「フレンチ」×「蕎匠塾」

カズキ

2019年04月08日 05:00

◆鯉料理を勉強したい!

4月3日。

この日は、昼営業後、塩尻市にあるフレンチレストラン「ラ メゾン グルマンディーズ」さんへ向かいました。目的は、友森シェフによる鯉料理の勉強会を受けるためです。

私は、以前から「鯉」を食材として扱ってみたいと考えていました。

長野県では、昔から鯉を使った料理が身近で食べられていました。

自宅の池に鯉を飼って、祝い事や法事の時など、池から鯉をすくい、ごちそう料理として、食卓に並べられていました。海なし県ならではの食材です。

しかし、使ってみたいと思ってはみたものの、仕入れ先や、調理法など、分からないことばかりです。

そんな時、以前から交流のある友森シェフに相談したところ、なんと塩尻駅の近くに、鯉の卸をやっている業者さんがいて、グルマンディーズさんでも、ちょいちょい使っているというのです!

友森シェフは、お安い御用です!と言って下さり、個別に鯉料理を教えて頂けることになりました!

こんなありがたい話に、私だけ学ばせて頂くことはもったいないと、共に学び合う蕎麦屋の同志「蕎匠塾」の仲間たちにも声を掛けました。

すると、平日にもかかわらず、私を含めて9名が参加!上田市、小諸市、長野市、岡谷市、松本市、乗鞍高原などなど、やはり蕎匠塾のメンバーは、学びたいという意識がとても高いですね!

せっかくなので、友森シェフの料理を楽しんだ後に、鯉料理の勉強会という形をとらせて頂きました!

≪鯉料理勉強会 in ラ メゾン グルマンディーズ≫

グルマンディーズさんは、とにかく塩尻産の食材を大切にされています。この日も、一品一品丁寧な仕事を味わわせて頂きました。

・松本一本ネギのスープ 


・前菜盛り合わせ 
鯉のあらい 蕗の薹ソース
味付け卵 赤ワイン仕立て



・塩尻産野菜のテリーヌ


・鯉の白ワイン煮←今回勉強させて頂くメニュー


・鹿肉のソテー イチゴソース


どれも最高に美味しかったです!今回は勉強会だったので、みんなお酒は我慢!ワインと一緒に楽しみたかったです(涙)

食事の後は、実際に生きている鯉から調理の勉強です!

まずは、棒で頭をたたき、鯉を気絶させます。


次に、友森シェフにポイントを聞きながら、鯉をさばいていきます。




最後に、白ワイン煮の調理法を、こと細かく教えて頂きました。


あっという間でしたが、実に学びのある有意義な時間を過ごさせて頂きました!

◆異業種から学ぶこと

今回、蕎匠塾として、フレンチシェフとの勉強会を企画できたことは、とても大きな一歩だったと考えています。同業者だけではなく、こうして異業種の方との学び合いは、新しい試みです。

異業種の方との交流は、蕎麦屋だけでの視点では、見えないものが沢山あります。そこが実に面白いなって思いました!!!

学びは、すぐに実践しなければ、自分のものにならないと思い、次の日のご予約のお客様に、鯉の白ワイン煮を木鶏で提供しました。すると、帰り際のお爺さんに、

「70年生きてきたけど、鯉をこんな形で食べたのは初めてだ!とても美味しかったよ!ありがとう!」

と言って頂けました!

料理って、こういうことですよね!感動を生み出すためには、常に追求する心が大切なんだなと、改めて学ばせて頂きました!

また蕎匠塾として、異業種の方との勉強会も企画していきたいです!

私たちは、最高の信州そばを提供するために、共に学び、共に成長し合う蕎麦屋の同志です!友森シェフ!お忙しい中、沢山の学びをありがとうございました!!!



≪ラ メゾン グルマンディーズ≫
住所:長野県塩尻市大門一番町8−2
電話:0263-31-6377
地図:「ここをクリック」


塩尻産の食材をフレンチの技法で楽しむことが出来ます!また価格もリーズナブルなので、気軽に伺うことが出来るのも魅力の一つです!是非一度足を運んでみて下さい!

友森シェフは、一組一組丁寧な仕事を心掛けるため、昼の部、夜の部、共に三組までとしています。事前にお電話での予約をお勧めします!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


関連記事