2021年12月31日

2021年!木鶏の年越しそば祭り!

◆涙あり笑いありの三日間!



お陰様で、本日すべての年越しそばの受け渡しを終え、木鶏の年越しそば祭りが終わりました。

今回は、そば打ちのヘルプに、昨年に続き、百瀬さんと、初参加の俊くんが力を貸してくれました!

三人の呼吸を整えるのはなかなか難しかったですが、二日目は今までにない心地よいそば打ちとなりました!



また、毎年、美味しいご飯を作りに来て下さる香緒里さんと、梱包作業をしてくれるえっちゃん!二人の協力なしには、お客さまにお蕎麦を届けることはできません!

そして女将さん!いつも夜遅くまで、お客様のためにありがとう!女将さんの「心」は、蕎麦と一緒にちゃんとお客様に届いているよ!本当にお疲れ様!!!



一年を振り返り、お客様の顔を思い浮かべそばを打たせて頂く年末の年越しそば。
大好きな蕎麦と、とことん向き合える時間、そしてチーム力が大事なことを改めて思い知った三日間でした。

毎年毎年、課題にチャレンジして、積み重ねてきた八度目の年越しそばでした。

毎年いろんな方に支えて頂いてます。
子供たちの成長が、本当に歴史を感じます。









来年も、しっかりとお客様にお届けできるように、体制を整えて行きたいと思います。

今年も本当にお世話になりました!
皆様にとって、来年も素晴らしい一年になることを願って、挨拶とさせて頂きます!

新年は、1月7日から営業の予定です!

それでは皆さん!よいお年をお迎えくださいね!!!

「人と人を繋ぐ蕎麦屋でありたい」

【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 17:11Comments(0)福島のこと

2019年03月01日

故郷福島「お礼」の旅~同窓会編~

◆20年ぶりの再会です!

2月9日。

この日は、大鳥中学校の同窓会でした。青葉旅館の若旦那、今村友くんと去年ぐらいから、そろそろみんなに逢いたいねと話になり、今回の企画の運びになりました。

福島市内に住んでいる人もいれば、県外に住んでいる人もいる中、先生も含めて、32名が集まりました!

会の冒頭でそばを打たせて頂いたんですが、あの塙がな~と、先生や同級生に言われました。



当時の私は、こんな感じでしたからね(笑)


(卒業アルバムより)

乾杯の挨拶を、先生にお願いし、ここからは、笑いの絶えない時間のスタートです!

先生方を囲んで、当時の話に盛り上がったり、今の仕事や子供のこと、あの人とあの人が付き合ってたー!とか、中学校の青春時代に、一瞬でタイムスリップしました!






















先生方には、長野ワインを記念品としてプレゼントさせて頂きました!



正直、幹事として、大変なこともあったけど、みんなからは、企画してくれてありがとう!と、何度も声をかけてもらえました!長野で頑張れるのは、やっぱり故郷福島があるからです!

次回は、5年後の厄年の時かな!またみんなで集まろうね!!!!

大鳥中学校同窓会でも!オッケー!もっけー!!!




二日間、会場提供してくれた青葉旅館さん!この度は、本当に本当にお世話になりました!次回は、家族でゆっくりと出かけたいと思います!!!

≪飯坂温泉・内湯旅館 青葉≫
住所:福島県福島市飯坂町東堀切7
電話:024-542-3346
HP:「ここをクリック」




【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


  

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2019年02月25日

故郷福島「お礼」の旅~木鶏会編~

◆逢いたい人に逢いに行く!

2月8日。

故郷福島「お礼」の旅、二日目は、木鶏の修業時代にお世話になった、親方の知り合い、両親、兄姉を招待して、そば会を企画しました。

会場は「飯坂温泉・内湯旅館 青葉」さんです。この旅館の若旦那の今村友君が、中学校の同級生で、昨年の夏、一緒に「福島・長野 酒蔵交流会」を企画しました。

その時に、自分がお世話になった福島の方に、蕎麦を通じてお礼がしたいという気持ちを伝えたところ、だったらうちの旅館を会場に使ってよ!と、声をかけてくれたのです。

昨晩の楽しかった席を想い出し、心地よい目覚めと共に、さて、夕方までは時間があるからと、飯坂温泉で日帰り入浴でもしようかと思いつきました。一人で行くのもつまらなく、兄貴の家に顔を出したところ、今年、高校卒業の甥っ子が家で時間を持て余していました。

たまには、一緒に出掛けるかと声をかけ、一緒にお風呂に行くことにしました。甥っ子と二人で出かけるなんて、何年ぶりだろうか?まだ幼稚園に行っていた時、仕事だった兄貴の代わりに、ビートルで園まで迎えに行って、そのまま遊びに連れて行ったこともあったっけなと、昔の思い出話をしていました。

どこのお風呂に行こうか、迷っていた時、母が昔、勤めていた「なかむらや旅館」さんへ顔を出しました。兄貴が連絡していてくれたので、旦那さん、若女将さん、そして女将さんが温かく迎えて下さいました!

「かぁ君!久ぶりだごど~!元気にしったがい?」
訳「かぁ君!久しぶりだね!元気にしてたかな?」

こうして立ち寄らせて頂いたのは、本当に久しぶりです!「かぁ君」と呼ぶのは、子供の時の自分を知っている人の呼び名です(笑)実は、自分も一時期アルバイトをしていました。飯坂温泉特有の熱々温泉を頂いた後、昔の思い出話で盛り上がりました!

毎年、欠かさず年賀状を送って下さっていたので、いつか逢いに行かなくてはと思っていました。

「逢いたい人に逢いに行く」




思わぬきっかけで、皆さんに再会できて、とっても嬉しかったです!!!

≪飯坂温泉 なかむらや旅館≫
住所:福島県福島市飯坂町湯沢18
電話:024-542-4050
HP:「ここをクリック」

国登録有形文化財に指定された歴史的建物です!江戸・明治時代の情緒を感じられます!

◆自分は自分の「木鶏」の道を歩みなさい

熱々の温泉を頂いた後は、自分の修業先、木鶏へ出掛けました。本来であれば、夜の木鶏会に来て頂きたかった女将さんでしたが、急用があり、来れなくなったとのことで、自宅に顔を出しました。

山形村で蕎麦屋を開業してから、一度来て下さった以来なので、4年ぶりの再会でした。しばらく、女将さんと話をさせてもらっている中、最後にメッセージを頂きました。

「もう、ここへ想いを寄せなくてもいいのよ。あなたはもう、長野に移り住み、自分でお店をやっているんだから。だから、もういいのよ。」

女将さんの想いは、自然と私の心に響きました。

生前、親方に「木鶏」の屋号を使わせて頂きたいと、お願いしに行った時、親方が私にメッセージを残して下さいました。

「俺の真似をすることはない。自分は自分の「木鶏」の道を歩みなさい」

と・・・。

その言葉の意味が、この日の女将さんとの話から、改めて考えさせられました。

「木鶏とは、荘子(達生篇)に収められている故事に由来する言葉で、木彫りの鶏のように全く動じない闘鶏における最強の状態をさす」

と言われています。

何事にも動じない木彫りの鶏は「静」なのよと・・・。



◆自分にできる精一杯を・・・

夜は、いよいよ「木鶏感謝祭」と題して、そば会のスタートです。



育ててくれた故郷に、感謝の気持ちを込めて蕎麦を打たせて頂きました。

私は「静」ではなく「動」です。

自分には、こういうやり方しかできないんです。でも、これでいいと思っています。女将さんも、きっとそう言ってくれてると思うのです。

久し振りに再会した諸先輩方、家族の顔ぶれに、心が躍りました!



一番印象的だったのが、父が一生懸命ゲストをもてなそうと、お酒を注いで回ったり、笑顔で和貴は、和貴はと、自分の話をしていたり、とても楽しそうだったことです。

そんな父の姿に、いつまでたっても、親は親、子は子だなって、嬉しかったです。

ゲストの方々も、とても喜んで頂けました。青葉旅館さんのお料理が、会の盛り上げに大きな力になって下さいました!見て下さい!この沢山のお料理!一品一品全て手作り!お客様に喜んで頂きたいというおもてなしの心です!どれもとても美味しかったです!!!



元気なうちに、しっかりと感謝の気持ちを伝えたいと思って企画した今回の蕎麦会。

年々、自分も年を重ねていくということは、両親だって同じです。何度お礼を伝えたっていいし、伝えても伝えきれないことばかりです。

次は、また違う形で「お礼」をしていきたいと思います!お忙しい中、お集まりいただき、ありがとうございました!!!



故郷福島「お礼」の旅~木鶏会編~完


追伸:

そば会の後、軽くお疲れ会をしようかと、青葉旅館の友くんと、近くの飲み屋さんへ出掛けました。なんとそこに、修業時代にお世話になった兄弟子が顔を出してくれました!!!

またまた当時の思い出話が盛りだくさんで、飯坂の夜は、遅くまで熱い時間が過ぎていったのでした!





【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」


  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)地域のこと家族福島のこと

2016年10月22日

14年ぶりの再会です!!!

◆社会人一年生のカズキ!

先日、福島県郡山市から団体のお客様が、木鶏にご来店下さいました。郡山市観光物産振興協会の皆さまです。一ヵ月前にご予約を頂いた際、なんとこの会の会長が、笹の川酒造の社長だったのです!!!

実は、私は高校を卒業後、酒造りの世界に憧れ、杜氏を目指し「笹の川酒造」さんへ就職しました。社会人になったばかりの私は、振り返ればもの凄く子供で、会社に迷惑ばかりかけていました。

慣れない一人暮らしの私を支えて下さったり、社会というものを教えて下さったり、二年間という短い期間でしたが、とても貴重な経験を積ませて頂きました。

忘れられないのが、冬場の造りの時期です。休みはほとんどなく、酒造りの工程を、とことん肌で感じさせて頂きました。

蔵に泊まり込みの仕事もやらせて頂きました。
仮眠をとりながら、室に入り、麹の管理です。

美味い日本酒を造りたい!
その一心で、若造ながら一生懸命向き合ってきました。

笹の川酒造さんでお世話になった期間は2年です。
まだ私が子供だったということもあり、手に職を付ける前に辞めてしまったのです。

あれから14年・・・。

郡山市観光物産振興協会の皆さんが、長野に研修旅行へと企画された時、私が長野でそば屋をやっていることを知っていた社長の一声で、木鶏での食事の席を作って下さいました!

山口社長!その節は、大変お世話になりました!あの経験が、今の仕事にものすごく活かされています!14年ぶりにお逢いできて、本当に嬉しかったです!!!



【笹の川酒造株式会社】

住所:福島県郡山市笹川1丁目178
電話: 024-945-0261
HP:「ここをクリック」


これを機に、私が働いていた笹の川酒造さんのお酒を、木鶏で提供していきたいと思います!このお酒は、社長の奥様が造られたそうです!なんだかとても嬉しいです!!!



追伸:

人と人のご縁は、本当に不思議なものです。
私が18歳から20歳までお世話になった社長と、今こうして別の形で繋がり合えたこと。

やっぱり人生に無駄なことなんて一つもないんだなって思います。
あの時の酒造りの記憶が、ついこの前の出来事のように蘇ってきました。

福島県出身!そば職人!塙和貴!34歳!
この信州の土地で、まだまだ頑張ります!!!

一期一会に感謝・・・。  

Posted by カズキ at 08:00Comments(0)福島のこと

2016年09月15日

青春時代のアルバイトの思い出・・・

◆昨日の昼木鶏の話です!

オープンと同時に入店された男性二人組。
そのうちの一人から、ある質問をされました。

「この写真撮っていいですか?」




それは、お店に入って真正面に飾ってある、私と木鶏の親方のツーショット写真と、当時掲げられていた木鶏の暖簾です。

詳しく話をお聞きすると、なんとその方は、福島市で親方がそば屋を始める前に経営していたお店で、当時アルバイトをされていたそうです!

懐かしくなり、インターネットで「木鶏」を検索したところ、長野の木鶏という屋号の、蕎麦屋にヒットしたようです。

何か関係があるのかと言われても、関係があるどころか、私の永遠の師匠っすよ!

お店をやっていると、本当に色んな出逢いがあります!だから楽しいんですけどね!

そのお客様と、当時の話に華を咲かせながら、親方が繋いでくれた縁に改めて感謝の気持ちでいっぱいでした!

◆なぜお店に行くのか?

自分もそうですが、外食する時って、普段味わえないものを求めて出かけています。来店動機は、きっと人それぞれだと思います。

美味しいものを食べたい!
あの店主に逢いたい!
友達に紹介されたから!
たまたま通りがかったから!


どれも正しいですよね!

でも、昨日のお客様は、青春時代にアルバイトした思い出に、逢いに来たのかもしれません。

「厳しい方でしたけど、優しかったですよね!(笑)」

その瞬間、お客様と私の間に、木鶏の親方が、フッと苦笑いしている様子が目に浮かびました(笑)

一期一会に感謝・・・。  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)福島のこと

2016年03月11日

「2016・3・11」

◆あれから5年・・・

きっと、多くの方がこの日のことを、
色んな形で想いながら過ごされていると思います。

東日本大震災。

もう5年?
まだ5年?

このことをブログに記すかどうか悩みましたが、
自分の心の整理を兼ねて、言葉を探しながら書いてみます。

私は、福島県福島市飯坂温泉出身です。
震災当時は、信州で仕事をしていました。

お昼ご飯を済ませ、パソコンに向かって仕事をしていた時のことです。
目まいでもしたかのような、大きく長い揺れ。

同僚も、目を合わせ、これはまずいと机の下に、体を隠したのでした。

震源地は東北。
マグニチュード9.0。

仲間が心配して、
「カズの家族は大丈夫か?」
と、何人も連絡が来ました。

それからすぐに、実家の父や兄姉に連絡するも繋がらず、
仕事を終えて家に帰ると、衝撃的な映像がテレビで流れていました。

涙が止まらず、連絡がつかない福島の家族のことをずっと考えていました。
余震は続き、夜中になっても、携帯電話の警報アラームは鳴り止みません。

その二日後、実家の父から連絡が入り、
家族の無事を知りました。

それからすぐに原発事故があり、
もうこの世の終わりだと、恐怖に怯えていました。

「自分にできることは何か?」

毎日、自問自答していました。
とにかく福島に、東北に行きたい気持ちが高ぶりました。

そして、ある答えが出たのです。

自分にできること。
それは蕎麦を打って、みんなに食べてもらいたい。

この想いに多くの方が協力して下さって、4月下旬に、
いわき市の避難所へ炊き出しに行くことが出来ました。

現地では、津波で家族や家をなくされた方の話を聞かせて頂くことが出いました。
涙が止まらず、ただただがむしゃらに蕎麦を打つことしかできませんでした。

生きるということ。
それはあたり前ではないということを学びました。

そして私は決意したのです。

生かされたこの命を120%生きる。

今までモヤモヤしていた、蕎麦屋を開業すること。
この日を境に、本格的に考え始めたのです。

あれから5年。
色んな壁を乗り越えながら、お店はもうすぐ開業2周年を迎えます。

今の自分があるのは、間違いなく東日本大震災があったからです。
悲しいこともありましたが、生き方を考えさせられ、たくさんの出逢いを頂きました。

その出逢いに支えられ、今の自分があります。

皆さんは、今日という日を、どう過ごされるかは分かりません。
でも、少しでもいいので、あの日のことを想い、せめて黙祷だけでもして頂きたいです。

まだ行方不明者もたくさんいらっしゃいます。
遺族の方や、避難所で生活していらっしゃる方のお気持ちを考えると、気が気でなりません。

震災から5年。
それぞれの5年。

「2016・3・11」
私はこれからも、一期一会を大切に、生かされたこの命を120%生きることを誓います。




  

Posted by カズキ at 07:00Comments(2)福島のこと

2016年02月04日

【木鶏】×【福島人】

◆一本のお酒が創った「縁」

素敵な出逢いがありました。
昼木鶏のカウンターに座られたお二人。

お話をお聞きすると、男性はなんと仙台からのご来店!
以前、フェイスブックで繋がらせて頂いた冨沢さんでした。

冨沢さんとのきっかけは、私が木鶏で提供している、
「壽」のラベルで人気の、鈴木酒造さんのお酒をブログで紹介してからです。



鈴木酒造さんは、日本で一番海沿いにある酒造で有名でした。
しかし、あの東日本大震災の大津波によって、蔵元は流されてしまいました。

それから、地元浪江町の方々や、「壽」ファンの復活を願う声が高まり、
現在は、縁あって山形県長井市で酒造りを再開しました。

冨沢さんの故郷が「浪江町」ということで、
鈴木酒造さんがきっかけで繋がらせて頂きました。

もう一人の女性は、大月さんという、長野県の方です。
どうやら、松本山雅のサポーターさんのようです。

お二人がなぜ一緒にいるのかというと、冨沢さんは、ベガルタ仙台のサポさん。
試合の時に松本へ来て、食事をしていたところ、山雅サポの大月さんに声を掛けられたのです。

それから仲良くなり、試合以外でも交流が深まっていったそうです。
さすが山雅サポ(笑)みんな友達ですね!

実は、大月さんのお父さんは、福島県出身だそうです。
そんな話から、カウンター越しに大いに盛り上がりました!

◆福島と長野の縁

大月さんのお父さんが福島県。
お母さんは長野県。

では、どうしてこの二人が結ばれたのか。
お話をお聞きして、私は感動しました。

どうしても皆さんに「縁」の素晴らしさを体感して頂きたく、
この話をお伝えします。

大月さんのお母さんは、三姉妹の末っ子です。
実家が、長野県で農家をやっており、跡取りのお婿さんが必要です。

大月さんのお母さんの長女は、
早々に結婚をして嫁いでしまいました。

そこで、次女の方が跡取りとなるべく、
福島県に農業研修に行かれたそうです。

このことがきっかけで、ある男性と出逢って、福島に嫁ぐことになりました。
長野県の実家を継ぐために、福島県に行かせたのに、まさかの嫁入り・・・。

ご両親は、どんなお気持ちだったのでしょうね・・・。

しかし、めでたい席であることには変わりはありません。
家族で、結婚式に参加するため、福島県へと向かいました。

そこで、運命の出逢いが待っていたのです。
大月さんのお母さんは、なんと、お姉さんの旦那さんの弟さんに一目ぼれされたのです!!!

話が、どんどん進み、二人は結婚!!!
つまり、姉妹同士で、相手の兄弟と結婚したってことです!!!

大月さんのお父さんは、こうして福島県から長野県へと婿入りされたのです!
こんな素敵な話ってあるんですね!!!

人と人の「縁」というものは、どこでどう結ばれるのかわかりません!!!

きっと、出逢うべくしてお互いが引き合ったのですね!!!

カウンター越しに、こんなにもたくさん福島の話ができるとは・・・。
そんな昼木鶏の、素敵な出逢いの話でした!!!

冨沢さん!大月さん!ありがとうございました!!!




追伸:


カウンターで、福島話に華を咲かせていると、個室のお客様が帰り際に一言。

「なんで、いかにんじんがおいてあるの?」

いかにんじんとは、福島が誇る郷土料理です。
その郷土料理に興味を示す方は、たいがい福島県のです。

お話をお聞きすると、なんと「浪江町」のご出身!
冨沢さんと同じ地区でした(笑)

たまたま旅行で信州を訪れていたそうです(笑)
  

Posted by カズキ at 06:00福島のこと

2015年08月06日

信州から福島を想う「七夕飾り」

◆福島七夕祭りへ短冊が届けられました!

そば処木鶏では、7月いっぱい店内に笹を飾り、
短冊へ、自分が描く理想の未来について、想いを綴って頂きました!

【七夕プロジェクトの詳細は
「ここをクリック」  「ここをクリック」


お預かりした短冊は、8月1日に、福島市で活動する、
「復興支援団体 しきだん会」の菅野智教氏に託しました!



この日は、しきだん会の菅野氏が、同じく福島市で活動している、
「チャンネルスクエア」の仲間たちと共に、信州へ来てくれました。

なぜ、わざわざ「チャンネルスクエア」の仲間たちと一緒に来てくれたのか?

それは、県外にも、未だに福島を想い続けている人達を知ってほしい、
そんな人達と繋がって、もう一度、出逢いの大切さを、感じ取ってほしいと言うものでした。

この後、チャンネルスクエアのみんなは、松本市で開催された夏祭り、
「松本ぼんぼん」を踊りに行ってきました!

参加した連は、福島と信州の和を創るために活動している、
信州福島県人会の連「まつもっぺ」です!

写真からも、楽しんで頂けた様子が伺えます!



【チャンネルスクエアとは⇒「ここをクリック」

そして、8月5日。
毎年お願いしている飾り付けです!
朝から準備をしてくれました!













飾り付けをしてくれたトモ!今野洋介くん!
いつもいつも本当にありがとうございます!!!

◆短冊はここで見れます!

期間:8月6日~8日

福島市駅前パセオ通り。
うつわの岡崎さんお店の前です!

地 図:「ここをクリック」




うつわの岡崎さん!
毎年場所を提供して下さり、ありがとうございます!

追伸:

今回の七夕プロジェクトで感じたこと。

木鶏のお客様には、沢山のご協力を頂き、本当に嬉しかったです。
ちゃんと主旨を分かった上で、想いを託して下さった方も、沢山いらっしゃいました。

信州から福島を想う人達。
震災によって、生まれ故郷を離れる決断をした人達。
福島に残って、福島を盛り上げようとする人達。

それぞれの立場の、それぞれの考えに触れ、
改めて自分の想いに触れることができました。

結局のところ、自分は自分の出来る範囲で、
物事進めることしかできません。

でも大事なことは、やっぱり人と人の繋がりなくしては、
生きていくことも、より良い未来を描くこともできません。

全ての考える基準は一つです。

「未来の子供たちにどんな社会を残したいか?」

おかげ様で、2015年の七夕プロジェクトも、無事に終えることができました。
関わって下さった方々に、この場をお借りして、心から感謝いたします。

  
タグ :七夕福島市


Posted by カズキ at 07:26Comments(0)福島のこと

2015年07月25日

たかが一枚の短冊です。

◆福島を想う気持ちは変わりません!

そば処木鶏では、第4回目となる、七夕プロジェクトを開催しています。

お寄せ頂いた短冊への想いは、福島市を拠点とする、復興支援団体しきだん会を通じて、
8月に福島市内で開催される、七夕祭りに飾って頂けます!



7月に入って、このプロジェクトを告知したところ、
早くも大勢の方々からご協力を頂いています!

飯田市からは、吉澤さん!



ご近所の常連さんの相野田さん!



木鶏ゆかいな仲間たちの麦!ちゃんこさん!あずみん!かじさん!



弟子のカズくん!



スタッフの智美さん!



「安曇野放牧豚」を育てている藤原ファームの喜代子さん!



家族ぐるみのお付合いの平林ファミリィー!



同じく家族ぐるみのお付合いの中尾ファミリィー!



同じ福島市出身の高橋さん!



そして、木鶏常連さんの山田さん家族!



福島に縁を持つ、ご夫妻!



木鶏に住んでいるんじゃないかと、噂が立つくらいの常連さん、真野さん夫妻!



さらには、お店に行けないからと言って、富山県から短冊を送って下さいました!
長田さん!ありがとうございます!!!



その他にも、写真を撮ることができず、ご紹介出来ない方々がたくさんいらっしゃいます!
お寄せ頂いたお気持ちに、心から感謝いたします!!!

七夕プロジェクトは、7月いっぱいまで募集しています!
8月1日は、復興支援団体しきだん会の菅野が、直接信州に来て、
この短冊を受け取りに来てくれます!

どうか皆様のお気持ちを、是非今一度お寄せください!

そば処木鶏は、人と人を繋ぐそば屋を目指しています。
福島と信州の架け橋が、今以上に深まることを願っています。


  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)福島のこと

2015年07月10日

「福島」と「信州」を繋ぐ七夕プロジェクト!

◆今年で四回目のチャレンジです!

今年も、七夕の季節がやってまいりましたね!
皆さんは、どんな願いごとを短冊に書かれたのでしょうか?

私は、震災後から始めたことがあります。
それは、故郷福島に想いを寄せて頂くことです。

初めて企画させて頂いたのが、2012年の七夕からです。
神奈川県逗子市にあるおそば屋さん「凛桜」の内田さんとの企画でした。

内田さんとは、2年連続で七夕の日にイベントをさせて頂いたのです!

【2012年七夕企画⇒「ここをクリック」

【2013年七夕企画⇒「ここをクリック」

逗子の皆さんの温かいお気持ちは、今でも忘れません!!!

そして、昨年は自分のお店を構えることができ、
木鶏にて笹を飾り、お客様に想いを寄せて頂きました。

本当に沢山の方にご協力頂けたことに、
心から感謝いたします!!!

【2014年七夕企画⇒「ここをクリック」

続けることが大切なことだと、色んな方から学んだ私は、
今年も福島に短冊を届けようと、七夕企画を考えました。

しかし、一つだけ胸につかえる気持ちが生まれました。
それは、

どんな想いを届けるか?

震災直後は、福島を応援するメッセージが寄せられました。
「頑張って下さい!」とか「負けないでください!」など。

しかし、今その言葉は、福島の方に必要なのでしょうか?

私は、どうしたらいいか悩みました。
そして、福島の仲間たちに連絡をし、気持ちを伝えました。

仲間たちは、どんな形であれ、そうやって福島を想う気持ちを寄せてもらえることが、
ものすごく励みになるから、是非今年もやってほしい!と言ってくれたのです。

そこで私は、テーマを決めさせて頂きました。

今年は「自分が望む未来」をテーマに、皆様の想いを短冊に込めて頂きたいと思います。

子供たちのことでもいいです。
環境のことや、エネルギー問題のことでもいいです。

お金が欲しいとか、宝くじが当たりますようになどは、ご遠慮ください。

お預かりした短冊は、福島のボランティア団体「復興支援団体しきだん会」を通じて、
8月に福島市内で開催される、七夕祭りに飾らせて頂きます!

どうか皆様の温かいお気持ちを、お待ちしております!



追伸:

今年も、短冊を飾る笹を用意してくれたのは、
安曇野市の庭師「塚田望」さんです!

毎年、私の無理なお願いに付き合ってくれてます!
のんちゃん!本当にいつもありがとう!!!



私は、ただただ故郷福島県が大好きです。
故郷に家族や仲間たちがいるから、この信州の地で頑張る事ができます。

私は、いつでも福島のことを想っています。
また、福島でみんなと飲みたいなー!!!

いつもありがとー!  
タグ :七夕


Posted by カズキ at 07:00Comments(0)福島のこと

2015年03月11日

【3.11】に想うこと・・・

◆ブログにしようか迷いました。

誰もが忘れることのない、
東日本大震災から丸4年を迎えました。

今日は、お店の営業があり、静かにその時を過ごしました。
営業が終わり、家族と楽しい夕食の時間を過ごしていました。

その時、妻が一言。

「一緒にいられるって幸せだね。」

その一言の奥深さから、やはり考えさせられることがあり、
自分の気持ちを、このブログに書こうと決めました。

震災で、家族や友人を亡くされた方は、沢山いらっしゃるでしょう。
その方達は、きっと今でもやりきれない気持ちでいっぱいでしょう。

私たちは、その悲しみを想像することしかできません。

この4年間、本当に色んなことが起こりました。
いっぱい泣いた分、嬉しい出逢いも沢山ありました。

あの震災をきっかけに、ものの考え方も変わりました。

きっとこのブログを読んで下さった方も、
少しはそう思っていらっしゃるのではないでしょうか?

気が付けば、4人の子供の父親になりました。

社会や政治が目まぐるしく変化する中、
私の願いはただ一つ。

「子供たちに誇れる社会を残したい」

これから起こりうる全てを、私は受け止めていきます。

まずは家族から守ること。
そこから、目の前で困っている人に手を貸すこと。

「1人の1000歩より1000人の1歩」

あの言葉を思い出しました。

今日は、色んな方が色んな想いで過ごされていることでしょう。
どんな時も、みんなで乗り越えていきましょうね!

大丈夫!ここからだ!


  


Posted by カズキ at 20:00Comments(0)福島のこと蕎麦のこと

2014年10月28日

日本と世界の架け橋を創る!

◆感謝を伝える一日



10月26日。

最高の秋晴れの中、信州大学構内で行われたそば打ち教室には、
たくさんの若者と、子供たちが参加してくれました。

若者の中には、髪の色、肌の色も違う方がいます。
その理由は、海外からの留学生が多数参加してくれたからです。

2011年3月11日。

東日本大震災が発生し、世界中から日本に対して、
多大なる支援をして下さいました。

今でこそ、政治的な理由でいがみ合っている国同士があります。
しかし、本当に困った時、そんなことは関係なく、手を差し伸べてくれました。

まずは、そこに日本人として感謝をしなければならないなと考えていました。
大きなことはできないけれど、直接想いを伝えたかったのです。

この想いに共感して下さった、松本市にある玄向寺の荻須副住職さんが、
信州大学の留学生を中心に、そば打ち教室をやったらどうかと提案がありました。

そして、信州大学国際交流課の先生の協力もあり、
留学生と日本学生を合わせて、40名以上が参加してくれました。

更には、信州福島県人会の会員さんも来て下さり、
一緒にそば打ちができたのです。

まずは、カズキが見本を見せました。
みんなとても興味津々でした。



その後は、いよいよそば打ち体験です。



慣れない中でも、とても楽しそうにしていました。
ピザを作ったことがある学生さんは、手つきがよかったな~!





そば打ちが終わった後は、食事の準備をしているうちに、
ある二人から講演をして頂きました。

一人は、信州福島県人会の副会長を務める片寄さんからです。

震災当時、いわき市にいらっしゃた片寄さんが、当時の貴重な体験を語って下さいました。
そして、信州福島県人会の立ち上げまで経緯、その活動なども伝えて下さいました。

もう一人は、まつもとこども留学のスタッフ、中島さんです。

まつもとこども留学は、福島から子供たちだけを預かり、
信州の土地で学校を含めて生活をさせています。

その子供たちの生活の様子を話してくれました。



学生さんたちは、そば打ち教室とは違った、真剣な眼差して聞き入ってくれました。
未来を担う若者たちには、どう響いたのでしょうか?

最後は、自分たちで作ったおそばを実食!
あっという間に完食してくれましたよー!



今回のそば打ち教室に協力して下さった、「美蕎楽交流会」の皆さん!
いつもいつも本当にありがとうございます!!!



こうして、あっという間に楽しい時間が過ぎました。
私達の想いが届いたかどうかは、この写真から伝わるでしょうか。



人と人の出逢いは、一つのきっかけから生まれるものがあります。
数名の学生さんが、早速こども留学の寮に行ってくれることが決まったそうです。

それが何より嬉しかったです。

皆さん、本当にありがとうございました!
お一人おひとりの力がなければ、成し得なかったイベントでした!
改めて心から感謝させて頂きます!!!

追伸:

カズキの気持ちを一番に汲み取って下さった、玄向寺の荻須副住職さん。
今回のイベントには、都合により、残念なから参加できなかったのです。

しかし、カズキが悩んでいる時も、陰ながら支えて下さいました。
荻須さんなしには、このイベントは始まらなかったことです。

ご縁を繋いで下さり、本当に本当にありがとうございました。



《SpecialThanks》

信州大学
HP⇒http://www.shinshu-u.ac.jp/

浄土宗 玄向寺
HP⇒http://www.genkouji.jp/

信州福島県人会
フェイスブックページ⇒https://www.facebook.com/shinsyufukushima

まつもとこども留学
HP⇒http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/

美蕎楽交流会の皆さん


日曜日のお昼の営業をお休みすることで、
お店に来て下さったお客さまには、心よりお詫び申し上げます。  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)福島のこと

2014年08月20日

福島のご家族との時間

◆安曇野保養プログラム最後の夜

昨夜は、待ちに待った一日でした。

安曇野市の有志「安曇野ひかりプロジェクト」さんたちによる、
この夏も開催された「保養プログラム」。

8月16日~20日という期間で、福島のご家族を信州に招いて、
思いっきり楽しんでもらうという企画です。

今年で三年目。
福島県出身のカズキは、過去二年間、皆さんにそばを振る舞らせて頂きました。

そして今年は、念願のそば屋を構えることができ、
なんと、このそば処木鶏で、最終日の夕食を取って頂くことになったのです。

前日より、ほぼ徹夜で準備に取り掛かり、
気持ちを高ぶらせながら、皆さんとの再会を楽しみにしていました。

そして当日、予定時間になると、顔なじみの皆さんが、
ワクワクした表情で来店して下さったのです。

◆時間を越えた「一瞬」

皆さんとの再会を楽しみながら、この日のために準備をしてきた「想い」を込め、
お料理とお蕎麦を提供しました。

皆さんの表情は、ずっと明るく、お料理やお蕎麦に舌鼓。
この一瞬のために、カズキは頑張って来れたのです。

約一年ぶりにもかかわらず、子供たちも覚えていてくれて、
それを見守る親御さんの表情も、とても嬉しそうでした。

「どれだけ逢ったかではなく、どんな時間を一緒に過ごせたか。」

この「安曇野ひかりプロジェクト」の保養プログラムの良さ。
それは、毎年同じ家族を招くこと。

見ていて思ったのが、本当に家族のような関係を築いていること。
まるで、夏休みに親戚のうちに遊びに来ているかのようでした。

これって、本当に一番の理想だと思います。

「与える」わけではなく、お互いが「寄り添い合う」関係。

ここには、間違いなく人と人の心の絆が生まれています。

震災があって、色んな家族がそれぞれの事情を抱え、日々を暮す。

不安、葛藤、喜び、悲しみ。
私たちには、本当に計り知れない心の感情。

それでも、自分たちのできる精一杯を続けていく。

カズキは、この保養プログラムに参加させて頂き、
また一つ、力を与えてもらった気がします。

来年もお逢いしましょう!
今よりも、もっともっと笑顔で再会できる日を心待ちにしています!

みんな本当にありがとー!!!!!

合言葉は?

オッケー?もっけー!!!



追伸:

そば処木鶏は、人と人を繋ぐそば屋を目指しています。
ただお蕎麦を提供するだけなく、心に残るひと時と共に・・・。

カズキの蕎麦打ちは、まだまだ続く・・・。  


Posted by カズキ at 06:00Comments(3)福島のこと

2014年08月19日

「あなた」に逢いたい・・・。

◆安曇野ひかりプロジェクトへの参加

この夏も、「安曇野ひかりプロジェクト」さんによる、
福島のご家族を信州に招く、保養プログラムが実施されています。

期間は、8月16日~20日です。

このプロジェクトは、安曇野の有志達が集まり、自分たちにできることをやろうと、
2012年から始まり、今年で三年目を迎えます。

保養については、色んなご意見があるかと思います。

それでも、精一杯できることをやりたいと、
みんなが知恵を振り絞ってやっているのです。

カズキも、過去二年間の保養プログラムに、
一人のそば打ちとして参加させて頂きました。

「故郷福島県から来てくれたご家族に、うまいそばを食べてもらいたい!」

考えは、その一点だけでした。

そして2014年を迎え、今年も安曇野へ出張そば打ちを考えていました。
ところが、安曇野ひかりプロジェクトのリーダーである、望さんからある提案を頂きました。

「福島県から来たカズキが、こうして信州でそば屋を構えることができた姿を、みんなに見せてほしい!」

望さんの熱い想いを受け、カズキは自店での開催に喜びを隠せませんでした。
そして、最高のおもてなしをしようと約束したのです。

◆「続ける」ことの大切さ

この安曇野ひかりプロジェクトたちの素敵な所は、
出来るだけ、同じ家族に参加してもらうことです。

そうすることによって、毎年の再会が楽しくなり、
関係も、より深いものに変わっていくのです。

カズキは、安曇野ひかりプロジェクトさんを通じて、
「続ける」ことの大切さを学ばせて頂きました。

さて今夜は、みんなに逢える!

カズキは、自分に出来る精一杯をそばに込め、
福島の皆さんに喜んで頂けるようにがんばります!!!


  


Posted by カズキ at 05:00Comments(0)福島のこと

2014年08月06日

ただただ福島へ「想い」を届けたい!

◆七夕企画のご協力に感謝・・・。

そば処木鶏では、7月8日~31日にかけて、店内に笹を飾り、
福島へ想いを寄せる七夕企画を開催しました。

企画の趣旨は、この機会に福島のことを少しでも忘れてほしくない。
そして、遠く信州からも、今でも福島を想っていることを伝えたいという気持ちでした。

はじめは、どれだけ集まるか分かりませんでした。
少し不安があったのも事実です。

しかし、その不安とは裏腹に、たくさんの方がご協力下さったのです。











































実は、この企画は、2012年2013年と、二年連続で行われました。
福島のことを風化させたくない。

神奈川県逗子市にあった「凛桜」というそば屋のオーナー、内田こづえさん。
この内田さんとの出逢いから、毎年恒例のイベントになったのです。

【2012年 七夕祭りの詳細は⇒「ここをクリック」


【2013年 七夕祭りの詳細は⇒「ここをクリック」


その後、凛桜さんは、諸事情により、残念ながらお店を閉めてしまいました。
この想いを続けなくてはならない。

カズキは、続けることを大切にしています。

ようやくこの春、お店を構える事ができた今年、
今回は、自分のお店で想いを募ろうと決めたのです。

◆逗子市からの想い

そして始まったこの企画に、なんと最後の最後で、
スペシャルゲストが駆けつけて下さいました。

それが、ずっと一緒にイベントを企画してくれた「内田こづえ」さんだったのです。



「短冊を書きに来たわよ!今年は一緒にやってあげられなくてごめんね!でも気持ちだけはいつも一緒だからね!ありがとう!本当にありがとう!」

なんと、逗子市から、短冊を書くためだけに、
この山形村へ駆けつけて下さったのです。

カズキは思わず涙が止まりませんでした。
遠く離れた逗子市からも、こうして応援して頂けたこと。

何よりも、そのお気持ちがものすごく嬉しかったのです。
内田さん!本当にありがとうございました!

◆福島へ託すために来た男

そしてその翌日、福島市からある男が信州へ駆けつけてくれました。



その男の名前は「菅野智教」です。

彼は、2012年2013年の逗子市で行われた、七夕イベントへも駆けつけた男です。
今年も、この短冊を取りに来るためだけに、福島から来てくれたのです。

「カズに呼ばれたら来るでしょ!」

いつもそうです。
距離など関係なく、この熱い想いだけで行動してくれます。

彼もまた、福島市で活動する「復興支援団体しきだん会」のメンバーです。

しきだん会は、福島を福の島にするために、自分たちにしかできない活動をしています。

今回寄せられたこの短冊は、しきだん会の協力のもと、
福島市内で行われる、七夕祭りに飾って頂けます。

トモ!本当に遠くからありがとう!
あとは託したからね!

信州のみんなの想いを、福島に繋いでくれよな!



◆短冊はここで見れます!

期間:8月6日~8日

福島市駅前パセオ通り。
うつわの岡崎さんお店の前です!

地 図:「ここをクリック」






追伸:

今回の七夕企画には、約90名の方が短冊に想いを寄せて下さいました。

信州の方が、こんなにも福島を想って下さったこと。
カズキは、心から感謝しています。

そば処木鶏は「人と人を繋ぐそば屋」を目指しています。
お蕎麦を提供するだけではなく、色んな想いを繋いでいきたいと考えています。

本当に、本当にありがとうございました!!!


  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)福島のこと

2014年08月04日

俺は忘れないよ・・・

◆信州と福島の架け橋を創る!

松本市の夏祭りと言えば「松本ぼんぼん」です。

このお祭りは、松本市内を、30人以上の連を作り、
音楽に合わせて、踊り歩くというものです。

カズキは、信州福島県人会の連で参加させて頂きました。
連名は「まつもっぺ」です。

「まつもと」と「がんばっぺ」を掛け合わせた、会員さんから提案があった連名です!

8月2日の土曜日の夜ということで、お店を休まなければなりませんでした。
お客様には、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

それでも、女将と相談の結果、信州福島県人会を盛り上げるために参加を決めました。

決めたからには、精一杯楽しもうと決めて、家族で出掛けました。
時間になると、続々と会員さんや、仲間たちが集まってきました。

17時50分からのスタートには、30人以上が集まり、踊り始めです!
そして、時間と共に仕事を終えた方々が集まり、最終的には50人くらいになってたかな?

昨年、初めて参加した時、30人を集めるのに必死でした。
しかし、今年は色んな方が、一緒に盛り上げたいと言って声をかけてくれたのです。

少しずつ、本当に少しずつですが、信州と福島の和が拡がっていることを実感しています!
それは、一人ひとりの強い想いが、創ってくれているんだと思います!



笑いあり、涙あり。
出逢いあり、再会あり。

おかげ様で、最高の一日となりました。
カズキは、この日のことを決して忘れることはありません。

一緒に続けようって約束した、あの男を裏切ることはできないから。

ご理解下さったお客様には、感謝の気持ちでいっぱいです。

そして、お忙しいところ、県人会のキャリアカーを軽トラックで運んで下さった山形村の真野さん。
本当に本当にありがとうござました!!!お礼はしっかりとさせて頂きます!!!

これからも、そば処木鶏を宜しくお願い致します。

追伸:

この日、あるスペシャルゲストが来信しました。
それは、福島市からわざわざ駆けつけてくれた「トモ」という男です。

彼が、なぜ信州に来て松本ぼんぼんへ参加したのか?
それはまた次のエピソードで・・・。


  


Posted by カズキ at 21:00Comments(0)福島のこと

2014年07月08日

福島の復興を七夕の願いに込める!

◆信州から福島へ想いを届けたい・・・。

そば処木鶏では、7月8日より、店内に笹を飾り、
福島の復興を願う短冊への想いを募集する企画を始めます。

きっかけは、2012年2013年と二年間に渡り行ってきた七夕イベントにあります。
今までは、逗子市にある「蕎麦 凛桜」の内田オーナーとの出逢いがあり、
神奈川県逗子市で、震災を風化させないために、七夕の日にイベントを行いました。






そこで寄せられた福島への想いを、福島市で活動する「復興支援団体しきだん会」へ託し、
8月初旬、福島市内で行われる七夕祭りに飾らせてもらうことができました。





福島市出身のカズキは、この4月から、そば屋という拠点を構える事ができ、
今度は信州の皆さんの想いを.福島へ届けたいと考えています!

東日本大震災から3年と4ヵ月。先の見えない原発の事故処理。
この事実に少しでも意識を持ってもらいたいのが一つの狙いです。

そして、福島の皆さんに、信州の人たちが福島を想い続けていることを伝えたいのです。

『信州と福島の架け橋を創りたい』

信州の人々の想いをそば屋と言う拠点から形に変えて、福島県の元気に繋げる。

ここから少しずつ、そばで人と人が繋がり始めます。

寄せられた短冊は、今年も「復興支援団体しきだん会」へ託し、
8月初旬の七夕祭りにて、飾る予定です!

あなたの想いを、ぜひそば処木鶏の短冊に捧げて下さい!
地道なことかもしれません。それでも願い続けましょう!

あなたの想いを、私はずっと待ってます!

期間:7月8日~31日まで





追伸:

東北を想う方は、様々です。
答えがなくて、何が正しいかもわかりません。

それでも、想い続ける力こそが、復興への第一歩だと、カズキは信じています。  

Posted by カズキ at 00:43Comments(0)福島のこと

2014年07月06日

信州福島県人会とカズキ・・・

◆第三回そば打ちサークルの開催!

6月30日(日)

この日は、信州福島県人会のサークルの一つ、
「そば打ちサークル」を開催しました。

信州福島県人会は、2012年10月に発足された会です。

福島県より移住されたご家族と、福島の方と交流を深めたい信州人が主となり、
「福島と信州の和を創る」をテーマに活動しています。

カズキも、発足当時から関わらせて頂きました。

会を運営していく中で、年に数回のイベントでは、
なかなか名前も顔も覚えられないだろうと、課題が生まれました。

そこで、趣味の合う人同士で集まれば、交流も深まりやすいのではないかという案から、
この信州福島県人会の中に、色んなサークルが生まれました。

カズキは、そば打ちができるので、そば打ちサークルの担当になりました。
過去二回は、松本市内のお寺さんをお借りして開催しました。

そして今回は、自分のお店を構えることができ、初めての開催になったのです。

まずはいつも通り、工程を振り返りながら、そば打ちの見本を行います。
一つひとつ確認をしながら、手順を説明すると、一番覚えていたのがお子さんでした(笑)



数回目のチャレンジの方は、体が覚えているのか、
しっかりそば打ちになっていました!





最後は、みんなで美味しく食事をしながら、色んなことを話しました。

県人会をどうすれば盛り上げられるか?
今後はそういった取り組みをしていくか?

一番大切なのは、会員さんの声に寄り添うこと。
運営サイドの想いだけでは、絶対にうまくはいかない。

信州福島県人会は、こうして少しずつ形を変えながら、
会員さんに求められる場所になれるように努めて参りたいとおもいます。

みんなで続けっぺ!!!福島と信州の架け橋!!!



追伸:

日曜日のお昼の営業をお休みし、今回の企画を開催しました。
わざわざ来て下さったお客様には、大変申し訳なく思っています。

次回からは、時間を変えて開催したいと思います。

  


Posted by カズキ at 06:00Comments(4)福島のこと

2014年06月20日

台湾からのお客様!!!

◆涙の出逢い・・・

今年の4月になり、カズキのもとへある方からメッセージが届きました。
それは、フェイスブックで繋がっている、台湾人の方からです。

お名前は「Bass Huang」さんです。

Bass Huangさんとは、フェイスブックを通じて、数年前に知り合い、
その後は、ネット上でやり取りを交わしていました。

Bass Huangさんは、いつも東北に対してものすごく気持ちを持って下さっています。
カズキの活動に、共感をして下さり、いつも応援のメッセージを送って下さいました。

そしてこの6月、Bass Huangさんが来日されるご予定で、
なんと、このそば処木鶏に来たいと言って下さったのです。

カズキは、嬉しくて仕方がありませんでした。
海を越え、香港に住む方が山形村へ来て下さること。

普通だったら、考えられませんよね。

待ちに待った6月19日。

営業時間終了ギリギリに、Bass Huangさんは、
道に迷いながらも、そば処木鶏を探し当て、ご来店下さいました。

感動の出逢いに、言葉は必要ありませんでした。
片言の日本語ではあったものの、気持ちだけは伝わりました。

「塙さん!私はとても嬉しい!」

そう言って、もりそばを静かに召し上がっておられました。
さらに、福島復興支援シリコンバンドを直接お渡しできたのです。

旅の目的。

それは、日本の、そして東北の美しい景色と美味しいものを、台湾の方に紹介したいとのこと。
また10月に、台湾のご友人と日本を訪れるそうです!

この出逢いが、今後どういった形になるかは分かりませんが、
カズキは、Bass Huangさんのお気持ちに、心から感謝しています!

日本を想うお気持ちが、こうして一つ形になりました。
人の出逢いは、偶然ではなく必然です!

Bass Huangさん!本当に本当にありがとうございました!!!



協力頂いたシリコンバンドは、以下の団体に寄付されます。

復興支援団体しきだん会
http://ameblo.jp/shikidankai/

ネットワークkizuna~きずな~
http://blog.livedoor.jp/kizunasinnsyuu/

追伸:

例えば、どんなに想いが強くとも、一人で海外に出向き、
片言の言語と、気持ちだけで、ここまでの行動ができるものでしょうか?

Bass Huangさんが、手記で書いてくれた「想い」。

彼の気持ちを考えると、カズキは涙が止まりませんでした。



自分の信念を曲げずに、続けよう!

「砂粒みたいな活動も、続ければきっと嵐が起きる!」

続けることの大切さを、カズキは改めて教えて頂く事ができました。
頑張っぺ!カズキ!


  


Posted by カズキ at 05:00Comments(0)福島のこと

2014年06月12日

福島と信州の架け橋を創る安曇野の人々・・・

◆今年で三年目の活動です!

東日本大震災から3年以上が経過した今。
未だに続く福島第一原発の事故処理。

日々の生活の中で、なかなか忘れがちですが、
終息までは程遠く、先の見えない不安がたくさんあると思います。

ニュースなどでは、なかなか取り上げる機会も少なく、
原発事故は、終息したものだと思われている方々もいらっしゃると思います。

しかし、現実は見えない放射能に不安を抱える、
小さなお子さんを持つご家庭も多いこと。

カズキも、いつもどうすればいいものかと、
自分の無力さに気持ちの葛藤があります。

そんな中、信州安曇野の皆さんが「ひかりプロジェクト」として、
毎年夏に、福島のご家族を安曇野へ招き、思う存分楽しんでもらおうと企画しているのです。

カズキもこのプロジェクトに、2年ほど参加させて頂きました。
初年度は、どあいキャンプ場にて、そば打ちを実施。

福島のご家族に、信州そばを振る舞らせて頂きました。




そして昨年は、少し形を変えて、そば打ちの体験も実施させてもらったのです。




このプロジェクトは、今年も開催します!
そこで皆様にお願いがあります!

プロジェクトを実施するためには、どうしてもお金が必要になります。
そのお金を皆さんから協力して頂くために、イベントを開催することになりました。

◆福島の親子に安曇野での保養をプレゼントする為の「ドッカーンイベント」

手をつなごう!心をつなごう!福島と安曇野!

日時:6月21日(土) 10:00~15:00
場所:三郷農村環境改善センター
住所:安曇野市三郷温2267−2
地図:「ここをクリック」


◆内部被ばくを生き抜く上映会 
10:30~ ・13:00~ 各500円

◆劇団こまねずみ
11:00~

◆インド舞踊 出演 
・横田ゆうわさん ・スナンダミヨさん
13:00~

◆ライブ
・ゆくりりっく ・負けズ犬 ・あずみのジャグバンド
14:00~

◆フリーマーケット by フリマネット信州
10:00~15:00

◆ワークショップ
・裂き織りコースター作り ・キャンドル作り ・べーごま遊び

他にも、楽しい催しがたくさんあります!
ぜひ皆さんで足を運んでください!!!

◆夏休み保養プログラム in 安曇野

安曇野ひかりプロジェクトとは・・・。

被災地支援のために、安曇野在住の人たちが繋がり合い、心の支援をしていこう立ち上げたプロジェクトです。組織体ではなく、趣旨に賛同した人なら誰でも参加可能な、心でつながる草の根ネットワークです。


そのひかりプロジェクトさんが実施する保養プログラムについての詳細↓↓↓

実施日:8月16日~20日

【お問合せ先】

・安曇野地球宿
安曇野市三郷小倉4028-1
電話:080-5486-6111(増田まで)


自分一人でできることは限られてしまいます。
しかし、みんなと一緒なら、できることは何倍にも膨れ上がります。

地球宿の望さんより、カズキへの依頼がありました。

それは、オープンしたそば屋さんで、
福島のご家族と食事をとらせてほしいとのことでした。

カズキは、また出張そば打ちを考えていました。

しかし望さんは、福島県出身のカズキが頑張っている姿を、
みんなに見てもらいたいと言って下さいました。

カズキのできる精一杯。
私はそば打ちで頑張りたいと思います!

皆さんとの再会を今から楽しみにしています!

追伸:

保養については、色んなご意見があると思います。
意味があるのか?ないのか?

それよりもまず、どんな形であれ、子供たちが楽しく過ごせる環境を、
私たち大人が真剣に考えてあげるのが、一番大切だと思います。

きれいごとかもしれません。

それでも、こうやって大人たちが真剣にプロジェクトを立ち上げ、
なんとか自分のできる精一杯を実行しようとしているのです。

カズキは、安曇野ひかりプロジェクトとの皆さんを、心から尊敬しています。

「続けることの大切さ」

それがすべて物語っているのですから・・・。  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)福島のこと