2013年03月28日

あの蕎麦が駒ヶ根に上陸!

◆スパイシーなのに美味しー!

月に一度、駒ヶ根市内の某お店で開催されている「日本酒の会」。
私は過去に、この会で様々なそばを提供させて頂きました。

今回は、あの松本市のとある会で大好評だった「和キーマカレーそば」を準備しました。
ご存じじゃない方もいらっしゃるようなので、改めてご説明します。

「和キーマカレー」とは、松本市にある人気洋食店、
「お酒の飲める洋食屋 けんすけ」さんの看板メニューです。



実は昨年、この「和キーマカレー」と「日本そば」を、
コラボレーションしたイベントを開催したのです。

【コラボイベントの様子は⇒「ここをクリック」

この「和キーマカレーそば」を、駒ヶ根の人たちにも味わって頂こうと、
この日、初お披露目したのです。(研介さんありがとうございました。)

スパイシーな辛さにも、奥深いところでお肉と野菜の甘みを感じます。


これを、琥珀色のかけ汁に合わせると、「和キーマカレーそば」の完成です!


今回も大好評で、多い人で3杯も召し上がって頂けました(笑)

「ぜひ!通常メニューに加えてほしい!」

などと、嬉しいお言葉も頂戴しました!
「日本酒の会」のみなさん!いつもありがとうございます!

さてさて来月は何にしようかなー(笑)
頑張っぺ!カズキ!



  
タグ :蕎麦


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)そば会

2013年03月27日

人は亡くなった時に、その人がどんな人間だったか分かるといいます。

◆悲しい出来事がありました・・・

雪もまだ深い2月の初旬、私の住む街で、
ある偉大な方がお亡くなりになられました。

その訃報に、多くの人が悲しみ、葬儀に駆けつけました。

祭壇には、たくさんの花束、そして108本の一升瓶。
お葬式は盛大にやってくれと言い残された故人の遺言だそうです。

その方と私の関係は、私が駒ヶ根のとあるお店で、
定期的に蕎麦会を開催させて頂いた、きっかけを作って下さった方です。

【過去の蕎麦会の様子は⇒「ここをクリック」

残念ながら、最近その会は休止になってしまい、
私もどうされているかなと、考えていた矢先の訃報だったのです。
もう少し、お話をしたかったと悔やんでいました。


◆亡き故人を偲んで・・・

亡くなられた方と長年お付き合いがあった方から、連絡がありました。

「いつも蕎麦会をやっていたお店で、故人を偲びたい。」

私は、二つ返事でお応えしました。
そして、早速あの女将さんに連絡を入れたのです。

こうして決まった故人を偲ぶ会には、
女将さんも含め、4人が集まりました。

いつも座られるカウンターに杯を置き、
みんなで故人の話で盛り上がりました。

あの豪快な笑い声が聞けないと思うと、
少しさびしい気持ちになります。

でも、このお店に来れば、
あの方の面影が不思議と感じられるのです。

〆にみんなで蕎麦をたぐい、偲ぶ会を終えました。
故人と長年お付き合いのあった方も、とても喜んで下さいました。


追伸:

人は亡くなった時に、その人がどんな人間だったか分かるといいます。
生き方に恥じぬよう、精いっぱい生きたいと、改めて教えて頂けた気がします。

田中さん、本当にお世話になりました。
頂いたご恩は、また違う形でお返しさせて頂きます。








  
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Posted by カズキ at 12:00Comments(0)駒ヶ根の人々

2013年03月22日

おれ、ちゃんと進めてるのかな・・・

◆開業への道のり

以前、ある方から励ましのメッセージを頂きました。

「色々頑張るのもいいけれど、ちゃんと自分のことも頑張ってな!」

私が掲げたそば屋開業への道のり。

そば屋を開業したいという気持ちは、今も変わりません。
いつしか、ただ開業すればいいものじゃないと、自分の中で考えてきました。

開業しなきゃ分からないことも沢山あることでしょう。

傍から見れば、あいつは何やってるんだ?
と言われても仕方がないと思います。

それでも「今」しか出来ないこともあります。
色んなご批判は覚悟の上です。

しかし、何も動いていないわけではありません。

変なご心配をおかけする前に、
そば屋開業への想いを、改めてお話させて頂きます。


◆見てくれている方は必ずいる!



昨年の12月、実はある方から物件の情報を頂きました。
その方のお立場もあるので、お名前と物件の位置は控えさせて頂きます。

その方とは、フェイスブック上で繋がっていました。
私の活動を見て、少しでも応援したいと、物件の情報を下さったのです。

この古民家は、代々受け継がれてきた歴史ある立派な建物です。
ただし、中の状態を見ると、かなり手がかかることが予測されました。

建築関係の仲間と、多面的に判断してくれる仲間と、
そして妻や子供たちも連れて、何度も見に行きました。

立地条件、資金面、交通量、実現性など、ありとあらゆる面から、
この素晴らしい物件と向き合ったのです。

大家さんも、非常に素敵な方でしたので、
ここに決めようと考えていました。

しかし、最終的な改修費用の見積書を見たとき、
残念ながらその想いは、絶たざるをえませんでした。

お声を掛けて下さった方、そして一緒に頭を使ってくれた仲間には、
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
(決断が遅くなって申し訳ございません)

それでも、自分が目指したい方向性が、
これをきっかけにまた一つ見えてきたのです。

「早く開業してよ!楽しみにしているよ!」

そう言って下さるお声が、自分の励みです。

皆さんに愛想を尽かされないよう、
しっかり自分のことも見据えていきたいと思います。

決して自分のことを後回しにしているわけではありません。
どうか温かく見守って下されば幸いです。


追伸:

「おれ、ちゃんと進めてるのかな・・・」

妻は私に言ってくれます。

「何言ってるの!大丈夫だよ!あなたの頑張りは、私が一番見ているから!」

最近は、子供を寝かせた後の夫婦の時間を大切にしています。








  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備

2013年03月20日

『30年後の福島へ』~カズキの新たな目標の巻

◆一つの道が見え出す



この3日間、信州の仲間たちと福島を訪れることができて、
私は、本当に嬉しくて仕方がありませんでした。

慣れ親しんだ飯坂の熱湯コマーシャル級の温泉に入り、



行きつけのラーメン屋で舌鼓を打ち、



福島と信州の仲間たちの繋がりがどんどん深まっていきます。



そして、一緒に大きなイベントを創り上げられたことが、
何よりの決め手になったのかもしれません。


今まで、漠然と「信州と福島の架け橋を創りたい」と考えてきました。
その漠然とした想いが明確になったのです。


私は、この活動の目標として、

「松本市と福島市を姉妹都市にすること」

と考えました。

生まれ故郷で修業させて頂いた蕎麦打ち、その蕎麦の縁で降り立った信州。
この繋がりが、もっともっと素敵なものに変わることを信じています。



追伸:

3日間のハードスケジュールをこなした自分に待っていたのは、
相棒のワーゲンバスによる岐路の道のりです。

よりによって3月なのに、気温はマイナス・・・。
心友のヒロをはじめ、仲間たちはハイエースで先に行く様子・・・。

気合を入れて帰ったけれど、8時間かかったことは、ここだけの話にしていて下さい。



「つなぐ」30年後の福島へ
〜1人の1000歩より1000人の1歩〜

【完】
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2013年03月19日

『30年後の福島へ』~タイムカプセルの巻

◆30年後に残すもの・・・



2013年3月11日・・・
東日本大震災から、丸二年を迎えるこの日。

「つなぐ」30年後の福島へ~
 1人の1000歩より1000人の1歩


最後の締めくくりがあります。

それは、タイムカプセルを埋設し、
30年後へメッセージを残そうというものです。

今回の東日本大震災は、歴史的な大惨事です。
きっと歴史の教科書に残ることでしょう。

しかし、私たちが第二次世界大戦のことなど、
教科書から得られた知識だけでは、伝わらないものがたくさんあります。

その当時の人々の想い、何が起きていたのか、どんな人たちがいたのか、
どんな考え方をしていたのかなど、心の温度までは感じないのです。

そこで今回の東日本大震災から2年を迎えたこの日に、
自分たちの想いを、未来へ残そうとしたのです。

私がタイムカプセルに入れたものは、蕎麦打ちをするときに必ず着ていたシャツです。
このシャツは、私が福島から長野に移り住んだ時、お世話になった蕎麦屋の親方から頂いたものです。

これを着て、何度も何度も蕎麦打ちをしました。何度も何度も蕎麦会も開きました。
そのたびに、たくさんのパワーを頂いていたのです。

その大事なシャツを、30年後の「2041年3月11日」までタイムカプセルに託しました。
30年後は、ちょうど私が還暦を迎えます。そうしたらまた、そのシャツを還暦祝いで着てみたいと思います。

【シャツをタイムカプセルに入れる瞬間の動画は⇒「ここをクリック」




◆東日本大震災追悼式

タイムカプセルの準備が整ったところで、追悼式典が始まります。
宮司さんにも来て頂き、みんなで祈りを捧げます。



【追悼式の動画は⇒「ここをクリック」


その後、あの記憶がよみがえる時刻、2013年3月11日14時46分・・・。
東日本大震災で亡くなられた方々に黙祷を捧げました。

自然と涙が止まらなくて、時刻と同時に近くの学校からはサイレンが鳴り、
その音がさらに悲しさを深めました。

死者約16000人、行方不明者約2700人・・・。
未だに家族のもとへ帰れない仏さまもいらっしゃいます。
避難者の数は、31万人と多くの方が不自由な生活をされています。

そして福島県に関しては、原発事故の影響で、
自宅に帰れる見込みのない方々も、たくさんいらっしゃいます。

このことを忘れていいのでしょうか?同じ日本で起きていることです。
押し付けるようなことは言いたくありませんが、ぜひ心に留めて頂きたいです。

【黙祷の動画は⇒「ここをクリック」

追悼式が終わり、最後に各県を代表して、それぞれの想いを語りました。
【動画は⇒「ここをクリック」

いよいよタイムカプセルの埋設です。





次に逢えるのは、震災から30年後の「2041年3月11日」です。
全国の皆さんの想いが詰まったタイムカプセルは、こうして無事に埋設されました。

立派に建てられた石碑には、こう刻まれています。

【全国の協賛を頂いた皆様の想い 長野県松本市「支援部隊みらい」 福島県伊達市「復興支援団体しきだん会」・・・】  


しきだん会さん、心遣いをありがとう。
未来は自分たちで創るんだ。

「1人の1000歩より1000人の1歩」

このイベントを通じて、改めて多くのことに気付かされました。

人と人の繋がりの素晴らしさ、そして力強さも実感できました。
一人じゃできないことも、みんなとならきっとやりきることができる。

まさに、1000人の1歩のスタートラインを歩み始めることができた気がします。

今回のイベントにご協力頂いた全国の皆様、
本当にありがとうございました。

「感謝」の言葉しか思い浮かびません。
この場をお借りしてお礼を申し上げます。

これからも、私たちを温かく見守って下さい。
自己満足にならぬよう、意味のある活動を私たちは続けていきます。
この素晴らしい仲間たちとともに・・・。




◆各メディア様に感謝いたします。

この福島のイベントの開催にあたり、
信州からわざわざ同行取材をして頂けました。

「市民タイムス 小岩井記者」
三回にわたり、掲載して頂き、誠にありがとうございました。
記者として、また仲間として、今後とも宜しくお願い致します。

◆3/10 掲載記事


◆3/11 掲載記事


◆3/12 掲載記事


「松本タウン情報 松尾記者 小松記者」
松尾記者、この度は急なお誘いにご対応して頂き、誠にありがとうございます。
一緒に飯坂温泉に入ったことは、忘れません!
小松記者、勇気を出してワーゲンバスに乗ってくれてありがとうございます。
一緒に過ごせた時間は、きっと忘れられないものになると思います!

◆3/12 掲載記事


「長野放送 取材クルーの皆さま」
実は、長野からテレビ局の取材が入っていました。
3日間という長きにわたり、密着取材をして下さいました。
放送日は、3月中に特集枠で放送して下さるみたいです。
3日間、本当にありがとうございます。

(写真は取材を受ける支援部隊みらい鈴木麦穂)



≪次回予告≫

新たな目標をお伝え致します。  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2013年03月18日

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

◆故郷福島で頑張っぺ!カズキ!

眠い目をこすりながら、何とか起き上がると、
母が朝食を準備してくれました。

母の手料理で、力が湧き出ます!母ちゃん朝早くからありがとね!

イベント会場に着くと、まず驚いたのがステージです。
夜中に彫り上げられた氷の彫刻が、見事に仕上がっていました。

氷彫クラブの作品「フクロウ」



フクロウは、語呂合せから縁起がよいとされます。

不苦労=苦労しない、難を免れる。
福来郎=福を呼ぶ。
福 老=豊かに年をとる。
福 路=旅の安全、人生の幸せ。


福島を想い、夜通し彫り上げて下さった「松本氷彫クラブ」の皆さんに、心から感謝したいですね。




注)前夜の製作の様子


見とれている場合ではありません。そば部隊も急ピッチで準備を進めていきます。
みんなの協力をえて、10時のオープン30分前には、何とか準備完了です。

一日限りの「チームそば処木鶏」は、長野組が4名、福島組が4名、
そしてなんと神奈川組が1名で編成されました。



各々の自己紹介、そして役割分担を決め、シュミレーションに入ります。
最後に、今回の自分達のイベントでの役割を共有し合いました。

「来て下さったお客様を全力でおもてなしをする!」

目標を共有すること、ここが一番気持ちの上で大切なところです。


◆「つなぐ」30年後の福島へ・・・開催!!!

まずはしきだん会から開会の挨拶です。
泣いても笑っても、今日一日、よくここまで頑張ってくれたと思います。



自分もそば打ちに集中します。

そば打ちをサポートして下さるのは、
お馴染み逢沢さんの奥様です。



そば玉にしたものを、自分が延ばして切っていきます。
(非常にやりやすかったです。)



茹で場の方も、順調に流れを掴んでくれました。
素晴らしいチームワークです。

こうして順調にお店をスタートしていると・・・。


◆涙でそばが打てません・・・。

そばを淡々と打っていると、自分を呼ぶ声が聞こえてきます。

大きくなった私の可愛い甥の「隆くん」と姪の「楓ちゃん」です。
隆くんは、この春から中学生ですよ!おじさん信じられません。



続いて、横須賀より世安さんが来て下さいました!
出張のついでとはいえ、とても嬉しかったです!



また、長野県出身で現在お仕事により、
福島に住んでいらっしゃる小松さんも、足を運んで下さいました!



さらには、昨年9月に開催した蕎麦会でお世話になった、
「けんち」こと、後藤謙一くんは、仕事の合間に駆けつけてくれました!



またまたビックリしたのが、静岡の大学生「山田一央」くんは、
フェイスブックで繋がっている友達です。

彼も、被災地の支援活動を頑張っている若者です。
たまたま福島市の駅前で、学生達が違うイベントを行っていたところに山田くんも参加。

なんと、すぐ近くで私達がイベントをやっていることに気付き、
顔を出してくれました。(笑)こんなことってあるんですね!



一番グッと来た方は、自分が福島でやんちゃ坊主だった時にお世話になった先輩です。
先輩もすっかり3児のお父さんになっていらっしゃいました。

あの時、バカばっかりやっていたことが、
頭を駆け巡って、とてもジーンとしてしまいます。

なんか、大人になってからの再会って嬉しいですね!
サーマンさん!ありがとうございました!



まだまだ写真以外でも、ご紹介しきれないほどの方々が顔を出してくれました。
胸がいっぱいいっぱいになり、涙をこらえるのが必死でした。

そして、午後の2時を回ったころ、
予定をしていた500食すべてを完売しました。

皆さんが自分のポジションを守り、こなして下さったおかげで、
とてもスムーズに提供できました。

来て下さったお客様も、笑顔で喜んでくださいました。

一日限りの「チームそば処木鶏」は、これにて解散です。
皆さんと共に蕎麦を提供できたこと、本当に楽しかったです。
ありがとうございました!!!



【涙の解散式の動画は⇒「ここをクリック」




◆ステージでは・・・

福島を想い、魂が震えるライブが繰り広げられています。





長野組からは「ゆくりりっく」のふまさん、「支援部隊みらい」の麦穂、
そしてアフリカン太鼓とダンスのグループ「松本サブニュマ」の仲間達が、心に響く温かい演奏をしてくれました。

【福島の歌の動画は⇒「ここをクリック」


仮面ライダーウィザードもきたぞーーー!!!





◆30年後の福島へ・・・タイムカプセル



イベントに来て下さった方が、色んな想いを込めて、
メッセージや宝物なども入れ込んでいました。

写真は、プライバシーのため省略させて頂きますが、
コメントだけ一部紹介させて頂きます。

「孫にデレデレ 仲良し家族!笑顔がいっぱい!」
「61歳のゆーちゃんへ 相変わらずニコニコですか?あゆの子供としあわせに!」
「将来大きくなったら、絵本を書く人になりたい」
「30年後の僕へ 福島で元気に頑張っていますか?」


しきだん会会長の柳沼氏、いい顔をしています。お疲れさま!



◆全国の皆さんの想いを・・・

今回、このイベントに向けて、松本ボランティア団体「支援部隊みらい」が、
「復興支援団体しきだん会」をサポートする形をとらせて頂きました。

そして、復興支援シリコンバンドを通じて、
全国から協力して頂いた支援金を託すことができました。

この支援金は、今回のイベントの運営費はもちろんのこと、
今後のしきだん会の活動費として活用されます。


【支援金授与式の動画⇒「ここをクリック」
【支援部隊みらいから、福島へのメッセージ⇒「ここをクリック」
【カズキが福島の皆さんに伝えたいこと⇒「ここをクリック」


ラストステージは、埼玉から駆けつけた私の仲間、
「ミナト」によるキャンドルナイトと福奏によるラストライブ・・・。

このキャンドルの輝きが心を癒し、そして福奏の音楽で会場が一つとなりました。






こうしてすべてのプログラムを無事に終えることが出来ました。

当日は、多くのボランティアスタッフも駆けつけ、
みんなでイベントを創り上げることが出来たことでしょう。

信州と福島の架け橋を創りたいと思いついてから一年。

ちょっとしたきっかけから始まった福島と信州のつながりが、
こうして力強いものに変わった時、今まで支えて下さった方々の顔が想い浮かべました。

1000人の1歩、まさにこの日が新しいスタートに変わったと思います。
まだまだできることはある!みんなでがんばっぺ!




追伸:

一年前、信州の心友「ヒロ」と福島の仲間達が初めてあった時、
借りてきた猫みたいな雰囲気でした。

それから一年、この写真から感じ取っていただけるでしょうか?
どれだけ熱い信頼が築けたことか・・・。

私はこの二人を誇りに思っています。本当にありがとう。


  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2013年03月14日

『30年後の福島へ』~出発から会場準備の巻

◆高ぶる気持ちを抑えて・・・



2013年3月9日・・・。

いよいよ福島市で行われる、復興イベントに向けていざ出発です。
カズキのミッションは、もちろん手打蕎麦を提供することです。
移動手段は、相棒のワーゲンバス・・・気合いが入ります。

一緒に行く仲間達は、主に松本の有志たち約20名です。
今回は、別々に福島を目指します。(ワーゲンが遅いので)




福島までの道のりは、本当に長いのです。
距離にして450㎞、ワーゲンバスには堪えます。

前回はまさかのガス欠により、
まんまと高速道路上で止まってしまいました(笑)

【無念のガス欠の様子は⇒「ここをクリック」


◆会場到着!



福島駅前さんかく広場へ着くと、会場設営が急ピッチで進んでいました。
福島のみんなと久し振りの再会を果し、すぐに自分達も準備にかかります。






そば部隊は、ブースの設置場所が歩道を使うこともあって、
明日の朝一番に設営することになりました。

夕方を過ぎると、松本から氷の彫刻を作って下さる、
「松本氷彫クラブ」の皆さんが福島入りします。



彫り上げるのは夜中だそうです。
ありがとうございます!

私は、翌日のそば打ちのために、一足先に休ませてもらうため、
そば打ちをサポートして下さる逢沢さんとともに、実家へと戻りました。


◆うそをつかない父

実家へ着くと、父と母が待っていてくれました。

早く寝るつもりだったのですが、久し振りの父との再会、
全く飲まないわけにはいかず、ついついお酒を交わし始めてしまいました。

「この二年で何が変わったのかね?どう思うカズキ?復興予算がいったいどこに使われているのか?一番儲かってるのは、土建屋さ。県外からきてダンプで瓦礫とかを運び出している。」

民家で除染された土は、どこにあるかわかるかい?畑の隅においてブルーシートかぶせてあるだけなんだよ。もって行く先が決まってないんだよ!」

「この前、福島競馬場であったやつなんてひどいもんさ。ボランティアとか言って頑張ってたけれど、全国から集まった寄付金で遊んで暮らしていた。一回のレースで100万だぞ!そんなバカみたいな連中だっているんだ。がっかりするよ!」

「オレは、孫達が心配なんだ。出来ることなら俺が何とかしたい。でも何をしていいか分からないんだ。長野から来てくれてありがとう。きっとみんな喜んでくれるよ。」


父は、言葉を選びません。時にはグサッとする言葉も投げかけてきます。
しかし、これが私の父なんです。ウソをつかない私の父、いつも心に響きます。

こうして、初日が終わりました。



次の日はいよいよイベント本番です。
自分に出来ることを全力で頑張ろうと心に誓いました。

続く・・・。


  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2013年03月09日

一緒に1000人の1歩を踏み出しませんか?

◆明日、いよいよ本番を迎えます!

「つなぐ」30年後の福島へ
 ~1人の1000歩より1000人の1歩~


改めて、このイベントの詳細をお知らせいたします。
以下、復興支援団体しきだん会の想い、企画内容をご覧ください。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


◆目的

今回のイベントは、「復興支援団体しきだん会」が企画し、「つなぐ」というテーマを掲げたチャリティーイベントになります。

そこで、今回のイベントでは、私達「復興支援団体しきだん会」が先頭に立ち、「放射能被害が無くなると言われる30年後の福島の未来のために」福島に暮らす人達や福島を想ってくれる人達の想いを、30年後へ「つなぐ」ためにと願いを込めて企画させて頂きました。

また、今後の「地元福島の再生」を担うのは、私達をはじめとした若者層です。30歳前後の私達に「一体何が出来るのか?」という部分を経済の循環と見出し、力を合わせ、先人達の想いも胸に、地元福島だけでなく、全国からも活動資金を協力して頂き、福島の再生の為にチャリティーという形で資金を運営し、地元企業、地域の若者達などの今後の活性化に繋げるというのがコンセプトになります。

◆目標

「イベントに来てくれた人達や想いを託してくれた人達とつながる」

「30年後の自分に想いをつなぐ、自分の子孫へと想いをつなぐ」

「30年後の後世に想いをつなぐ、福島へと想いをつなぐ」


という事が、私達のスタートラインです。これがゴールではなく、初めの1歩を踏み出すということです。30年後の未来に向けて、私達が行ってきた支援活動や想い、震災で起きた事実などを30年後のタイムカプセルを開ける瞬間までにどうするとか、今後どうあるべきかということで、限定して考えるべきではないと感じています。

しきだん会の最大のテーマとして「困っている人に手を貸すことに意味なんていらない」というものがあります。これは人としての本来の意味であるはずです。この本来の意味を追求し、個人で追求するという事ではなく、1人でも多くの方に、この本来の意味に気付いてもらい、もう1つのテーマでもある「1人の1000歩より1000人の1歩」として、多くの方々が1歩を踏み出すきっかけとなるよう私達が先頭に立ち続けます。

◆対象者

本来であれば被災された方、避難して来られている方、何らかの理由で被災された方を対象とするべきですが、福島県民であれば、震災に続き放射能による風評被害等の何かしらの理由で、被災しているのは間違いありません。この事から、今回は対象者を限定するのではなく「来場してくれる全ての方達を対象」とします。


◆開催日時とタイムスケジュール

2013年3月10日(日曜日) 
10:00 ~ 19:00

福島市駅前さんかく広場

【福島駅前さんかく広場の地図は⇒「ここをクリック」

【メイン会場】

【10:00~10:30】

●開会式(セレモニー)

1.開会挨拶(しきだん会 副会長 角田直紀)
2.しきだん会 会長 栁沼信司より挨拶
3.しきだん会 事務局長 古山卓也より挨拶(今回のイベントについて)2代目登壇
4.長野県より支援部隊みらいから 鈴木麦穂さんより挨拶
5.福島マジックサミットさん挨拶、さちこすまいるにがおえや代表さちこさん挨拶

【10:30~11:00】

・LIVE ゆくりりっく(ふまさん)鈴木麦穂さん 
 岩原あずみさん率いるサブニュマ(アフリカンダンス&太鼓)


【11:00~11:30】


・仮面ライダーウィザードショー


【11:30~11:45】

・風船工房もりっと 代表森真由美さん挨拶
・彩の国どこでも竹とんぼくらぶ 代表 小峰敏郎さん挨拶


【11:45~12:45】

・LIVE 福奏 oomoriseico acousticgroup


【12:45~13:45】

・DJ TIME DJ Hi-Low Sound LAAS WARRIOR


【13:45~14:15】

・仮面ライダーウィザードショー


【14:20~15:30】

・HIP HOP LIVE(JDA、ZERO、XL.BABNBU、EXTRIDE)


【15:35~16:05】

・LIVE oomoriseico acousticgroup


【16:10~16:40】

・LIVE ゆくりりっく(ふまさん)鈴木麦穂さん
 岩原あずみさん率いるサブニュマ(アフリカンダンス&太鼓)


【16:45~17:15】

・支援金贈呈式 横澤弘典さんからの挨拶(支援部隊みらい)
・「想いを一つに」 塙和貴


【17:15~17:30】

・ひとてとひプロジェクト代表 湊久仁子さんより挨拶


【17:30~19:00】

・キャンドルナイトスタート
・LIVE 福奏



【サブ会場】

【10:30~】      

・「さちこすまいるにがおえやさん」による似顔絵サービス

【10:30~11:15】 

・「福島マジックサミット」さんによるパフォーマンス

【11:20~11:50】 

・「艮陵共に歩き隊」の高橋明さんによるチェロの独奏と挨拶

【12:00~14:00】 

・「彩の国どこでも竹とんぼくらぶ」の竹とんぼ教室

【12:30~13:30】 

・「風船工房もりっと」さんの風船教室


●閉会式

1. 関係者紹介・挨拶
2.「未来へつなぐ」 阿部祐太、大竹宏伸(復興支援団体しきだん会)


◆飲食ブース(すべて無料)

・仲見世厨房 椿  
(牛すじ煮込み)

・燃士      
(おでん)

・串揚げ若大将 あっぱれ大将 
(浪江やきそば)

・蔵丸グループ
(焼き鳥 揚げタコ)

・YAKINIKU Cafe 長べぇ

・串焼きこころ
(焼き鳥)

・そば処 木鶏
(手打そば)

・しきだん会飲食ブース
(豚汁 ソフトドリンク)


◆催し物

・30年後につなぐ「タイムカプセル」

・大道芸福島マジックサミット パフォーマンス

・竹とんぼ教室

・風船教室

・つなぐ市場
(風評被害を受けている農家の方から、野菜や米などの無料配布)

・似顔絵師による似顔絵

・ふわふわアトラクション

・氷彫(松本支援部隊みらい)

・キャンドルナイト(ひとてとひプロジェクト)

◆有料ブース

・チャリティーバンド販売(しきだん会)

・出演アーティストのCDやグッズ

・チャリティーオリジナルTシャツ販売(オンザロード)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

以上がイベントの内容です!

こんなにも福島のためにと協力者がいるんですね!
取りまとめているしきだん会のみんな!お疲れ様です!

明日は一人ひとりに感謝して、イベントを成功させましょう!

お時間のある方は、ぜひ足を運んでください!
あなたとお逢いできること、心から楽しみにしています!





追伸:

このイベントのために、全国各地からご協力を賜りました。
すべての方の想いを、しっかり福島に伝えさせて頂きたいと思います。
ご協力、誠にありがとうございました。

2013年3月10日、
間違いなく私の人生で忘れられない一日となります。一緒に1000人の1歩を踏み出しませんか?
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2013年03月08日

あなたは【3.11】どのように過ごされますか?

◆福島へ・・・

いよいよ明日、私は故郷福島へ出発します。
理由は、福島市で行われるイベントで、そばを打つためです。

振り返ってみれば、これまでの人生の中で、
これほど魂が震えるほど、生きることはなかったことでしょう。

私は、20代前半まで、チャラチャラした男でした。
(今もあまり変わりませんが・・・)

東日本大震災は私にとって、人生のターニングポイントでした。

死者・行方不明者は、1万8千人を超え、原発事故により、何十万人もの方々が、
未だに避難生活を余儀なくされています。

これは、同じ日本での出来事です。

今あるこの命は、決してあたり前ではありません。
必ず意味があり、この世界に生まれてくるものだと信じています。

この時代に生かされた理由。それは、

「生かされた自分たちが、いかに未来への社会を創り上げていけるか?」

だと考えています。

はじめはバカにされることもあるでしょう。
笑われることもあるでしょう。
批判されることもあるかと思います。

でも、諦めたらそこで終わりです。

◆自分に何ができるのか?

私は、蕎麦を打つことが出来ます。
蕎麦を通じて、少しでも笑顔の和を広げたいと考えています。

もう一度、この【3.11】を機会に一緒に考えてみませんか?

未来をよくしたい!

いろんな意見はあるけれど、まずは相手の意見を尊重し、
理解した上で、解決策を見つけていきたいです。

あなたは【3.11】どのように過ごされますか?

  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2013年03月04日

福島市で頑張っぺ!!!

◆次なるミッション!福島で頑張っぺ!

2013年3月10日・・・福島市

「つなぐ」30年後の福島へ
 ~1人の1000歩より1000人の1歩~


東日本大震災から丸2年を迎える前日。

福島駅前さんかく広場では、私の友人たちが結成しているボランティア団体
「復興支援団体しきだん会」が、復興イベントを企画しています。

今回は、地元福島市だけではなく、県外からも応援に駆けつけてくれるようです!


◆福島と信州の関係



この福島のしきだん会との関係は、昨年の4月の出来事です。

私は、震災から一年間、松本市のボランティア団体「支援部隊みらい」に所属し、炊き出しなどに参加させて頂き、被災地の現状を目の当たりにしました。その時、これは長期的になると私は確信したのです。そして、ボランティアはやらせて頂くという気持ちを持つことを学びました。

それから無二の友人と、今後の活動に悩んだ末、昨年4月に地元福島で支援活動をしている同級生との交流を始めたました。お互いに復興を願う若者同士。心が通じ合うのには時間はかかりません。

何度か交流を深めてから、その年の秋、初めて松本「支援部隊みらい」と福島「復興支援団体しきだん会」が、南相馬市で、復興祈願秋祭りの縁日イベントを開催させて頂きました。





【南相馬市復興祈願秋祭りの詳細は⇒「ここをクリック」

このイベントをきっかけに、福島と信州の関係が深まっていったのです。
そして、しきだん会が企画しているイベント、

「つなぐ」30年後の福島へ
 ~1人の1000歩より1000人の1歩~


遠く離れた信州から、彼らをサポートしようと、
信州の有志達が、声を上げて下さったのです。


◆集まる協力者たち・・・

信州からは「支援部隊みらい」をはじめ、有志たちがそれぞれの想いを胸に福島を目指します。当日は、氷の彫刻などを手掛けていきます。




「ゆくりりっく シンガー ふま」さんは、二年前に知り合った女性シンガーです。

言葉を大事にし、言霊を詩にし書き落とし、人々の心を魅了していきます。
今回も、このイベントのために曲を書いて下さいました。
当日も、ステージで心地よい音楽を奏でてくれることでしょう。



さらには、埼玉県より、「湊 久仁子」さんが、キャンドルナイトを演出。

通称「ミナト」は、奈良県出身の吹きガラス作家です。

彼女は、阪神淡路大震災を経験し、今回の東日本大震災には、とても他人事とは思えず、
何か自分に出来ることはないかと考え、兵庫県から東北まで、
キャンドルリレーを行うイベントを行っていました。

そして、昨年の2月に、長野県でもキャンドルイベントが行われ、そこで私たちと出逢ったのです。
今回のイベントの主旨を伝えたところ、快く協力してくれることになりました。
きっと福島の夜に、温かい明かりが灯ることでしょう。



【ミナトのキャンドルイベント詳細は⇒「ここをクリック」


◆故郷福島で、そばを打たせて下さい!

私は、しきだん会のメンバーに誘われ、福島市で蕎麦打ちをすることが決まりました。
なんというか、私にとって福島でそばを打つということは、特別な気持ちにさせられます。



ここまで育ててくれた「福島」です。
福島での修業がなければ、今の自分は絶対にありません。

当日は、一人でも多くの方に喜んで頂けるよう、蕎麦打ちをさせて頂きます。
ぜひお近くの方は、お出かけ下さい。

【福島駅前さんかく広場の地図は⇒「ここをクリック」




追伸:

復興イベントまで一週間を切りました。

この一日は、きっとこれからの長い人生の中で、
忘れられない1ページになることでしょう。

福島を少しでも盛り上げたいという気持ちを大切にしながら、
亡くなられた方への追悼の気持ちも、忘れないようにしたいです。
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと