2020年08月17日

「心」を満たすお店でありたい・・・。

◆私が一番好きな景色です!!!

昨日、お陰様で無事にお盆休みの営業を終えることができました。今日は、短い時間でしたが、子供達との時間も作ることができました。

連休中は、コロナ禍の影響もあって、帰省される方が自粛されていたのか、いつもお盆休みに来て下さるお客様の顔が見受けられませんでした。それに加えて、観光の方も少なかったと思います。

それでも、地元のお客様に支えて頂いて、無理することなくお店の営業ができたと思います。こんな状況の中でも、お店に足を運んで下さるだけで、本当にありがたかったです。

私たちは、この連休を迎えるにあたり、あることを心掛けていました。

それは、どんなお客様が来られても、目の前のお客様を幸せにすることだけに集中すること。

『胃袋を満たすのではなく、心を満たすお店でありたい』

と、スタッフと気持ちを共有しました。

私は、お店をやる際、絶対に外せない条件がありました。それは「オープンキッチン」です!



木鶏のカウンター越しの景色は、自分が一番大好きな場所なんです!

常連さんのいつもの笑顔、カップルの幸せそうな表情、家族でくつろいでいる雰囲気、そばを真剣なまなざしで食べているおひとり様など、本当に色んな方の表情や、心の温度を感じることができます。

世の中が、コロナ禍で外食産業が危機的状況にあると言われています。確かにお客様の数は減って、経営面での苦しさもあると思います。

でも、どんな時代になろうと、外食産業がゼロになることはないと思うのです!

私もそうですが、やっぱりプロに作ってもらった美味しい料理、そして、おもてなしのサービスを受けた時、どれほど「心」が満たされることか・・・。

だから私は、生涯蕎麦屋として、この命を全うして生きたいと思っています!!!

女将さんと、そして最高のスタッフと、この木鶏を続けていくために、私たちがこの地でお店を構える意味を探しながら、また一歩ずつ歩んでいきたいと思います!!!



さて、明日からまた頑張っぺ!カズキ!!!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 23:30Comments(0)地域のこと

2020年08月09日

山形村商工会のご支援を頂きました!!!

◆プレミアム食事券の販売です!

新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの飲食店が厳しい運営が続いています。

そんな中、少しでも飲食店の力になりたい!と、山形村商工会が中心に、プレミアム食事券の企画をして下さいました!

内容は、10,000円で1,000円の食事券が11枚ゲット出来るという内容です!有効期限は、来年の8月末、つまり1年後です!

購入先は、木鶏と山形村商工会でお求め頂けます!

早速、木鶏の常連さんがお食事券を購入して下さいました!真野さん!ありがとうございます!



コロナ禍は、地域によって様々な問題を抱えています。そこをどう乗り越えるのか?こうして、地元の自治体がバックアップして頂けるのは、本当にありがたいことです!

「地域は地域の人によって創られている」

もし宜しければ、プレミアム食事券のご利用をお願い致します!

【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)地域のこと

2020年08月08日

信州伝統野菜「小布施丸なす」×「親田辛味大根」+「完熟トマト」

◆夏の限定そば第二弾の発表です!

8月に入り、例年より遅い梅雨がようやく開け、暑さが厳しい季節になってきました。天候と共に、夏野菜も美味しくなってきましたね!

今回もまた、長野市松代にある「野菜のカネマツ」さんのご紹介で、信州伝統野菜に認定されている「小布施丸なす」を使わせて頂きました。

小布施丸なすは、明治時代から小布施地方で栽培されていた品種で、肉質がしっかりとしていて、北信地方では、おやきの具材として食べられていました。私も、初めて使わせて頂いたのですが、油で揚げても、しっかりと食感が残り、なす本来の味わいがまた格別です!

夏の限定そば第二弾として、同じく信州伝統野菜に認定されている「親田辛味大根」のおろしを、冷たいかけつゆに合わせ、揚げ浸しにした小布施丸なす、完熟トマトのおひたしをトッピングすれば、この夏最高のコンビネーションになるはずです!

暑い夏に食べたい、一杯のそばが完成です!

【信州伝統野菜「小布施丸なす」×「親田辛味大根」を使った完熟トマトのみぞれそば】・・・1,400円(税別)



そば処木鶏では「信州でしか創り出せないそば」をお客様に食べて頂きたいと考えています。

それは、世界一の美食の街「サンセバスティアン」の旅から学んだことです。今は、流通が盛んで、使いたいと思えば、ほとんどの食材が手に入ります。そうではなく、地元の食材にもう一度目を向けて、この土地で飲食店を構える意義を大切にしていかなければならないと思っています。

まだまだ知らない食材がたくさんありますが、こうして一つひとつの出逢いを大切に、木鶏らしいアプローチを生み出していきたいです!

カネマツさん!今回も素晴らしい食材をありがとうございます!これからもよろしくお願いいたします!



【野菜のカネマツ】

住所 :長野県長野市松代町583
電話 :026-278-1501
HP:「ここをクリック」



【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


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2020年08月05日

「高遠町」と「山形村」の関係性

◆暑中信州寒晒蕎麦を学ぶ

暑中信州寒晒蕎麦とは、江戸時代に将軍家に献上されていた蕎麦です。冬場の寒い時期に、冷たい川にソバの実を約一ヶ月ほど晒し、その後、天日干しされて、冷暗所で保管。夏場に製粉をして食べると言う歴史ある蕎麦です。

蕎麦屋仲間の高遠町にある「壱刻」の店主、山根さんが是非蕎麦屋さんには食べてもらいたいと、フェイスブックに投稿されていたのを見て、早速連絡をさせて頂きました。

私一人ではなく、山形村のそば仲間も一緒に誘いました。

昨年、山形村を日本一のそばの里にしよう!と、プロジェクトを立ち上げました。山形村の歴史を辿ってみると、なんと江戸時代に「高遠藩」だった事実が村史に載っていたのです!

そのことを山根さんにお伝えしたところ、とても興味を示してくれました!

そして先日、壱刻さんで、寒晒蕎麦勉強会を企画して頂きました。

高遠町のそばの歴史を紐解いていくと、実に興味深い信州蕎麦と、全国の蕎麦の関係性が見えてきました。

また、寒晒蕎麦の歴史、製法や効果なども詳しく資料で説明して頂けたのです!

高遠藩が、寒晒蕎麦の発祥の地、その想いを受けて、当時の製法にこだわり、高遠の地で訪れるお客様に味わって頂きたい!山根さんの想いに触れ、地域として、蕎麦文化を伝えるにあたり、とても深い学びを頂きました。

実際に、寒晒蕎麦も味わってきました!



当時の製法を再現した寒晒蕎麦


甘皮を生かした壱刻オリジナル寒晒蕎麦


同じ材料を使いながらも、ここまで違いを出してくる山根さんに脱帽です!上品な甘味と、キレのいい喉越しは、なかなか味わえません!是非皆さんも「高遠藩 暑中信州寒晒蕎麦」を召し上がってみてください!!!

壱刻の山根さん、伊那市議会議員の飯島さん、華留運(けるん)の小松さん!お忙しいところありがとうございました!同じ高遠藩として、蕎麦を通じた交流を今後も深めていきましょう!



この冬、山形村でも寒晒蕎麦にチャレンジしたいと思います!


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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2020年08月03日

ぎたろう軍鶏が出荷休止です!

◆コロナ禍の影響が生産現場にまで

木鶏の特選素材といえば、辰野町で養鶏されている「ぎたろう軍鶏」です。開業当初から、変わらず6年以上使わせて頂き、その美味しさに、多くのお客様が感動されています!

しかし、このコロナ禍の影響で、4月から6月にかけて、多くの取引先が休業、もしくは売上減少に伴い、出荷量のバランスが崩れてしまったそうです。

軍鶏は、工業製品のようにすぐに作れる訳ではありません。

林種鶏場さんが、年間の出荷量を予測して、卵の孵化から、ひな鳥を約140日かけて出荷するまで、大事に大事に育てているのです。林さんは、現在の状況から、出荷量の見通しが立たない中、取引先のことを考えて生育に励んでいるのです。

しかし、一度生産のバランスが崩れたからなのか、最近は、軍鶏自体が小ぶりになってしまいました。

そこで林さんは、このまま続けていても、お互いに良くない!だから、8月の出荷を一時休止して、しっかり育ててから再開したいと思います!申し訳ありません!と、苦渋の決断をされました。

木鶏としては、看板メニューのぎたろう軍鶏が使えないのは、大きな影響です。しかし、林さんの大変さを考えればなんてことはありません。逆に、この一ヶ月をどう乗り越えられるか、お店のスキルアップになると思っています。

お客様には大変申し訳ありませんが、明日から8月いっぱいまで、ぎたろう軍鶏のメニューを提供することができなくなりました。どうかどうか、ご理解とご協力のほど、よろしくお願い致します!!!

◆支えて下さる業者さん

ぎたろう軍鶏が使えないということは、つけ蕎麦や木鶏丼と言った看板メニューが無くなってしまいます。このままではと、お客様の満足度を考えた時、別の方法を考えなければならないと、女将さんと話し合いました。

そこで思いついたのが「信州吟醸豚」です!

木鶏では、蕎麦屋のカツ丼として隠れた人気メニューです。1日限定5食としている理由は、豚数が少なく、週に分けて頂ける量に限りがあるからです。

取引先のセブンセンス、武居社長に相談したところ、木鶏さんは、定期的な取引に加え、吟醸豚を大事に使ってくれているので、なんとかサポートしますよ!と言って下さったのです!

お陰様で、8月いっぱいは、取引量を特別に増やして頂けることになり、吟醸豚を使った蕎麦屋のカツ丼は、1日限定10食の提供となります!また、豚バラ肉も仕入れて、吟醸豚のつけ蕎麦もメニュー化の予定です!

一品メニューも、女将さんと工夫をしながら、お客様に喜んで頂ける形を考えていきたいと思います!武居社長!この度はありがとうございます!このご恩は忘れません!

◆生産者さんと共に歩むこと

私達飲食店は、生産者さんが全てです。お客様も、食事が出来るのは、作って下さる生産者さんがいること、そこに感謝に気持ちを忘れてはいけませんね!

武居社長が、食肉業界の現状を教えて下さいました。

消費者が、自宅で食事をする機会が増え、一般的な鶏肉や豚肉などの需要は伸びていること。

逆に、飲食業や宿泊業の稼働率が下がり、こだわりの特定ブランド肉の出荷量が減り、生産者さんたちが生活していけない苦しい現状が、すぐ目の前まで来ていると言うのです。

そうなってしまってからでは手遅れです!私は、生産者さんが大切に育てて下さったものを、最高の状態でお客様に食べて頂けるように努めたいと思います!それが自分にできる精一杯です!

林さん!また最高のぎたろう軍鶏を使わせて頂ける日を楽しみにしています!!!




【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

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