2018年06月30日

◆ドイツから「トム臼」を輸入する!

◆「トム臼」の面白さ!

知る人ぞ知る、ドイツ製のセラミック臼、通称「トム臼」。ドイツでは、小麦の製粉として使われています。ここ日本では、蕎麦の製粉として、近年、導入しているそば屋さんも増えてきています。

トム臼の特徴として、石臼挽きのそば粉では取れない、粒度のそば粉を挽くことが出来ます。使用例としては、今使っている石臼挽きのそば粉に、粗挽きの要素を少し加えたりとか、トム臼のみで、極荒のそばがき用そば粉を挽くことが出来ます。

木鶏では、上記の用途の他に、磨きにかけられた玄そばを、挽き割るイメージでトム臼にかけ、篩分けをして、玄挽き田舎そば用のそば粉を、手に入れることが出来ます。

まあ、簡単に言うと、色々「遊べる」ということです。

以前、「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」の製粉勉強会で、このトム臼に興味を持った蕎麦屋さんがいたので、私がまとめて輸入しますよ!と、手を挙げたのです。

◆個人輸入の注意点!

早速、ドイツの輸入代理店へアクセスし、トム臼5台を送ってもらうよう、パソコンを使って必要事項を入力!ここまでは難なくクリアしました。しかし、ここからがめちゃくちゃ大変でした・・・。

注文から10日後、郵便局から簡易書留で、通知が来ました。内容は、税関からで、この製品は、食品衛生法に該当するもので、必要な手続きを取って下さいとのこと。

早速、問い合わせ先の検疫所へ連絡すると、「食品等輸入届出書」が必要とのこと。

その内容の記入が、めちゃくちゃ大変でした。

製造所名、その会社の住所、輸出者は誰か。どこの港から、いつ積み込んで、日本のどの港にいつ入ったかとか・・・。まあとにかく大変で、ドイツの会社に、翻訳アプリを使って、日本語をドイツ語に変換したり、知り合いのドイツ語が出来る人に、ドイルからのメールを日本語に翻訳してもらったり・・・。

仕事をしながらだったので、とにかく時間がかかってしまいました。色々やり取りをした結果、ようやく2ヶ月かかって、検疫所の許可を得て、税関を通過し、手元に届いたのです(涙)



今回の経験で、また一つ勉強になりました。私も欲しい!という方は、相談には乗れるので、気軽に連絡くださいね!

この度は、トム臼の輸入にあたって、手伝って下さった皆様には、この場をお借りして、お礼を申し上げます!ありがとうございました!


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  
タグ :トム臼


Posted by カズキ at 06:50Comments(0)蕎麦のこと

2018年06月29日

先祖から受け継ぐ「種」を次世代へ!

◆乗鞍在来を自分の手で・・・

山形村にある「農業生産法人 竹田の里」さんでは、米や大豆、長芋に長ネギなど、他にも山形村の大地を活かして、農作物を生産、販売しています。

その農作物の中に、特別な思い入れがある「ソバ」があります。主に栽培している品種は、信濃一号ですが、もう一つ「乗鞍在来」があります。

「農業生産法人 竹田の里」の代表、神通川賢一さんとは、年代も近いことや、同じ保育園の父母という事で、親しい関係を築かせてもらっています。

その神通川さんから、昨年秋にとても貴重な「乗鞍在来」を分けて頂きました。その出来事がきっかけで、木鶏の新メニュー「玄挽き田舎そば」が誕生しました。

「乗鞍在来」は、乗鞍高原で昔から栽培されていたソバです。実は、賢一くんのおばあさんの生まれ故郷が乗鞍で、そこで栽培されていた種を守ろうと、お父さんが細々と、山形村の大地で、毎年栽培していたのです。

そんな貴重な乗鞍在来を打たせて頂き、お店で提供すると、皆さん口々に、美味しい!昔はこういう味だった!懐かしい!との声を頂きました。

何度か、賢一くんと酒を交わしながら、話し合っていくうちに、この貴重な乗鞍在来を何とか守っていきたいね!と、盛り上がりました。その想いがきっかけで、話がどんどん進んでいくのです!

◆まるで決まっていたかのような運命!

今年の春くらいから、賢一くんは、乗鞍での栽培を考えていました。実際に栽培してもらっていた農家さんと連絡を取り、6月に逢いに行って圃場を見させてもらいにいきました。

すると、もう自分たちで栽培するのは大変だから、種を守ってくれるなら、今年から栽培をやってみないかと、声を掛けられたそうです。これは願ってもないチャンスです!

私も、どんな場所で、そんな方が栽培をされていたのか確かめたく、6月25日、グリーングラス、関根さんとのそば会の翌日に、乗鞍高原へ向かったのです。

車を走らせること約一時間。晴れわたる夏の空のような天気の中、さすがは高原ということもあり、とても気持ちよい風が、肌を通過していました。

農家さんの家に着き、挨拶を済ませると、早速圃場を見させて頂きました。面積は、小さい畑を何個か合わせると、三反歩くらいでしょうか。



圃場を見学し終わると、農家さんが自宅に招いて下さり、お茶を飲みながら、色々話をきかせて頂きました。また、今年蒔く「乗鞍在来」の原種を見せてもらいました。



なんとも小粒な種です。これが美味しさの秘訣なのかもしれません。なるべくコンバインで混ざらないようにと、賢一くんは、手刈りにチャレンジしてみたいと話をしました。

しかし、まだ手刈りの経験がないと不安がある中、グリーングラスの関根さんが、乗鞍在来の手刈りに自分も手伝いに来るよ!と話をしてくれたのです!

色んな方の、色んな想いが重なり合い、まずは7月に乗鞍在来の種蒔きを、この地で始められることになりました!なんだかとてもワクワクしています!!!



◆乗鞍在来が食べられるお店!

圃場見学のあとは、乗鞍高原にあるお蕎麦屋さんへ移動します。「合掌」さんは、おじいさんの代から受け継いで、今のご主人が三代目だそうです。昔ながらの栽培、製法で、限定そばとして、乗鞍在来を食べることが出来ます。

これが、この地で栽培された乗鞍在来のそば!



玄挽きならではの穀物感がありながら、のど越し、もちもち感・・・これは本当に十割そばかと思うそばでした。あとからご主人にお聞きすると、熱湯でこねる湯ごねをしているそうです!なるほどー!と関根さんと相づち!

また面白かったのが、合掌さんのご主人が、なんと同じ年!!!同世代というだけで、親近感が生まれますよね!その後、合掌の斉藤さんが実際に栽培している、圃場を見せて頂きました。



砂利が沢山混じっていて、一見、栽培には向いていないだろうと思う畑ですが、代々この地は、ソバがよく採れる圃場だそうです。この砂利が、日中、おひさまの熱を浴び、地熱となってソバの生育を助けてくれる役目があるのだとか。

なるほど!へー!と、一同感動していました。やはり、その地に行ってみなければ、分からないことばかりですね!斉藤さん!お忙しい中、初対面にも関わらず、ご対応ありがとうございました!これから、乗鞍高原でワクワクすること、一緒に出来たら嬉しいです!!!

【そば処 合掌】
住所:長野県松本市安曇4025−2
電話:0263-93-2612
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」



こうして、蕎麦会、乗鞍圃場見学と、実に充実した二日間を過ごしました。何かに導かれているのか?まるで、パズルのように一つひとつがハマっていく感覚です!

きっと、竹田の里の賢一くんのチャレンジしたい!という強い想い、先祖から受け継いだ種を、次世代に残したいという気持ちが導いてくれてるのかもしれません。私も、自分に出来ることを微力ながら頑張りたいと思います!!!




【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 07:50Comments(0)同志地域のこと

2018年06月27日

7時ちょうどの~あずさに乗って~♫

◆人と人を繫ぐそば会 in 木鶏  
 「green glass」×「木鶏」


6月24日。

この日は待ちに待った、green glass(グリーングラス)関根さんとの蕎麦会です。昨年11月に、東京で蕎麦会をやらせて頂いてから、ぜひ山形村でもと、お話を頂いて、今回のイベントが決まりました。

関根さんは、朝一番、7時ちょうどの特急あずさに乗って信州へ!途中、車内でトラブル(笑)があったものの、木鶏には11時くらいに着きました。



それからすぐにそば打ちをして、昼の部では、限定10セットで、木鶏とグリーングラスさんの蕎麦食べ比べセットを提供しました。このブログを読んで、わざわざ食べに来てくれたお客様もいて、有難かったです!

【昼の部の様子を常連さんがブログに⇒「ここをクリック」

そして、夜の部には、総勢24名様が蕎麦会に参加して下さいました!二人のテンションもMaxです!



この日、助っ人として、関根さんと一緒に来て下さった榎森さん!なんと同じ年で、しかも故郷福島県のお隣、山形県出身!さらに、松尾芭蕉の俳句「静けさや岩にしみいる蝉の声」でも有名な、山寺の次男という!これには驚きでした!

長年、板前として東京で修業をし、将来、故郷でお店をやるには、そば打ちの技術を学びたいと、都内のそば店で修業。その時に、あちこち蕎麦の食べ歩きをしていて、グリーングラスの関根さんと出逢い、そして、このイベントの話を聞いて、是非ご一緒にと駆けつけてくれたのです!



今回のメニューは、

・会津産 馬刺しのたたき(木鶏)



焼き蕎麦(グリーングラス)



・白馬村産 岩魚のコンフィ(木鶏)



・山形村産 季節野菜の長芋蒸し(木鶏)



・そばがき(グリーングラス)



・静岡おでん(グリーングラス)



どれもお酒あてに最高です!

蕎麦は、もりそばで四種類です!



千葉県成田産 常陸秋そば(グリーングラス)



長野県野辺山産 奈川在来由来(木鶏)



長崎県対馬産 対馬在来(グリーングラス)



長野県山形村産 乗鞍在来由来(木鶏)



ここで対照的だったのが、蕎麦を〆る温度です。私はどちらかというと、氷水で〆すぎない程度に蕎麦をくぐらせ、スパン!というのど越しを楽しんで頂きたいと狙っています。しかし、関根さんは、ほとんど氷水は使わず、柔らかい仕上がりで蕎麦を〆ています。

その結果、関根さんの蕎麦は、とにかく香りと甘みの出かたが際立っています。その茹で加減のポイントも、後から教えて頂いたので、また自分で意味を飲み込んで取り入れてみたいと思います!他の職人さんの仕事が見れる!これぞコラボイベントの醍醐味!!!



また、お客様同士の自己紹介も、木鶏蕎麦会ではお馴染みです!どんな方が、どんな想いでいるのか?お客様の想いを聞くのも、またいいんですよね!































こうして楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。お客様からは、回を重ねる度に、深くなっていきますねと、感想を言って頂きました。

私も、このそば屋同士の蕎麦会は、とてもやりがいとなっています。店主同士の絆が深まるし、お客様も、この贅沢な時間を楽しめます。誰にとっても、幸せな企画なのです!

木鶏は、人と人を繫ぐそば屋を目指しています!これからも、蕎麦を通じて色んな企画をしていきますので、今後とも宜しくお願い致します!ご参加頂いた皆様に、心から感謝です!

一期一会・・・。



【green glass(グリーングラス)】
住所:東京都新宿区上落合3-28-9
地図:「ここをクリック」
電話:03-6908-9259
HP:「ここをクリック」



【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)同志そば会

2018年06月23日

一人でも59醸さんのファンを創りたい!

◆酒蔵跡取り5人組との出逢い

今年一月に、長野市にある、しなののてっぺんさんで企画されたイベントで、私はある五人組に出逢いました。

【信州59年醸造会「59醸(ゴクジョウ)」】

「59醸(ゴクジョウ)」さんとは、昭和59年度生まれの長野県の酒蔵跡取り5人が、同じ時代を生きる仲間であり、ライバルであるからこそ同じ想いを共有し、 「この年代だから造れるモノを生み出そう」と結成されました。メンバーが40歳になるまでの10年間、毎年テーマを変えたオリジナル日本酒「59醸酒」のリリースや、様々なイベント企画を通して、 伝統ある日本酒文化を次の世代に継承し、ゴクジョウの酒を醸し、ゴクジョウな日本酒の未来をつくるために挑戦し続けている熱い5人組です!



≪59醸メンバー≫

・角口酒造店6代目

村松 裕也氏
昭和59年7月31日 生



25歳という若さで杜氏に就任して以来、豪雪地域・飯山だからこそ求められる「辛口の酒」を根底に、様々な試行錯誤を重ね続ける。 「売れればいい」ではなく、蔵のルーツと歴史を大切にした酒造りを心がける。

・丸世酒造店5代目

関 晋司氏
昭和59年10月21日 生



大学で畜産を学んだ後、営業職を経験し「自分の造ったものを売りたい」と家業の酒造りに。 3段仕込みの最後にもち米を加える「もち米4段仕込み」を代々引き継ぎ、全ての作業を手仕込みで行う。

・西飯田酒造店9代目

飯田 一基氏
昭和60年4月1日 生



花から酵母を分離させる「花酵母」を大学で研究。卒業後、花酵母の先進蔵で修行後、帰郷。 杜氏に就任後は、花酵母を使用した酒「積善」をリリース。リンゴ、ひまわりをはじめ、様々な花酵母を使用している。

・東飯田酒造店6代目

飯田 淳氏
昭和59年11月24日 生



家業を継ぐ気は無かったが、繁忙期に「お手伝い」として入社後、東北杜氏の下で、酒造りを教えてもらい、次第に酒造りにのめり込んでいく。地域の方に喜ばれるお酒を第一に考える地元密着の酒蔵。

・沓掛酒造18代目

沓掛 正敏氏
昭和59年11月13日 生



高校卒業後、音楽教師を目指し、音大に進学。しかし、酒造業界の落ち込みの話を聞き、家業ということに責任を感じ帰郷を決意。現在は主に経理を担当し、製造担当の弟と共に酒蔵を切り盛りする。

※上記は「59醸」さんのHPから転記させて頂きました。詳しくは公式ホームページで⇓
≪59醸公式ホームページ⇒「ここをクリック」

同業者同士が、お互いを認め、高め合い、切磋琢磨しながら業界を盛り上げようとしている姿に、私は「蕎匠塾」に、考え方が似ているなと、とても共感しました。

実は水面下で、彼ら五人組と、とてもワクワクするような壮大なプロジェクトを、企画しています!というか、こことここが繋がって、結果、こんな素晴らしいものが出来た!!!みたいな・・・(笑)

おいおい!木鶏の大将大丈夫かよ?と言われそうですが、私には、きっとうまくいくと信じているのです!

そのプロジェクトの打合せのために、5人組が木鶏に来てくれる話になったのが、三日前のことです!せっかく来てくれるなら、一人でも59醸さんのファンを創りたい!その想いを、メンバーの一人、村松さんに相談したら、軽くイベントを企画しますか!と、話が盛り上がりました!!!

◆59醸さんを囲む会 in 木鶏

日時:7月6日(金) 18時30分~
会費:5000円(税込) 料理+59醸5蔵のお酒付き
定員:10名


当日は、普段なかなか聞くことが出来ない、酒造りの話や、59醸誕生秘話、今後の展望など、59醸メンバー5人と一緒に、食事とお酒を楽しみながら、ワイワイやっちゃいましょう!というノリです(笑)

私が考えている、ワクワクする壮大なプロジェクトの話も、当日皆さんに発表します!

是非!59醸さんとお酒を飲みたい!というあなたへ!今すぐスケジュールを確認の上、お申し込みくださいね!

申込方法:

電話⇒「0263‐98‐2099」
までお電話いただき、
「59醸さんとお酒が飲みたい!」とお申し込みください!

フェイスブックをご利用の方は、お店もしくは、店主まで直接メッセージを下さいね!それでは、あなたからのご連絡をお待ちしております!

そば処木鶏は、人と人を繫ぐそば屋を目指しています!このイベントで、一人でも59醸さんのファンが増えてくれたら嬉しいです!!!





【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  
タグ :59醸


Posted by カズキ at 07:00Comments(0)ご案内

2018年06月20日

今までこんな勉強会があったであろうか?

◆業界の常識を打ち破る!

6月13日。
この日は、信州そば切りの会「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」の勉強会でした。

今回のテーマは「つゆ」です。

今まで、製粉やそば打ちの技法、一品料理のレシピ公開など、それだけでも、とても内容の濃い勉強会を繰り返してきました。今年の3月に、鰹節屋さんを講師に招き、だしの勉強会を企画しました。その際、次に学びたいテーマとして、つゆの話が上がったのです。

つゆは、言ってみればその店の味を左右する「心臓部」です。それを公開するというのは、いかがなものかという話も上がりました。

しかし、そこは蕎匠塾!

最高の信州そばを提供するために、共に学び合える同志として結成された仲間です!

細かな分量は公開せず、そのお店の店主が、どんな想い、考え方でそのつゆを作っているのか?また、それに合わせて、どんな材料を使っているのか?3店舗のもりそば、かけそばを食べ比べながら、勉強してみよう!となったのです!

第一回つゆ勉強会は、岡谷市「そば処 岳家」さん、上田市「そば処 いちや」さん、そして「木鶏」の三店舗が、もりそばとかけそばを、それぞれ皆さんに食べて頂きました。



毎回、勉強会の会場を、メンバーのそば屋さんで変えているんですが、もうひとつ面白いのが、違う蕎麦屋さんの厨房を拝見できることです!色んな工夫がされていて、とても勉強になるのです!




もりつゆの違い、そしてかけつゆの違い・・・。それぞれがどんな考え方で仕上げているのか?





参加メンバーも、ただ真剣にそばを食べていました!



それに合わせて、材料の紹介、だしの取り方など、今までの蕎麦業界で、ここまで踏み入った勉強会があっただろうかと思うくらい、内容の濃い勉強会でした!!!



◆なぜここまで公開できるのか?

蕎匠塾の結成から、来月で一年です!もう一年?いや、まだ一年です!たった一年ですが、本当に内容の濃い学び合いでした!それゆえ、集まる蕎麦屋さんも、とても熱心なので、お互いが信頼し合っています。

そして、一緒に信州そばを盛り上げたいと思う「同志」だからこそ、成り立っているんだなと考えています!

まだまだ学び合いは続きます!引き続き信州そば切りの会「蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」を宜しくお願い致します!!!



≪つゆ勉強会 協力店舗≫

【そば処 岳家】

住所:長野県岡谷市 湊5-13-7 パウワウビレッジ1階
電話:0266-78-8846
HP:「ここをクリック」
地図:「ここをクリック」


【そば処 いちや】

住所:長野県上田市住吉1160
電話: 0268-25-1841
地図:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)同志

2018年06月19日

6月24日!昼木鶏が見逃せない!

◆関根さんから嬉しいお知らせが!

6月24日の夜は、新宿中井「green glass(グリーングラス)」さんとの蕎麦会が企画されています。コース仕立てのため、25名様限定のご案内でしたが、おかげさまで定員に達しましたので、募集を締め切らせて頂きました。

しかし、いまだに関根さんのお蕎麦を食べたいという方が、後を絶えません。そこで、関根さんに相談したところ、昼の部でも少量ならという事で、お蕎麦を提供して頂けることになりました!

当日の朝、東京を出発してくるため、木鶏に着くのがお昼前です。そこからそば打ちの準備をする関係上、13時から「木鶏」と「green glass」さんのそば食べ比べセットを、限定10セットのみのご案内とさせて頂きます!

夜の部には、どうしても来れないという方!ぜひこの機会にお出かけ下さい!!!





【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)そば会

2018年06月13日

その土地!その人!その想いに触れること!

◆台風をも吹き飛ばす!

6月11日。

朝7時発!この日は、南信州阿南町「和合地区」へ向かいました!目的は、この地で栽培されている伝統野菜「鈴ヶ沢なす」「鈴ヶ沢南蛮」「鈴ヶ沢うり」の苗を畑に植える、定植イベントに参加するためです。

木鶏では、一昨年の秋から、お客様からの紹介で、鈴ヶ沢なすと出逢うことが出来ました。この茄子の特徴は、なんと言っても他にはない食感と甘みです。

昨年は、天ぷらで提供していたんですが、低温で揚げると、とろっとした食感、なんとも言えない甘みに、お客様からも驚きの声と、今までこんなに美味しいなすを食べたことがない!と感動の声も寄せられました。

この茄子は、どんな場所で、どんな人達が、どんな想いで育てられているのか?この目で、この身体で確かめたいと、昨年の9月にこの地を訪れました。
【はじめての訪問記⇒「ここをクリック」

それからというものの、すっかり皆さんのファンになった私は、もっとこの伝統野菜を多くの人に知ってもらいたいと、知り合いの蕎麦屋さんや、飲食店さんに茄子を紹介して回りました。嬉しかったことに、この茄子の美味しさに共感して頂けたお店が何軒もあったのです!

その中の一軒、京都市伏見区「手打ち蕎麦 いまふく」の店主、中根さんも、こんなに美味しいなすが、どんな場所で、どんな人達が、どんな想いで育てられているのか?私と同じ想いを持って下さいました。

いつか訪れたい!その熱い想いが、縁とタイミングを運んで、なんと、はるばる京都から駆けつけて下さったのです!担当の飯野さんも、その気持ちに喜んでいました!!!



作業は、飲食店や仕入業者さんたち向けに、参加しやすいようにと、平日に開催されました。また、地元の和合小学校の児童や、畑を管理する障害者支援施設「町就労支援センター」のご利用者さんも含めて、約30名での作業です!皆さんの想いが通じたのか、雨予報だったのが嘘のようなお天気♫







丁寧なご指導のお蔭で、あっという間に作業が終わりました!





別の畑では、試験栽培も行っていました。堆肥違いで区別をつけて、どう影響するのか?より美味しい茄子を作るために、毎年研究が進められています。







昔ながらの肥料は、落ち葉と米ぬかを発酵させた堆肥だそうです。基本的に無農薬栽培で長年育てられてきました。



作業を終えると、お昼ご飯です!この日は、和合地区のお母さんたちが準備して下さいました!









すべて地のものを使ったお料理は、どれもこれも、とっても美味しかったです!食事のあとは、自己紹介も兼ねて、懇親会が開かれました。

この土地に惚れて、移り住んだ人。おばあちゃんたちが残してくれた伝統を守ろうとする人。茄子の美味しさに魅了されて、関りが深まった人。畑に足げなく通い、土地の人との関係を深めている人。それぞれがそれぞれ素敵な想いを抱いていて、地元愛、伝統野菜愛があって、成り立っているのだなと、改めて感じました。

二度の訪問だけでは、まだまだ分かりませんが、今回また来れて、私も鈴ヶ沢愛が深まりました!あのおばあちゃんにも逢えたし、また9月に来ることを約束しました!!!



その土地!その人!その想いに触れること!

このブログを読んで興味が湧いた方、使ってみたいと思う飲食店さんがいたら、是非お声がけくださいね!一緒に楽しみながら拡げていきましょう!!!

そば処木鶏は、人と人を繫ぐそば屋を目指しています!9月、この地で何かが始まる!





【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)地域のこと

2018年06月07日

可愛い妹が結婚します!

◆家族のような存在です!

木鶏がオープンした初年度、長女が大きなケガをしてしまい、女将さんがしばらくお店に立てなくなりました。私は、慌てて携帯電話のアドレス帳を調べ、短期間だけでも手伝ってくれる人を探しました。

そのタイミングで、今回のブログの主役、晴ちゃんが木鶏のスタッフになってくれたのです。そこから気が付けば、木鶏になくてはならない存在として、お店を支えてくれています。

お客さんとも、親しみやすい性格から、彼女に逢いに来るファンも多いのです。(変な虫はいないので安心して下さい)

お店のスタッフというだけでなく、子供たちも、晴ちゃん!晴ちゃん!と、スタッフの枠を超えて、とても慕っています。私と女将さんも、心から家族のような存在だと思っています。

その晴ちゃんが・・・ついに結婚します!



彼女の晴れ姿をお祝いするために、お店の営業を以下の通りとさせて頂きます。どうかどうかご理解のほど、宜しくお願い致します!

【7月7日(土)】 
・昼営業 11時30分~13時 ラストオーダー
・夜営業 お休み


当日は、乾杯の挨拶を頼まれました。
結婚式まで、あと一ヵ月か・・・。なんだか色んな気持ちが込み上げてきます・・・。


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年06月05日

木鶏は「そば屋?」「パスタ屋?」

◆6月の限定そばを発表します!

今年は、春という季節を通り越して、夏のような暑さが続いています。6月の限定そばを、どうしようかと頭の中で、ぐるぐる考えていた時、私の中で、二つのキーワードが浮かびました。

「カレー」×「平打ちそば」

この二つをいかに組み合わせるか?毎日、試行錯誤を繰り返しました。つけそばにしてみたり、冷かけにしてみたり・・・で!ついにイメージと味が一体となったのがこちら!!!

「パスタ風 クリーム和キーマカレ-蕎麦」・・・1400円(税別)



木鶏のグランドメニュー「和キーマカレー」をベースに、生クリームを加えて、まろやかさを演出!茹でた平打ちそばと、カレーソースをフライパンで馴染ませて、最後に夏野菜の素揚げをトッピング!蕎麦屋の枠を超えた蕎麦が完成しました!

平打ちそばにすることで、蕎麦の風味、力強さも残してあります!木鶏限定そばファンの皆様!お待たせしました!ぜひご賞味くださいね!

追伸:

このブログを読んで、そんなの蕎麦じゃねーじゃねーか!!!という声もきっとおありだと思います。ただ、私にとって限定そばは、遊び心を生み出すと同時に、チャレンジでもあります。

常識、当たり前が苦手な私です。そんなちょっと変わった店主の考え方も含めて味わって頂けたら幸いです。


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年06月04日

娘たちのお店屋さんごっこ!

◆子供は親の背中を見て育つ!

昨夜は、娘二人のアイデアで、お夕飯にお店屋さんごっこも兼ねて、ご飯を作ってくれる話になりました!小学二年生の長女と、保育園年長の次女が、お母さんと一緒にピザ屋さんに!

準備が出来るまで、一階のお店で待っててね!と、やる気満々で頑張っていました!それから一時間後、お呼びがかかったので二階へ行くと、エプロンと三角巾でお店のスタッフになりきっていました!

ちゃんとメニューも書いてくれて、どちらにしますか~って(笑)



なんと、ピザは生地から作って、トッピングも子供たちが考えて盛り付けたそうです!



どんなに有名なピザ屋さんのピザよりも、子供たちが一生懸命作ってくれたピザの方が、美味しかったです!!!ちょっとした家族との時間、あるようでなかなか作れてないな~。知らない間に子供たちはどんどん成長していきます!!!

お店ももちろん大切です!でも・・・やっぱり家族があっての仕事ですね!!!美味しいピザをありがとう!!!今度は男チームで何か作ろうかな ♫

【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2018年06月03日

村を愛し、農業を通じて、若手を育てていきたい!

◆もっと美味しい蕎麦を育てたい!

木鶏をオープンしてから、この4月で、4年を迎えることが出来ました。その間、日に日に大事だなと思うことは、蕎麦の原料となる玄そばの存在です。木鶏は、自家製粉を行っているので、いかにいい玄そばを手に入れるかがとても重要になってきます。

そんな中、2年前からこの山形村で、熱くそば栽培に取り組んでいらっしゃる、そば農家さんと出逢いました。農業生産法人「竹田の里」代表の神通川さんは、村を愛し、農業を通じて、若手を育てていきたい!と強い信念で、今日も山形村の畑を耕しています。

今年になってから、神通川さんは、千葉のそば農家さんや、関東のそば屋さん達と出逢いました。それからすぐに、彼は研修も兼ねて、若い従業員を連れて、各地のそば農家さん、そば屋さん巡りをされています。

その研修から帰ってきてからの、神通川さんの目の輝きは、今まで以上です!木鶏に飲みに来ても、どうやったらいい蕎麦が作れるのか?といった感じで、夜遅くまでそば談義は続きます!

「竹田の里」さんでは、信濃一号の他に、おばあちゃんの生まれ故郷である、乗鞍在来を大切にされています。その貴重な乗鞍在来を、私も昨年秋から、使わせていただけることになりました。

それがきっかけで、「玄挽き田舎そば」をお店で提供できるようになったのです。

神通川さんと、今後の山形村でのそば栽培を考えた時、「手刈り」をやってみたいという想いが、彼にはあり、では実際に体験に行こう!と話が盛り上がりました!

7月上旬に、千葉でそば栽培を行っていらっしゃる上野さんの畑に、神通川さんと行けることになりました!

一つでも学び得たことを、この山形村でも取り組んで行けたらと思います!神通川さん!一緒に山形村のお蕎麦を盛り上げていきましょう!!!



というわけで、神通川さんと一緒に、蕎麦の研修に出掛けるので、以下の日にちをお休みとさせていただきます!

7月2日(月)3日(火)

この二日間で、手刈り作業もやりつつ、行きたかった蕎麦屋さん巡りも予定しています!どんな出逢いがあるか、今からとても楽しみにしています!



【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 23:00Comments(0)同志地域のこと蕎麦のこと