◆「dancyu」に特集されたそば屋
秩父市にある「手打ちそば こいけ」さんを後にし、
次なる目的地は、神田「眠庵」さんです。
ここのご主人とも、昨年秋に行われた、
小布施町「せきざわ」さんの収穫のお手伝いで出逢いました。
初めての参加で、誰が誰だか分からず、
お昼休憩をとっていた時のことです。
食後の何気ない会話の中で、
ひときわ空気感の違う方がいました。
土の土壌分析だの、微生物がどうだのと、
そば屋とは思えない言葉を発言していました。
その方こそ、蕎麦業界に一石を投じられた、
神田「眠庵」のご主人である柳沢さんでした。
有名雑誌「dancyu」でも特集で紹介された人気店です。
いつか行ってみたいと思っていました。
そして今回、菊谷さんと一緒に伺うことができたのです。
◆神田「眠庵」
神田といえば、老舗が立ち並ぶ蕎麦の激戦区です。
そんな中、ビルとビルの合間にある細い路地を進むと「眠庵」があります。
高鳴る緊張を抑え、店内に入ると、
お店はカウンター以外、お客さんで賑わっていました。
店主の柳沢さんが気さくに迎えてくれました。
すると店内には、築地の「文化人」さんがいらして、相席させて頂くことになりました。
こういうのってすごく好き(笑)
メニューを見ると、豆腐料理に加え、酒の肴と日本酒も豊富です。
派手さは決して無いのですが、一品一品とても丁寧に作られていて、
どれもこれも日本酒に合うものばかりで、ついつい杯が進みます。
「文化人」さんとも、そば屋談義を楽しむことができました。
柳沢さんは現在、一人でお店を回しています。
お店が落ち着き始めた20時頃、席をカウンターに移動し、また飲み始めました。
柳沢さんといろいろ話をしていると、ものすごく気さくな方で、
私が思っていた印象とは違いました。
なんとも心地よい空間に、ついつい時間を忘れてしまいます。
時計の針は、22時を過ぎた頃、〆のそばを頂きました。
眠庵さんは、すべて十割そばを提供しています。
産地や土の状態、畑の違いによって、
挽き方、水の量、蕎麦の打ち方を変えているそうです。
目の前に出された蕎麦を見た瞬間、
柳沢さんの想いが伝わってきました。
口に含むと、そばという穀物の香りが広がり、
それでいてのどこしの良さと、もちもち感。
このバランスが絶妙でした。
ただ黙々と口に蕎麦を運んでいる自分がいました。
写真も撮ったのですが、あえて載せません。
この空間に来て、店主の想いに触れて、ぜひご自身で体験してみてください。
神田「眠庵」という空間
まさに、蕎麦通の方からも絶賛される名店でした!
柳沢さん!菊谷さん!ありがとうございました!!!
蕎麦って楽しいですね!!!
まだまだ自分も精進します!!!
追伸:
眠庵を後にした私は、菊谷さんのご自宅でお世話になることになりました。
帰りの電車の中で、久しぶりにやりたいことがありました。
それは・・・
〆のらーめん(笑)
菊谷さんに、美味しいラーメン屋さんに、
連れて行ってもらったのは、ここだけの話です(笑)
【神田「眠庵」】
住所:東京都千代田区神田須田町1丁目16−4
電話:03-3251-5300
人気店なので、ぜひ予約がおすすめです!