2019年10月29日

どんな年でも「ワクワク」したい!

◆業界の枠を超えた関係!

昨日のお休みは、先月「フレンチ」×「蕎麦」のコラボイベントをさせて頂いた「ラトリエ・スズキ」の鈴木ご夫妻とお疲れ会を兼ねて、ランチに行ってきました!

今回は、裏でイベントを支えてくれた女将さんも一緒にと、鈴木シェフが誘って下さいました!

四人でゆっくりお話しするのは初めてです!なんか、あのイベントが、だいぶ前のイメージですが、まだ一か月前だったんですね!(笑)

あのイベントは、とても大切なことを学ばせて頂きました。

一緒に企画する相手のことを想い、心のすり合わせをし、お互いを尊重し合いながら創り上げていくことの素晴らしさです。

今回の経験は、今後の自分の仕事に、大きく糧になると思っています。

この経験を、一人でも多くの人に味わってほしいと思っています!来年も、また大きなチャレンジの年になりそうです!

鈴木シェフとは、せっかく一緒に仕事をさせて頂けたので、一度だけではなく、また違う形でも皆さんに楽しんでもらえる「食」の場を考えています!

今日のランチで、長年飲食店を経営されてきた鈴木シェフの、重みある言葉を聞かせて頂くことが出来ました。

良かった時期も、悪かった時期も、どんな時代背景があっても、鈴木シェフのように「ワクワク」を忘れず、生涯現役で仕事をしていきたいですね!



もう一つの学び。

「夫婦円満」は、すべての原点!

夫婦仲がいいお店は、いい空気が流れています♪


【ラトリエ・スズキ】

住所:長野県松本市大手4丁目3−15
地図:「ここをクリック」
電話:0263‐34‐3999
HP:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)同志

2019年10月28日

自分のそばは自分で茹でる!

◆長男の誕生日会!希望献立は?

10月27日。
昨日は、長男「巌士郎」11歳の誕生日でした。

塙家の誕生日会は、子供の希望献立でお祝いするのがお決まりです。

そば好きの巌ちゃんの希望献立は、今年も・・・そばでした(笑)

11歳になったし、いつもお父さんの仕事ぶりを見ているから、少しは興味があるかもしれないなと思い、そばを茹でてみるかと聞いてみました。

すると嬉しそうに、やってみる!と返してくれました。

自分で食べるそばを自分で茹でること。







彼はどんなことを感じたかな♪

今から11年前。

今日のような秋晴れの中、三日間、家族のサポートを受けながら、操ちゃんと私は、寝ずに苦しんで苦しんで、そして、ようやく産まれてきた巌ちゃん!

初めてづくしで、色んな経験させてもらい、私達。「親」にしてくれています!まだまだ親11年です!

長男が道を創ってくれたから、それに続く三人の妹弟も育ててこれたのかもしれません。

塙家のムードメーカーの巌ちゃん!生まれてきてくれてありがとう!そしてこれからもよろしくね!!!

追伸:

誕生日とは、その子が無事にその年まで元気で迎えられたことを祝う日です。

でも、もう一つの意味として、そこの子を産んでくれたお母さんに、感謝の日でもありますね!

私も昔は、自分のお祝いごとばかりでした。

でも、こうして結婚をして子供を授かると、考え方が変わり、次第に両親への感謝の日だなと、強く思うようになりました。

年を取ったからかな~(笑)いつか子供たちも、そんな感情になるのかな?

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 17:00Comments(0)家族

2019年10月27日

女将さん手の平で転がされています・・・。

◆お酒飲まなかった貯金をしよう!!!

来年一月に、縁あってスペインの美食の街「サンセバスチャン」に行けることになりました。目的は、シェフたちによる、オープンマインドの学び合いの街づくりを、肌で感じるためです。

サンセバスチャンに行くには、当然ながら渡航費がかかります。そのお金を捻出しようと、女将さんが私にある提案をしてくれたのです。

「仕事の後、お酒飲まなかったら千円ずつ封筒貯金したら?どのみちお金の出所は一緒だけど、少し自分に負荷をかけてもいいんじゃない?身体にはいいし、経費も削減できるし、何よりサンセバスチャンに行くんだ!という気持ちの表れにもなるよね♪」

と、笑顔で私に声を掛けてくれるのです。笑顔で・・・。

仕事上がりに、軽くお酒を飲むのが楽しみだった自分がいます。でも、女将さんの言う通りです。何か得るためには、何か一つ我慢しなくちゃですよね・・・。

というわけで、10月16日から始まった、サンセバスチャンに行くための千円貯金!いくら貯まるか、皆さんも楽しみにしていてくださいね!



最後に一言女将さんが・・・

「お酒飲むこと、無理に我慢しなくていいからね♪」

私は完全に、女将さんの手の平で転がされています(笑)



【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)家族

2019年10月26日

山形県「高畠ワイン」が飲める蕎麦屋!

◆高畠ワイナリー100年構想!

山形県に、全国でも屈指のぶどう産地と言われている町があります。それが高畠町です。

高畠町は、稲作を始め「ぶどう」「ラ・フランス」など農業がとても盛んです。そんな小さな町に「高畠ワイナリー」があります。

高畠ワインでも使用しているシャルドネ品種、デラウェア品種に関しては市町村単位では、全国一の出荷量を誇り、高畠町は有機農法の先駆地として多くの方に知られています。

高畠ワイナリーのミッションは、たとえ100年かけても世界の銘醸地に並ぶ「プレミアムワイナリー」となること。これまでの「ワイン造り」「モノ造り」を主軸としてきた「モノづくり」の製造会から、お客様へ、単なるワインだけでなく、ワインのある暮らしや経験(体験)を提供できる「コトづくり」のワイナリーへ目指されています。

先月から、本格的に入荷し始めましたが、木鶏のお客様も、徐々にワインを楽しんで頂けるようになりました!今回も、また素晴らしい作品が届いたので、ご紹介します!



左から順に

1、2019 高畠 新酒 【白・辛口】 
グラス100cc/600円


高畠町産のデラウェアで醸し出しています。デラウェアの甘酸っぱい風味をそのまま活かした爽快タイプの白ワインです。

2、 2017 プレミアムロゼ樫樽仕込み 【ロゼ・辛口】 
ボトル750cc/4500円 グラス100cc/800円


高畠町で育てたメルロー、カベルネ・ソーヴィニョン、プティ・ヴェルドを樫樽で仕込んだ贅沢なロゼワインです。高級赤葡萄だけが放つ、濃縮感溢れる果実感をお楽しみください。

3、2016 高畠 メルロー&カベルネ 【赤・ミディアム】
ボトル720cc/4000円 グラス100cc/750円


高畠町で育てた渾身の高級赤葡萄、メルローとカベルネ・ソーヴィニョンから醸したミディアムボディーのワインです。ブラックベリー、プラム、バニラを思わせる奥行きがあるワインに仕上がっています。

4、2017 高畠 マスカット・ベーリーA 【赤・ミディアム】
ボトル720cc/4000円 グラス100cc/750円


日本を代表するブドウ品種、マスカット・ベーリーAを主体として醸したミディアムボディーのワインです。華やかな香りと濃縮感あふれる味わいをお楽しみください。

5、2018 高畠 シャルドネ クラシック 【白・辛口】
ボトル720cc/4000円 グラス100cc/750円


高畠町で丹念に育てられたシャルドネを贅沢に醸しました。躍動感ある豊かなフルーツが奏でる味わいをお楽しみください。

6、2017 上和田 ピノ・ブラン 【白・辛口】
ボトル720cc/4000円 グラス100cc/750円


高畠町「上和田地区」は、標高が高い畑です。この地区のみのピノ・ブランで醸したワインは、キレのある酸味と、爽やかで清涼感ある辛口の白ワインです。

私もまだまだワインは勉強中です!是非飲んだ感想を教えてくださいね!それでは、あなたのご来店を心よりお待ちしております!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 16:20Comments(0)ご案内

2019年10月21日

カズキは何がしたいの?その応えです!

◆カズキの頭の中です!

最近、友人やお客様から聞かれることがあります。色々活動しているけど、いったい何がしたいのか?

そうなんです。
実は、私の今の頭の中では、大きく3つのことを毎日考えています!

1、山形村を日本一のそばの里へ!


そば処木鶏がある信州山形村を盛り上げようと、地元の蕎麦屋さんと生産者さんを交えて、今年の2月から活動を始めました。会の名称は「日本一のそばの里を創る会」です!

今までは、全国の蕎麦屋さんと交流を深め、色んな地域に足を運び、沢山の出逢いを頂き、また考え方に触れ、その中で、まずは自分が商売をさせてもらっている土地から、活性化していかなければならないという想いになりました。

その想いをちょうど同じタイミングで共感し合えた、地元の蕎麦屋さんと生産者さんで立ち上げた、そばを通じた地域活性プロジェクトです!今後の展開を楽しみにしていてください!!!

2、信州そばを日本一のそばの街へ!


これは、二年前の7月に立ち上がった信州そば切りの会「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」です!私たちが目指すものは、

1、蕎匠塾は、信州そばのレベルアップに努めます。

私たちは、信州で「そば」をお召し上がりになられた全ての方が、満足してお帰り頂ける状態を目指し、信州そば全体の底上げを行っていきます。

2、蕎匠塾は、そばに関連する全てのことを極めます。

私たちは、そば打ちのみならず、そばの生産、製粉、販売に関係する全てのことについて学び、最高の信州そばを提供すべく、日々妥協のない研鑽を続けます。

3、蕎匠塾は、各メンバーが独立した対等な関係を保ちます。

私たちは、塾の中で、上下関係や主従関係を求めず、各々が自らの道を目指す独立した者として、互いに尊重し合える関係性を保ち、共に学び高め合える同志として活動を行います。

4、蕎匠塾は、自主的、自発的な研究の場です。

私たちは、蕎匠塾を知識を求めて集まる勉強会の場としてではなく、自らの経験、知識、好奇心を以って、自主的、自発的にテーマを持ち寄り、研究や活動を実施する場にしていきます。

5、蕎匠塾は、活動の場を広く求めていきます。

私たちは、県外、海外、他業種と積極的に交流し、最高の信州そばにつながる知識や技術、人脈作りをさらに深めていきます。


この考えのもと、全国にそば処あれど、やっぱり信州そばが一番だよね!と言われるくらいに、最高のそばを提供できるよう、仲間たちと切磋琢磨しています!!!

3、松本平を日本一の美食の街へ!


今から二年前くらいから、あるフレンチのシェフと、世界一の美食の街と言われるスペイン「サンセバスチャン」の学び合いの街づくりを、この松本平でやってみたいねと話をしていました!

今年に入り、色んな出逢いとタイミングが重なり、来年一月にサンセバスチャンに行ける話になりました。そこで学び得たことを持ち帰り、この松本平を「食」を通じて、生産者、消費者、そして飲食店の活性化を狙っていくプロジェクトです!

業界の枠を超えて、お互いがお互いを尊重し合い、自分が住んでいるこの街を愛する力に変えていけたら、どんなに素晴らしいことでしょうか!

一見、別々の活動に思われがちですが、私の頭の中では、すべて通じ合っていて、この三つのプロジェクトから経験したことは、それぞれに活かせていたりします!!!

なぜこんなことばかりしているのか?普通にお店やっていればいいじゃない?と言われることもあります。

私も、なんでこうなってきたのか分かりません。

ただ、毎日を全力で生きていたら、色んな出逢いやきっかけがあり、そこへ関わる人たちの想いやタイミングも重なり、今に至ります!!!

毎日全力で生きているから、なんというか魂がワクワクしています!もちろん、大変なこともありますけど、それを乗り越えた時の感動や喜びを知ってしまったら、やめられないんですよね(笑)

もちろん!まずは自分のお店があってのことなので、日々の仕事に心を込めて頑張れる気持ちのゆとりも取っていきます!

こんなカズキですが、どうか今後とも温かい目で見守って頂けたら嬉しいです!そして、この三つのプロジェクトのうち、どれか一つでも興味があれば、一緒にメンバーとして活動しましょう!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 22:15Comments(0)同志地域のこと

2019年10月19日

「蕎麦」を通じたスペインと日本の文化交流!

◆スペインと松本のストーリー!

来年一月に、スペインの小さな街「サンセバスチャン」に行く計画をしています。目的は、世界一の美食の街と言われる街づくりを、どのように創り上げていったのかを勉強するためです。
【松本平を日本一の美食の街へ⇒「ここをクリック」

松本には、わざわざスペインから、そば打ちを学びに来ている方がいます。名前はイグナシ・カロンジャさんです。現在は、松本浅間温泉「ホテル玉乃湯」でそば打ちの修業をされています。なぜ玉乃湯さんなのか?そこには、運営的な巡り合わせがあったのです!

ホテル玉乃湯は「信州そば切りの会」の事務局長、山崎良弘さんが経営されています。

山崎さんは、大学時代にスペイン語を学ばれました。その後、奥様との結婚を機に、ホテル玉乃湯さんへ。その時はまだ、ホテルでは手打ちそばを提供していませんでした。

山崎さんと蕎麦の出逢いは、国宝松本城で開催された「第一回信州松本そば祭り」だったそうです。蕎麦を食べるためだけに、沢山の方が全国から集まり、美味しい!美味しい!と喜んでいる!そのパワーに魅了されて、ご自身でも蕎麦を打ち始めたそうです!

それから毎日、ホテル玉乃湯さんで、山崎さんご自身が打たれた蕎麦が、食事につくようになったのです!

◆スペインで蕎麦を打ってみないか?

ある日、山崎さんの知人が、スペイン観光の後、玉の湯さんに宿泊していた時の話です。なにやら、スペインの小さな町で日本との文化交流をしようとなり、スペイン語が話せて、日本の伝統文化の「蕎麦」が打てる山崎さんに、是非スペインで蕎麦を振舞ってみないかと提案があったそうです。

山崎さんはこの時、自分が大学時代にスペイン語を学んでいたこと、そして大好きな蕎麦が打てることは、すべて、この時のためだったのではないかと、道が開けたそうです。

しかし、山崎さんの凄いところはここからです!現地に行って蕎麦を打つだけでは自己満足でしかない!それでは本当に意味の文化交流にはならない!と思い、イベントの三か月前に信州産のソバのタネをスペインの畑に播き、収穫したものを製粉して打つことを提案したそうです!

この想いに、スペインの方が共感し、畑を耕して待っていてくれたそうです!そして、無事に収穫され、スペイン産信州そばを振舞ったそうです!!!凄すぎるーーー!!!

話は、ここだけでは終わりません!この活動に共感したスペイン人のマリオさんは、ぜひ日本でソバ栽培の勉強がしたいと来日。松本市にある「農業生産法人株式会社かまくら屋」さんが受け入れて下さったそうです。

私も、信州そば切りの会の勉強会の時、スペイン人のマリオさんとは、お逢いしたことがあります。とても勉強熱心で、栽培だけではなく、そば打ちも学ばれていました。その後、マリオさんはスペインに戻り、ソバの栽培を始めているそうです。

◆もう一人のスペイン人との運命の出逢い!

ブログの冒頭で紹介したイグナシさんは、奥様が日本人です。日本の観光をしている時、京都のある蕎麦屋さんで蕎麦を食べて、その美味しさに感動し、スペインで蕎麦店を開きたいと、夢を持つようになりました。

二年後、再び日本にやってきたイグナシ夫妻が、蕎麦旅行の最後に訪れたのが松本市です。たまたま立ち寄ったお土産屋「かまくらや」でお会計の時に「スペインバルセロナでそば屋をやりたくて、その視察のために来日している」と伝えたそうです。

そう!農業生産法人株式会社かまくら屋さんが運営してるお土産屋で、その時レジにいたのが、以前ソバ栽培の勉強に来ていたマリオさんを担当していた方だったみたいです!

「スペイン!そば!と言えば山崎さん!」

すぐに、山崎さんの携帯電話に連絡が入り、イグナシさんの想いを組んであげないかと、相談があったそうです!そして、山崎さんはイグナシさんを受け入れ、玉の湯さんでそば打ちの修業と、料理の勉強をさせているのです。

スペインというのは、情熱の国と言いますが、私は山崎さんの情熱が、このような運命的な出逢いを引き寄せているのではないかと思っています!私も、山崎さんと出逢ってなければ、信州そば切りの会に入会していませんでした!

◆イグナシさん!一日木鶏入店!

山崎さんとイグナシさんに、サンセバスチャンに行く前に、スペインのことをお聞きしたく相談していました。そして、先日木鶏に来て下さり、上記の内容を伝えて下さいました。

またイグナシさんには、スペインでの「蕎麦」の事情もお聞きできました。世界的に、グルテンフリーの考え方は広まってきていて、日本の蕎麦にも注目され始めているけれど、まだまだ食文化としては、認知されていないこと。

イグナシさんは、できれば十割そばで提供したいとのことで、私は一日だけでも木鶏に来てみませんか?と声を掛けてみました。山崎さんも同意で、11月6日水曜日に、一日だけ木鶏に来て頂けるようになりました!

木鶏の十割そばの打ち方をお伝えするのはもちろん、イグナシさんに、スペイン語で簡単なあいさつ程度は教えて頂きたいなと思っています!!!

来年一月にサンセバスチャンに行くとき、名門料理学校「ルイスイリサール学校」で、そば打ちの特別講師をやってもらえないかと、急展開に!どんなご縁か分かりませんが、山崎さんのように、自分に与えられたミッションを、情熱をもって臨みたいと思います!!!



「蕎麦」を通じたスペインと日本の文化交流は、まだまだ続きます!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 08:00Comments(0)地域のこと蕎麦のこと

2019年10月18日

いよいよ「美人女将」の登場です!!!

◆第三回「町田ナイト」のご案内です!!!

この7月から、木鶏に蕎麦を習いに来て下さってる町田哲也さん!来春、蕎麦会席のお店を開業予定です!その町田さんの料理と蕎麦を楽しむ会を、月一で企画しています!密かに人気企画となり、過去二回とも、大盛会でした!

第三回は、哲さんの奥さん、つまり未来の女将さんがサービスに入ってくれます!女将さんのお店に対する想いも、是非お聞きしたいですね!!!



次回は、どんなご縁、想いが紡がれていくか楽しみです!!!それではイベントの詳細です!!!

≪第三回 町田ナイト≫

日時:11月17日(日) 
受付 17時45分 開宴18時〜 中締め21時予定
参加費:料理5000円(税別)+飲み物代
定員:10名(先着順)
場所:そば処木鶏
住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
地図:「ここをクリック」


お申込方法は⇒
【そば処木鶏⇒0263-98-2099】
までお電話いただき、町田ナイトに参加したい!とお申し込みください。

フェイスブックをご利用の方は、私まで直接メッセージを送って頂くか、木鶏のフェイスブックページからご連絡くださいね!それでは、あなたからのご連絡をお待ちしております!!!


町田さんのお店「日本料理 そば懐石「紡(つむぎ)」は、人に寄り添ったお店作りをコンセプトに、現在長野市で開業予定です!ぜひ町田夫妻の想いを、料理、サービスを通じて感じて頂けたら幸いです!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


  

Posted by カズキ at 16:00Comments(0)そば会

2019年10月15日

石臼に「命」を吹き込む!

◆出逢いのきっかけは交通事故です!

そば処木鶏から、歩いて一分のところに「小野石材店」さんがあります。この石材店の代表、小野貴義さんとは、ちょっと面白い巡り合わせがある方なんです。

私が開業前の慌ただしい準備をしているとき、ちょうど料理の写真撮影をしていました。そこへ、長男の巌ちゃんが慌てて家に帰ってきました。

「お父さん!外で車がひっくり返ってるよー!」

私は、撮影中でしたが、すぐに外へ出て、店の前の道路を見ていると、なんと車が電柱に衝突し、その弾みで横転している様子でした!

これは大変だと、写真家さんと一緒に警察が来るまで交通整理をすることにしました。この騒ぎで、住民の方が道に出てきては、状況を見ているだけでした。

この時、木鶏から歩いて一分の「小野石材店」さんから、身体のガッチリした男性が出てきました。その方が、貴義さんだったんです!

挨拶をしたかどうかは分かりませんが、とにかく緊急事態だったので、今度は貴義さんと私で交通整理することになりました。しばらくすると、警察の方が来てくれてバトンタッチです!

別れ際に、貴義さんから声を掛けてくれました。

「あそこの店で蕎麦屋やる兄ちゃんかい?」

???

なぜ貴義さんが自分のことを知ってくれていたのか分かりませんでした。

話を進めていくと、私の高校時代の同級生が、石屋の営業マンで、小野石材店さんにも訪問していたとのことです!そこで、同級生の私が山形村に蕎麦屋を出すことを知り、事前に話をしてくれていたみたいです!何というミラクル!!!

それがキッカケで、お店のオープンの時から、通って下さることになったのです!

◆石工は石工を呼ぶ!

石工(いしく)とは、石材を加工したり、何かを組みたてたりする人、職業のことだそうです。人類文明の初期からある職業のひとつで、城壁や宗教施設、護岸、道路、橋梁、古墳石室など、文明の発展には、なくてはならない存在なんです。

この六月に、信州そば切りの会「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」で、石臼勉強会を企画しました。

講師は、京都から「石臼のいしたに」代表の石谷博道さんをお招きしました!

この勉強会の数日前、たまたまカウンターに飲みに来ていた貴義さんに、石臼勉強会の話を何気なくしました。すると貴義さんは興味津々!!!

現在、貴義さんは、地元山形村で墓石の仕事もしつつ、全国各地の遺跡の修復作業にも行かれています。具体的には、大地震で崩れたお城の石垣修復などです。

そこに集まる石工の仲間たちと、石について語りながら酒を交わす!何とも「石工愛」というか、どの業界にも、いい意味で変態っているんだなと共感させてもらえた瞬間でした(笑)

なぜ貴義さんが、まったく未経験の石臼の勉強会に興味を示してくれたのか?

それは、
「命を懸けて石臼に向き合っている石工、石谷さんに逢ってみたいから!」
という、実にシンプルな回答でした!

そして6月11日に開催された石臼勉強会で、多くの蕎麦職人に囲まれながら、貴義さんは石工職人として参加されたのです。



私は、この勉強会の学びで、石臼には食を支える大きな役割があり、粉を挽くということは「命を頂く」ということなんだと感じました。どんな石臼でさえ、使ってなんぼです!

以前、友人から譲って頂いた石臼にも、ちゃんと命を吹き込んであげたいなと思っていました。そんな想いの最中、また別の機会で貴義さんと酒を交わしていた時、あの石臼を何とかしてあげたいという想いを伝えました。

すると貴義さんも、同じ気持ちで考えて下さっていて、せっかく勉強会で学べたからには、実際に石臼の加工をチャレンジしてみたいと言って頂けたのです!!!

◆石臼に「命」を!

石臼の目立てをし直すということは、とても大変なことです。未経験では、難しいかもしれません。しかし、貴義さんの石のネットワークは凄い!木鶏の石臼を加工してくれた、御岳山の麓にある「田中石材店」さんとは、取引があるようで、色々石臼について相談してみるとのこと!

試行錯誤しながら、この石臼に新しい命を吹き込んであげたいと思っています!!!孝義さん!お忙しい中、ありがとうございます!!!



石臼の物語はまだまだ続く・・・。

【(有)小野石材店】
住所:長野県東筑摩郡山形村5506
電話:0263-98-2792
地図:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 07:00Comments(0)地域のこと蕎麦のこと

2019年10月14日

心の底から「美味しかった」の声!

◆第二回「町田ナイト」開催!

10月6日(日)。

7月からそば打ちの勉強に来ている料理人、町田哲也さんの世界観を楽しんで頂こうと企画されている「町田ナイト」も、第二回となりました。



今回は、来年開業予定のお店をイメージして、テーマを「実践」と掲げ料理の組み立てをしました!

【料理内容】

≪先付≫
・えごま豆腐




≪八寸≫
・柿白和え 菊菜と菊のお浸し マコモ茸おかき揚げ 丸十レモン煮 茗荷寿司 ビーツせんべい カラスミ炙り



≪お椀≫
・焼き鈴ヶ沢なす 松茸




≪凌ぎ≫
・小布施栗おこわ




≪焼物≫
・信州牛ステーキ りんごソース




≪炊き合わせ≫
・山形村産長芋 炒り出し そばの実あん




≪食事≫
・戸隠在来十割そば 哲さん自家製そばつゆ




≪デザート≫
・和菓子 お抹茶




◆「美味しい」は料理人をダメにする!

食事を一通り食べて頂いたあと、最後に一言ずつ料理の感想、感じたことなどシェアリングして頂きました!皆さんは、本当にどれも美味しかった~!と心から感想を述べていました。

参加者の中には、フレンチのシェフもいらっしゃったのですが、的確なアドバイスというか、それはまたいいご意見だったと思います!

私は以前、ブログで「美味しい」は料理人をダメにすると書いたことがあります。それは、そこで満足してしまっては、次の成長に繋がらないからだと思っていたからです。

でも、この日の「美味しかった」は、心の底からの感想でしたね!哲さんも奢ることなく、自信になりましたと言ってました!私もまた、哲さんの仕事を見させて頂き、勉強になりました!!!

今夜も紡ぎ!



町田さんのお店「日本料理 そば懐石「紡(つむぎ)」は、人に寄り添ったお店作りをコンセプトに、長野市で、来年、新緑の季節に開業予定です!ぜひ応援をよろしくお願いいたします!!!

第三回の告知をお見逃しなく!!!

追伸:

本当の応援者とは、とことん付き合うと決めたら、最後まで付き合いきることなのかもしれません。

第一回の町田ナイトから参加の高橋さん!哲さんと杯を交わす姿は、なんとも言葉になりませんでした・・・。
(写真はないけど、池澤さんも第一回からの参加です!)



【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  
タグ :町田ナイト


Posted by カズキ at 20:00Comments(0)そば会

2019年10月11日

「松岡修造」がいる「いすみ市役所」

◆なぜスペイン「サンセバスチャン」にいくのか?

9月29日(日)。

昼営業を終えて、東京までやってきました。7月に出逢った「Co Learning Space みらい研究所」を運営している後藤さんとの打ち合わせのためです。

彼の人脈も素晴らしく、サンセバスチャンに住んでいる方がいて、その方が、現地とのコーディネートを進めてもらっています。

サンセバスチャンの「教え合う」考え方を、どのようにして広めていったのか?直接現地のシェフたちに話を聞きたい!を実現するためには、どうすればいいのか?

「教え合う」という考え方を広めていったシェフの名前は「ルイス イリサール」さんと言います。スペイン一と言われている料理学校「ルイス イリサール学校」を設立された方でもあります。

なんと、ルイスイリサール学校とアポが取れて、もし来て頂けるなら、そば打ちの講師として、授業ができないか?と提案を頂きました!

なんか面白い展開になってきたー!!!!!と、現在は、日程、授業内容など、作りこんでいるところです!まさに学び合いの精神ですね!!!

◆「食」を通じて街づくりをしているいすみ市!

翌日は、千葉県いすみ市へ向かいました。

目的は、市を挙げて「美食の街いすみ サンセバスチャン化計画」を進んているとのことで、実際は、どんな活動をしているのか、直接話を聞きに行きました。

人口は、3万7千人という小さな街です。伊勢海老が日本一獲れることで有名です。その他にも、真ダコなどをはじめとして、漁業が盛んな街です。

市役所へ着くと、会議室に案内して頂き、そこから二時間、担当の山口さんから、お話をお聞きすることが出来ました。

「いすみ市の海産物の価値をもっと高めていきたい!」

という想いから、都内の有名シェフたちに、まずはいすみ市の食材を見てもらおうと、産地巡りツアーを企画されたり、その食材を使って、独自の料理を作ってもらって、レシピ集を作ったり、また地元の飲食店さんと、コレボ企画として、一日限りの幻のレストランをマッチングさせたりと、とにかく、食を通じて、様々なアプローチをされていました!





山口さんと話をしていて、一番感じたことが、

「いすみ市を何とかしよう!!!」

という情熱です!そのパッションは、まるで松岡修造さんのようでした!!!

この情熱に、いろんな方の出逢いや想いが重なり合い、それによるプロジェクトが次々と生み出されていく!

この日の打ち合わせには、プロジェクトメンバーの蕎麦屋さんが同席して下さいました。

本井さんは、山口さんの高校の後輩みたいで、山口さんに声を掛けられなかったら、このプロジェクトには参加していなかったと、断言していました。

結局、何か大きく物事を始めようとした時、その核となる人のパッションが、人が人を呼び、大きな力に変わっていくのだと、再認識させて頂きました!

山口さん!本井さん!お忙しい中、ありがとうございました!次回は是非、信州へお出かけ下さいね!!!


(左から後藤さん・山口さん・塙・本井さん)

※美食の街いすみ「サンセバスチャン化計画」⇒「ここをクリック」

◆人と人を繋ぐそば会 in みらい研

いすみ市の視察を後にした私たちは、神保町にある「みらい研」でそば会の準備です!

このそば会の目的は、まずは、塙和貴のそばを楽しんで頂くとともに、来年サンセバスチャンに行くために、力を貸して下さる方、言わば仲間集めです!!!

私は、そば打ちに対する考え、お店をオープンするまでの経緯、そして、森本さんとの出逢いから始まった「松本平サンセバスチャンプロジェクト」の想いを皆さんに聞いて頂きました。





◆たった一つの出逢いで「人生」が大きく変わることもある!

この日、東京でそば会ができるのは、後藤さんに出逢わなければできませんでした。森本さんに出逢わなければ、後藤さんにも出逢えませんでした。TEDxMatsumotoに登壇していなければ、森本さんに出逢えませんでした。

こうして辿っていくと、無駄な出逢いなんて一つもありません。

私はどんな出逢いであれ、全力で大切に生きていれば、新しい出逢いがまた生まれていくと信じています。

この日、長野市から、わざわざこの会のために、日帰りで来て下さった方もいます。信州を盛り上げるために、もっと詳しい話がしたいと、来週木鶏に来て頂けることになっています。

「行動だけが現実を変える」

私はこれからも「一期一会」を大切に、そばを打ち続けて生きていきます!!!



≪会場提供≫

【Co Learning Space みらい研究所】

住所:東京都千代田区神田神保町1丁目6神保町サンビルディング3F
電話:03-3518-9468
HP:「ここをクリック」



【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2019年10月09日

松本平サンセバスチャンプロジェクト!

◆松本平を日本一の美食の街へ!

5月の森本さんの出逢いから一ケ月、6月に仕事で、会社の社長さんと長野に来るという話を頂きました。

せっかくなので、塩尻市にあるフレンチレストラン「ラ・メゾン グルマンディーズ」の友森シェフと、蕎匠塾のメンバー「手打蕎麦 うめ心」の百瀬さんの力を借りて、サンセバスチャンの料理「ピンチョス」をイメージして、料理を作りこみました!

友森シェフとは、以前からサンセバスチャンの街づくりの考え方に共感し合い、一緒に何か創れたらいいね!と話をしていました。

百瀬さんとは、サンセバスチャンの考え方を元に活動している「信州そば切りの会 蕎匠塾」のメンバーなので、どうやって「オープンソース」の考え方を広めていったのか、直接現地のシェフに聞いてみたいねと話をしていました。

全ては「松本平を日本一の美食の街」にするために。



さらに、7月には、森本さんが新しい東京のメンバーを連れてきてくれました!

都内で「Co Learning Space みらい研究所」を運営している後藤さんと、無名の魚屋として活動している鴇崎さんです!

このお二人は、「松本平サンセバスチャンプロジェクト」に興味を示して頂き、まずは、森本さんが塙さんに逢ってみてと言われて、木鶏に来て下さいました!!

この夜は、サンセバスチャンに行く想いの共有をしたり、地元山形村のお客さんと盛り上がり、一緒に酒を交わしたり、情熱が交じり合った熱い熱いひと時でした!!!



◆松本平の素晴らしい料理人さん達!!!

5月に企画した「らーめん・うどん・そば」トリプルコラボ企画では、業界の枠を超えて、同一スープ麺違いのメニューを三店舗で考え、お客様に喜んで頂くことが出来ました!

その打上げをしよう!ということで、飲み会を企画していたのですが、ちょうど同時期に「松本平サンセバスチャンプロジェクト」の動きが出始めてきたので、関わる料理人さんと一緒に酒を交わしたら、面白いんじゃないかなと、合同で飲み会にお誘いしました!

この日集まった皆さんに共通して言えることは「松本平を盛り上げたい」という熱量の多さです!!!

色んな意見が飛び交う中、このプロジェクトを動かしていこう!!!と意識が共有できました!!!



こうして、少しずつ少しずつ、仲間が増え始めていったのです!!!

メンバーの中から、国内で実際にサンセバスチャンの街づくりの考え方を取り入れ、活動している市があるとの情報を頂きました。

「千葉県いすみ市」

スペインに行く前に、一度話を聞きに行きたいと思い、早速市役所へ問い合わせたところ、ぜひお越しくださいと言って頂けました!そして、9月、私はいすみ市へと向かったのです!

続く・・・。

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


  


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2019年10月08日

一緒にスペインへ行きましょう!

◆「森本さん」との出逢い!

今回のブログは、いつ書こうかずっとタイミングを見計らっていましたが、ある程度、方向性が固まってきたので、想いを綴りたいと思います!

それは、今年のゴールデンウイークのことです。
ふと前日に「森本さん」から、予約が入りました。なぜか、どうしても私に逢いたい!と、電話越しから熱量が伝わってきましたとスタッフが一言・・・。

そして、迎えた5月4日の夜木鶏は「運命の出逢いの日」となったのです。

カウンターに座られた森本さんは、東京からキャンピングカーをレンタルして、長野県に仲間と遊びに来たそうです。木鶏に来る段階では、みんなと別れて一人で来店されました。

長野に来た目的は、森本さん個人が「TED」のスピーカーさんに逢いに行き、話を聞くことを定期的に楽しまれているそうです。

私も、今から4年前に松本で開催された「TEDxMatsumoto」に登壇させて頂きました。



「TEDx」とは、アメリカ発祥の「TED」の精神である「ideas worth spreading(広める価値のあるアイデア)」のもと、TEDからライセンスを受け、世界各地で発足しているコミュニティーのことです。

この動画を森本さんが観てくれて、逢いに来て下さったのです!森本さんは会社員で、人材育成・教育プログラムなどの仕事をしています。もう質問攻めの嵐です(笑)

そんな中、最近はどんな活動をしているのか?という話題になり、私は「信州そば切りの会 蕎匠塾」の活動を伝えました。

「信州そばを日本一のそばの街にする」ために、自分の知識や技術を公開し合い、高め合っていこうと結成された同志たちです!

この話を聞いた森本さんは、その考え方って、スペインのサンセバスチャンって街の考え方にとても似てますよね!と、話を振ってくれました。

◆世界一の美食の街「サンセバスチャン」

サンセバスチャンとは、スペインの北部にある人口18万人の小さな街です。「世界一の美食の街」と言われていて、世界中から美味しいものを食べるためだけに、この街を訪れます。

サンセバスチャンには、ミシュランの★付きレストランが、人口比率に対して、世界一多いことから「世界一の美食の街」と言われるようになったのです。

でも、それは結果であって、そこに至るプロセスがとても素晴らしいのです!

今から約30年前、サンセバスチャンのシェフたちは、自分の技術やレシピを公開し合ったのです。一般的な料理界では、まずありえない考え方です。

小さな街に、一軒の有名店が集客するよりも、街全体の食のレベルを上げ、集客した方が、圧倒的にその街を訪れるお客様の数が違います。その考えのもと、サンセバスチャンのシェフたちは「皆で教え合うこと」を大切にしてきたのです。

その結果、街全体の食のレベルが上がり、ミシュランの★付きレストランも増え、世界一の美食の街と言われるようになったのです。

私は、この活動をある本を通じて知っていました。蕎匠塾の考え方も、まさにサンセバスチャンの街づくりそのものです!

「いつか、サンセバスチャンに行って、直接シェフたちに、どうやってそのマインドを広めていったのか聞いてみたいな!」

と思っていたのです。

◆一緒にサンセバスチャンに行きましょう!!!

サンセバスチャンに行きたい想いを、森本さんに伝えたら、森本さん自身も、ずっと行ってみたい街だったみたいで、このゴールデンウイークを利用していくつもりだったそうです。しかし、あまりにも航空チケットが高く、断念したそうです。

「塙さん!一緒に行きましょうよ!!!」

えっ????

今までいろんな方に、サンセバスチャンの話をしましたが、こんなに勢いよく言われたのは初めてでした!

「よし!じゃあそば屋が静かな冬に行きましょう!」

なぜ自分が、この言葉を発したのかは分かりませんが、何か自然の流れの中で、これは絶対に行くべきだ!と、魂が伝えてくれたに違いないと思っています!!!

こうして、出逢ってからわずが2時間しか話していない森本さんと、冬にサンセバスチャンに行くことになったのです!



続く・・・。

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


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2019年10月07日

「フレンチ」×「蕎麦」の可能性!

◆心のすり合わせの大切さ

9月25日。

この日は、フレンチレストラン「ラトリエ・スズキ」さんと「そば処木鶏」のコラボイベントでした!平日にもかかわらず、14名の方が参加して下さいました!

一週間前に、家族、スタッフ、そして鈴木シェフを紹介して下さった健さんを招待して、オペレーションも確認しながら試食会を開催しました。



この日の反省点をしっかりと生かし、お互いの心のすり合わせも出来たので、当日はバッチリでした!!!息の合った厨房での動き!!!



1、前菜 蕎麦の湯葉包みサラダ仕立て

そばを茹で、かけつゆと綿実油で下味をつけ、湯葉に、そばとかつおだしのジュレ、刻んだ野菜を入れて包みました。ビネグレットソースを添えて。



2、スープ アミ海老とそばの実のスープ

アミ海老をベースにしたスープです。ボイルしたそばの実、揚げたそばで異なった食感を楽しんで頂きます。



3、肉料理 上田産信州太郎ぽーくのそば巻きハンバーグ

信州太郎ぽーくで、ハンバーグの種を作り、そばの生地で巻きます。フライパンで香ばしく焼いてから、低温に設定したオーブンでゆっくり仕上げていきます。そば生地のカリっと感と、肉のジューシーさが最高です。かつおだしの餡かけソースと、バジル、わさびがよく合います!



4、メイン 山形村産田舎そばのぎたろう軍鶏と豊科玉ねぎソース



田舎そばを平打ちに仕上げ、ゆでた後に、もりつゆと綿実油で合わせ、フライパンで軽くなじませます。そこへ、低温調理したぎたろう軍鶏、ほうれん草と舞茸をソテーし、玉ねぎソースを絡めて食べて頂きます。

5、デザート 揚げそばがきのカスタード ときめきソース



粗挽きのそば粉でそばがきを作り、油で揚げます。揚げたそばがきの間に、甘さ控えめのカスタードをサンドします。ソースは、和と仏の共演ということで、そばのかえしを使った塩味のソースと、ブルーベリーを使った甘味のソースを添えました。

◆「1+1=2」ではない!

お客様からは、今まで食べたことがない一品一品の完成度に、驚きと喜びの声を頂きました。私自身、このような形に仕上がるとは、思ってもいませんでした。

それもこれも、鈴木シェフと、何度も何度も事前に打ち合わせが出来たからだと思います!業界の枠を超えて、創り上げることが出来た喜びは、なんとも言葉になりませんでした!!!

一度きりではなく、第二回、三回と定期的に開催してほしいと話を頂きました!また、機会を作って実現出来たらなと考えています!!!

鈴木シェフ!そして、奥様の香さん!ご参加いただいた皆様!今回も、最高に幸せなひと時をありがとうございました!!!



「人と人を繋ぐ蕎麦屋でありたい」

今回の経験から、溢れ出す情熱がまた高まり、次なるステージが見えてきた気がします。松本平の飲食店同士が、もっとワクワクしながら混ざり合ったら、どんなに素晴らしいものが創り出されるのか?カズキのチャレンジは、まだまだ続きます!!!



【ラトリエ・スズキ】

住所:長野県松本市大手4丁目3−15
地図:「ここをクリック」
電話:0263‐34‐3999
HP:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


Posted by カズキ at 22:00Comments(0)そば会

2019年10月04日

秋の新作ジェラート始めます!

◆アルバイトではありません!社員です!

秋の果物と言えば、葡萄ですね!ここ最近、多くの方に人気なのが「シャインマスカット」です!



シャインマスカットは、中に種がなく、皮が付いたまま食べられ、プリッとしたはじけるような食感と、口の中一杯に広がる葡萄の美味しさが特徴です!

いつも木鶏に美味しいジェラートを納めて下さる「ジェラートハッチ」さんに、お願いをして、秋の新作「シャインマスカットジェラート」が誕生しました!



シャインマスカットの美味しさを残しつつ、ジェラートに仕上げてくるハッチさん!いつもいつもありがとうございます!!!

アルバイトではありません!社員です!・・・シャインです・・・。

カズキも、だいぶオヤジになりました(笑)


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 07:00Comments(0)ご案内