2022年04月18日

これぞ匠の技!石臼に新たな命を!

◆9年目のスタートに相応しい一日でした!

2022年4月11日。
そば処木鶏開業8周年の記念日です。

以前、松本市にあった蕎麦屋「五兵衛」さんから譲り受けた一台の電動石臼。長年、ご主人に愛用され、少し石臼も疲れてきていたので、改めて目立てをし直すことになりました。

目立てをして下さるのは、木鶏の電動石臼一号機の石臼を手掛けてくれた「田中石材店」さんです。田中さんは、独自のノウハウをお持ちで、今までも何台も製作し、そば屋さんに納めてこられたそうです。

まずは、上臼のすり減り具合の確認です。



次にすり合わせの部分に合わせて、ふくみの調整です。



平均が取れたら、ソバの実がスムーズに流れるように、ものくばりを長めに取ります。



これをダイアモンドサンダーで切り込んでいくんです!



主溝と副溝も調整します。



ここで大まかな調整は終了です。石臼の表情がぐんっと変わりましたね!



あとは、たたきで細やかな筋を作っていきます。



見て下さい!この匠の技!



田中さんは、ほぼ一日かけて、上臼と下臼の目立てをして下さいました。早速動力に石臼を設置しなおしたら、面白いようにそば粉が挽けるようになったのです。

新しい命が吹き込まれた石臼・・・。
五兵衛さんの想いも大切に、蕎麦に打ち込みたいと思います。

◆「信州そば切りの会」の仲間達

石臼の目立てを実際に見学できることは、めったにあるわけではありません。田中さんに、他にも見学したい蕎麦屋さんがいれば、誘ってもいいと許可を頂きました。

早速、信州そば切りの会のメンバーに声をかけたところ、二名が駆けつけてくれました。

一人は、そば切りの会の副会長を務めている千曲市「蕎麦料理處 萱」の丸山さんと、もう一人は長野市「そば八」の堀内さんです。

自分一人より、三人で見学すると気付きが多く、それだけ学びが深くなりました。

昼食は、同じ信州そば切りの会の仲間のお店へ行ってきました。

一軒目は、塩尻市にある「芳香庵みのる」さんです。店主の木村さんは、本当に勉強熱心で、いつも驚かされます。



そば切りの会の製粉勉強会で、自家製粉の面白さに共感し、すぐに電動石臼を導入されたり、会としてリモートでのミーティングが始まると、ZOOMの勉強もされて、積極的に参加して下さるのです。

この日も、三種類の蕎麦を食べさせて頂きました!







どれも味わい深く、美味しかったです!

二軒目は、朝日村にある「朝日そば ふじもり」さんです。もともと安曇野市でお店を営んでいらっしゃいましたが、2013年に、この朝日村で移転オープン!





自然と共に生きる藤森さん夫妻から創り出される、料理、空間、そして心地よいサービスは、とても癒されます!







お蕎麦は、二種もりとかけそばを頂きました。
冷たいそばもお勧めですが、かけそばも大好きなんですよねー!





ふじもりさんでは、木鶏のお客様や、飲食店仲間にも会うことができて、終始和やかな時間を過ごさせて頂きました!

◆人と人を繋ぐ蕎麦屋でありたい

こうして8周年という記念日を「蕎麦」で過ごせた幸せな一日。
改めて自分は、蕎麦が好きなんだとつくづく実感しました。

これからも、一期一会を大切に、生涯そばを打ち続けていきたいと思います!そば処木鶏!9年目もよろしくお願いします!!!


『信州そば切りの店』理念

一、日本一のそば文化を築いてくれた先人への感謝の心を忘れず、県下各地域の伝統的なそば文化を継承します

二、「信州そば」の品質と評価のさらなる向上のために真摯に取り組みます

三、長野県産のソバの生産と消費の拡大を推進し、長野県の食文化の発展と観光振興に寄与します


今後も信州そば切りの会を、どうぞ宜しくお願い致します!

追伸:

ブログを読んで下さった方の中で、一緒に活動したいと思ってくれた蕎麦屋さん、もしくはあのお店を紹介したいと思ってくれた方、ぜひ気軽に私へ声をかけてください!!!

「あなたのその一歩が信州そばの歴史を創る」

【信州そば切りの会 事務局 そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 09:46Comments(0)蕎麦のこと

2021年06月07日

いつまでも続くと思っていた「お客様とお店」の関係

◆出逢いがあれば別れがある!

先日の夜木鶏で、とても寂しい出来事がありました。

それは、5年前から単身赴任されていたお客様が、また仕事の関係で松本を離れるとのことで、挨拶に来て下さいました。

よく木鶏へは、大事なお客様との接待や、ご家族が信州に来られた時に利用して頂きました。

いつかはこうなるって、どこか分かってはいたのですが、実際に離れるとなると、やっぱり寂しいですよね。

お客様は、それぞれ色んなタイミングで、木鶏に足を運んで下さっています。
一度きりの方もいれば、通って下さる方もいらっしゃいます。

結婚をして子供が生まれたり、仕事の関係で勤務地が変わられたり、家を建ててお店から離れた場所に住むようになったりと、それぞれ色んな事情がありますよね。

それは分かっているのですが、一度繋がれたら、ずーーーーーっと続くような気がして・・・。

飲食店をやっている方なら、この気持ちは分かってくれると思います。

改めて女将さんと二人で、一期一会の心で、目の前のお客様を大切に仕事をしようと、心掛けようと決めました!決して当り前じゃないその瞬間を、大事にしたいですね!

Kさん!
いつも木鶏を応援して下さり、本当にありがとうございました!
またご家族で信州に旅行に来て下さいね!!!



【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2021年04月28日

信州そば切りの会!新しいチャレンジが始まる!

◆第一回 信州そば切りの会理事会&Zoom勉強

昨日は、新体制になって初めての理事会でした。

今年度の年間計画では、そば打ちやつゆ、そして製粉についての勉強会を企画しています。

コロナ禍の状況を考えて、オンラインで学びを深めるチャレンジも進めて行きたいと思います。

また、理事会の後は「ZOOM勉強会」を企画しました。

信州そば切りの会は、北信、中信、東信、南信と全県に会員がいるので、なかなか一同に集まることが出来ません。

まずは、三役と理事がしっかりとzoomを使えるように、講師に多田啓二さんをお招きし、基本的な使い方の勉強をしました。

早速、遠方のメンバーは、リモートで理事会に参加するなど、いい形になりそうだなと実感しました!!!

まだまだ不慣れな部分もありますが、皆さん誰一人嫌な顔をせず、まずはやってみようという前向きな姿勢に、とても感動しました!

全ては信州そばの発展のため!私達はお互いを尊重し、高め合える同志です!

信州そば切りの会は日本一!!!




『信州そば切りの店』理念

一、日本一のそば文化を築いてくれた先人への感謝の心を忘れず、県下各地域の伝統的なそば文化を継承します

二、「信州そば」の品質と評価のさらなる向上のために真摯に取り組みます

三、長野県産のソバの生産と消費の拡大を推進し、長野県の食文化の発展と観光振興に寄与します


今後も信州そば切りの会を、どうぞ宜しくお願い致します!  


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2021年03月10日

「信州そば切りの会」新役員体制となりました!

◆信州そばの発展に尽力します!

3月2日。
この日は、信州そば切りの会の総会でした。

以前、ブログでもご紹介させて頂きましたが、今年度は、会の大きな変革として、会長と事務局長が変わります。

長きにわたり、会の発足から13年間支えて下さった山﨑事務局長、そして7年の任期中、会員の声に耳を傾き続けた佐々木会長、本当にお疲れ様でした。

改めて、皆さんに新役員の紹介をさせて頂きます。

【信州そば切りの会 役員】

新会長/高遠そば 壱刻/山根 健司さん 
住所:長野県伊那市高遠町西高遠1696
電話:0265-94-2221
HP:「ここをクリック」

副会長/蕎麦料理處 萱/丸山 真太郎さん
住所:長野県千曲市大字戸倉1855−1
電話:026-276-7205
HP:「ここをクリック」

新副会長/蕎麦処 くろつぼ/福崎 直人さん
住所:長野県上田市常磐城3丁目7−37
電話:0268-29-6767
HP:「ここをクリック」
 
北信地区 理事/十割そば あがれ家/深井 次夫さん
住所:長野県須坂市須坂227
電話:026-246-7050
HP:「ここをクリック」

北信地区 理事/西乃茶や/丸山 力さん
住所:長野県飯山市蓮285−1
電話:0269-62-5963
HP:「ここをクリック」

東信地区 理事/はりこし亭/横田 顕さん
住所:長野県小諸市古城 乙1210
電話:0267-26-6311
HP:「ここをクリック」

中信地区 理事/手打そば 福伝/池田 善寿さん
住所:長野県松本市奈川4233
電話:0263-79-2003

中信地区 理事/松本手打ち蕎麦 丸周/丸山 尚之さん
住所:長野県松本市中央2丁目7−14
電話:0263-32-1080
HP:「ここをクリック」

中信地区 新理事/芳香庵 みのる/木村 稔さん
住所:長野県塩尻市洗馬3253−2
電話:0263-54-0888
HP:「ここをクリック」

南信地区 新理事/自家製粉 高遠そば 華留運/小松 貴志さん
住所:長野県伊那市高遠町西高遠1621−1
電話:0265-94-4277
HP:「ここをクリック」

理事/株式会社 高山製粉 工場長/高山 徳明さん
住所:長野県諏訪市中洲神宮寺465−3
電話:0120-541-245
HP:「ここをクリック」

理事/株式会社 かまくらや 統括マネージャー/藤本 孝介さん
住所:長野県松本市島立454−1
電話:0263-87-7101
HP:「ここをクリック」

監事/そば七粉工房/佐藤 明夫さん
住所:長野県小諸市丙829−3
電話:0267-22-0326

新監事(前事務局長)/ホテル玉之湯/山﨑 良弘さん
住所:長野県松本市浅間温泉1丁目28−16
電話:0263-46-0573
HP:「ここをクリック」

相談役(前会長)/蕎麦倶楽部 佐々木/佐々木 文宣さん
住所:長野県松本市大手4丁目8−3
電話:0263-88-3388

新事務局長/そば処 木鶏/塙 和貴
住所:長野県東筑摩郡山形村5511−7
電話:0263-98-2099
HP:「ここをクリック」


一般会員さんは、信州そば切りの会公式ホームページからご覧ください。
「ここをクリック」


先輩方が築いて下さったものを「継承」しつつ、信州そばの発展のために、尽力してまいりたいと思います!

まずは、会員同士のコミュニティーを深める事、そして学びを深める勉強会も企画していきます!会員が、入会してよかったと思える楽しい会にしたいですね!




『信州そば切りの店』理念

一、日本一のそば文化を築いてくれた先人への感謝の心を忘れず、県下各地域の伝統的なそば文化を継承します

二、「信州そば」の品質と評価のさらなる向上のために真摯に取り組みます

三、長野県産のソバの生産と消費の拡大を推進し、長野県の食文化の発展と観光振興に寄与します


今後とも、信州そば切りの会をどうぞ宜しくお願い致します!!!  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)地域のこと蕎麦のこと

2021年01月04日

【そば処木鶏】明けましておめでとうございます!!!

◆2020年を振り返ります・・・

年越しそば業務で燃え尽きて、女将さんの実家でまったりと過ごさせてもらっています。

昨年は、新型コロナウイルス感染症のことで、皆さんにとっても、大変な一年だったのではないでしょうか。まだまだ厳しい状況が続くと思いますが、今年は笑顔溢れる年にしたいですね!

毎年この時期に、自分の足跡にと、一年を振り返り、ブログにしています。宜しければお付き合いください!

1月24日~1月31日
世界一の美食の街「サンセバスティアン」訪問




2020年のスタートは、世界一の美食の街と言われている、スペイン北部にある「サンセバスティアン」へ行かせて頂きました!目的は、松本平を美食の街にしよう!と、有志が集まり、まずは現地に行って、自分の目で、そして肌で感じてこようと訪問してきたのです。

滞在中は、地元の料理学校の生徒やシェフに、日本のそば打ち講座をやらせて頂いたり、逆にそば粉を使った料理を食べさせてもらえたりと、お互い文化交流を深めることが出来ました。また、サンセバスティアンの街づくりをみんなで感じながら、多くのことを学ばせてもらえました。

今思えば、本当にミラクルなタイミングでの渡航でしたね・・・。



2月17日
そば屋研修旅行~名古屋編~




信州そば切りの会「蕎匠塾」の研修旅行の前に、開業準備中の町田哲也さんと、名古屋の製粉メーカーを訪問。夜は「手打ち十割そば 振甫町 縁」さんへ行ってきました!楽しかったなー♪♪♪

2月18日~19日
そば屋研修旅行~静岡・山梨編~


二日目は、蕎匠塾のメンバーと合流し、お昼は静岡県島田市の名店「薮蕎麦 宮本」さんへ。



昼食後は、「手打ち蕎麦たがた」の店主、田形治さんが、日本一の富士山の絶景ポイントや、静岡の素晴らしい場所を案内して頂きました!



夜は、静岡市内にある「手打ち蕎麦たがた」さんで、美味しい料理に蕎麦、静岡の地酒を交わしながら、熱いそば談義が続きました!




翌日は、山梨県北杜市「長坂 翁」さんへ。大自然の中で頂くそばに癒されました!



2月24日
無邪気な料理人「橋倉シェフ」×情熱のそば職人「塙和貴」


この冬、そば打ちの勉強がしたいと、橋倉シェフが木鶏に来て下さいました。せっかく来て下さったので、一夜限りのコラボディナーを企画しました!蕎麦を使った料理、そして信州でしか創り出せない「鹿南蛮そば」が誕生しました!



3月18日
「竹田の里」そば打ち教室




山形村にある「農業生産法人 竹田の里」さんの依頼で、そば打ち教室を開催しました。自分たちが育てたソバを、自分たちで打って評価出来るようになりたい!その想いが素晴らしいですね!

4月1日
エイプリルフールプレゼンテーション




コロナ禍で開催されたプレゼンテーション。感染予防の対策もしながら、大人たちが自分の夢を語り合いました!素敵な方との出逢いが生まれました!主催の多田さん、関わって下さった皆さん!ありがとうございました!!!

4月12日~5月18日
「コロナ感染拡大」を受け自主休業


長野県の休業要請や、社会情勢を含め、お店を一時的に休業しました。

休業中は、子供達も学校が休校となり、家族時間を大切にしました。朝起きて、近くの公園まで散歩に出かけたり、家の中をとにかく断捨離して、それぞれの生活空間を整えることが出来ました。



また、ご常連の真野さん、設備屋の周士さん、厨房設備の一誠商事さんの協力を得て、そば打ち部屋を改装し「めん類製造業」の認可を頂きました!これで、全国へのそば発送が可能になりました。それに合わせて、オンランショップの開設も出来たのです!!!



第一弾として、南信州ビールさんとのコラボセットを企画!沢山の方に、喜びと美味しさを、お届けすることが出来ました!



7月7日
『ズムメシ in 信州』~七夕の夜に出逢う信州で『しか』味わえない本物の味~

「ズムメシ」とは、飲食店の美味しいごはんをお取り寄せして、、全国どんな場所でも「Zoom」を使って繋がり合いながら、同じ時間に一緒に楽しむこと。 シェフやオーナー、生産者など、普段お店では聞けない、想いやこだわりなど、話をしながら食事を楽しむ企画です。

「食」の新しい楽しみ方を学ばせて頂くことが出来ました!!!









9月14日
信州嵐(シンシュラン)セントラルキッチン始動!!!






松本平を世界一の美食の街にしようと立ち上がったプロジェクト「信州嵐(シンシュラン)」の活動拠点となる、セントラルキッチンが完成!ここから、ワクワクする食の企画を発信していきたいと思います!!!

10月12日
「せきざわ」さんの刈取りお手伝い




小布施町にある「せきざわ」さんが、自家栽培を手掛ける栄村のソバ畑に、刈取りのお手伝いに行かせて頂きました。この畑での出逢いが、今の木鶏に大きな影響を与えてもらっています!最高の秋晴れでしたね!

10月18日
山形村 手刈り作業




コロナ禍で、毎年開催していた、山形村の新そば祭りも中止となりました。そんな中で、今年度は、遊休農地を活用して、行政の方との交流を深めようと、ソバ栽培にチャレンジ!今後の村づくりへ、小さな一歩を踏み出せた日になりました。

11月30日
ナチュラルハムワークショップ






信州長和町姫城平にある「ジャンボンドヒメキ」さんで、ナチュラルハムワークショップに参加してきました。ナチュラルハム作りの奥深さを知ることができ、完成までの日時が待ちどおしです!

12月13日
「うどん酒場勝利」×「家庭料理あや菜」×「そば処木鶏」



年内最後の企画は、信州の食を家庭で楽しんで頂こうと、第二回目の「ズムメシ」を企画!残念ながら、諸事情で開催することはできませんでしたが、何度も何度もミーティングを重ねてきた時間は、決して無駄にはならないと思っています!

12月28日~31日
第7回 木鶏年越しそば祭り


蕎麦屋の最後の大仕事である年越しそば!今年は、そば職人の百瀬さんにサポート頂きました!



また、いつもながら素晴らしいお料理で、チーム木鶏を支えて下さる香織さん!









最後の最後まで箱詰めをサポートしてくれるえっちゃん!皆さんのおかげで、2020年の年越しそば祭りも、無事に終えることが出来ました!



こうして振り返ってみれば、今までにない激動の一年でした。世界的に見ても、まだまだ危機的状況が続いています。

今、自分が何をするべきなのか?
何を大切に生きていくべきか?


自分は不器用なので、目の前に与えて頂いた状況を精いっぱい向き合うだけです。そして、この状況下でも、お店に足を運んで下さるお客様の心を満たせるお店作りを心掛けていきたいです!!!

長らくお正月休みを頂きました!お店は、1月7日より営業再開です!本年もよろしくお願いいたします!!!



追伸:

1月5日は、高遠町の寒晒しそばの研修へ行ってきます!!!実際にどんな環境で取り組まれているのか、学ばせて頂きます!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2020年10月15日

蕎麦の美味しさをもっと分かりやすく!!!

◆そばの美味しさって何?

先日、高遠町にある「壱刻」の山根さんが、信州大学農学部で研究されている「ソバフレーバー評価」にチャレンジ!


(山根さんと信州大学が考え出したソバのフレーバーホイール)

そもそも、蕎麦の風味、美味しさって、個々の感性でしか表現されてきませんでした。

そこで山根さんは、コーヒーやワインのように、蕎麦もフレーバの指標を作って、蕎麦屋だけではなく、消費者、生産者の方も、活用することによって、もっとそばの世界観が広がりのではないかと、研究を進めています!

このフレーバー評価の精度を高めようと、丸山珈琲さんや、伊那谷の食のプロフェッショナルさんたちにも協力して頂いてるそうです!そして今回は、蕎麦のプロフェッショナル「蕎匠塾」にも、協力依頼がありました!

テスト方法は、サンプルとなるそば粉を用意し、そばがきを作り、スプーンに取って「香り」「風味」「後味」の三つを、フレーバーホイールの中から、自分が感じたものを書き出していきます。



一通り書き出したら、みんなで感じたことをホワイトボードに書き出し、イメージを共有していきます!最初はどうなるか心配でしたが、思っていた以上に、みんなとの感想が似ていました!

今回は、三種類のそばを評価しましたが、面白いほど違いが出て、その特徴が明確になりました!!!



普段、ここまで集中して「食」を捉えたことがなかったので、とてもいい学びになりました!

山根さん!松島先生!信大の研究チームの学生さん!信州そば、そして日本のそばの発展のために、ぜひ私達とも一緒に力を合わせていきましょう!ありがとうございました!!!



蕎匠塾は日本一!!!

追伸:

蕎匠塾は、信州そば切りの会の分科会です。来年度、信州そば切りの会が大きな変革の時を迎えます。そのお話はまたブログにて・・・。  


Posted by カズキ at 23:00Comments(0)蕎麦のこと

2020年07月29日

そばの種が播けませんでした・・・。

◆長雨の影響が出て来ています。

木鶏では、自家製粉を取り入れているため、原材料は自分で調達しなければなりません。毎年、信州大学農学部の野辺山ステーションの圃場は、契約栽培しているので、10月には、信州産の新そばを提供することが出来ます。

しかし今年は、この長雨の影響で、そばを播く圃場の準備が整わず、種が播けなかったと、信州大学から連絡が入りました。標高が高いため、7月中旬には播き終えないと、霜にやられてしまうのです。

年間使用量の半分を、野辺山産が占めていたので、木鶏としても大きな痛手です。

この危機的状況の中、もう一軒お取引がある、山形村の農業生産法人「竹田の里」さんに事情を説明すると、野辺山の分をバックアップしてくれるというありがたい声を頂きました!助かります!



私達飲食店は、作って下さる生産者さんがいるから、料理を作ることができます!改めてその有り難さを実感することができました!

毎年、昨今の異常気象により、農作物が思うように生産できなかったり、農家さんも大変です。農作物が買えるのは、決して当たり前じゃないことを知り、私達はもっと感謝しなければならないですね!

◆そばの品質管理

木鶏では、収穫された玄ソバを、低温倉庫に保管してあります。



この玄ソバを、高山製粉さんに脱皮して頂き、脱酸素剤入りのアルミパックで密封します。通年通してフレッシュな蕎麦を提供出来るのは、影で支えて下さる業者さんのお陰様です!


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2020年01月03日

【そば処木鶏】2019年の振り返り・・・

◆新年あけましておめでとうございます!

昨年は、大変お世話になりました!毎年この時期に、自分の足跡にと、この一年を振り返り、ブログにしています。良かったらお付き合いくださいませ~!

1月21日
「松本てらす」×「木鶏」




2019年!初めてのコラボイベントでした。このイベントのテーマは「生産者さんとお客様の架け橋を創る」ことです!生産者さんを含め、食材を大切にしていらっしゃる松本てらすさんならではのテーマだったと思います!!!

2月3日
そば屋研修旅行~四国編~




山形村の農業生産法人竹田の里さんの研修で、製麺機を見たいと、四国へ!一緒に同行させて頂きました!四国の出汁文化を、自分の舌で味わってみたかったのです!美味しかったー!!!

2月4日
そば屋研修旅行~京都編~




四国の帰りは、京都伏見区にある、いまふくさんへ伺いました。竹田の里さんのそばを使って、挽き方違いを楽しませて頂きました!

2月5日~6日
「そば屋研修旅行~岐阜編~」



初の試みとなった蕎匠塾研修旅行では、岐阜県の名店巡りをさせて頂きました!この旅行を通じて、メンバーとの関係もより深いものになりました!

2月8日
故郷福島「お礼」の旅~木鶏会編~




2月9日
故郷福島「お礼」の旅~同窓会編~




生まれ故郷でお世話になった方、そして中学校の同窓会も開催し、そばを打たせて頂きました!

3月4日
「菊谷」×「木鶏」乗鞍在来交流会



竹田の里さんが栽培した「乗鞍在来種」を通じて、そば会が企画され、新しい出逢いもあり、とても素晴らしい企画になりました!

4月11日
開業5周年特別企画「くろつぼ」×「木鶏」



木鶏の開業記念に、上田市「くろつぼ」さんと一緒に、コラボ企画をやらせて頂きました!生産者さん、常連さんに囲まれて、とてもありがたかったです!

5月11~26日
らーめん・うどん・そばコラボ企画



「とり麺や五色」さんと「うどん酒場勝利」さんと木鶏で、同一スープ麺違いのコラボが実現!とても学びの多い企画でした!!!またやりたいですね!!!

6月11日
蕎匠塾「石臼勉強会」




京都から「石臼の石谷」さんを講師にお願いし、勉強会を企画しました!改めて、製粉の奥深さを知ることが出来ました!

6月23日
橘内酒店「来信」




木鶏の取引先、福島市から橘内酒店さんが信州に来て下さいました!生坂屋の若林さんとの関係も、より深まった二日間でしたね!

7月4日
町田哲也さん修業スタート




7月から半年間、そばの勉強に来て下さいました!

7月29日
「和がき」さんへ出張そば



宮城県東松島市にある「和がき」さんは、最高の牡蠣を卸して下さっています!スタッフさんにお礼もかねて、そばを食べて頂きました!

9月1日
第一回町田ナイト

10月6日
第二回町田ナイト

11月17日
第三回町田ナイト

12月8日
町田ナイトファイナル



町田さんの料理と蕎麦、そして想いを楽しんで頂こうと企画されました。会を重ねるたびに、どんどん素晴らしいものが生み出されていきましたね!自分もとても勉強になりました!

9月9日
第二回 豊橋と信州をつなぐ神木会 in ヴィコロ




2018年に続き、第二回の開催となったそば会は、豊橋の皆さんとの距離が近くなれましたね!また行きますよ!

9月16日
鈴ヶ沢なす産地巡り交流会




毎年恒例なった南信州阿南町へ!生産者さんと触れ合える産地巡りはいいですね!

9月30日
サンセバスチャンプロジェクト視察&そば会






世界一の美食の街、スペインにあるサンセバスチャンに行くことが決まり、新しい出逢いがありましたね!

11月10日
山形村新そば祭り




山形村を日本一のそばの里にしようと、9ケ月間活動してきました!大きな一歩でしたね!

11月24日・25日
福島県「豊國酒造」蔵見学




「一歩己」の素晴らしさを、肌で感じることが出来ました!

12月31日・1月1日
長野・台風19号被災地 年越し炊き出し






年末の年越しそばを終え、そのまま長野市で年越しの炊き出しへ行かせて頂きました。年末で修業を終えた町田さんと奥様にも手伝って頂き、自分たちにできることをと力を合わせて行ってくることが出来ました。まだまだ復興には、先は長いですが、これからも力になりたいです。

お陰様で、2019年もそばを通じて、沢山の出逢い、学び、経験をさせて頂きました。2020年は、少し歩みをゆっくりにして、確実な「基盤づくり」を心掛けていきたいと思います!!!本年も、そば処木鶏をよろしくお願い致します!!!

1月4日より営業再開です!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2019年10月19日

「蕎麦」を通じたスペインと日本の文化交流!

◆スペインと松本のストーリー!

来年一月に、スペインの小さな街「サンセバスチャン」に行く計画をしています。目的は、世界一の美食の街と言われる街づくりを、どのように創り上げていったのかを勉強するためです。
【松本平を日本一の美食の街へ⇒「ここをクリック」

松本には、わざわざスペインから、そば打ちを学びに来ている方がいます。名前はイグナシ・カロンジャさんです。現在は、松本浅間温泉「ホテル玉乃湯」でそば打ちの修業をされています。なぜ玉乃湯さんなのか?そこには、運営的な巡り合わせがあったのです!

ホテル玉乃湯は「信州そば切りの会」の事務局長、山崎良弘さんが経営されています。

山崎さんは、大学時代にスペイン語を学ばれました。その後、奥様との結婚を機に、ホテル玉乃湯さんへ。その時はまだ、ホテルでは手打ちそばを提供していませんでした。

山崎さんと蕎麦の出逢いは、国宝松本城で開催された「第一回信州松本そば祭り」だったそうです。蕎麦を食べるためだけに、沢山の方が全国から集まり、美味しい!美味しい!と喜んでいる!そのパワーに魅了されて、ご自身でも蕎麦を打ち始めたそうです!

それから毎日、ホテル玉乃湯さんで、山崎さんご自身が打たれた蕎麦が、食事につくようになったのです!

◆スペインで蕎麦を打ってみないか?

ある日、山崎さんの知人が、スペイン観光の後、玉の湯さんに宿泊していた時の話です。なにやら、スペインの小さな町で日本との文化交流をしようとなり、スペイン語が話せて、日本の伝統文化の「蕎麦」が打てる山崎さんに、是非スペインで蕎麦を振舞ってみないかと提案があったそうです。

山崎さんはこの時、自分が大学時代にスペイン語を学んでいたこと、そして大好きな蕎麦が打てることは、すべて、この時のためだったのではないかと、道が開けたそうです。

しかし、山崎さんの凄いところはここからです!現地に行って蕎麦を打つだけでは自己満足でしかない!それでは本当に意味の文化交流にはならない!と思い、イベントの三か月前に信州産のソバのタネをスペインの畑に播き、収穫したものを製粉して打つことを提案したそうです!

この想いに、スペインの方が共感し、畑を耕して待っていてくれたそうです!そして、無事に収穫され、スペイン産信州そばを振舞ったそうです!!!凄すぎるーーー!!!

話は、ここだけでは終わりません!この活動に共感したスペイン人のマリオさんは、ぜひ日本でソバ栽培の勉強がしたいと来日。松本市にある「農業生産法人株式会社かまくら屋」さんが受け入れて下さったそうです。

私も、信州そば切りの会の勉強会の時、スペイン人のマリオさんとは、お逢いしたことがあります。とても勉強熱心で、栽培だけではなく、そば打ちも学ばれていました。その後、マリオさんはスペインに戻り、ソバの栽培を始めているそうです。

◆もう一人のスペイン人との運命の出逢い!

ブログの冒頭で紹介したイグナシさんは、奥様が日本人です。日本の観光をしている時、京都のある蕎麦屋さんで蕎麦を食べて、その美味しさに感動し、スペインで蕎麦店を開きたいと、夢を持つようになりました。

二年後、再び日本にやってきたイグナシ夫妻が、蕎麦旅行の最後に訪れたのが松本市です。たまたま立ち寄ったお土産屋「かまくらや」でお会計の時に「スペインバルセロナでそば屋をやりたくて、その視察のために来日している」と伝えたそうです。

そう!農業生産法人株式会社かまくら屋さんが運営してるお土産屋で、その時レジにいたのが、以前ソバ栽培の勉強に来ていたマリオさんを担当していた方だったみたいです!

「スペイン!そば!と言えば山崎さん!」

すぐに、山崎さんの携帯電話に連絡が入り、イグナシさんの想いを組んであげないかと、相談があったそうです!そして、山崎さんはイグナシさんを受け入れ、玉の湯さんでそば打ちの修業と、料理の勉強をさせているのです。

スペインというのは、情熱の国と言いますが、私は山崎さんの情熱が、このような運命的な出逢いを引き寄せているのではないかと思っています!私も、山崎さんと出逢ってなければ、信州そば切りの会に入会していませんでした!

◆イグナシさん!一日木鶏入店!

山崎さんとイグナシさんに、サンセバスチャンに行く前に、スペインのことをお聞きしたく相談していました。そして、先日木鶏に来て下さり、上記の内容を伝えて下さいました。

またイグナシさんには、スペインでの「蕎麦」の事情もお聞きできました。世界的に、グルテンフリーの考え方は広まってきていて、日本の蕎麦にも注目され始めているけれど、まだまだ食文化としては、認知されていないこと。

イグナシさんは、できれば十割そばで提供したいとのことで、私は一日だけでも木鶏に来てみませんか?と声を掛けてみました。山崎さんも同意で、11月6日水曜日に、一日だけ木鶏に来て頂けるようになりました!

木鶏の十割そばの打ち方をお伝えするのはもちろん、イグナシさんに、スペイン語で簡単なあいさつ程度は教えて頂きたいなと思っています!!!

来年一月にサンセバスチャンに行くとき、名門料理学校「ルイスイリサール学校」で、そば打ちの特別講師をやってもらえないかと、急展開に!どんなご縁か分かりませんが、山崎さんのように、自分に与えられたミッションを、情熱をもって臨みたいと思います!!!



「蕎麦」を通じたスペインと日本の文化交流は、まだまだ続きます!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


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2019年10月15日

石臼に「命」を吹き込む!

◆出逢いのきっかけは交通事故です!

そば処木鶏から、歩いて一分のところに「小野石材店」さんがあります。この石材店の代表、小野貴義さんとは、ちょっと面白い巡り合わせがある方なんです。

私が開業前の慌ただしい準備をしているとき、ちょうど料理の写真撮影をしていました。そこへ、長男の巌ちゃんが慌てて家に帰ってきました。

「お父さん!外で車がひっくり返ってるよー!」

私は、撮影中でしたが、すぐに外へ出て、店の前の道路を見ていると、なんと車が電柱に衝突し、その弾みで横転している様子でした!

これは大変だと、写真家さんと一緒に警察が来るまで交通整理をすることにしました。この騒ぎで、住民の方が道に出てきては、状況を見ているだけでした。

この時、木鶏から歩いて一分の「小野石材店」さんから、身体のガッチリした男性が出てきました。その方が、貴義さんだったんです!

挨拶をしたかどうかは分かりませんが、とにかく緊急事態だったので、今度は貴義さんと私で交通整理することになりました。しばらくすると、警察の方が来てくれてバトンタッチです!

別れ際に、貴義さんから声を掛けてくれました。

「あそこの店で蕎麦屋やる兄ちゃんかい?」

???

なぜ貴義さんが自分のことを知ってくれていたのか分かりませんでした。

話を進めていくと、私の高校時代の同級生が、石屋の営業マンで、小野石材店さんにも訪問していたとのことです!そこで、同級生の私が山形村に蕎麦屋を出すことを知り、事前に話をしてくれていたみたいです!何というミラクル!!!

それがキッカケで、お店のオープンの時から、通って下さることになったのです!

◆石工は石工を呼ぶ!

石工(いしく)とは、石材を加工したり、何かを組みたてたりする人、職業のことだそうです。人類文明の初期からある職業のひとつで、城壁や宗教施設、護岸、道路、橋梁、古墳石室など、文明の発展には、なくてはならない存在なんです。

この六月に、信州そば切りの会「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」で、石臼勉強会を企画しました。

講師は、京都から「石臼のいしたに」代表の石谷博道さんをお招きしました!

この勉強会の数日前、たまたまカウンターに飲みに来ていた貴義さんに、石臼勉強会の話を何気なくしました。すると貴義さんは興味津々!!!

現在、貴義さんは、地元山形村で墓石の仕事もしつつ、全国各地の遺跡の修復作業にも行かれています。具体的には、大地震で崩れたお城の石垣修復などです。

そこに集まる石工の仲間たちと、石について語りながら酒を交わす!何とも「石工愛」というか、どの業界にも、いい意味で変態っているんだなと共感させてもらえた瞬間でした(笑)

なぜ貴義さんが、まったく未経験の石臼の勉強会に興味を示してくれたのか?

それは、
「命を懸けて石臼に向き合っている石工、石谷さんに逢ってみたいから!」
という、実にシンプルな回答でした!

そして6月11日に開催された石臼勉強会で、多くの蕎麦職人に囲まれながら、貴義さんは石工職人として参加されたのです。



私は、この勉強会の学びで、石臼には食を支える大きな役割があり、粉を挽くということは「命を頂く」ということなんだと感じました。どんな石臼でさえ、使ってなんぼです!

以前、友人から譲って頂いた石臼にも、ちゃんと命を吹き込んであげたいなと思っていました。そんな想いの最中、また別の機会で貴義さんと酒を交わしていた時、あの石臼を何とかしてあげたいという想いを伝えました。

すると貴義さんも、同じ気持ちで考えて下さっていて、せっかく勉強会で学べたからには、実際に石臼の加工をチャレンジしてみたいと言って頂けたのです!!!

◆石臼に「命」を!

石臼の目立てをし直すということは、とても大変なことです。未経験では、難しいかもしれません。しかし、貴義さんの石のネットワークは凄い!木鶏の石臼を加工してくれた、御岳山の麓にある「田中石材店」さんとは、取引があるようで、色々石臼について相談してみるとのこと!

試行錯誤しながら、この石臼に新しい命を吹き込んであげたいと思っています!!!孝義さん!お忙しい中、ありがとうございます!!!



石臼の物語はまだまだ続く・・・。

【(有)小野石材店】
住所:長野県東筑摩郡山形村5506
電話:0263-98-2792
地図:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2019年04月02日

日本一「そば愛」溢れるご夫妻

◆毎日毎日お蕎麦を食べています!

蕎麦屋の中でも、知る人ぞ知る、日本一そばを食べ歩いているご夫妻がいます。きっと、ブログのタイトルで、ピンとくる方もいらっしゃると思います!



三川さんご夫妻との出逢いは、今から二年前のことです。京都伏見区「いまふく」中根さんのご紹介からでした。

初めて木鶏に来て下さった時は、奥さま(タカコさん)が、大盛りそばを二枚ぺろりと食べられて、その細身の体からは、想像ができないくらい、衝撃的な出逢いでした!

それからというものの、フェイスブックでお友達になり、三川さんご夫妻が、いかに蕎麦好きなのかが、投稿から伝わりました。そう、毎日毎日、全国の蕎麦屋さんを食べ歩いていらっしゃるのです!

フェイスブックで「蕎麦子の日記」を見て頂ければ、どれだけ凄いか分かると思います!

お付き合いが深くなればなるほど、私は三川さんご夫妻の「そば愛」に気付くことになります。

ただ蕎麦屋を巡るだけではなく、食べ歩いたお店の情報発信することで、行ったことのないお店を知ることができたり、また、お勧めの蕎麦屋さんを教えて頂いたり、食べ歩いている方だからこそのお話です。

それだけではありません。

秋になれば、各地の収穫イベントに参加し、実際に手刈りをやられたり、製粉工場を見学に行かれたりと、とにかく「蕎麦」に関することなら、どこへでも!

お二人は、高山市にお住まいがあるにもかかわらず、昨年、木鶏に43回もご来店いただきました!今では、地元の常連さんとも顔なじみで、来るたびに誰かしらと楽しそうにカウンターでお食事をされています(笑)

お店に来て頂くだけではなく、私が主催するそば会には、ほとんど参加して下さいます。









それだけ木鶏を応援して頂いてるのだなと、心から感謝しています!

◆和貴&蕎麦子 蕎麦ツアー開催!

全国の蕎麦屋さんを食べ歩きされているお二人とは、以前から蕎麦屋巡りをしたいなと思っていました。その話を相談したところ、快く受けて下さり、一緒に行かせて頂きました!

3月18日。

この日は、三川さんご夫妻の運転で、朝7時に木鶏を出発しました!車内では、もちろん蕎麦の話です!その何気ない会話の中でも、気付きが沢山ありました。蕎麦屋さん同士でも、内容の濃い話をするのですが、お客様(消費者目線)とは、なかなか深い話はできません。

この日は、無礼講よと言って頂けたので、そば友として色んな面からお話が出来ました。

あっという間の4時間!第一目的地は、栃木県那須塩原市「胡桃亭」さんです!


(ご夫妻が徹夜で作って下さった「和貴&蕎麦子 蕎麦ツアー」)

店主の村上さんは、以前、木鶏に来て頂いたこともあり、一度伺いたいなと思っていました。福島に帰省する度、行こうと思っていたのですが、子供たちが一緒だと、なかなか実現できませんでした。

この日は、コースで村上さんの世界観を楽しませて頂きました!

















「そば打ちには答えはないんだよ。日々迷いながらも、更なる上のものを追い求めて突き進んで下さい。」

一品一品、丁寧に作りこまれたお料理、そしてお蕎麦に、村上さんのそば愛を感じました!どれもとても美味しかったです!また、粗挽きそばのエッセンスも頂き、とても勉強になりました!村上さん!ありがとうございました!

≪胡桃亭≫
住所:栃木県那須塩原市一区町131−18
電話:0287-37-7575
地図:「ここをクリック」




続いて向かった先は、栃木県足利市「蕎麦切り 稲おか」さんです!

店主の稲岡さんとは、3月4日、東京都巣鴨「手打そば菊谷」さんで企画された「乗鞍在来種交流会」で出逢いました!

今回の蕎麦ツアーで、時間があれば寄りたいねと、ご夫妻と考えていたのですが、昼から夜まで通し営業をされているので、立ち寄ることが出来ました!サプライズで伺ったので、稲岡さんは、とても驚いていらっしゃいました(笑)

お蕎麦は綺麗な仕上がりで、のど越しよく、二軒目でもさらりと食べることが出来ました!





サプライズ!大成功!

≪蕎麦切り 稲おか≫
住所:栃木県足利市朝倉町2丁目11
電話:0284-73-2323
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


蕎麦ツアー最終目的地は、群馬県前橋市「手打そば 浅川」さんです!都内の蕎麦屋さんからのお勧めがあったり、三川さんご夫妻が、群馬県で一番大好きなお蕎麦屋さんということもあり、是非伺わせて頂きたいと願っての訪問でした!



夜も浅川さんのコース料理です!





















お料理も独特な世界観で美味しかったです!茨城県金砂郷地区の貴重な蕎麦を玄挽きで食べさせて頂きましたが、細打ちながら、のど越し、甘みも抜群でした!ちょうど木鶏でも、玄挽きそばに力を入れているので、とても勉強にありました!

初対面にもかかわらず、店主の浅川さんは、惜しみなく質問に対してお応え頂きました!お逢いできて本当に良かったです!!!



≪手打そば 浅川≫
住所:群馬県前橋市日吉町3丁目41−12
電話:027-231-7294
地図:「ここをクリック」

こうして、濃密な蕎麦ツアーが終わりました。木鶏に着いたのが、夜12時過ぎです。運転は、終始、三川さんご夫妻がして下さいました。

「カズキ君の勉強に少しでもなれたら」

そのお気持ちがとても嬉しかったです!今回の学びを自分の中で飲み込み、またお店作りに反映していきたいと思います!

徹さん!多加子さん!本当に本当にお世話になりました!また行きましょうね!!!

【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2019年03月26日

「信州そば」これからの10年を築くために!

◆本物の「信州そば」を提供したいだけなんです!

3月12日。

この日は、信州そば切りの会の総会がありました。昨年、設立10周年を迎え、理事も、若手へと切り替わってきました。総会の内容は、これからの10年のために、どんなことを会として進めていくかです。

一般的なと言ってしまうと、誤解を招いてしまいがちですが、総会というと、会計報告と事業計画が事務局によって発表され、拍手か挙手で話が決まり、意見を言うのは、稀だと思います。

しかし、信州そば切りの会の総会は、細かな点まで活発に意見が飛び交いました。会の雰囲気が、とても勢いがあるというか、皆さんは、ちゃんとより良い方向へ進めるための意見が出されていて、とても有意義な時間になりました!

そのあとの懇親会でも、それぞれ、そば切りの会に対する想い、自分が今チャレンジしていることなど、熱く語り合いました!



ブログをご覧の皆さん!同業者ですよ!同業者が、ここまで自分をさらけ出し、高め合える関係創りは、容易なことではありません!





























なぜ同業者にもかかわらず、ここまでの関係が作れるのか?


私は、やはり「信州そば」という、長野県の伝統的な文化があるからだと思います。

長野県に観光に来られる方は、信州そばを期待することは、自然なことです。私も、大阪に行ったら、串揚げを食べるし、四国に行ったら、うどんが食べたくなります。

日本全国、その土地には、独自の食文化があります。長野県はやっぱりそばなんです。

私達、信州そば切りの会は、信州のそば文化を築いてくれた先人達への感謝の心を忘れません。

そして、そこへ奢ることなく、日々精進していきたいと思います。

◆信州そば切りの会とは?

信州そばに、こだわりを持つお客様に対し、正真正銘の信州そばが食べられるお店の道しるべとして、志を同じくする店主らが集まって、2008年より始めた認定制度です。

「信州そば切り」の定義

一、そば粉は長野県産のみ
二、つなぎの割合は30%以下
三、そば打ちのすべての工程が手作業


この定義の元、食味審査をクリアし、ようやく認定を受けることが出来るのです。

※信州そば切りの会 認定店一覧
「ここをクリック」



◆10周年記念シンポジウム
「美味遺産・信州そば~現状と未来について考える~」


・開催日時 5月14日(火) 
16時30分~19時

・場所 信毎メディアガーデンホール
住所 松本市中央2-20-2
地図 「ここをクリック」

・第一部 講演会 
16時45分~17時30分
 講師:江戸ソバリエ協会 理事長 ほしひかる氏

・第二部 パネルディスカッション 
17時40分~18時45分
 テーマ「これでいいのか?信州そば!信州そばの現状と未来について考える」
パネリスト:ほしひかる氏 板倉敏和氏(前長野県副知事) 山根健司(そば切りの会副会長) 佐々木文宣(そば切りの会会長)

参加費は無料で、どなたでも来ていただけます!当日は、私も運営スタッフとして現場にいる予定です!是非お気軽にお出かけ下さいね!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2019年03月15日

「魂」が震えた日

◆竹やぶ「阿部孝雄」さんとの出逢い

3月5日。

前日の交流会の熱もまだ冷めぬまま、この日は、蕎麦業界の中でも、知る人ぞ知るそば打ち名人「阿部孝雄」さんのお店がある、柏市「竹やぶ」さんへ、菊谷さんと二人で出かけました。

きっかけは、昨年7月、鴨川市にある「打墨庵 加瀬」さんに伺った時、それぞれの師匠の話になりました。

その中で、加瀬さんの師匠である、竹やぶの阿部さんのお話を伺った時、私は、どうしてもお逢いしてみたいと思ったのです。

数多くの名店と言われるお弟子さんを育てられた阿部さんとは、いったいどういう方なのか、少しでも学ばせて頂きたかったのです。

その時の自分の気持ちを、菊谷さんがちゃんと心にとめて下さって、この日、一緒に行こうよ!と、事前に予約をさせて頂き、ご多忙な阿部さんに、お逢いできるきっかけを作って頂けたのです。

店内に入ると、奥の個室席を案内して頂き、ずっとお逢いしたかった、阿部さんと同じ空間へ。

短い時間でしたが、阿部さんは私たちに、人として、そして、そば職人としてどうあるべきかと「心」がこもったメッセージを熱く伝えて下さいました。そのお気持ちに、魂が震え、思わず涙が止まりませんでした。

そのメッセージの中でも、心に響いた言葉が「家族」でした。

来るもの拒まず、去る者追わずの中でも、しっかりやり切った教え子は「家族」なのだよと。

私は、今、このタイミングで阿部さんとお逢い出来て、本当に良かったと思いました。

これから先、この出逢いのお蔭で、自分のそば人生が、大きく変わると言っても大げさではないと思っています。

塙和貴は、もっともっと、心で生きる男になりたいと、考えさせて頂いた一日でした。

阿部さん!お忙しい中、本当に本当にありがとうございます。

阿部さんが投げかけて下さったメッセージを、自分なりに受取り、これからのそば人生に、活かしていきたいと思います。




  

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2019年03月02日

おじいさんの遺品の「石臼」

◆塙さん!良かったら使って頂けないですか?

昨年10月、フェイスブック友達から、メッセージが届きました。なんでも、亡くなられたおじいさんの実家を整理していたら、倉庫から手挽き用の石臼が出てきたそうです。

おじいさんは、なんと常陸秋そばを栽培されていたそうです。また、趣味でそば打ちもやられていたみたいで、今回の石臼も、当時使われていたのです。

このまま処分するのはもったいない、想いを持って使って頂ける方にと、私に連絡があったのです。

ちょうど私も、もっと石臼の勉強がしたいなと考えていた時期だったので、願ってもないことでした。私に声をかけてくれた、その気持ちが嬉しいですね!

2月10日。

故郷福島での全てのミッションをこなし、信州に帰る前に、彼の住んでいる街、栃木に立ち寄って、大切な石臼を預かってきました。久しぶりの再会とはいかなかったけれど、この臼を復活させ、いつか彼にお蕎麦を食べてもらえたらなと考えています!

八木沢君!ありがとう!大切に使わせて頂きます!!!



こうして、2月4日~10日までお休みを頂き、「蕎麦」を色んな形で感じることが出来た一週間でした。期間中、ご来店頂いたお客様には、大変申し訳ありませんでした。今回の学びを、また店で表現していきたいと思います。

そして、快く送り出してくれた妻には、この場を借りて、心から感謝しています!いつもありがとね!操ちゃん!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
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2019年02月20日

故郷福島「お礼」の旅~蕎麦人編~

◆私が「十割そば」を打つ理由!

2月7日。
岐阜から帰ってきた次の日は、故郷福島を目指します!今年の自分のテーマである「礼」を伝えるためです!

私が21歳の時、木鶏の親方の下で、そば打ちを教えて頂きました。そば打ちの基本、だしの取り方、蕎麦屋とは、お店とは、とにかく毎日がむしゃらでした。

そんな中、深夜の番組で「エビスビールが飲めるお店」として紹介されていたのが、福島市五月町にある「三立十割 蕎麦人(そばんちゅ)」さんです。

面白いお店の名前だなって見ていたら、お店の店主の方がお若い方でビックリしました。

「若い方でも蕎麦屋さんやっているんだ!」

何となく自分の中で、蕎麦屋さんといえば、50代60代の方がやっているイメージでした。

しかし、蕎麦人さんは30代!いったいどんな蕎麦を打つのだろうかと興味があり、すぐに食べに行きました!

店内は、オープンキッチンで、奥にはそば打ち場があり、ちょうど店主の方がそば打ちをされていました。お弟子さんが、蕎麦を茹でて提供して頂きました。

目の前に現れたの、透明感があり、やや星がかっていた蕎麦です!一口、蕎麦を手繰ると、プリッとした食感とのど越し、そしてほのかな甘みと香り!今まで食べたことがない蕎麦でした!

「十割でこんな蕎麦が打てるんだ!」

当時の私は、蕎麦の知識がまだまだ乏しく、十割そばのイメージが大きく変わりました。

その日の夜、友人と飲む約束をしていたのですが、その友人にお昼の出来事を話しました。すると、なんと蕎麦人の店主さんと知り合いだというのです!

すぐに友人が、店主さんに連絡をしてくれて、挨拶をということで、そのままの流れでまたお店に伺いました!

「十割そばを勉強させてほしいです!」

しかし、私は木鶏の弟子であり、見習の身分です。他の蕎麦屋さんで勉強だなんて、話の筋が違います。ところが、木鶏の親方は、学べるものは、なんでも学びなさい!と、承諾して下さったのです!

こうして、昼間は木鶏で、夜は蕎麦人で、そば打ちを学ばせて頂きました。

◆「厳しさ」を伝えてくれた親方

蕎麦人の親方には、本当に可愛がって頂きました。プライベートで海に連れて行ってもらったり、猪苗代湖でウェイクボードを体験させてもらったりと、楽しい思い出が沢山です。

しかし、いつも厳しいことも言ってくれました。

私は、皆さんがご存知の通り、とてもお調子者です。お調子が良すぎることが多々あります。

そんな時、周りの人が、どんだけ私を持ち上げても、蕎麦人の親方は、調子に乗らないよう、厳しい言葉を伝えて下さったのです。

当時、若造だった私は、その愛情を感じることが出来ず、福島に帰省しても、あまり顔を出さなくなりました。

それから数年後、私も自分でお店を出し、もうすぐ丸5年を迎えます。

今年のテーマである「礼」を考えた時、やはり十割そばの世界観を広げて下さった、蕎麦人の親方には、しっかりお礼を伝えなくてはいけないと、心に決めました!

一人で行くには、勇気がなかったのですが、とても心強い方が、それならぜひ一緒に行きましょう!と、声をかけて下さったのです!その方が、福島市にある「橘内酒店」店主の橘内さんです!


木鶏で取り扱っている福島の地酒は、橘内さんから仕入れさせてもらっています。蕎麦人さんもまた、橘内さんからお酒を仕入れています。そんな共通点の中から、橘内さんがお誘いして下さったのです。


久し振りの蕎麦人さん。店内は、平日にもかかわらず、お客様でいっぱいでした。

私は緊張しながらも、橘内さんと二人で飲める機会を、ゆっくりと楽しませて頂きました。ここまで、福島の地酒を盛り上げたい!と思った経緯や、苦悩、そして仕事に対する喜びなど、やっぱり志をもって仕事をされている方はカッコいいです!

橘内さんもまた、人と人の出逢いによって、不思議と自然に導かれてきたそうです。その感覚、ものすごく共感できました!

お酒も入り、話が弾んだところで、お蕎麦の注文です!これこれ!このお蕎麦に惚れて、十割を打ちたいって思えたんです!!!



相変わらずとても美味しかったです!!!

食事の後、親方と少し話をする時間がありました。

そこで、今までの気持ちを正直に話し、そして、お礼も伝えることが出来ました。親方も、その気持ちに笑顔で返してくれて、親方は親方の想いを話して下さいました。

なんだか、今まで心の中に溜まっていたものが、全て流れたような気持ちでした。ちゃんと自分のことを思っていてくれたことも、とても嬉しかったです!

親方!そして橘内さん!今夜は本当にありがとうございました!!!また長野で自信を持って頑張りたいと思います!!!!




≪三立十割 蕎麦人≫
住所: 福島県福島市五月町8−42
電話:024-522-5088
地図:「ここをクリック」

旬の食材を生かしたお料理と、福島県の地酒を楽しみ、締めに極上の蕎麦で〆る!そんな大人なそば屋さんです!ぜひ福島にお出かけの際は、お立ち寄りください!!!


≪橘内酒店≫
住所:福島県福島市南沢又河原前73−52
電話:024-558-5553
HP:「ここをクリック」
地図:「ここをクリック」

福島の銘酒が欲しいなら、是非一度足を運んでみて下さい!熱き店主、橘内さんがあなたにあった日本酒を提案してくれます!!!

故郷福島「お礼」の旅は続く・・・。


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2019年02月03日

もっと「美味しいそば」を追求したい!

◆「学び」と「感謝」の一週間

今日の午後から、一週間「そば研修」として、お店を休ませて頂きます。

週の前半は「蕎匠塾」の仲間と、岐阜県の蕎麦屋名店巡りを企画しています。

そして、週の後半は、故郷福島で、感謝のそば会を、二回企画しています。

詳しくは、またブログで記事にさせて頂きます。

ご予定をされていたお客様には、ご迷惑をおかけしてしまいますが、どうか宜しくお願い致します。

≪そば研修期間≫
2月4日~2月10日




2月11日から17日は、休まず営業いたします。

【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2019年02月02日

木鶏オリジナル七味開発~入門編

◆美味しいのは・・・お蕎麦です!




のCMでおなじみの(長野県内のみ?)「八幡屋礒五郎」さん。

出逢いのきっかけは、昨年7月に、蕎匠塾で「薬味勉強会」を企画した際、担当の方が、長野市から、わざわざ信州大学農学部まで来て下さいました。その時に、とても興味深い話を聞くことができたのです!

「オリジナル七味が作れる」

2015年から、八幡屋磯五郎さんでは、飲食店向けに、オリジナル七味の提案を始めました。現在では、ノベリティー商品も含め、約100件ほど、商品化してきたそうです。

和食だけではなく、イタリアン、フレンチなど、枠にとらわれず、個性的なお店とのオリジナル七味を開発してこられました。

私は、今まで七味について、思い入れがあまりなかったというのが、正直なところです。

しかし、勉強会を通じて、八幡屋磯五郎さんの歴史、取り組みを知ることができ、せっかくのご縁なら「木鶏オリジナル七味」を作りたいと思うようになったのです!

◆オリジナル七味を作る!!!

1月28日。

この日は、定休日を利用して、木鶏オリジナル七味開発の相談に乗って頂くために、長野市善光寺通りにある、八幡屋磯五郎本店を目指しました!



平日にもかかわらず、店内には、お土産を求めるお客様で賑わっていました。中には、外国人の観光客の姿も見受けられました。

早速、ご担当の金井さんと再会し、どんな方向性の七味を作りたいか、相談に乗って頂き、ベースの調合をすることになりました。こんなにも種類があるんですよ!!!





この中から、私はそれぞれの薬味の香り、味を感じながら、私が作りたい七味のイメージを作り、金井さんにお伝えしました。すると、三パターンの配合比率を変えた、七味を作ってくれました。

この調合した一味で、実際にかけそばを食べてみました。




「美味しいのは・・・蕎麦と七味です!!!」

初めての調合でしたが、それぞれの特徴が、蕎麦を引き立たせてとても美味しかったです!どんな薬味を使ったかは、まだ内緒です!

この三つの中から、一つを選び、あとは製品化に向けての流れです!

木鶏オリジナル七味完成まで・・・あと少しです!!!金井さん!!!ありがとうございました!!!



【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


  

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2019年01月18日

蕎匠塾が目指すもの!

◆2019年!「蕎匠塾」新年会開催!

1月15日。
この日は、信州そば切りの会「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」の新年会が、木鶏で開催されました!集まったメンバーは12名です!



新年会ということで、料理とお酒を持ち寄りにして、各店舗の味を楽しむことができました。これ、凄い勉強になるんですよね!









また、今年一年、自分自身がどういう年にしたいか、書初めで一文字に表し、発表して頂きました!

・蕎麦倶楽部 佐々木 店主の佐々木さん(松本市) 


・手打蕎麦 うめ心 店主の百瀬さん(松本市)


・壱刻 店主の山根さん(伊那市高遠町)


・朝日そば ふじもり 店主の藤森さん(朝日村)


・手打ち蕎麦 うちぼり 店主の内堀さん(安曇野市)


・そば処 くろつぼ 店主の福崎さん(上田市)


・そば処 いちや 店主の牧野さん(上田市)


・そば処 岳家 店主の濵さん(岡谷市)


・開業準備中 きし野 店主の岸野さん(伊那市)


・高山製粉 工場長の高山さん(諏訪市)


・新メンバー 手打そば 更科 店主の小野さん(諏訪市)


皆さん、熱い想いを胸に、自己紹介も兼ねて語って下さいました!色んな方の意見、考え方を聞ける機会って、とても貴重なことです。技術の高め合いだけではなく、心のすり合わせも大切です。

最後に「蕎匠塾が目指すもの」を文章化し、作成しました。

目的は、メンバー内の意識の共有と、新しくメンバーになりたいという方に、この考え方に賛同して頂かないと入れませんよと、分かりやすくするためです。

◆信州そば切りの会「蕎匠塾が目指すもの」

1、蕎匠塾は、信州そばのレベルアップに努めます
私たちは、信州で「そば」をお召し上がりになられた全ての方が、満足してお帰り頂ける状態を目指し、信州そば全体の底上げを行っていきます。

2、蕎匠塾は、そばに関連する全てのことを極めます
私たちは、そば打ちのみならず、そばの生産、製粉、販売に関係する全てのことについて学び、最高の信州そばを提供すべく、日々妥協のない研鑽を続けます。

3、蕎匠塾は、各メンバーが独立した対等な関係を保ちます
私たちは、塾の中で、上下関係や主従関係を求めず、各々が自らの道を目指す独立した者として、互いに尊重し合える関係性を保ち、共に学び高め合える同志として活動を行います。

4、蕎匠塾は、自主的、自発的な研究の場です
私たちは、蕎匠塾を知識を求めて集まる勉強会の場としてではなく、自らの経験、知識、好奇心を以って、自主的、自発的にテーマを持ち寄り、研究や活動を実施する場にしていきます。

5、蕎匠塾は、活動の場を広く求めていきます
私たちは、県外、海外、他業種と積極的に交流し、最高の信州そばにつながる知識や技術、人脈作りをさらに深めていきます。


蕎匠塾は、信州そば切りの会に入会していなくても、参加することができます。

もし賛同して下さる信州の蕎麦屋さんがいらっしゃいましたら、木鶏、もしくは、上記の各店舗に連絡して下さい!

また、フェイスブックもやっているので、そちらにメッセージを送って頂いても結構です!

蕎匠塾公式フェイスブックページ→「ここをクリック」

「信州そばを日本一の蕎麦の街へ」

私たちはこれからも、同志として楽しく活動していきたいと思います!




【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


  
タグ :蕎匠塾


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2018年12月27日

【そば処木鶏】2018年の振り返り・・・

◆「そば愛」深まる一年!

2018年も「ソバ・そば・蕎麦」な一年でした。お陰様で、色んなご縁を頂き、毎日がワクワクで、本当に幸せな日々です!

毎年この時期に、自分の足跡にと、この一年を振り返り、ブログにしています。

1月9日
新春そば職人新年会




2018年のスタートは、そば職人の新年会でした。長野を中心に、東京、京都の蕎麦屋さんも参加して、この一年をどう活動していくか、真剣に発表し合いました!


1月22日
信州一熱い!人と人が繋がり合う59醸な夜!




長野市にある「しなののてっぺん」さんで、新春特別企画を開催!山形村の「そば幸」さんとのトリプルコラボが実現しました!この時、長野県の若手造り酒屋の跡取り5人衆「59醸」さんと、出逢うきっかけを頂きました!造りの一番忙しい中、駆けつけてくれたのが、本当に嬉しかったです!


2月13日
人と人を繋ぐ蕎麦会 in 京都



1月のそば職人新年会がきっかけで、初の関西で蕎麦会が実現しました!「いまふく」×「菊谷」×「木鶏」のトリプルコラボです!昼夜ともに、蕎麦好きのお客様が来店され、そば談議に華が咲きました!私自身、この時期から、そば打ちの感性が、少しずつ変化が生まれ始めてきました。

2月14日・15日
関西そば職人交流会!第二弾!








そば会の翌日は、関西の蕎麦屋さん巡りをしてきました。関西の蕎麦屋さんのレベルの高さというか、店主さんの個性に触れることができて、とても刺激を頂きました!

2月21日
蕎匠塾新年会




昨年7月に発足された「信州そば切りの会 蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」は、最高の信州そばを提供するために、共に学び、共に成長し合う同志として集まった蕎麦屋のグループです。

蕎匠塾の新年会として、上田市のそば店「くろつぼ」さんに会場をお借りして開催されました。新年会の内容はというと、なんと「一品持ち寄り+レシピ付き」と「各店舗のそば食べ比べ」です!楽しかったなー!!!

3月19日
信州と三河!人と人を繋ぐそば会 in 豊橋!



信州にお住まいだった時、ものすごくお世話になった神木さんが、豊橋でも最高の仲間ができたんだ!塙君の蕎麦を食べさせたいよ!と言って、お誘いして頂けたおかげで、沢山のご縁を頂きました!その後も、山形村まで足を運んでくれた方々も、たくさんいらっしゃいました!

3月28日
蕎匠塾「だし」勉強会




蕎匠塾(きょうしょうじゅく)の勉強会、テーマは「だし」です。「だし」と言っても、何種類もあります。改めて、基本のだしについて学びたいというメンバーの声から、鰹節屋さんを講師にお招きして、それぞれのだしの特徴などを勉強しました!


4月11日
開業4周年企画!人と人を繋ぐそば会 「一東菴」×「木鶏」




開業日に合わせて、東京東十条「一東菴」の吉川さんが、お祝いも兼ねてと、木鶏でそば会を一緒に企画して下さいました!また、名古屋の蕎麦店「縁」の吉田さんも、お手伝い枠でご参加いただき、また深い関係を築かせて頂きました!お客様からは、沢山の応援メッセージを頂戴し、とても感激の一日でした!

5月13日
愛知の皆さんに感謝のそば打ち


東日本大震災後、遠く愛知から、東北を支援して下さった方々に、感謝の気持ちを込めてそば打ちを実演させて頂きました。木鶏にも、足を運んで下さる方も、たくさんいらっしゃいます!あの日の笑顔は忘れません!



5月16日
同一品種打ち手違い!「そば幸」×「うめ心」×「木鶏」




信州そば切りの会のメンバーである「そば幸」「うめ心」「木鶏」の三店舗で企画した今回の蕎麦会は、山形村産「奈川在来」を生産している、島村さんをお招きして、同一品種打ち手違いの蕎麦会でした。

同じ玄そばでも、挽き方、打ち方、つなぎの割合など、お客様に違いを楽しんで頂きながら、作って下さる生産者さんがあって、私たちは、そばを食べることが出来るんだという事を感じて頂きたかったのです!

5月27日
第四回 陶芸家「中村満」さんを囲む会




第四回を迎えたこの会では、毎年お馴染みのお客様が集まって下さいます!食事とお酒を楽しみながら、お客さん同士の会話が弾みます♪最近の近況報告や、窯焚きに参加した時の想いなど、昨年にも増して、いい話が聞けました!

6月11日
伝統野菜の定植イベント




木鶏の秋の特選素材「鈴ヶ沢なす」の栽培に関わりたくて、初めて定植作業をお手伝いさせて頂きました。この土地に惚れて、移り住んだ人。おばあちゃんたちが残してくれた伝統を守ろうとする人。茄子の美味しさに魅了されて、関りが深まった人。畑に足げなく通い、土地の人との関係を深めている人。それぞれがそれぞれ素敵な想いを抱いていて、地元愛、伝統野菜愛があって、成り立っているのだなと、改めて感じました。

6月13日
第一回 蕎匠塾「つゆ」勉強会




今回のテーマは「つゆ」です。

今まで、製粉やそば打ちの技法、一品料理のレシピ公開など、それだけでも、とても内容の濃い勉強会を繰り返してきました。今年の3月に、鰹節屋さんを講師に招き、だしの勉強会を企画しました。その際、次に学びたいテーマとして、つゆの話が上がったのです。

つゆは、言ってみればその店の味を左右する「心臓部」です。それを公開するというのは、いかがなものかという話も上がりました。しかし、そこは蕎匠塾!

最高の信州そばを提供するために、共に学び合える同志として結成された仲間です!

細かな分量は公開せず、そのお店の店主が、どんな想い、考え方でそのつゆを作っているのか?また、それに合わせて、どんな材料を使っているのか?3店舗のもりそば、かけそばを食べ比べながら、勉強してみよう!となったのです!

6月24日
人と人を繫ぐそば会 「green glass」×「木鶏」




この日は、green glass(グリーングラス)関根さんとの蕎麦会です。昨年11月に、東京で蕎麦会をやらせて頂いてから、ぜひ山形村でもと、お話を頂いて、今回のイベントが決まりました。昼の部、夜の部共に、たくさんのお客様が、駆けつけて下さいました。

このそば屋同士の蕎麦会は、とてもやりがいとなっています。店主同士の絆が深まるし、お客様も、この贅沢な時間を楽しめます。誰にとっても、幸せな企画なのです!

7月1日~3日
【そば農家とそば屋】二泊三日のそば合宿!












山形村「農業生産法人 竹田の里」代表の賢一くんと、ソバの手刈りイベントに参加しました。手刈り天日干しする方法や、色んな蕎麦屋さんとの交流もあり、とても充実した三日間でした!ずっと行きたかったお蕎麦屋さんにも巡れて、またそば愛が深まりましたよ!!!

7月6日
59醸さんを囲む会




一月の出逢いから、色んな偶然、流れが重なって、福島の酒蔵さんとの交流会ができる運びになりました。この日は、打合せも兼ねて、59醸メンバー5人と、和気あいあいお酒を飲みながら、お互いの気持ちのすり合わせをしました!59醸メンバー5人に、お酒を注いでもらいながら飲める幸せ・・・。まさに59醸(極上)な夜でした!


7月11日
乗鞍高原での「乗鞍在来」播種!




今年から、色んなご縁が重なり、在来種を次世代に残そうと、乗鞍高原で畑を借りれることになりました。

竹田の里、代表の賢一くんと、スタッフの青木君、小口さん、竹平さん、そして、名古屋市からは「手打ち十割そば 振甫町 縁」の吉田さん、上田市からは「そば処 いちや」の牧野さんも参加して下さいました。

一緒に汗を流しながら、農家さんと作業が出来た経験は、言葉には表せない感動がありました!そして、この日もまた「蕎麦」がもたらす不思議なご縁に、感謝です!!!


7月22日
チーム木鶏!そば打ち教室開催!






今年の木鶏のテーマの一つ「スタッフのそば愛を深めること」です。実際に蕎麦になるには、どうやっているのかを、体験してもらいました。みんなからの感想はというと・・・

「初めてなのに十割そばが打てて、すごくいい体験になりました!」
「自分でやってみて、改めて大将の技術が凄いと思いました!」←(照)
「今度は一人で最初から最後までチャレンジしてみたいです!」

そば打ちを通じて、楽しい時間を過ごすことが出来ました!


8月20日
「福島・長野 酒蔵交流会」



この日は、私の故郷福島で、ある交流会が企画されました。同世代ということもあり、お酒の力も借りて、福島と長野の酒蔵さんも、終始楽しそうでした!今回の企画から、一度だけではもったいないということになり、来年は、長野で開催する流れに!!!

今回は「出逢う」というきっかけ作りでした。次回からは、もっと交流の意味を深め、勉強し合える場も含めていけたらと考えています!お忙しい中、本当にありがとうございました!これを機に、少しでも福島と長野の交流が深まっていけたらいいですね!!!




9月10日
鈴ヶ沢の伝統野菜・生産者さん交流会


木鶏の秋の特選素材「鈴ヶ沢なす」を育てて下さる、生産者さん、種を繋いできたおばあちゃんへの感謝の気持ちを伝えたく、交流会という名の、食事会を企画しました。同じく、この想いに共感して下さった、京都伏見区「手打ち蕎麦 いまふく」の中根さん夫妻も駆けつけて下さいました!

会の最後に、皆さんから感想をいただきました。阿南町役場職員の中にも、初めて伝統野菜を食べた方もいらして、その美味しさに感動されていました。まだまだ活動は始まったばかり!来年は、町が主導になって、阿南町の皆さんに食べて頂ける会ができたらいいですね!





9月28日
初めて挑んだ乗鞍での「乗鞍在来」!




この日は、山形村の「農業生産法人竹田の里」さんと、今年から縁あって取り組んでいる、乗鞍在来のソバの刈り取りがありました。6月に播種したときは、日数だけの計算で、9月18日に手刈りイベントとして、協力して下さる蕎麦屋さんを募って予定していました。

しかし、真夏の暑さ、その後の長雨の影響で、予想した日数では、結実が進みませんでした。また、台風の影響もあり、手刈りイベントは断念し、収穫することを第一優先に考えて、急遽、この日に刈り取りとなったのです。

初めて乗鞍で播種から関わった栽培!とても学びが多かったです!


10月2日
第二回 蕎匠塾「つゆ」勉強会




第二回目の「つゆ」勉強会は、こちらの三店舗です!

・蕎麦切り よし吉(上田市)
・はりこし亭 (小諸市)
・蕎麦料理処 萱(千曲市)

各店舗の、こだわりポイントを聞きながら、もりそばとかけそばを頂きます!この食べ比べがまた面白いんですよね!

蕎匠塾を立ち上げて、一年五ヶ月。この間、メンバーの中で、石臼を導入し、自家製粉を始めたお店が、二軒も増えました!それぞれ、店主さんにお聞きすると、この蕎匠塾で刺激をもらい、もっともっと自分で美味しさを追求したくなったからと、理由を話してくれました!

なんか嬉しいですよね!ちょっとしたことかもしれませんが、こうして高め合う同志がいることは、私もとてもいい刺激になっています!


10月9日
小布施町「せきざわ」ソバ刈り手伝い




毎年恒例となった栄村にある「せきざわ」さんのそば畑の収穫作業。今年で四回目を迎えました。この畑がご縁で、沢山のそば職人さんと出逢うことができました。まさに、木鶏の運命を変えた場所なんです!これからも、変わらず通い続けたいと思います!


11月11日
山形村新そば祭り




昨年から参加させてもらっている山形村の新そば祭りです!最高の秋晴れの中、1,600食を山形村のボランティアスタッフさんと提供することができました!自分の村は自分たちで創る!ということを学ばせてもらっています!


12月1日
竹田の里「そば栽培慰労会」




2018年の蕎麦の集大成!今年は、地元山形村の竹田の里さんと、そば栽培を通じて、深い深い関係を築かせて頂きました。この日は、初めて自分たちで取り組んだ、乗鞍高原での「乗鞍在来」を試食しようと、貴重なそばを打たせていただきました!

来年もまた、豊作を願い、楽しみながら一緒に活動していきましょう!一年間、本当にありがとうございました!



12月4日
信州そば切りの会「蕎匠塾」事務局会議





この日は、「蕎匠塾」の事務局会議がありました。場所は、伊那市長谷にある「鹿ジビエと山師料理 - 囲炉裏のお宿 ざんざ亭」さんです。

一番の目的は、蕎匠塾(きょうしょうじゅく)の規約を決めたり、活動の理念を再確認したり、来年度の計画を立てることです!短時間ではありましたが、それぞれがそれぞれの役割というか、この事務局メンバーのバランスの良さが、一つのチームとして、とても有意義な話し合いができました!!!

来年度は、勉強会の他に、蕎匠塾のメンバーで蕎麦屋の名店巡りなどを企画しています!すべては「最高の信州そばを提供する」ことを目的にしています!


◆蕎麦が好きなんです!!!

こうして振り返ってみると、本当に「ソバ・そば・蕎麦」な一年でした!私は、そばを食べることも、打つことも、そして、それに関わる方々と話をすることも大好きなんです!

こんな活動をやらせてもらえるのは、支えてくれる女将さん、スタッフのおかげです!本当にありがとね!!!

2018年も、大変お世話になりました!2019年も、最高の「SobaYear」にしたいと思います!!!

最後の大仕事!年越しそばを楽しむぞー!!!!!




【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)蕎麦のこと

2018年10月03日

「野辺山産」ってどこですか?

◆標高1300メートルのソバ栽培!

10月1日。

この日は、定休日を利用して、スタッフを連れてある場所を目指しました。その場所とは、木鶏がオープン以来、契約栽培させてもらっている「信州大学農学部野辺山ステーション」です。

年間使用量の約7割をこちらの圃場で栽培された、玄そばを使わせてもらっています。お店で提供する時、「野辺山産の~」と伝えて提供するのですが、実際にどんな場所なのか?どんな方が、どんな想いでやっているのかを感じるべく、見学に来させて頂いたのです。

前日は、台風で長野県内も大荒れ・・・。次の日は、どうなるかと思っていたのですが、カーテンを開けると、台風一過という言葉がふさわしい、見事な快晴でした!

山形村から車を走らせること一時間半。
途中、八ヶ岳があまりにも綺麗だったので、車を停めて写真撮影!鹿児島県出身のスタッフは、終始、この景色に絶叫していました(笑)



現地に着くと、ソバの栽培を担当している関沼先生が待っていて下さいました。

早速、畑へと案内して頂き、この地での栽培方法や、土壌の特徴、今年の気候とソバの出来など、色んな面から、こと細かく教えて頂きました。



収穫から製品になるまでの機械の説明も、丁寧に教えて頂きました。スタッフも、疑問を素直に質問していました。



これが今年の玄そばです!一部は精整されているので、これから、高山製粉さんで丸抜きの加工を依頼して、モノが届き次第、今年の新そばの提供になります!



◆感謝の気持ちを込めた昼食会!

畑を見学させていただいたお礼として、この日は、お蕎麦を打ってきました。もちろん「野辺山産」の十割そばです!栽培してもらっている先生方に、ぜひ味わっていただきたいという想いから、提案させて頂きました!



昨年収穫の蕎麦ですが、今年は、松本の市場にある低温倉庫に保管することができたので、夏を過ぎても、フレッシュ感は衰えません!



先生も学生さんも、とても美味しいと、喜んでもらえて良かったです!



こうして半日ではありましたが、スタッフと一緒に、色々感じ合うことができ、そば愛が深まったかと思います!来れなかったスタッフにも、今回の学びを共有していきたいと思います!!!



追伸:

どんなに栽培に適している条件でも、結局作業するのは、人間です。こういう場を設け、信頼関係を深め、お互いにより良いものを作るためにどうしていくか?という、心のすり合わせは、とても大切ですね!

関沼先生!これからもよろしくお願いいたします!



【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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