◆東京生活を終えて・・・
久し振りに、この一週間は、そば打ちと向き合うことが出来ました。
そして、沢山の方々との出逢いや再会もありました。
私は、本当に幸せ者だと思います。
蕎麦屋の開業を目指している人間が、こうして開業前から、
色んな方に出逢い、自分の蕎麦を食べてもらえるということ。
こんな機会を与えてもらっている人間は、そう簡単にはいないと思います。
「お前はいいよな!」
という声が、あちこちから聞こえてきそうです。
ただ一つだけ、誤解をしてほしくないことがあります。
それは、私の表面だけを、見てほしくないということです。
私はよく「一期一会」は大切だと言っています。
今でこそ、それが周りに理解され、
「良いヤツ」と思ってもらえるようになりました。
でも、信州に移り住んできたばかりの時、「一期一会」の大切さを伝え続けてきても、
それが理解されることは難しく、何でも意味のある出逢いだと考えるな、と言われたこともあります。
当然、自分自身もガキだったし、重みもなかったことでしょう。
正直、嫌な出逢いだって沢山あったのも事実です。
それでも、木鶏の親方から教えて頂いた「一期一会」の心を、
絶対に曲げてはいけないと信じ続け、今日まできました。
それがいつからでしょうか?
ここ最近は、意識しなくても「強い出逢い」によって、
心から繋がり合える「仲間」に巡り合っています。
東日本大震災があってから、やはり人々の心の中に、
「繋がり」の大切さが、無意識に芽生えているのかもしれません。
そば屋開業も、もちろん自分の大切な夢であり、
ミッションを遂行するためには、必要な拠点です。
でも、いつも思うのが、こういった活動の延長線上に、
そば屋開業があると信じています。
最近目まぐるしく、自分の周りの環境が変わっていく気がします。
一体自分がどこへ向かっていくのだろうか?
毎日、ワクワクセンサーが鳴り止みません。
自分が大切にしている「そば」を通じて、どこまで人と繋がり合えるのか。
もう少し、自分の直感を信じて進んでみたいと思います。
皆さんからの応援メッセージが、自分の何よりの励みです。
どうか温かく見守ってやって下さい。
全ての出来事を、そして声を、私は受け止めていきます。
砂粒みたいな活動も、続ければきっと嵐は起きる・・・。