2018年09月25日

ガレットで世界平和を目指す女性!

◆京都「SOBA Café さらざん」へ!

9月11日。

さらざんの店主、橋本陵加さんこと、しげぞーさんとの出逢いは、今年の2月、関西そば職人交流会、第二弾の時です。


(左下の女性がしげぞーさん)

大阪にある、海老の卸業者さんを見学にということで、ガレット屋さんも参加される話を聞いていました。どんな方が来るのかと思ったら、もの凄い勉強熱心で、一言一句見逃さないように、メモを取りまくっていました。

「真剣なまなざし」

これが、私が感じた彼女の第一印象です。

工場見学後、車で大阪の蕎麦屋さんを目指します。しげぞーさんはどうするのかと思ったら、軽トラックでナビもETCもないというので、心配だから助手席に座り、代わりにナビをすることにしました。

道中、色んな話を聞くと、なんと同じ年!しげぞーさんは、京都大学大学院・人間環境学研究科、院生時代に仲間とそばを栽培、加工し、販売する活動を経験して、そばが秘める可能性に惹き込まれたそうです。

また、実業がもつ可能性を知り、かねてから抱いていた「衰退する農山村をどうすればいいのか」という課題に一石を投じたいという願いをもって「SOBA Café さらざん」を2010年に立ち上げられました。

なんだか、蕎麦とガレット、表現は違えど、同じ原料を扱う者同士、彼女の本気のまなざしに、心惹かれるものがありました。いつか彼女の焼いたガレットを食べてみたいと、心に約束したのです。

そして、今回のタイミングで、中根さんと一緒に京都入りして、さらざんさんへと向かう計画をしました。そのことを、いまふくの中根さんに話をしたところ、、それならうちに泊まっていって下さいよ!と、私たちを受け入れて下さったのです!!!なんともありがたいことです・・・。

旅立ちの朝、女将さんには、関西に来たらうちに泊まっていってよ!よそに行ったら怒るで~!と、温かいお声をかけて頂き、一同感激しました。いまふくさんとは、本当の家族みたいな関係を作らせてもらっています!京都の家族です!

≪手打ち蕎麦 いまふく≫
住所:京都府京都市伏見区深草町通町26
電話: 075-643-1958
HP:「ここをクリック」

◆レッツ!チャレンジ!ガレット教室!

当初は、ガレットを食べに行くだけの予定でしたが、この日は定休日・・・。しかし、ガレット教室なら受けられますよと、言っていただけたのですが、私たちにとっては、願ってもない話です!むしろそっちのほうがありがたい!

早速、しげぞーさんから、ガレット実演!と、その前に、しげぞーさんから、ガレットに対する想い、ガレットとはどういうものなのかという、心構えをご説明頂きました。

その後、実演して頂き、私たちもチャレンジ!







これが本当に難しい!!!クレープとはワケが違います!!!鉄板を感じながら!とか、アドバイスを頂いたのですが、しげぞーさんのようにはうまくいきません!職人技だなー!

こちらが女将さん作!


そして、こっちが大将作!


娘にも、盛り付けを手伝ってもらいました!形は不格好でも、味は格別でした!!!


短い時間でしたが、ガレットの魅力を存分に楽しませて頂きました!たまたまこの日に、新潟から勉強に来た蕎麦屋さんにも出逢えて、とても有意義な時間を過ごすことができました!!!しげぞーさん!ありがとうございました!!!



≪SOBA Café さらざん≫
住所:京都府京都市下京区下京区下京区鍵屋町(鍵屋町通)327−2
電話:075-201-3848
HP:「ここをクリック」



追伸:

木鶏でも、ガレットを食べることができるのか?というお声を頂いています。今現在、いろいろ構想中です!この学びを、皆さんにも楽しんでいただける場は作りたいと思っていますので、気長にお待ちくださいね!!!

【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」




  

Posted by カズキ at 08:30Comments(0)蕎麦のこと

2018年09月23日

そば打ち歴17年!私が打ち方を変えた理由!

◆蕎麦には人柄が表れる!!!

9月11日。

京都伏見区「いまふく」さんのそば打ちを見学させて頂き、今までのそば打ちの概念が変わりました。そうか!常識にとらわれず、自分らしさを表現したらいいんだ!!!

そば打ちを初めて17年が経ちました。私のそば打ちのベースは、一番の修業先「木鶏」の親方から教わったものです。その打ち方をベースに、蕎麦とは?そば打ちとは?どう麺に仕上げていくのか?日々修業していました。

そして、福島にいた時、もう一人、私に影響を与えて下さった方が、福島市五月町にある「三立十割 蕎麦人」」の菅野さんです。当時の私は、十割そばを打ったことがなく、菅野さんの蕎麦を食べて、十割でもこんなにのど越しよく表現できるんだ!と、感動しました。

その感動そのままに、菅野さんに無理を言って、そば打ちを見せて頂きました。初めて見るその所作に驚き、私は、十割そばの打ち方を、自然と真似るようになったのです。その二人の打ち方をベースに、少しずつ形は変えども、10年以上打ち続けてきました。

自分でお店を始めてからは、色んな職人さんと蕎麦会、交流を通じて、そば打ちを見させて頂く機会がありました。

巣鴨「手打そば菊谷」の菊谷さん。
小平市「手打ち蕎麦と酒 佳蕎庵」の大腹さん。
東十条「一東菴」の吉川さん。
上田市「くろつぼ」の福崎さん。
新宿中井「green glass」の関根さん。
京都伏見「いまふく」の中根さん。
小布施町「せきざわ」の草太さん。
朝日村「ふじもり」の藤森さん。
上田市「蕎麦切り よし吉」の児玉さん。

皆さんそれぞれ個性的な打ち方で、蕎麦を表現されています。製粉の考え方、水回しの仕方、生地の触り方、のし棒の使い方、そば切りの仕方、蕎麦の保存方法などなど。他にも、数えきれないほど、目で見て、身体で感じてきました。その度に、感じたことを自分で試してみたり、常連さんに食べてもらったり、ここ数年は、本当に勉強になることばかりです。

そんなこんなやっていたところ、ある打ち方にピン!と来たのです。

私が目指す蕎麦は、十割そばでも、のど越しよく、香り高く、毎日食べても飽きの来ない歯切れのいい蕎麦です。音でいうと、プリン!スパン!といった感じでしょうか・・・。こんなことを書いているから、ど変態と言われるのかもしれません(笑)

その打ち方を、一ヶ月ほど繰り返していたら、ようやく自分の形になり、自分が追い求めている蕎麦に仕上がったのです。

これだ!!!

蕎麦は、人柄が表れるといいます!以前と大きな変化があるかどうか分かりませんが、間違いなく元気のいい蕎麦になったと思います!どうぞご賞味ください!!!

「出逢いは人を育てる!」



決して今が完成形ではありません!これからも、色んな方々に出逢い、学ばせて頂きたいと考えています!蕎麦屋って最高!そば職人ってカッコいい!!!私は蕎麦屋で本当に良かったと思っています!!!


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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Posted by カズキ at 04:00Comments(0)蕎麦のこと

2018年09月21日

約束の地!南信州阿南町へ!~その弐

◆おばあちゃんとの約束!

9月10日。
また必ず逢いに来ますから!



いよいよ、鈴ヶ沢での交流会!種を繋いできたおばあちゃんの喜ぶ顔、生産者さんへの感謝の気持ちを伝えたく、朝早くから、食事会の準備が始まります!京都伏見区「手打ち蕎麦 いまふく」の中根さんは、鈴ヶ沢なすと鈴ヶ沢うりを使った巻き寿司を考案して頂きました!作り方はこちらの動画から↓↓↓



私も、早速チャレンジさせて頂きました!なんでも経験!やってみる!



ちょうど同時刻、山形村からは、女将さんと木鶏スタッフ、そして子供たちも阿南町へ!



女将さんもまた、どんな場所で、どんな方々が、どんな想いで栽培されているのか、自分自身の眼で、身体で感じたいと駆けつけてくれました。飯野さんに畑を案内して頂き、早速、子供たちも一緒に、鈴ヶ沢なすの収穫体験です!



バタバタと準備をしていると、昼時になり、和合小学校鈴ケ沢分室には、雨の中、阿南町役場職員の方々や、地元のお母さん達、そして、鈴ヶ沢の伝統野菜の約9割を生産されている「阿南町就労支援センター」の皆さんも来て下さいました!



初めに、簡単なご挨拶をさせて頂き、早速調理へ!



私は、鈴ヶ沢なすを使った温かいかけそばを提供させて頂きました。(写真撮り忘れ・・・)

いまふくさんの鈴ヶ沢なすとうりの巻き寿司!特製辛子味噌つゆにつけて食べるのですが、これがまた美味しい!茄子の甘みと、うりのシャキシャキ感を、ピリッとした味噌つゆがまとめてくれます!



また、地元のお母さんたちが、手作りのお料理を持ち寄って下さいました!





会の最後に、皆さんから感想をいただきました。阿南町役場職員の中にも、初めて伝統野菜を食べた方もいらして、その美味しさに感動されていました。まだまだ活動は始まったばかり!来年は、町が主導になって、阿南町の皆さんに食べて頂ける会ができたらいいですね!

広がれ!広がれ!鈴ヶ沢伝統野菜の和!!!



別れ際、就労支援センターの方々にも、感謝の気持ちを伝えさせて頂きました。皆さんがいなければ、こうして美味しいなすを使うことはできません!



またお逢いする約束を交わし、一同、京都へと目指すのでした!弓さん!飯野さん!二日間大変お世話になりました!!!また、一緒に楽しい企画立てましょうね!!!



そば処木鶏は、人と人を繋ぐ蕎麦屋を目指しています!これからも、一期一会を大切に、そばを打ち続けたいと思います!

【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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タグ :鈴ヶ沢なす


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2018年09月20日

約束の地!南信州阿南町へ!~その壱

◆伝統野菜が繋ぐ「縁」

二年前の秋から、木鶏の特選素材として使わせて頂いている「鈴ヶ沢なす」は、南信州阿南町で栽培されています。今年は、6月に定植作業を企画して頂き、微力ながら栽培にも関わらせてもらえました。

このイベントには、なんと、京都伏見区「手打ち蕎麦 いまふく」の中根さん夫妻も、わざわざ来て下さいました。

「こんなに美味しい茄子は、どんな場所でどんな方々が、どんな想いで作られているのか見てみたかった。」

そのお気持ちだけで来て下さる中根さん夫妻・・・本当に素敵ですよね!



実は、この作業の後、秋の収穫時に、生産者の方にお礼を伝える場を設けたいね!と、話が盛り上がり、交流会を企画しました。

9月9日。

昼営業を終え、荷物をまとめて、高速バスで飯田へと向かいます。
(公共交通機関に乗りながら、缶ビールを飲むという、小さな夢を叶えた木鶏店主の図)



飯田に着くと飯野さんが迎えに来てくれました。この日の日中は、伝統野菜を食べる会があったそうで、その参加者の一部の方がそのまま残って、私たちが来るのを待っているというのです!

お寺に着くと、またまた京都から「手打ち蕎麦 いまふく」の中根さん夫妻も!!!



そして、伝統野菜の料理をたっぷり味わう親睦会がスタート!!!













中根さんの差し入れも、華を添えて下さいました!






自己紹介の時間では、笑いあり、涙なみだありありの、心温まる時間・・・。

地域おこし協力隊として、この地に移り住んだ飯野さん。

彼女がこの地に来たことで、色んな出逢いが生まれ、おばあちゃんたちの元気の源にもなっています。

私は、彼女の涙を忘れません。

今この瞬間、この場に居れたことの幸せ!また新しい出逢いを運んでくれた、鈴ヶ沢の伝統野菜!前夜祭は、最高の笑顔で終えることができました!!!



続く・・・。


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年09月17日

母の願い・・・被災地を巡る旅

◆あの小学校で手を合わせたい・・・

8月21日。



昨夜のイベントから一夜明け、この日は、両親と妻、子供たち総勢8人で、朝早くから宮城県を目指しました。目的は、家族の夏休み旅行として、大島の民宿に、美味しい海鮮料理を食べに行こう!と計画していたのですが、私の母が、海沿いを行けるなら、あの東日本大震災で、多くの児童が亡くなられた「石巻市立大川小学校」へ立ち寄って、手を合わせたいと、以前から相談されていました。

その相談を受け、そういえば、知り合いが今、石巻市に住んでることを思い出しました。その方の名前は、加藤友英さんです。加藤さんとの出逢いは、愛知県で開催された「アースデーいわき2014 in モリコロパーク」です。このイベントから、多くの愛知県民の方と出逢うことができました。

加藤さんは、震災後、東北の地を何度も何度も訪れ、ボランティア活動を精力的にされていました。その想いは、訪れるだけでは留まらず、少しでも東北の復興のために身を捧げたいと、愛知県からご縁を結び、宮城県石巻市に仕事として移住されたのです。

母の想いを加藤さんにお伝えすると、お時間を頂けるなら、石巻市内から南三陸までご案内しますよと、快く引き受けて下さいました。

石巻駅で加藤さんと再会し、そのまま日和山神社の階段下へ。加藤さんは、そこで車を止め、この階段を登って来て下さいとだけ告げて、先に車で神社まで移動されました。

2011年3月11日。



この日和山神社は、大津波から多くの命を救った場所。この階段を登れた人、登れなかった人。生と死の分かれ目だったと、加藤さんから話を聞きました。神社からの景色は、あのニュースで見た大津波の映像が蘇りました。その恐怖に、心が震えました。

ここからは、携帯電話で写真を撮るのではなく、自分の目に焼き付けて、心に残そうと決めました。今、立っているこの地で亡くなられた方がいるかもしれない。そう思うと、携帯電話は、自然とポケットの中から、出そうとはしなかったのです。

日和山神社を後にし、次に向かったのが「がんばろう!石巻」の大きな看板。写真は撮らなかったのですが、色んな想いを感じました。この看板は、震災1カ月となる2011年4月11日に、津波に負けたくない、地域の方を励ましたいとの思いを、流されてきた震災木材などで作成されたそうです。

その後、母が 訪れたかった「石巻市立大川小学校」へ。

ここでは、津波で多くの命が失われた石巻市立大川小と、その周辺地区の被災前後の記憶を後世に伝えていこうと、児童遺族や地区住民の有志でつくる「大川伝承の会」さんが、被災校舎前で語り部ガイドをして下さいました。

そのガイドさんは、津波で、お父様、奥様、そして、大川小学校で娘さんを亡くされたお父さんでした。しかし、奇跡的に同じ小学校に通っていた息子さんは、助かったそうなんです。

ニュースでは知っていた「大川小学校の悲劇」

実際に、遺族の方から話を聞き、そのやり場のない想い、悲しみ、言葉にするのは難しいのですが、とにかく、その一言一句が胸に響きました。裁判だって、したくてしているわけではないんだ。初めて遺族の方の言葉にふれ、涙をこらえながら話を…聞きました。

ニュースだけではわからない現実が、ここにはありました。

遺族の方は、今でもこの地で…この地で子供達と向き合っていらっしゃいます。

決して他人事じゃない。いつ自分たちが住んでいる土地でも、予期せぬ災害が起こるかもしれません。

その時、どう子供たちを守れるのか?


遺族の只野さんからのメッセージです。

最後に、この地で亡くなられた方々に、私たちは手を合わせさせて頂きました。

大川小学校を後にして、海沿いを車を走らせて、「南三陸さんさん商店街」を目指します。

途中、至る所で、津波の被害にあった地域で、大規模な工事をしていました、大型ダンプが行きかい、新たな街づくりへの工事です。南三陸も、土壌を高くし、昔の面影はありません。色んな意見があるかもしれませんが、この地域の方々が、南三陸はこのやり方で進もうと決められたのですね。

昼食後、この商店街の中にある「さりょうスタジオ」さんへ立ち寄ることができました。震災以来「写真の力を信じて」「伝えてゆく」とのテーマを掲げて、その当時の記憶を写真に収めています。その貴重な写真から、当時の大変さが伝わりました。女将と二人で涙が止まりませんでした。

震災から7年。
もう7年?まだ7年?

もし、このブログを読んで、少しでも何か感じて頂けたなら、ぜひご自身の眼で、今の東北に触れてみてください。ブログに載せることは戸惑いましたが、一人でも多くの方に、興味を持ってもらいたいと、思って書いています。



加藤さん!お忙しい中、ご案内いただき、ありがとうございました!また木鶏でお待ちしております!

◆海の恵みに感謝!

この日の最終目的地、南三陸さんさん商店街から気仙沼まで車を走らせます。車で約1時間で気仙沼港フェリーターミナルへ。



フェリーに乗り込み、大島へと向かいます。海は、私たちを温かく迎えてくれました。





大島につくと、民宿のご主人が港まで迎えに来てくれました。その車中、震災後の苦労話や、色んな方に支えて頂いたと、感謝の言葉をお聞きすることができました。少し部屋で休んで、この日感じたことを、自分の中で整理していました。

子供たちは、近くの海水浴場で、裸になって遊んできた様子です。一日大人に付き合ってくれたのだから、きっと疲れているかと思ったら、海ではしゃげたことが、とても楽しかったと喜んでいました。

そして楽しみにしていた夕食!一日の疲れを、この食事が癒してくれました!




これでもかという、海の幸!まんぼうも初めて食べました!ウニも殻つきのままです!この日は、塙家だけだったので、宴会場で子供たちが歌を歌ってくれたり、踊ったりの大はしゃぎ!両親もその様子に喜んでいました!

家族で過ごせる時間。
一緒にいられる喜び。


この日ほど、ありがたいと、思えた日はないかもしれません。

次の日は、木鶏の冬の特選素材として、昨年からお取引のある、東松島産の「牡蠣」の養殖場へ見学です!いつも素早い対応、そして最高の牡蠣を送って下さる「和がき」さんに、どうしてもお逢いしたくて、この旅のプログラムに入れたかったのです!

ちょうどお昼前についたのですが、さっそく見学に行きましょう!と、なんと船を出して頂き、牡蠣の養殖場へ案内して頂きました!






牡蠣がどうやって養殖されているのか。代表の阿部さんが、詳しく説明して下さいました。実は、東松島で育った牡蠣の卵は、全国に出荷されて、各地の海に適した養殖方法で育てられているいうのです!約一時間、養殖場を見学した後は、採れたての生牡蠣の試食!!!




母も、大好物なので、この美味しさに感動モノでした!!!!

阿部さん!松木さん!ご案内いただきありがとうございます!今年の冬も、木鶏の特選素材として、少しでもお客様に感動を与えられるように頑張ります!!!



こうして、塙家の夏休みが終わりました。私は、東北出身福島生まれです。各地で起こる自然災害、大地震のニュースを見るたび、本当に胸が苦しくなります。

そんな時、絶対に必要になるのが、人と人の繋がりだと信じています。SNSの発展など、とても便利な世の中です。このコミュニティーのおかげで、沢山の方との出逢いもありました。でもやっぱり、最後には、リアルな人間関係が大切だよなっていつも教えてもらっています。

これは、私個人の考え方です。この旅で、また人と人の繋がりの大切さを学ばせて頂きました。本当にありがとうございました!




【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年09月15日

福島県・長野県を愛しています!!!

◆信州と福島の架け橋を創る!

8月20日。

この日は、私の故郷福島で、ある交流会が企画されました。その名も「福島・長野 酒蔵交流会」です!

きっかけは、今年の一月、長野市にある「しなののてっぺん」さんで企画された蕎麦会でした。この時、千曲市にある「酒乃生坂屋」店主の若林さんが、59醸5人組を紹介してくれました。

若林さんは、信州の地酒をこよなく愛し、小さな酒蔵さんでも、頑張っているところなら、全力で応援される、とっても熱い酒屋さんです!信州のお酒を買うときは、いつも若林さんに相談しています!

59醸さんの活動は、同業者でありながら、お互いに技術や情報を公開し合い、切磋琢磨できる「同志」として、業界を盛り上げたいという強い信念です。その想いに、私は強く共感し、すっかり彼らのファンになりました!

しかし、福島も負けてはいません!福島市にある「橘内酒店」店主の橘内さんもまた、福島の地酒をこよなく愛し、その素晴らしさを熱く伝え歩く酒屋さんです!

木鶏が、信州で店を構えながら、福島でもなかなか手に入れることが出来ない、銘酒を揃えられるのは、橘内さんのお陰様なのです!

このお二人が出逢ったら、どんなにワクワクすることが生まれるか・・・。何気なく、若林さんと橘内さんに話をしてみたら、是非お逢いしてみたいですね!と、お二人が賛同して下さったのです!

それでは、この夏、一緒に福島に行きましょう!と、若林さんと話になりました。さらに、若林さんが、どうせ行くなら、福島に行ってみたい信州の酒蔵も誘ってみよう!と盛り上がってきたのです!

そこで、手を挙げてくれたのが「59醸」の五人組というわけなんです!さらには、佐久平を代表する黒澤酒造さんまで・・・。この話が決まった時、正直、嬉しくて涙してしまいました・・・。

そしてイベント当日、各地から熱き酒蔵さんが福島市にある「穴原温泉 山房 月之瀬」に集まりました!

どんな雰囲気でイベントが企画されたかはこちらの動画をご覧ください!高校の同級生が、映像制作の会社をやっていて、この日は、私の蕎麦が食べられるからと言って、無償で制作してくれたのです(涙)



一次会、第一部では、私が皆さんに感謝の気持ちをと、そば打ちをさせて頂きました。その後、第二部では、各蔵元さんが、自社のお酒を持ち寄り、自己紹介、お酒の特徴などして頂き、飲み比べです!もう最高の贅沢です!!!

同世代ということもあり、お酒の力も借りて、福島と長野の酒蔵さんも、終始楽しそうでした!今回の企画から、一度だけではもったいないということになり、来年は、長野で開催する流れに!!!

今回は「出逢う」というきっかけ作りでした。次回からは、もっと交流の意味を深め、勉強し合える場も含めていけたらと考えています!お忙しい中、本当にありがとうございました!これを機に、少しでも福島と長野の交流が深まっていけたらいいですね!!!



【第一回 福島・長野 酒蔵交流会】

≪福島≫

・橘内酒店
住所:福島県福島市南沢又字河原前73-52
HP:「ここをクリック」

・曙酒造 代表銘柄「天明」「一生青春」
住所:福島県河沼郡会津坂下町戌亥乙2番地
HP:「ここをクリック」

・会津酒造 代表銘柄「會津」「山の井」
住所:福島県南会津郡南会津町永田字穴沢603番地
HP:「ここをクリック」」

・松崎酒造店 代表銘柄「廣戸川」
住所:福島県岩瀬郡天栄村大字下松本字要谷47-1

・有賀醸造 代表銘柄「陣屋」
住所:福島県白河市東釜子字本町96
HP:「ここをクリック」

・豊國酒造 代表銘柄「一歩己」
住所:福島県石川郡古殿町竹貴11-1

・青葉旅館
住所:福島県福島市飯坂町東堀切7
HP:「ここをクリック」

・株式会社フォーカス (映像制作)
住所:福島県福島市野田町6-7-7
HP:「ここをクリック」

≪長野≫

・酒乃生坂屋
住所:長野県千曲市大字屋代1852-1
HP:「ここをクリック」

・黒澤酒造 代表銘柄「井筒長」「黒澤」
住所:長野県南佐久郡佐久穂町大字穂積1400番地
HP:「ここをクリック」

・角口酒造店 代表銘柄「北光正宗」
住所:長野県飯山市大字常郷1147
HP:「ここをクリック」

・丸世酒造店 代表銘柄「勢正宗」
住所:長野県中野市中央2-5-12
HP:「ここをクリック」

・西飯田酒造店 代表銘柄「積善」
住所:長野県長野市篠ノ井小松原1726番地
HP:「ここをクリック」

・東飯田酒造店 代表銘柄「本老の松」
住所:長野県長野市篠ノ井小松原1724-1
HP:「ここをクリック」

・沓掛酒造 代表銘柄「福無量」
住所:長野県上田市下塩尻36
HP:「ここをクリック」

・株式会社 reach (59醸プロデュース)
住所:長野県長野市大豆島2053
HP:「ここをクリック」





そば処木鶏は、人と人を繋ぐ蕎麦屋を目指しています!これからも、一期一会を大切にそばを打ち続けていきたいと思います!




【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」



  

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2018年09月04日

木鶏は「山形村」の蕎麦屋です!

◆山形村は長芋の一大生産地です!

長野県は、長芋の生産量が全国第三位です。特に山形村の長芋は、水はけのよい土壌で育った環境もあり、粘りと甘みも強く、評判がとても高いのです。

私が山形村でお店を初めて、5年目になりました。この地で生活していて感じることは、本当に農業が盛んで、朝から晩まで畑を耕す農家さんの姿を、いつも凄いなって見ていました。

どの地域でも話が出てくる、農家さんの担い手不足・・・。この山形村でも、その問題はあることでしょう。しかし、そんなことを感じさせないくらい、山形村の農家さんは、若手もものすごく頑張っています!

個人の農家さんだけでなく、農業生産法人として、会社組織の中で、農業をやりたい!と言って、違う業種から転職をしてくる方もいらっしゃいます!

◆山形村の新名物「やまっちそば」

村の特産品である長芋を、もっとそばと相性よく食べることができないか?すり下ろした長芋は、蕎麦には絡み辛いという意見もあります。

そこで考え出されたのが、長芋を麺状に切って蕎麦と一緒に絡めて食べる方法です。“つるっ”とのど越し、“シャキッ”とした食感が、本当にたまりません。この食べ方を、山形村では、新名物として「やまっちそば」と命名しました。

今まで、色んな方から木鶏では「やまっちそば」をやらないのか?と言われてきました。その度に、いつも自分に問いただしていました。木鶏でやる理由を・・・。

でも、答えは難しいことじゃなかったのです。

何のご縁もなかったこの山形村で、お店を始めて丸4年・・・。どれだけ地域の方々に支えていただけたのか。

だったら少しでも、山形村には、最高に美味しい長芋があるんです!と、来て下さったお客様に知って頂けるもの、また一つの意味があるかなと思い、この9月から木鶏でも「やまっちそば」の提供を始めました!

木鶏で提供する「やまっちそば」は、季節に合わせてトッピングを変えています!

また宜しければ、木鶏の「やまっちそば」もご賞味ください!



当然、木鶏だけでなく、村内で色んな「やまっちそば」を楽しむことができます!詳しくは↓

【山形村「やまっちそば」提供店マップ➡「ここをクリック」



【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年09月03日

秋の限定そばの発表です!

◆これぞ信州食材の極み

久し振りのブログ更新です!この夏は、日々を回すだけで精一杯でした。なかなか更新できずにすみません。そんな中、水面下では、メニューの試作を繰り返し、この度、秋の限定そばが完成しました!

「信州サーモン」×「鈴ヶ沢なす」×「信州味噌」

木鶏、秋の特選素材として定番になってきた「鈴ヶ沢なす」には、味噌が合うんです!そこで選んだのが、松本市里山辺にある大久保醸造さんの「麦味噌」です!

そこに、今年になって出逢った、白馬村の雪解け水で丹精込めて養殖している、郷津さんの「信州サーモン」を軽くあぶってのせています!上品な脂の美味しさが、汁に深みを与えてくれます!

【温】信州サーモンと鈴ヶ沢なすの味噌かけそば・・・1,400円(税別)



【冷】信州サーモンと鈴ヶ沢なすの味噌かけそば・・・1,400円(税別)



涼しい日には、温かいそばを。
暑い日には、冷たいそばを楽しんでくださいね!それでは9月4日(火)からスタートです!

追伸:

信州には、本当に素晴らしい食材が溢れています!そば職人として、出逢った生産者の方々の想いを、少しでも表現していけたら幸いです!



【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」



  

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