2012年06月22日

「長野」と「逗子」を繋ぐのだ!

◆それぞれの被災地への想い



2012年7月7日。
七夕の日に「長野」と「逗子」の被災地への想いが、いま重なる!


私と、内田さんの出逢いは、まさに運命的なものです。

私は震災後、仲間たちと共に、炊き出しのボランティアを、
やらせて頂くことが出来ました。

「ボランティアはやらせて頂く」

その教えのもと、何度か被災地での活動をさせて頂きました。

時を同じくして、逗子にある 『手打ち蕎麦や 凛桜』 のオーナーである、
内田さんも、あの震災後、自分に何か出来る事はないかと、常に考えていたそうです。

そんな中、私がフェイスブックにアップした、炊き出しの様子を、
内田さんが、たまたま目を留めて下さったのです。

そこから、二人の交流が始まります。
私と内田さんは、震災や、蕎麦について話をするようになりました。

そして、今年の2月に、松本で開催された蕎麦会へ、
内田さんは、ご友人を連れて来て下さったのです。

「どんな男なのか、会って確かめたい!」

そう内田さんが、おっしゃって下さいました。

震災についての二人の想いが、
この日の出逢いに変わったのです。



内田さんは、そこで私を気にいって下さり、
「ぜひ逗子でも、震災について考え合う、蕎麦会をやろう!」
となったのです!

私は、とても嬉しかったです。

このご縁を大切にしたいと思い、
今回、この企画をさせて頂きました。

当日は『手打ち蕎麦や 凛桜』さんのお料理と、私の手打ち蕎麦、
そして、松本のある方とのコラボ料理で、皆様をおもてなしさせて頂きます。

また、福島県出身として、ボランティア活動を通じて、
感じた事や、現地の様子などを、少しだけお話しさせて頂きたいと思います。

そしてこの日を、
「長野」と「逗子」の勝手に友好姉妹都市の日!
と考えています(笑)!
もちろん長野からも、何名か一緒に行きますよ!

それでは蕎麦会のご案内です!
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『人と人を繋ぐ会 in 逗子』~長野と逗子の和を作ろう!

おかげ様で、定員に達しましたので、
締め切りを終了とさせて頂きます!


日 時:2012年7月7日(土)七夕の日 

◆昼の部 
11:30 ~受付開始
12:00 ~スタート 
14:30  クローズ

◆夜の部  
18:00 ~受付開始
18:30 ~スタート
21:00  クローズ

お料理: 
◆先付
◆前菜
◆お刺身
◆焼き物

◆温物「和キーマカレー南蛮そば」 

◆信州八ヶ岳産十割そば


◆デザート

お飲み物:
ビール(琥珀エビスの生ビール)
日本酒(全国の銘酒15種類以上)
焼酎 (そば・米・芋焼酎 各種) 
梅酒
ソフトドリンク各種

詳しくは、HPでご確認下さい。
手打ち蕎麦や 逗子 凛桜(りおう)⇒ http://soba-rioh.com/

会 費:
お料理 5,000円(税込・飲み物 別料金)    

人 数:
昼の部 夜の部 各25名様  

場 所:手打ち蕎麦や 逗子 凛桜(りおう)

住 所:神奈川県逗子市逗子1-6-27 ピアーズビル1階

地 図:「ここをクリック」


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◆ご予約はこちらへ ↓↓↓


手打ち蕎麦や 逗子 凛桜(りおう)
TEL 046-873-4649
「蕎麦会の予約をお願いします!」

とお電話下さい! 凛桜(りおう)のスタッフさんが元気よく対応いたします!
「昼の部」or「夜の部」かも必ずお伝え下さい!

蕎麦会は、7月7日の七夕の日です。
昼の部、夜の部共に、25名様の限定とさせて頂きます。

今すぐスケジュール帳をご確認の上、
お電話頂ければ幸いです。

◆人の出逢いのありがたさ!

福島県出身の私が、長野に移り住み、
逗子でそば会を開催させて頂く・・・。

こんな素晴らしい事は、想像もしていませんでした。

私の私があるのは、本当に「人との出逢い」だけです。

いつも元気モリモリの私です!
宜しければ、ぜひ私に逢いに来て下さい(笑)

そして、一緒に震災について、
お話が出来れば幸いです。

あなたにお逢いできる事、楽しみにしております。
まずは、一緒に楽しみましょう!




追伸:

今回の企画に、ある方が参加して下さる事になりました。

先日、コラボイベントをして下さった、
お酒の飲める洋食屋けんすけの店主「栖原研介」さんです。

研介さんも、逗子にはご縁があるようで、
この企画をお伝えした際、
「ぜひ一緒に連れて行って下さい!」
と申し出て下さったのです。

もちろん、あの『和キーマカレー南蛮そば』も、
皆さんに召し上がって頂きます!



7月7日は「七夕の日」です。きっと忘れられない一日になると思います。

一期一会に感謝・・・。  


Posted by カズキ at 12:00Comments(4)東北支援

2012年06月21日

偽善者と呼んで下さい

◆福島と長野の「和」を創る!



私と親友のヒロは、昨年度から、松本市を中心としたボランティア団体、
「炊き出し機動部隊みらい」のメンバーとして、ボランティア活動をさせて頂きました。

『炊き出し機動部隊みらい』の活動はこちらから
『ここをクリック』



昨年は、物資の支援が中心でした。

それは時間とともに変化し「モノ」の支援から「心」の支援に、
変わってきているのではないかと感じています。

今年のゴールデンウィークに、
私とヒロは、福島県を訪れました。

目的は、今の現状を知ることです。

そこは、何も変わらない現場と、
前向きに生きる、様々な方たちの生活がありました。

ニュースでは放送されず、一時的なボランティア活動も減り、
なにか取り残されてしまった感を、すごく感じてしまいました。



私も含め、まだまだ続けていかなければならないと、
再認識させられたのです。

「何か出来ることはないか?」

その問いに、私とヒロは、ある企画を考えたのです。

◆福島から避難をされたご家族たち

今年に入ってから、私は色んな方のご縁で、
福島から長野に、引越しをされてきた方たちと知り合うことが出来ました。

お逢いして話を聞くと、
「子供たちのために、長野に来た。」
と、口々に言うのです。

この方達は、知り合いはもちろん、
土地勘も何もありません。

私は、引っ越して来たことが、
良いとか悪いとか言っているのではありません。

移住する際、周りから批判を受けたかもしれません。
故郷を離れるという後ろめたさも、あるかもしれません。

それでも、何もないところへ飛び込む勇気は、
私が想像できない、すごい決心だと思います。

福島には、避難したくても出来ない方もいらっしゃいます。
逆に、福島を盛り上げようと、一生懸命頑張る人たちも沢山います。

私は何が言いたいかというと、
「あの原発事故によって、多くの方の人生が変わってしまった」
と言うことです。

私にできることは、蕎麦打ちです。

そこで、蕎麦会を開催し、福島と長野の人たちの、
交流を作りたいと考えました。

ここから何が生まれるかは分かりません。
でも、今思いつく事は、それだけです。

もちろん、私一人ではありません。
協力して下さる方がいてくれての話です。

場所は、大久保醸造店さんのご協力で、
以前、蕎麦会を開催した、古民家をお借りします。

また「炊き出し機動部隊みらい」の隊長、副隊長をはじめ、
メンバーも手伝いに来て下さいます。

私の父も、福島から長野に駆けつけます。

23日の12時、信州松本から、
また発信していきたいと思います。

宜しくお願い致します。

ヒロ!みんな!やるぜよ!



追伸:

ブログをご覧頂いた皆様へ

どんなご意見でもかまいません。
少しでも、震災について、一緒に感じて頂ければ幸いです。

批判されても、私たちは継続していきます。
笑われても、私たちは継続していきます。
無駄だと言われても、私たちは継続していきます。


少しでも「震災を風化させたくない!」
その想いだけが、私たちを動かしています。

たとえ「偽善者」と言われようと・・・。
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(2)東北支援

2012年06月19日

男に3回もフラレました・・・

◆人と人を繋ぐ会 in けんすけ 夜の部!

昼の部が終わり、夕暮れとともに、
夜の部のお客様が見え始めます。

はじめましての方も、お久し振りですの方も、
ワクワクした表情を見せてくれました。



会を開催するにあたり、私と研介さんが、
このイベントが始まるきっかけとなった裏話など、話しました。

実は、3回も研介さんにお断りされていたんです。

「スパイスは、蕎麦の邪魔をしてしまう。だから塙君にとってもいい結果が生まれないよ!」
研介さんは、私を想い、そう言って下さったのです。

しかし、私はどうしても、あのキーマカレーと、
私の蕎麦が合う気がしたので、何度もアプローチをしました。

そして、試行錯誤の結果、「和キーマカレー南蛮そば」が生まれたのです。

「正直、こんなに上手くいくとは思っていませんでした」

これは、私と研介さんの正直な感想です(笑)

そして、一通りお話をさせて頂いた後、
夜の部の会は始まったのです。

◆蕎麦を引き立てる酒と肴!



年間、100本しか製造しないと言われている、
銘酒があります。

大信州酒造が、特定の酒造米を用い、
一部の酒屋にしか卸さない「大吟醸八重原」です。

研介さんのおっしゃるとおり、フルーティーなお酒です。
皆さんには、食前酒として振舞われました。

お客様も、これには納得の様子です。
どんどん杯が進みます。



また前菜も美味いんだなー!


夜の部は、少なめに、
「和キーマカレー南蛮そば」を提供しました。


昼の部同様、皆さん絶賛して下さいました。

試作から知っていた方は、
ここまで持ってきたかと、大変喜んでいました。

鯛の塩釜焼きも登場!
ハーブを練った塩は、香りをさらに引き立てます。


私も会を盛り上げようと、そば打ちに集中します!


〆は「十割蕎麦」です!


半分以上の方が、田舎そばののど越しの良い、
十割蕎麦が美味しいと、おっしゃっていました。

ボリュームが合ったにもかかわらず、
お料理は、ほとんど残っていません。

これほど嬉しいものはありません。
私と研介さんは、確かな手ごたえを感じていました。

◆人と人が繋がる瞬間

楽しい時間が過ぎるのは、あっという間です。

終わってみれば、皆さんが一体感を作って下さり、
とても初めて会った人たちの会とは、思えないほどの盛り上がりでした。

これぞ私が求めている姿です。

人と人が繋がり合う瞬間は、
そこに「料理」「人」「空間」そして「想い」だと考えています。

私自身も、また素敵なひと時を、
過ごさせて頂きました。

ご来店下さった皆様へ、
心から感謝をさせて頂きます。

本当に、本当にいつもありがとうございます!

まだまだ未熟者ですが、
これからも宜しくお願い致します!



追伸:

会が終わった後、私と研介さんは、
放心状態になりました。

やり尽くした感と、皆さんからの喜びの声に、
しばらく浸っていました。

片付けを終え、夜な夜な語り合ったのは言うまでもない・・・(笑)



研介さん!亜夕美さん!ありがとうございました!
一期一会に感謝・・・。


「お酒の飲める洋食屋 けんすけ」
住 所:長野県松本市大手4-3-2
地 図:「ここをクリック」
電 話:0263-32-4051

気さくな研介さんと、ちょっと天然な亜夕美さんが、
皆さんを温かくおもてなしして下さいますよ!
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)そば会

2012年06月17日

和キーマカレー南蛮そばを提供せよ!

◆人と人を繋ぐ会 in けんすけ 昼の部!



いよいよ2ヵ月越しのコラボ企画が、開催されました。

場所は、松本市の縄手通り近く、
「お酒の飲める洋食屋 けんすけ」さんです。

お昼の部と夜の部の、二部構成で企画しました。

朝4時半に起き、仕込みと搬入を行いました。

もちろん、愛車のワーゲンバスに、
荷物を積み込み、現場へと向かいました。

このお店の店主、研介さんも、
前日の4時まで仕込みをされていたそうです。

研介さんが、この企画に対する、
熱い想いが伺えます。

◆セッティング完了!

一日限りのコラボレーション!

そば打ち台のセッティングも、バッチリです!
なぜか、お店に馴染んでいます(笑)


入口には「お酒の飲める洋食屋 けんすけ」と、
「そば処 木鶏」の看板が並びます。


◆お昼の部が始まるぜよ!

12時を過ぎると、
お客さんが続々といらっしゃいました。

平日にも関わらず、11名の方が、
忙しい合間をさいて、参加してくれたのです。

いつもの常連さんもいれば、
初めましての方もいらっしゃいました。

親友のヒロくんは、
なにかに想いを寄せています。


研介さんは、そばの邪魔をしないメニューと言って、
試行錯誤してくれました。

まずは、前菜盛り合せです。
一つひとつに、丁寧な仕事が感じられます。


サラダには、揚げたそばをトッピングして、
触感を楽しんで頂きます。


そしていよいよ・・・

これが『和キーマカレー南蛮そば』です!


お互いが、強調しているにも関わらず、
決して邪魔をしていません。

辛さは、出汁によって抑えられているのですが、
後からジワーっと、スパイスが効いてきます!

「これは美味い!」
「こうきたか!」


などなど、反応も良かったです。

締めは、十割そばの二種盛りです。
玄挽きと、丸抜き挽きです。


どちらも、のど越しを重視して、
そばを打ちました。

これも、とても評判が良かったです。

同じそばを、挽き方一つで変える事で、
楽しみ方も変わります。

◆感謝をこめて・・・

お陰様で、お昼の部を大盛況に終わる事が出来ました。
平日にもかかわらず、本当に多くの方が、足を運んで下さいました。

なんともありがたいことですね。

フェイスブックから始まった、この繋がりを大切にするためには、
変わらず「人と人」のリアルな関係が、大事なんだなと感じました。

皆さん本当にありがとうございました!


続く・・・。


追伸:

この日、私はある方とようやくお逢いする事が出来ました。
それは、福島県から長野県にご家族で、引っ越しをされた方です。

実は、私の実家から、
20分もかからない場所に住んでしました。

この日、私に会ってみたいと、
奥様と来て下さったのです。

「ようこそ長野へ!」

ここから出来る何かがあると、
私は考えています。

  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)そば会

2012年06月13日

私から最後のご案内です!

イベントのご予約を締め切らせて頂きます!
多くの方のご予約、本当にありがとうございました!
明日お逢いできること、心から楽しみにしております!!!



◆非常にワクワクです!


いよいよ明日は、研介さんとのコラボ企画!
「人と人を繋ぐ会 in けんすけ」 が開催されます!

ちょっとしたやり取りから始まった、
今回の企画は、本当に不思議なご縁を感じます。

研介さんと私に、共通している大事な人が多いのです。
この二人が、精一杯お客様をおもてなしさせて頂きます!

私のそばと・・・


研介さん自慢の『和キーマカレー』・・・


どんな味になるのか?興味はありませんか?

蕎麦会の申し込みは、本日の17時で締め切らせて頂きます。

それでは蕎麦会の内容を、もう一度ご確認下さい↓↓↓



◆『和キーマカレー南蛮そば』を食べたい人はいませんか?



『お酒の飲める洋食屋けんすけ』 さんと、
私は、新しいコラボメニューを考えました。

その名も『和キーマカレー南蛮そば』です。

何度か打ち合わせを重ね、試食を行い、
ようやく形になったのです。

私が使っている「利尻一等昆布」「本枯れ節二年物かつお節」でとった、
上質なだしを、研介さんが独自にブレンドした「オリジナルスパイス」を掛け合わせました。

辛さの中にも、上質なだしが、
旨味をさらに引き出してくれます。

このコラボメニューを、ご予約頂いた方のみ、
限定で蕎麦会を開催します。

さらに、研介さんは、この蕎麦会のために、
蕎麦を邪魔しない『けんすけオリジナルメニュー』を考えて下さいました。

◆そば会のご案内
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『人と人を繋ぐ会 IN けんすけ』

日 時: 2012年6月14日(木) 
昼の部 11:30~14:30     
夜の部 19:00~22:00

会 費: 
昼の部 2000円(税込・飲み物別)
夜の部 5000円(税込・飲み放題)
    
お料理: 
◆前菜盛り合せ (和キーマカレー南蛮そば)
◆和風シーザーサラダ
◆鯛の塩釜焼
◆鶏の黒胡椒焼き
◆八ヶ岳産十割そば 2種盛り
◆デザート

注)昼の部は、内容をやや変更させて頂きます。

お飲み物:

◆大信州酒造『八重原』
年間100本しか出回らない、幻の日本酒です。
研介さんが取引しているお米農家さんが、酒造米を作っています。
食前酒でお召し上がり下さい。

◆ビール・ワイン・梅酒・ハイボール・ソフトドリンクも充実しています。   

人 数: 
昼の部 20名 ⇒ 締め切らせて頂きました 
夜の部 20名 ⇒ 締め切らせて頂きました


場 所: お酒の飲める洋食屋 けんすけ
住 所: 長野県松本市大手4-3-2
地 図: 「ここをクリック」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

◆ご予約はこちらへ ↓↓↓

お酒の飲める洋食屋 けんすけ
TEL 0263-32-4051 
「蕎麦会の予約をお願いします!」

とお電話下さい! 研介さんが元気よく対応いたします!
「昼の部」or「夜の部」かも必ずお伝え下さいね!


◆残念なお知らせです・・・

今回のそば会は、20名限定とさせて頂きます。

より多くの方を、来て頂きたいと考えておりましたが、
一人ひとりに、しっかりとしたおもてなしをしよう!
と、研介さんと話し合いました。

と言うことで、昼の部、夜の部共に、
20名様の先着順になりますので、ご予約はお早めにお願い致します。

それでは今すぐ、スケジュール帳を確認してくださいね!

貴方にお逢いできること、
心より楽しみにしております。



そば職人 塙 和貴
スパイスの魔術師 栖原 研介


  


Posted by カズキ at 10:00Comments(0)そば会

2012年06月12日

浮気をしたわけではありません・・・

◆イベント最終日を迎えて



私は、もうすぐ家族に会えるはずなのに、
なぜか寂しい気持ちになりました。

それは、この一週間、共に仕事をした方達と、
別れるのが寂しかったのです。

決して、浮気をしたわけではありません。

初めは、お互いの気持ちに探りあいがあったりして、
なかなか上手く伝わらなかったこともありました。

しかし、最後の方は、
『あうんの呼吸』で仕事が出来たのです。

蕎麦は、打つだけが仕事ではありません。

材料から始まり、製粉、こね、延し、切り、
そして、茹で上げから配膳までの時間など、
様々な要素があります。

この中の一つでも欠けてしまっては、
お客様を満足させる、最高の蕎麦は出来ません。

◆チームを作りたい!

私は、このイベントで心掛けていた事があります。

それは『チーム力』です。

何事も、良いものを作るためには、
チーム力が必要です。

手伝って下さった方は、
私より年上の方達ばかりです。

とても気を使いましたが、
先輩方が、温かくサポートして頂いたのです。

そして、朝礼と終礼を欠かしませんでした。

お客様の声や、注意点など、
始まりと終わりを大切にしました。

そのおかげか、スタッフさん同士の引継ぎも、
しっかりとやって頂けました。

配膳の方からも、嬉しい声が届きます。

「お蕎麦美味しかったってよ!」
「お昼も夜も来たお客さんがいたよ!」
「老舗に負けない味だってさ!」


などなど・・・。

これは、当然ながら、私一人の力ではありません。

一緒に作って下さった方がいてくれるからだと、
私は再認識しました。


◆6月5日 午後6時閉店

こうして、長かったイベントが終わり、
なんとも言えない感動が生まれました。

初めての催事での出店をやり切れたこと。
色んな方が、逢いに来てくれたこと。

そして、一緒に働いて下さった皆さんと
時間を共有できたこと。

また一つ、素晴らしい経験をさせて頂きました。

関わって下さった方々、
本当にありがとうございました!

もっともっと頼られる、そば打ち職人になれるように、
自分を磨いていきたいと思います!

これからも、どうぞ宜しくお願い致します!

頑張っぺ!カズキ!!!



追伸:

自宅についた私は、娘と息子の寝顔に癒され、
死んだように眠りについたのは、言うまでもない・・・。

新宿高島屋編 おしまい・・・。
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)蕎麦のこと

2012年06月11日

東京の中心で「塙」と叫ぶ!

◆フェイスブックの良いところ

今回、新宿高島屋で、そば打ちのイベントがあるということを、
私は、自分のブログと、フェイスブックで告知をさせて頂きました。

その結果、連日多くの方々が足を運んで下さいました。

◆新しい出逢い!

東京を中心に、野菜ジャーナリストとして活躍されている方です!
去年、信濃毎日新聞の同じ企画の記事で、お知り合いになりました。
一年越しの出逢いです!


岩手県出身で、震災後も、幅広いご活躍をされていらっしゃいます!
ご友人を連れて、来て下さいました!やっぱり熱かったです!


同じ苗字の「塙」さん!カッチョイイですね!!!


こちらも「塙」さん!笑顔が素敵です!!!


また「塙」さん!あれ?兄弟ですか???


実は、親戚ではありません(笑)!

◆久々の再会!

10年以上ぶりの福島の友人です。
彼は、新宿で、料理人として頑張っていました!


同じく、10年以上ぶりの福島の友人です。
昔から老けていたので、逆に若さを感じました!


続いて、ワーゲン仲間です!
一年ぶりの再会です!


打ち合わせを、わざわざ新宿にして、私に会いに来て下さいました!
GWの蕎麦会にも来て下さった方です!


4月のワーゲンイベント以来です!
同じ年代ですが、彼の熱き魂は、私も大好きです!


昨年末、陸前高田での炊き出しを、共に活動した男!
忙しい合間をぬって、2度も顔を出してくれました!


東京で、店舗設計やデザインの仕事を、
独立して頑張っている、高校の同級生です。
彼とは、酒を交わし、熱い話をしました。
夏に、面白い企画が生まれそうです!


その他にも、数え切れない方が、
このイベントに来て下さいました。

ご紹介できなかった方々、
申し訳ございません。

◆ウェブの付き合いをリアルに変える!

このフェイスブックという、一つのツールに、
私は感謝したいです。

お店に来てくれる方は、沢山いらっしゃいます。
しかし、声を掛け合い、知り合うことは出来るでしょうか?

もちろん、それだけを求めてはいけません。

サービスする立場として、来て下さる方は、
みんな一緒ですからね!

その中でも、そば打ちをしていて、
「塙さんですか?」
「塙!久し振り!」
「塙!覚えてるか?」

と、声を掛けられる嬉しさは、なんとも言えません。

中には、手伝いに来たと言って、
作務衣を持って来られた方もいらっしゃいました(笑)

また、差入れやお土産も沢山頂きました。

東京のど真ん中で、こうやって色んな方の優しさに触れ、
どれだけ私は励まされたことでしょうか?

大事なのは、ウェブでの付き合いを、
どれだけリアルに変えられるか?

どんな場合でも、
人対人というのを忘れてはいけません。

そうすればきっと、フェイスブックやネットの世界でも、
人間関係は、しっかりと築けるのかもしれません。

皆さん!本当にありがとうございました!
頂いた恩は、しっかりと返させて頂きます!


一期一会に感謝・・・。

続く・・・。

≪次回予告≫

『浮気をしたわけではありません・・・』  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)蕎麦のこと

2012年06月09日

一流を守るための努力!

◆バイヤーさんの努力



新宿高島屋でのイベントも、
二日目に入り、全体の流れをつかめてきました。

調理も配ぜんも、スムーズに出来るようになり、
私も、そば打ちに専念できます。

この日は、高島屋のバイヤーさんにお声を掛けて頂き、
イベントの後、夜ご飯をご一緒することになりました。


◆百貨店としての意地

初めは、イベントに来るお客様の話や、
過去の面白い出来事など、楽しい話をしていました。

こういった催しものには、
必ずクレームを言って来るお客さんがいるそうです。

無理難題を押し付け、
担当者を困らせてしまうというのです。

そういったお客様にも、紳士に対応をすること、
そして、無理なものはしっかりとお断りするそうです。

それは、他のお客様との平等性を考えた場合の判断になるそうです。

面白おかしく話をしてくれましたが、
実際は、冷や汗ものだと思いました。

◆一流としての心

しばらくすると、バイヤーさんが、
この催事にかける想いを語ってくれました。

百貨店にとって、催事のイベントは、
どれだけお客様に魅力あるものを提案出来るか?

言わば、百貨店の集客に左右するものだとおっしゃってました。

魅力ある催事を開催するにあたり、
陰ながらの努力があるようです。

例えば、一度も催事に出店したことのない、
老舗のお寿司屋さんに、出店依頼をこぎつける場合。

まずは、アポなしで、
そのお店に顔を出すそうです。

そこで名刺を渡し、
お寿司屋の大将と話をしようとお願いします。

しかし、結果は当然断られます。

再度連絡をし、何とか話だけでもと、
交渉を繰り返し、アポを勝ち取るのです。

そこのお店は、近海もののマグロを扱うお店だそうです。

築地市場でも、5軒くらいしか卸していない、
歴史のあるお寿司屋さんです。

「本物を知るためには、本物を食す!」

バイヤーさんは、8,000円もする鉄火丼を、
身銭を切って食べてきたとおっしゃってました。

私は、ここまでして、催事のために頑張っている姿に
とても感銘を受けました。

「高島屋は、呉服屋から始まった百貨店です。代々受け継がれてきた歴史を、自分達も守りたいのです。」

この一言は、私の心に火をつけました。

「私も全力で蕎麦を打ちます!そして高島屋に来て下さったお客様に喜んでもらいたいです!」

こうやって、バイヤーさんと貴重な時間を過ごさせて頂きました。

何事も、人には見せない努力があるのですね。

一流のお客さまを抱えている、
高島屋さんのお話でした。

この夜、私は、『一流を守るための努力』を、教えて頂きました。

続く・・・。



≪次回予告≫

『東京の中心で「塙」と叫ぶ!』

イベントに、来て下さった方々をご紹介します。
あんな人や、こんな人まで(笑)

感謝・・・。  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)蕎麦のこと

2012年06月08日

大都会でのチャレンジ!

◆新宿高島屋『大学はおいしいフェア』!!!



5月30日から6月5日の1週間にかけて、
新宿高島屋で、そば打ちの実演販売を行いました。

今回で、第5回を重ねる『大学はおいしいフェア』は、
各大学が研究を重ね、商品化したものを、一般の方に販売します。

毎年楽しみにされる常連さんも多いことで、
高島屋でも、大変人気の催事です。

私は、現在勤めている会社の関係で、
イートインブースに、そば屋を出店させて頂きました。

◆事前準備の大切さ

今回のチャレンジは、
私にとっても初めてのことです。

一日何食出るか?動線はどのようにとるか?
などを考え、材料の仕入から、仕込み、
そして、人の配置や、宿泊の手配など、
普段考え無いところまで、頭を使います。

お手伝いをして下さる方々は、松本市にある『小沢そば』さんの会長さんをはじめ、
松本城そば祭りでお馴染みの『美蕎楽の会』の皆さんです。

皆さんは、催事やイベントに慣れていらっしゃるので、
とても心強い助っ人です。

◆いよいよイベントの開催です!

前日の準備を終え、イベント初日を迎えました。

私は、朝6時からそば打ちを開始します。

そして、10時のオープンと同時に、
お客様が続々といらっしゃいました。



イートインブースでは、信州大学の蕎麦だけではなく、
近畿大学が研究を重ね、マグロの養殖に成功した『近大マグロ』と、
青森大学が伝統的な、もち小麦を使った『ひっつみ』というすいとんを提供します。

この3大学メニューが楽しめる、限定50食のセットが、
開店と同時に、飛ぶように売れます!



お昼くらいには、完売してしまうほどの人気商品です。

午後になっても、お客様は途切れることはありません。
私は、ひたすら蕎麦を打ち続けました。

そして午後8時・・・。
ようやく初日を終えることが出来たのです。

続く・・・。

≪次回予告≫

『一流を守る努力』

新宿高島屋のバイヤーさんと、
お酒を交わしながら、熱く語らせて頂きました。

そこから得た学びとは・・・?  


Posted by カズキ at 12:00Comments(4)蕎麦のこと