあげて下さい。私たちの大事な「家族」ですから。
そば処木鶏
店主 塙 和貴
女将 塙 操
追伸:
この木鶏の現状に、スタッフたちもできる範囲で支えてくれようとしています。
「困った時はお互い様」
こういう時こそ、チーム木鶏の力が試されています!
みんなで何とか乗り切りましょう!!!いつもありがとう!!!