◆「信州そばきりの店」 認定店
そば処木鶏は、この8月に
「信州そばきりの店」 に認定されました。
この制度は、全国に名高い
「信州そば」のブランドを高めるために制定されました。
信州そばを求めて、全国から観光客の皆さんが訪れます。
しかし、本物の信州産のそば粉を使い、
お客様に提供しているお店は、意外に少ないものです。
中国産や、信州産以外の国産のそば粉を、
「信州そば」と言って売り出しているのも事実です。
では、信州そばの定義とはなんなのか?
自分は、昔から不思議に思っていました。
開業してから、自分は当然、信州産のそばを使ってそば打ちをしています。
そんな中、この「信州そばきりの店」 の認定があることを知りました。
きっかけは、この会の事務局をされていらっしゃる山崎さんとの出逢いでした。
山崎さんは、浅間温泉で
「ホテル玉の湯」という旅館の館長を務めていらっしゃいます。
数年前に、お客様のアンケートから知った、観光客の食に対する満足度。
その中に、信州そばを食べに来たのに、がっかりしてしまったというお声が、たくさん目に留まったそうです。
観光と食の関係は、絶対に密接なものにある。
せっかく信州に観光に来られて、全国に誇る「信州そば」という伝統食に満足されないお客様がいらっしゃる。
それでは、信州の観光がすたれていってしまう。
山崎さんは、ここに危機感を覚えたそうです。
◆「信州そばきりの店」 の制度
山崎さんと、その有志達は、この
「信州そば」の文化を高めるために、定義を定め、認定店を募ることにしたそうです。
「信州そばきりの店」 の定義とは、
一、そば粉は長野県産のみ
二、つなぎの割合は、30パーセント以下
三、そば打ちのすべての工程が手作業
です。
認定は、まず書類を作成しました。
仕入れ先なども記入し、仕入れ先にも証明書を書いてもらう。
その後は、審査員がお店に訪れ、食味審査、サービスや、
そば打ち部屋の確認など、厳しい審査があります。
カズキは、当たり前のようにいつものそばを提供し、
審査員の方に召し上がって頂きました。
そして、今回の認定へとつながったのです。
山崎さんが掲げる
「本物の信州そばが食べられるお店」へ。
カズキは、この認定店に恥じないよう、日々精進していきたいと思います!
山崎さん!素敵な機会をありがとうございました!
この出逢いに、心から感謝しております!
追伸:
今回の認定については、山崎さんの熱い想いがあったから、自分も認定店になりたいと思いました。
他のお店が、どんなスタイルでお客様をおもてなしするのかは、また別の話です。
ただ一つ、信州産以外の原材料で
「信州そば」と名乗って営業するのは、やっぱり悲しいです。
「信州そば」を求めて、全国からお客様がいらっしゃるのは事実です。
その期待を裏切ることは、決してしてはいけないことだと思います。
この認定店が、一軒でも増えることを願っています。
現在、「信州そばきりの店」 に認定されているお店は、県内38店舗だそうです。
以前は、もっとあったそうですが、更新時にこの会の定義にはずれてしまったお店もあるのだとか・・・。
一度、看板を取ったからといって、原材料の仕入れを変えたりとかしてしまったお店も・・・。
何が一番大事なのでしょうか?
やっぱりお客様に、ウソをついてはいけないと思います。
「信州そばきりの店」はこちらから↓↓↓
「クリックするとお店の一覧が出てきます」
認定店じゃないからといって、信州産のそば粉を使用していないというわけではありません。
誤解を招かないように、一言添えさせて頂きます。
認定店じゃなくても、いいお店はたくさんありますからね!
あくまでも、どういったスタンスでお客様をおもてなしするかだけです。