2016年12月31日

木鶏の仕事納めです!

◆今年も大変お世話になりました!!!

2016年・・・そば処木鶏、最後の大仕事。
それは、年越しそばです。



26日を最終営業日にさせて頂き、27日~31日まで年越しそば祭りが行われました。

27日は、箱作りから、伝票整理、汁の仕込みに、わさびのパッキング。そして28日から製粉をしつつ、29日から本格的にそば打ちに入りました。

27日は、スタッフの智美さんと息子のこうちゃんが箱作りと、わさびのパッキングを!
28日からは、毎年三日間、美味しいご飯を作って下さる香緒里さんが、今年も駆けつけて下さいました!





29日からは、そばの箱詰め、発送作業にえッちゃんが!
娘のちはるちゃんと、香緒里さんの娘のりえちゃんは、子供たちの面倒を見てくれました・・・。

そば打ちでは、二日間そばこねを手伝って下さったRさん。
Rさんのサポートがなければ、打ち終えることが出来ませんでした!


(仕事上、顔出しはNGだそうです)

今年も、沢山の方に支えられ、無事に終えることが出来ました!
本当に本当にありがとうございました!!!

今日は大晦日です。

皆様が、来年も素晴らしい一年であることを願って、今年最後の挨拶とさせて頂きます!
また来年も、この場所からたくさんの笑顔が生まれるよう、精進していきたいと思います!

それでは皆さん!良いお年をお迎えくださいね!!!




追伸:


年明けは、1月2日・3日と営業します。
4日~6日を正月休みとさせて頂きます。

詳しくは、HPの営業カレンダーをご覧ください!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日   11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 17:10Comments(0)家族

2016年12月27日

あなたの生きる活力は何ですか?

◆子供たちからのプレゼント!

昨日は、年内最後の営業日でした!仕事が終わり片付けをしていると、ちょうどお夕飯の時間に・・・。二階で何やらバタバタと準備が進められていました。

「お父さんはまだ来ないでね!」

まだ片付けも済んでいなかったので、黙々と仕事をしていました。
すると、二階から上がってきてもいいよという声が・・・。



なんと子供たちが、一緒にお祝いできなかったからと言って、私のお誕生日会を開いてくれたのです!料理もお母さんと一緒に作ってくれたんですよ!



これはお父さんだそうです!



この気持ちが嬉しいですよね!

あなたの生きる活力は何ですか?

私は間違いなくこう答えます。

「大切な家族です!」

と・・・。



さて、今日から31日まで、年越しそば業務に入ります!最後の最後まで、精一杯そば打ちしたいと思います!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日   11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)家族

2016年12月25日

木鶏の「理念」を掲げる!

◆大切にしたいことがあります!

木鶏を開業してから、2年8ヵ月が経ちました。その中で、改めて大切だなと思ったことは、お店の「理念」です。

何でお店を始めたのか?
何のために仕事をしているのか?


その根っこの部分をしっかり持っていなければ、育つ枝も実も大きく変わっていくと思っています。

先々月、お世話になっている書道家の片寄先生がお店に来て下さいました。その時に、私の想いを「書」に表して頂けないかとお願いしたのです。片寄先生は、快く引き受けて下さいました。

そして数日後、何枚か書体を決めるために下書きを書いてきて下さいました。その中からこれだというものを選ばせて頂き、清書を届けて下さいました。

その後、その清書された想いを額に収めるべく、ある方に相談しました。その方とは、中川村にある額縁屋「タクラマカン」さんです。そういうことなら任せろ!と言って下さり、早速、例の書を送りました。

そしてなんと私の誕生日12月23日に、ようやく見事に額装された「想い」が届いたのです!



またこうしてお店に、新しい命が誕生しました!

私の想いを書に表して下さった片寄先生!
そして、額装してくれたタクラマカンの拓良さん!

最高の作品をありがとうございました!!!早速、店内に木鶏の「理念」として掲げさせて頂きます!!!



私は、そば打ちの世界に入ってから、本当にたくさんの方との素晴らしい出逢いに恵まれました。その方たちとの出逢いがあったからこそ、今の自分があります。

私ができることは、そば打ちしかできません。そば打ちしかできないからこそ、そばを通じてたくさんの人に喜びや笑顔を創っていきたいのです!

自分が生まれてきた意味を改めて考え、迷ったときはこの書を見て、自分のやるべきことを一歩一歩進んでいきたいと思った誕生日でした!



「人と人を繋ぐ蕎麦屋でありたい」

そば処 木鶏  店主 塙和貴



【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日   11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 22:00Comments(0)自己紹介

2016年12月21日

「縁」を繋げる人と繫げない人

◆「ガラス作家 湊久仁子」×「雨ふらしカルテット」

今回の内容は、ちょっとした一つの出逢いによって、とても素晴らしい作品が誕生したという話です。



2016年7月4日。

この日は、東京駅そばにある、信州松本ヒカリヤさんと信濃ワインさんのコラボイベントにゲストとして招かれ、そば打ちのパフォーマンスをさせて頂きました。

せっかく東京でやらせて頂くからには、一つでもご縁を繋ぎたいという想いを強く持っていました。そこで、このイベントにある女性に声を掛けました。

それが、私の大切な仲間の吹きガラス作家「湊 久仁子」さんです。彼女とは、今までもいろんなイベントで関わってきました。

彼女の作品に対する想いや、人と人の繋がりを大切にする姿勢が大好きで、今回もきっといいご縁が生まれると思っていたのです。

イベント当日。

私は、自分にできる精一杯のパフォーマンスをしようと心掛けていました。



このイベントに参加していた「雨ふらしカルテット」というバンドのメンバーが、湊さんといくつか共通点が重なって話が盛り上がり、一つの繋がりが生まれました。



その後、湊さんは「雨ふらしカルテット」のライブを見に行ったりして、親交を深めていきました。その時の湊さんの興奮した様子は、今でも忘れません。

ここからが面白い展開の始まりです。

湊さんは、定期的に展示会を開催しています。人と人の繋がりを大切にしている彼女は、今までも色んな作家さんとのコラボレーションも実践してきました。



そして10月の展示会に、「雨ふらしカルテット」さんに「音」の提供をお願いしたのです!この願いに「雨ふらしカルテット」さんは、快く承諾してくれたそうです。



その音源が、あまりにも素晴らしいということで、映像も入れてMV化しようとなり、一つの作品へと変わりました!これがそのMVです!!!



◆「縁」を繋げる人

私は、今まで色んな方とお逢いしてきました。その中でも、こうして出逢いのきっかけを形にされる人は、そんなに多くありません。では、その違いはどこにあるのでしょうか?

私は思います。

「その出逢いを本気で大切と思っているか?」

湊さんは「雨ふらしカルテット」の葛西さんと田中さんとイベントで逢い、CDを聞いてめちゃくちゃかっこいい!絶対ライブ行くって言ってから、それを行動に起こし、親交を深めて行きました。

松本でのライブにも、わざわざ東京から日にちを合わせ、松本の仲間にも声を掛けて一緒に行くくらいです。アーティストなら、そこまでしてもらったら絶対嬉しいですよね!

彼女の心が、きっと「雨ふらしカルテット」さんに届き、今回の運びになったのではないかなと思っています!

ちょっとした出逢いのきっかけは、皆さんの日常の中にあると思います。こうした心がけ一つ持っているだけで、世界観が変わるかもしれませんよ!

【ガラス作家 湊 久仁子】

フェイスブック:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


【雨ふらしカルテット】

HP:「ここをクリック」

12月21日!今年二枚目のアルバムが発売されます!入手方法はホームページからご覧くださいね!

そば処木鶏は、人と人を繋ぐそば屋を目指しています!今年もたくさんそば会をやらせて頂きました!来年もいろんな企画を考えていますので、是非宜しくお願い致します!




【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日   11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 07:00Comments(0)仲間のこと

2016年12月20日

年越しそばの予約を間もなく終了します!

◆あなたに今年最後の喜びを!

2016年も、残り10日です!
あなたにとって、今年はどんな一年だったでしょうか?

木鶏は、三年目になり、この一年も大きな変化がありました。

年越そばは、私にとってなくてはならない最後の大仕事です!
一年の感謝の気持ちを、一食一食心を込めて打たせて頂きます!

◆そば処木鶏の厳選素材!

【そばの「生産地」】



今年の年越しそばも、信州大学が愛情込めて育てあげた「信州大学野辺山産」です。信州大学の先生が、手塩にかけて栽培して下さいました。標高はなんと1300mです。

ここの気温は、そばの一大生産地である「北海道」と同じ条件です。
昼夜の寒暖差が激しく、そばの栽培適地として、高く評価されています。

【そばを活かす「自家製粉」】



収穫されたそばの実は、私が自ら製粉を行います。特注の石臼を使い、丁寧に製粉をしていきます。石臼の回転数、そばの実の投入量、篩い分けと、全て長年の経験で製粉していきます。


【そばを引き立てる「そばつゆ」】



そばつゆの基となる「かえし」には、以前ブログでもご紹介した
「大久保醸造店」さんの濃口醤油を使用します。

大豆本来の味がしっかりとした醤油は、日本人が好む、スッキリとしたそばつゆに仕上がります。
昆布は「利尻昆布一等物」、鰹節は、極限まで燻しと乾燥を繰り返した「本枯節二年物」です。
じっくり煮出すことによって、かえしに負けない濃厚なだし汁になります。


【そばの名脇役「安曇野産生わさび」】



オープン当初から使用している生わさびは、信州だからこそ、成し得る特産品です。

産地は、日本一のわさび畑「安曇野の大王わさび農場」で育てられた生わさびを、お付けします。本当の生わさびは、辛さの中に、ほのかな甘味が生まれます。


「妥協は許されません!」

そば屋で食べる本格的な蕎麦を、ご家庭でも召し上がって頂きたい!その想いだけです。
イラスト付きの、茹で方説明書も付いているので、主婦の方でも、簡単に茹でることが出来ます!

◆それでは商品のご案内です!

<信州野辺山産 十割そば>



3食セット 2,580円(税込)
4食セット 3,440円(税込)
5食セット 4,300円(税込)

送料 本州 1000円 その他エリアは実費

◆お申し込み方法

≪電話によるお申込み≫

☎0263-98-2099

へお電話頂き「年越しそばが欲しい!」とおっしゃって下さい。
大将と女将が元気に対応いたします!
(申込時間 10:00~20:00)

≪メールによるお申込み≫

メールの方は、件名に【年越そばの件】と書いて、
以下の項目をご記入ください。

【お名前】
【ご住所】
【電話番号】
【送り先住所・電話番号】
【食数】
【希望到着日・時間】
【希望お支払方法 代引き or 郵便振込】
【のし 有無  のし名】

※複数の場合は、送り先とご住所をまとめて下さい。

メールアドレスは↓↓↓
misao870@gmail.com

※メールでのご注文は、こちらからの返信をもって注文確定とさせて頂きます。万が一、返信が来なかった場合は、お店までご一報ください。

≪FAXによるお申込み≫

お電話いただくと、注文書をこちらからFAXさせて頂きます。


電話番号・FAX番号は↓↓↓
☎0263-98-2099
(申込時間 10:00~20:00)

≪店舗内にて直接お申込み≫

また、店内にて申込用紙をご用意しておりますので、お気軽にスタッフまでお声掛け下さいね!

お支払方法は、ヤマト運輸さんによる代金引換、
もしくは、郵便振込の用紙を同梱させて頂きます。

≪贈物について≫

贈物の場合は、ご注文者様へご請求が行くように対応させて頂きます!
また、熨斗についても、個別に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

それでは、あなたからのご注文を、心よりお待ちしております!

そば処木鶏
店主 塙 和貴


追伸:

年越そばの由来とは、

「細く長く達者で暮らせることを願う」


大晦日は、年越そばで良いお年取りを・・・。  

Posted by カズキ at 17:00Comments(0)ご案内

2016年12月19日

愛だろ!愛!チーム木鶏のクリスマス会!

◆木鶏のクリスマス会!!!

昨夜は、いつもお店で活躍してくれるスタッフと、その子供たちが集まり、お店でクリスマス会を開催しました!平日だけだったり、週末だけだったりするスタッフもいるので、親睦会も兼ねてのクリスマス会です!



店内の飾りつけは、スタッフたちが考えて創ってくれました!!!





折り紙で作った輪っかの飾りつけ!なんだか小学生以来で懐かしいーーー!!!

お料理は、どこかのお店にオードブルを頼むのではなく、ひと家族一品持ち寄りにしています!その家庭の味が分かったりして、結構面白いんですよね!

スタッフの晴ちゃんにおんぶされて寝る息子。
末っ子の仁成は、本当に晴ちゃんが好きらしく、安心しておんぶされています!



今回集まったお料理はこちら!

ジャン!



ジャン!ジャン!



どれも美味しかったなー!!!
本当に美味しかったー!!!

お腹も満たされた後は、楽しい楽しいお楽しみゲームです!チーム対抗連想ゲームは最高に面白かったです(笑)



目隠し足踏みゲームも大盛り上がり!!!





いやー笑った!心から笑ったよ!

◆ここからが愛の劇場です!

この日は、最近仲間入りした高校生のスタッフの誕生日でした!サプライズで、みんなからのバースデーソングを♪♪♪



喜びは、この笑顔が証明してくれています!祐真君!18歳お誕生日おめでとう!この春から大学生となり、将来は警察官か消防士になって、地元に戻ってきて恩返しがしたいと言ってる頑張り屋さんです!皆さんも、応援よろしくお願いします!



最後は、手作りデザートを作ってくれた晴ちゃん!



このケーキの他にも、スタッフみんなにプレゼントが・・・。

それがこちらです。





一人ひとりに名前を入れてくれています。
お腹の部分には、木鶏の名前も!!!

この春、諸事情で離れていくスタッフに、木鶏で働いていた証を残したい、これを見た時に、木鶏で過ごしたことを思い出してほしい!という想いを込めて作ってくれたそうです・・・。その想いが嬉しすぎて・・・。

さらには、えっちゃんの企画から、晴ちゃん、祐真君、私へのバースデーメッセージの寄書きがプレゼントされました・・・。来年は、酉年だからって、鳥の手拭いまで・・・。



もうさー!涙こらえるのが必至ですよ・・・。



こうして、涙なみだの木鶏クリスマス会は、盛会の中終えました!改めて木鶏は、素敵なスタッフたちに支えてもらっているなと実感しました!!!

愛だろ!愛!!!




そば処木鶏は、人と人を繋ぐそば屋を目指しています!この最高のスタッフと共に、お客様がお腹も心も満たして頂けるように、チーム木鶏は、これからも歩んでいきます!!!

どこにいても、空は繋がってる。君と僕もちゃんと繋がってる。広いこの星で、みんな生きている。僕に生まれて君と出逢えて本当に良かった。


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日   11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 21:00Comments(0)家族

2016年12月17日

木鶏はいつまでやってるの?

◆12月・1月の営業案内です!

今年も残り2週間ですね!皆さん!大掃除に年賀状とお忙しいかと思われます!木鶏も、年末の年越しそばに向けて準備を進めています!

お店としての最終営業日は、12月26日(月)の昼営業までです。27日~31日は、年越しそば打ち業務とさせて頂きます!また年明けは、1月2日・3日と昼のみ営業します。4日~6日を正月休みとさせて頂き福島に帰省したいと思います!どうぞ宜しくお願い致します!

詳しくは、木鶏のホームページの営業カレンダーをご覧ください。

そば処木鶏HP⇒「ここをクリック」


  

Posted by カズキ at 08:00Comments(0)ご案内

2016年12月16日

ドイツからきた「トム」です!

◆理想の蕎麦を目指す!!!

そば処木鶏の蕎麦のコンセプトは、

「十割そばで、のど越しがよく、そばの穀物感を出す」

そのために、今まで素材選びから、製粉、そば打ちまで、色んなことを試してきました。

この度、その蕎麦の表現を手助けしてくれる強力な助っ人が現れました!その名も「トム臼」!



この臼は、小麦粉を製粉するために作り出されたセラミックの臼です。このトム臼を使うと、粗びきのそば粉を挽くことが出来ます。

今まで電動石臼で挽いていたそば粉に混ざることで、よりイメージしている蕎麦を表現することが出来ます。まだまだ試行錯誤ですが、お客様にもっともっと蕎麦の美味しさを、世界観を楽しんで頂けるよう、日々努力していきたいと思います!

このトム臼をドイツから輸入するにあたっては、そば打ちの大先輩「横島」さんには大変お世話になりました!この場を通じてお礼を申し上げます!

今、そば業界は、若手の方々がもっともっといい業界にしようと、横のつながりを大切にし、互いに学び合い、切磋琢磨をしています。

その先輩方と関わらせて頂けるこの幸せを、私も木鶏で表現していきたいと思います!!!  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)蕎麦のこと

2016年12月15日

私はお寿司屋さんに甘えさせて頂きました。

◆野沢菜発祥の秘密

信州の冬の伝統食といえば「野沢菜漬け」です!野沢菜の発祥の地は、野沢温泉にあると言われています。以下、野沢温泉観光協会より↓

信州人にとってなくてはならない味「野沢菜」。

野沢温泉はその本場であり、歴史をたどれば今から約250年ほど前にさかのぼります。

野沢菜の原種を生産する野沢温泉村健命寺の口伝によると、宝暦年間(1751~1763)に、当時の8代目住職の晃天園瑞和尚が京都遊学の折に、京都・大阪で名産の天王寺蕪の種を持ち帰り栽培をしたことがはじまりだとされています。

その種を寺の庫裡裏の畑にまいたところ、蕪が小さく葉柄が大きい天王寺蕪とは違ったものが育ちました。

野沢温泉は標高600メートル近く、積雪量の多い高冷地です。温暖な西国育ちの天王寺蕪は、ここですっかり突然変異をおこし、野沢菜が誕生したわけです。

晃天園瑞和尚は、今の中野市新野、田川五兵衛の次男として生まれ、新野にある松川寺八世徹眼台道和尚の弟子になりました。

後に、飯山市小境の弥勒寺11世になり、ここから健命寺8世になられました。前述したように種子の導入をされ、その後木島平村高石の泉龍寺の11代住職となり、布教と野沢菜の普及に努力され安永4年(1775)亡くなっています。

江戸時代頃から野沢温泉は湯治場として知られていました。大正時代になると、スキー場が開設され、以後日本のスキー史とともに歩んでいる野沢温泉には、スキー客や、湯治客がたくさん訪れました。

その時に、スキーヤーや湯治客たちは、蕪菜のおいしさに感激し、地名のついた野沢菜が定着していったとされています。

野沢菜という呼び名はあとからつけられたもので、蕪菜と呼んでいました。健命寺の寺種の袋には今でも蕪菜・蕪種と書いてあります。また、地元の人は、お菜やお葉漬けと呼んでいます。

第二次世界大戦後には、野沢温泉には入り込み客が急増、またマスコミが食文化として野沢菜漬けを盛んに取り上げるようになり、全国各地に野沢菜は普及していきました。野沢菜は信州の食文化として、今でも多くの人に愛され続けています。


となれば、私も漬けないわけにはいきません!実は、昨年から野沢菜漬を始めていました!今年も二回目のチャレンジをしようとしていたのですが、予期せぬ出来事が起きてしまいました。

それは、11月に降った季節外れの雪です。この雪が、収穫を迎えていた野沢菜に大きなダメージを与えました。これにより、いつも手に入るはずの野沢菜が、今年は全く手に入りませんでした。

そんな中、山形村でお世話になっている「赤坂鮨」の聖史さんが、声を掛けて下さいました。

「嫁さんの実家にまだ残っているから、取りに来るならあげるよ!」

なんともありがたい話に、私は甘えることにしました。

◆野沢菜の漬け方

今年は、聖史さんのおかげで、収穫から体験することが出来ました!





野沢菜ってこうやって畑で育ってるんだー!

というのが正直な感想。

包丁を使い、収穫のポイントも教えてもらいながら、作業は続きます。おおよそ5キロぐらいを一束にまとめていきます。

収穫した野沢菜は、丁寧に洗わなければなりません。本場の野沢温泉では、地元の温泉を使って洗うそうです。

ならばと私も工夫をして、そば釜にお湯を作り、少し温かいくらいの温度で丁寧に洗ってみました。



昨年は、水洗いだったので本当に大変でしたが、お湯で洗えたことで、作業もスムーズです!とは言ったものの、30キロの野沢菜を一人で洗うのは容易ではありません。結局、2時間くらいかかりました。

全ての野沢菜を洗い終えたら、一晩おいて水気を切ります。ここからがそれぞれのやり方だと思いますが、木鶏では、すべて刻んでから重量を量り、それに合わせた調味料を加えます。

使う調味料は、濃口しょうゆ、みりん、酢、ざらめ、生姜です。

しっかりと重石をかければ、4日後くらいから食べ始めることが出来ます!



まだ浅漬けですが、自分で作った野沢菜は、本当に格別ですよー!!!



お蕎麦の付け合わせとして、お店に登場します!別で食べたい方は、スタッフに声かけて下さいね!聖史さん!この度は貴重な野沢菜をありがとうございました!!!

【赤坂鮨】

住所:長野県東筑摩郡山形村小坂2929−1
電話: 0263-98-2267
HP:「ここをクリック」




海なし県で、ここまで美味しいお寿司を味わうことが出来るのは、店主「唐沢聖史」さんの妥協をしない姿勢がある方だと思います!魚に合う日本酒も充実しています!まずはご自身でご体感ください!!!  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)地域のこと

2016年12月14日

木鶏が愛する冬酒!続々入荷!!!

◆新酒のフレッシュ感をお楽しみください!!!

そば処木鶏では、二つの故郷の味を楽しんで頂こうと、信州と福島の日本酒に特化して、その季節のお酒を仕入れています!この冬も、厳選された日本酒が続々と入荷しています!!!



通常メニューにはございませんので、大将にお好みのお酒を聞いて下さいね!

蕎麦屋で楽しむ粋な楽しみ方を是非ご体感くださいね!

  

Posted by カズキ at 21:00Comments(0)ご案内

2016年12月14日

女将さんの愛情!!!

◆お誕生日おめでとう!!!

12月11日は、スタッフ「はるちゃん」の誕生日でした!

女将さんは、朝から仕事の合間を見て、彼女のために手作りバースデーケーキを作っていました!

これがその作品です!!!



作るたびに、クオリティーが高まる女将さんのケーキ!彼女を動かす原動力は、とにかく喜んでもらいたいという想いだけなんですよね。頭が下がります。

はるちゃん!お誕生日おめでとう!いつも木鶏を支えてくれて、本当に本当にありがとう!!!いい一年にしてね!!!   

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)家族

2016年12月13日

見るも耐えられない姿でした・・・。

◆匠のお仕事!

そば処木鶏を、陰で支えてくれる相棒のワーゲンバス。年式は1965年式です!



女将さんが乗り始めてから、10年以上が経っています。今まで、足回りや床など少しずつ手を加えてきました。

そして今回、思い切ったのが内装です!







シートは破れ、クッション性も衰えていました。

どうにかしなくてはと悩んでいた時、救世主が現れました!

なんと、福島の高校の先輩が、長野に移住をしていて、シート関係の仕事をしていらっしゃるとのこと!これを聞いて、私はすぐにお願いしました!

まずはシートを外して、前のカバー剥ぎます。



次に、クッション性を高めるために補修します。



そして、新しいカバーを丁寧に縫い合わせていきます。





これでようやく完成です!
(これはほんの一部です)



驚くほど見違えましたね!!!

これだけでは終わりません。

後部座席の木造部分もだいぶ傷んでいました。

そこで、細かな木工の加工といえば、木鶏のテーブルを作って下さった幹工房の幹夫さんにお願いしました!幹夫さんは快く引き受けて下さいました!

ワーゲンバスを持ち込んで、現場合わせの作業が続きます。







強度性から使い勝手を考えて、あらゆる試行錯誤を繰り返して、ようやく完成しました!!!

これが新しい相棒の内装です!!!







こうしてまた、相棒に新しい命が注がれました!関わて下さった吉田さん!幹夫さん!この度はありがとうございました!!!

【株式会社 山添シート内装】

住所:長野県松本市野溝西3丁目5-39
電話: 0120-27-1197
HP:「ここをクリック」

車のシートはもちろんのこと、テント・シートの製造から各種イベントの企画・設営まで、あらゆるテントニーズにお応えするプロフェッショナル集団です!松本山雅の試合でもアルウィン内で活躍しています!

豊富なノウハウと実績を活かし、企画から設計、提案、施工、運営管理までのトータルシステムを実現します。より快適で高度な空間づくりのために、いつでも、どこへでも、迅速なテントサービスをお届けしてくれます!


【手作り注文家具 幹工房】

住所:長野県松本市中山994-5
電話&FAX:0263-28-6848
携帯電話:090-3349-9906
フェイスブックページ:「ここをクリック」

木材の加工なら何でもご相談ください!オーダー家具はもちろんのこと、お店の看板なども手掛けて下さいます!


匠の手仕事に心から感謝です!!!  

Posted by カズキ at 17:00Comments(0)ワーゲンのこと

2016年12月08日

年越しそばのご予約を承ります!!!

◆あなたに今年最後の喜びを!

2016年も、残すところあと一ヵ月を切りました!
あなたにとって、今年はどんな一年だったでしょうか?

木鶏は、三年目になり、この一年も大きな変化がありました。

年越そばは、私にとってなくてはならない最後の大仕事です!
一年の感謝の気持ちを、一食一食心を込めて打たせて頂きます!

◆そば処木鶏の厳選素材!

【そばの「生産地」】



今年の年越しそばも、信州大学が愛情込めて育てあげた「信州大学野辺山産」です。信州大学の先生が、手塩にかけて栽培して下さいました。標高はなんと1300mです。

ここの気温は、そばの一大生産地である「北海道」と同じ条件です。
昼夜の寒暖差が激しく、そばの栽培適地として、高く評価されています。

【そばを活かす「自家製粉」】



収穫されたそばの実は、私が自ら製粉を行います。特注の石臼を使い、丁寧に製粉をしていきます。石臼の回転数、そばの実の投入量、篩い分けと、全て長年の経験で製粉していきます。


【そばを引き立てる「そばつゆ」】



そばつゆの基となる「かえし」には、以前ブログでもご紹介した
「大久保醸造店」さんの濃口醤油を使用します。

大豆本来の味がしっかりとした醤油は、日本人が好む、スッキリとしたそばつゆに仕上がります。
昆布は「利尻昆布一等物」、鰹節は、極限まで燻しと乾燥を繰り返した「本枯節二年物」です。
じっくり煮出すことによって、かえしに負けない濃厚なだし汁になります。


【そばの名脇役「安曇野産生わさび」】



オープン当初から使用している生わさびは、信州だからこそ、成し得る特産品です。

産地は、日本一のわさび畑「安曇野の大王わさび農場」で育てられた生わさびを、お付けします。本当の生わさびは、辛さの中に、ほのかな甘味が生まれます。


「妥協は許されません!」

そば屋で食べる本格的な蕎麦を、ご家庭でも召し上がって頂きたい!その想いだけです。
イラスト付きの、茹で方説明書も付いているので、主婦の方でも、簡単に茹でることが出来ます!

◆それでは商品のご案内です!

<信州野辺山産 十割そば>



3食セット 2,580円(税込)
4食セット 3,440円(税込)
5食セット 4,300円(税込)

送料 本州 1000円 その他エリアは実費

◆お申し込み方法

≪電話によるお申込み≫

☎0263-98-2099

へお電話頂き「年越しそばが欲しい!」とおっしゃって下さい。
大将と女将が元気に対応いたします!
(申込時間 10:00~20:00)

≪メールによるお申込み≫

メールの方は、件名に【年越そばの件】と書いて、
以下の項目をご記入ください。

【お名前】
【ご住所】
【電話番号】
【送り先住所・電話番号】
【食数】
【希望到着日・時間】
【希望お支払方法 代引き or 郵便振込】
【のし 有無  のし名】

※複数の場合は、送り先とご住所をまとめて下さい。

メールアドレスは↓↓↓
misao870@gmail.com

※メールでのご注文は、こちらからの返信をもって注文確定とさせて頂きます。万が一、返信が来なかった場合は、お店までご一報ください。

≪FAXによるお申込み≫

お電話いただくと、注文書をこちらからFAXさせて頂きます。


電話番号・FAX番号は↓↓↓
☎0263-98-2099
(申込時間 10:00~20:00)

≪店舗内にて直接お申込み≫

また、店内にて申込用紙をご用意しておりますので、お気軽にスタッフまでお声掛け下さいね!

お支払方法は、ヤマト運輸さんによる代金引換、
もしくは、郵便振込の用紙を同梱させて頂きます。

≪贈物について≫

贈物の場合は、ご注文者様へご請求が行くように対応させて頂きます!
また、熨斗についても、個別に対応しておりますので、お気軽にご相談ください。

それでは、あなたからのご注文を、心よりお待ちしております!

そば処木鶏
店主 塙 和貴


追伸:

年越そばの由来とは、

「細く長く達者で暮らせることを願う」


大晦日は、年越そばで良いお年取りを・・・。  
タグ :年越しそば


Posted by カズキ at 16:00Comments(0)ご案内

2016年12月02日

【木鶏】×【博多明太子】

◆冬の限定そば 第一弾!

いよいよ12月に入り、寒さも少しずつ厳しくなってきました!そこで、身体も心も温まるこの冬イチオシの新メニューを発表します!

今回、私が選んだ食材は「明太子」です!

きっかけは、昔テレビで明太子鍋というものをやっていました。当時、結婚したばかりの私と妻は、早速実践してみたところ、これが美味しくて忘れられない味でした。それからお店を開くようになって、いつかはチャレンジしてみたい食材として、頭の片隅に閉まっていました。

その記憶の引き出しが動いたのは、今年の10月のことです。

福岡にある「そば 木曽路」の若大将が、長野に来てくれた時、お土産で明太子を持ってきて下さいました。この頂いた明太子で、あの時イメージしていたそばを、実際に作ってみたのです。

やはり、描いていたイメージどおり、めちゃくちゃ美味しくて、この冬の限定そばにしようとなったのです!

しかし、福岡に明太子の仕入れルートを作るのは難しいことです。どうしたら良いか考えていた時、木鶏の常連さんを思い出しました。

早速、細合さんに相談したところ、福岡にいるご友人を介して、こだわりの明太子屋さんをご紹介頂きました。

「三田村商事」さんは、子供たちに安心して食べさせたいとの想いから、食品添加物を無添加で明太子を加工されています。

主材料となる、すけとうだらの卵巣はロシア産を使用。網で採れたばかりのすけとうだらを船内の工場で採卵し、そのまま急速凍結をかけた鮮度の良い原料だけを使用しています。魚を船の中で加工する事により、魚がつぶれて急激に鮮度が落ちたり、時間が経って鮮度が落ちたりする事を防ぎます。

【三田村商事さんの素材へのこだわり⇒「ここをクリック」

社長自ら相談に乗って下さり、試行錯誤の試作が続きました。そして、ようやく最高の一杯が完成したのです!

【博多明太子あんかけそば】・・・1350円(税別)



木鶏のかけつゆをベースに、バラにした明太子を入れます。そのつゆを片栗粉で緩めのあんをかけることで、そばと明太子の一体感が生まれます。そこへ焼き明太子を乗せて完成です!

ここからが、美味しさの真骨頂です!なんと別トッピングで、無塩バターを加えることが出来ます!バターの量も、試行錯誤し、2.5gがベストと決めました!

〆に、残ったつゆにご飯を入れて食べると、もうお腹も心も満たされること間違いなしっす!

そばと明太子とバターが生み出す、木鶏でしか食べることのできない一杯を、是非ご体感くださいね!!!

追伸:

お客様によく言われることがあります。
よく、そんなにアイデアが生まれますねと。

それは「人」がありきだと考えています。
今回も、自分がこうしたいと思ったとき、手を差し伸べて下さる方がいたから実現できました。

細合さん!ご紹介いただきありがとうございました!!!



【株式会社 三田村商事】

〒811-1324 福岡県福岡市南区警弥郷1丁目21-27
TEL:092-584-0339
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 05:30Comments(0)ご案内