2016年06月12日

そうだ!会津へ行こう!~最終話

◆師匠の「想い」を受け継ぎたい!

そば処木鶏で使っている、
このそば猪口と徳利。

そうだ!会津へ行こう!~最終話

実は、今は亡き福島の木鶏の親方が長年使っていたものでした。私がお店を出したいと言った時、親方は私に想いを伝えて下さいました。

「初めはお金に余裕がない。だからお金をかけずに、この器たちを使いなさい!」

そう言って、お店の器を格安で譲って下さいました。その時すでに、親方は病気を患い、お店を閉めていました。

それから間もなく、2011年8月6日。
私の師匠、木鶏の親方は亡くなられました。

2014年4月11日。

念願のそば屋を開いた時、お客様がそばを楽しんでいるそば猪口は、親方から想いを受け継いだものなんです。私にとって、このそば猪口には、そういった意味もあり、深い思い入れがあります。

しかし、形あるもの、いつかは壊れます。お店をやっていれば、そば猪口も欠けてしまいます。

そこで、追加の器を注文すべく、実際に窯元さんへ行こう!となったのです。

◆会津本郷焼「酔月窯」

初めて訪れた焼物の街「会津本郷」。何軒も街の中には窯元が点在していました。

しばらく車を走らせると、お目当ての「酔月窯」がありました。

そうだ!会津へ行こう!~最終話

中に入ると、木鶏でお馴染みの絵柄がずらりと並んでいました!

そうだ!会津へ行こう!~最終話

そうだ!会津へ行こう!~最終話

早速、お店の方に話をして、対応して頂きました。ただし、当時の木鶏で使っていたそば猪口のサイズが廃盤とのこと。

今は、一回り大きなサイズになっていました。正直に申し上げると、今のサイズが気に入っているのは事実です。

私と女将さんは悩みました。

サイズが違うけど、酔月窯さんで頼むか。似たような色で、別のそば猪口を探すか。

その時、原点に返り何のためにここへ来たのか?と、自分たちに問いました。

それは、木鶏の親方の想いに触れるためでした。

きっと、親方と女将さんも、この場所で悩みながら選んでいたことでしょう。

そう考えた時、私たちはやっぱりここでお願いすることにしました。

あの雰囲気、質感、絵柄が好きで、2年間使わせてもらってきました。

インターネットなどで調べれば、きっと似たようなものはあります。でも、その選び方は私たちはしません。

少し大きいサイズは、大もりそば用にすることにしました。

ようやく訪れることが出来た「酔月窯」さん。やっぱりその場に来て、見て、触れることが、いかに大切かが分かりました!

ご丁寧に対応して下さり、ありがとうございました!!!絵柄だけは選べるので、後日、焼きあがったら木鶏に届きます!

皆さん!楽しみにしていて下さいね!!!

そうだ!会津へ行こう!~最終話

そば処木鶏は、人と人を繋ぐそば屋を目指しています。色んな方の「想い」を大切にすることを、これからも心掛けていきたいです。

そうだ!会津へいこう!!!  ~完~


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Posted by カズキ at 18:00│Comments(0)家族
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