2019年06月25日

二人の絆は「日本酒愛」です!

◆福島と信州の架け橋を創りたい!

2018年8月20日。
私の故郷、福島市で「福島・長野 酒蔵交流会」を企画しました。

きっかけは、木鶏の日本酒のお取引先、福島市にある「橘内酒店」店主の橘内さんと、千曲市にある「酒乃生坂屋」店主の若林さんのお二人を紹介したいという小さな想いからでした。

木鶏では、信州と福島の地酒のみに特化して、お酒を提供しています。私にとって福島も長野も大切な二つの故郷です。

橘内さんも、若林さんも、蔵元さんと密な関係を築かれていて、最高の日本酒をいつも提案して下さいます。このお二人が出逢ったら、きっと面白いことになるんじゃないかなと考えたのです。

昨年は、せっかくだからと言って、お二人だけではなく、若手で頑張っている長野の蔵元さんと、福島の蔵元さんとの交流会という形になりました。これはこれで、とても有意義な時間になったと、あとから感想を聞くことができました。来年はぜひ長野で!と、話になっていました。

今年に入り、どんな形がいいか、若林さんと相談をしました。若林さんは、今回は、蔵元さんは絡めず、橘内さんだけ長野に来て頂き、酒販店としてガッチリと二人で関係を築きたいと要望がありました。それに対して、橘内さんも是非ということで、長野に来ていただきました。

◆酒を愛するということ

6月23日。

初日は、橘内さんに新幹線を使って、福島市から上田市まで来て頂きました。そこで、若林さんに迎えに行って頂き、昨年の酒蔵交流会に参加された、佐久穂町にある「黒澤酒造」さんへ蔵見学をさせて頂きました。日曜日でお休みの中、ご対応いただきありがとうございます!

蔵見学の後は、生坂屋さんに戻られ、お店の雰囲気を見てもらいました。

そこからお二人は、木鶏に足を運んで頂き、カウンターでプライベート木鶏です!私はここでようやく合流!

若林さんが、橘内さんに飲んで頂きたいと、長野の地酒をたくさん持って来て下さいました。カウンター越しにお二人が酒を酌み交わし、楽しそうに話をしている光景に、思わず嬉しくて胸が熱くなりました。

橘内さんは、長野のお酒を飲みながら、率直な感想を伝えていました。

「ここは、もう完成度が高いですね!方向性が定まってますよね!」
「このラベルを見ると、とても苦労されてますね。」
「だいぶ設備投資されてるんじゃないですか?」
「このさばき感!これは人気があるんじゃないですか?」


これに対して、若林さんも、蔵元さんの苦労や、今の現状、そしてこれからの展開など橘内さんに伝えていました。

凄いなと思ったのが「酒を飲んだだけで蔵元さんの背景を感じている」
ことです。

橘内さんも、自分が惚れ込んだ蔵元さんと密接な関係を築かれ、売れない時代から、酒販店としてずっと支えてこられたからこそ、蔵元さんの想いを感じられるのだと思います。

この夜はずっと、お互いの取引先の蔵元さんの話で盛り上がりました!こんなにも、蔵元さんのことを愛している酒屋さんがいるでしょうか?酒を愛するということは、その酒を造っている蔵元さんを、心から愛しているということだと思いました!

二人の絆は「日本酒愛」です!

次の日は、若林さんにアポイントを取って頂き、二軒の蔵元さんを見学させて頂きました。

一軒目は、松本市にある「大信州酒造」さんです。木鶏でも、取り扱いがあったのですが、伺ったのは初めてです。

お忙しい中、田中社長自ら、大信州さんの歴史、酒造りに対しての想い、そして今後の展開などお話し頂けました。橘内さんも、とても感銘を受けていました。

二人の絆は「日本酒愛」です!

二軒目は、塩尻市にある「美寿々酒造」さんです。元々、橘内酒店さんでもお取引があったので、橘内さんの要望です。

小さな蔵ではありますが、とても衛生的で、コンパクトでありながら、しっかりとした造りをされていらっしゃるのが伝わります。熊谷社長には、自社の蔵も含め、松本平の酒造りの歴史なども教えて頂きました。

二人の絆は「日本酒愛」です!

やはり、造り手のお話を直接聞くことって、本当に大切だなとつくづく実感しました!木鶏で取り扱いのある蔵元さんには、時間をかけてでも、回りたいと思います!

◆心の仕事

今回、こうして素晴らしいお二人の酒屋さんと時間を過ごさせて頂き、また多くのことを学ばせてもらえました。

「僕たち酒販店の仕事は、どれだけ蔵元さんの想いをお客様にお届けして喜んでもらえるか。それだけなんです。」

難しいことではなく、実にシンプルです!

私たち飲食店にとっても、同じことが言えると思います!

「どれだけ生産者さんの想いを、料理、蕎麦に魂を込めて提供し、お客様に喜んでもらえるか」

以前、若林さんに教えて頂いた「心の仕事」をすること、この二日間で、お二人から感じさせて頂きました!橘内さん!若林さん!大変お世話になりました!これからも末永いお付き合いをよろしくお願いいたします!!!

二人の絆は「日本酒愛」です!

「福島と信州の架け橋を創りたい!」

今後の展開にどんなドラマが待っているか、今からとてもワクワクしています!次回は秋に福島へ!!!

【橘内酒店】
住所:福島県福島市南沢又字河原前73-52
HP:「ここをクリック」

【酒乃生坂屋】
住所:長野県千曲市大字屋代1852-1
HP:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」




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Posted by カズキ at 07:30│Comments(0)同志
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