◆一本のお酒が創った「縁」
素敵な出逢いがありました。
昼木鶏のカウンターに座られたお二人。
お話をお聞きすると、男性はなんと仙台からのご来店!
以前、フェイスブックで繋がらせて頂いた冨沢さんでした。
冨沢さんとのきっかけは、私が木鶏で提供している、
「壽」のラベルで人気の、鈴木酒造さんのお酒をブログで紹介してからです。
鈴木酒造さんは、日本で一番海沿いにある酒造で有名でした。
しかし、あの東日本大震災の大津波によって、蔵元は流されてしまいました。
それから、地元浪江町の方々や、「壽」ファンの復活を願う声が高まり、
現在は、縁あって山形県長井市で酒造りを再開しました。
冨沢さんの故郷が「浪江町」ということで、
鈴木酒造さんがきっかけで繋がらせて頂きました。
もう一人の女性は、大月さんという、長野県の方です。
どうやら、松本山雅のサポーターさんのようです。
お二人がなぜ一緒にいるのかというと、冨沢さんは、ベガルタ仙台のサポさん。
試合の時に松本へ来て、食事をしていたところ、山雅サポの大月さんに声を掛けられたのです。
それから仲良くなり、試合以外でも交流が深まっていったそうです。
さすが山雅サポ(笑)みんな友達ですね!
実は、大月さんのお父さんは、福島県出身だそうです。
そんな話から、カウンター越しに大いに盛り上がりました!
◆福島と長野の縁
大月さんのお父さんが福島県。
お母さんは長野県。
では、どうしてこの二人が結ばれたのか。
お話をお聞きして、私は感動しました。
どうしても皆さんに「縁」の素晴らしさを体感して頂きたく、
この話をお伝えします。
大月さんのお母さんは、三姉妹の末っ子です。
実家が、長野県で農家をやっており、跡取りのお婿さんが必要です。
大月さんのお母さんの長女は、
早々に結婚をして嫁いでしまいました。
そこで、次女の方が跡取りとなるべく、
福島県に農業研修に行かれたそうです。
このことがきっかけで、ある男性と出逢って、福島に嫁ぐことになりました。
長野県の実家を継ぐために、福島県に行かせたのに、まさかの嫁入り・・・。
ご両親は、どんなお気持ちだったのでしょうね・・・。
しかし、めでたい席であることには変わりはありません。
家族で、結婚式に参加するため、福島県へと向かいました。
そこで、運命の出逢いが待っていたのです。
大月さんのお母さんは、なんと、お姉さんの旦那さんの弟さんに一目ぼれされたのです!!!
話が、どんどん進み、二人は結婚!!!
つまり、姉妹同士で、相手の兄弟と結婚したってことです!!!
大月さんのお父さんは、こうして福島県から長野県へと婿入りされたのです!
こんな素敵な話ってあるんですね!!!
人と人の
「縁」というものは、どこでどう結ばれるのかわかりません!!!
きっと、出逢うべくしてお互いが引き合ったのですね!!!
カウンター越しに、こんなにもたくさん福島の話ができるとは・・・。
そんな昼木鶏の、素敵な出逢いの話でした!!!
冨沢さん!大月さん!ありがとうございました!!!
追伸:
カウンターで、福島話に華を咲かせていると、個室のお客様が帰り際に一言。
「なんで、いかにんじんがおいてあるの?」
いかにんじんとは、福島が誇る郷土料理です。
その郷土料理に興味を示す方は、たいがい福島県のです。
お話をお聞きすると、なんと
「浪江町」のご出身!
冨沢さんと同じ地区でした(笑)
たまたま旅行で信州を訪れていたそうです(笑)