2013年03月18日

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

◆故郷福島で頑張っぺ!カズキ!

眠い目をこすりながら、何とか起き上がると、
母が朝食を準備してくれました。

母の手料理で、力が湧き出ます!母ちゃん朝早くからありがとね!

イベント会場に着くと、まず驚いたのがステージです。
夜中に彫り上げられた氷の彫刻が、見事に仕上がっていました。

氷彫クラブの作品「フクロウ」

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

フクロウは、語呂合せから縁起がよいとされます。

不苦労=苦労しない、難を免れる。
福来郎=福を呼ぶ。
福 老=豊かに年をとる。
福 路=旅の安全、人生の幸せ。


福島を想い、夜通し彫り上げて下さった「松本氷彫クラブ」の皆さんに、心から感謝したいですね。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
注)前夜の製作の様子


見とれている場合ではありません。そば部隊も急ピッチで準備を進めていきます。
みんなの協力をえて、10時のオープン30分前には、何とか準備完了です。

一日限りの「チームそば処木鶏」は、長野組が4名、福島組が4名、
そしてなんと神奈川組が1名で編成されました。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

各々の自己紹介、そして役割分担を決め、シュミレーションに入ります。
最後に、今回の自分達のイベントでの役割を共有し合いました。

「来て下さったお客様を全力でおもてなしをする!」

目標を共有すること、ここが一番気持ちの上で大切なところです。


◆「つなぐ」30年後の福島へ・・・開催!!!

まずはしきだん会から開会の挨拶です。
泣いても笑っても、今日一日、よくここまで頑張ってくれたと思います。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

自分もそば打ちに集中します。

そば打ちをサポートして下さるのは、
お馴染み逢沢さんの奥様です。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

そば玉にしたものを、自分が延ばして切っていきます。
(非常にやりやすかったです。)

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

茹で場の方も、順調に流れを掴んでくれました。
素晴らしいチームワークです。

こうして順調にお店をスタートしていると・・・。


◆涙でそばが打てません・・・。

そばを淡々と打っていると、自分を呼ぶ声が聞こえてきます。

大きくなった私の可愛い甥の「隆くん」と姪の「楓ちゃん」です。
隆くんは、この春から中学生ですよ!おじさん信じられません。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

続いて、横須賀より世安さんが来て下さいました!
出張のついでとはいえ、とても嬉しかったです!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

また、長野県出身で現在お仕事により、
福島に住んでいらっしゃる小松さんも、足を運んで下さいました!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

さらには、昨年9月に開催した蕎麦会でお世話になった、
「けんち」こと、後藤謙一くんは、仕事の合間に駆けつけてくれました!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

またまたビックリしたのが、静岡の大学生「山田一央」くんは、
フェイスブックで繋がっている友達です。

彼も、被災地の支援活動を頑張っている若者です。
たまたま福島市の駅前で、学生達が違うイベントを行っていたところに山田くんも参加。

なんと、すぐ近くで私達がイベントをやっていることに気付き、
顔を出してくれました。(笑)こんなことってあるんですね!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

一番グッと来た方は、自分が福島でやんちゃ坊主だった時にお世話になった先輩です。
先輩もすっかり3児のお父さんになっていらっしゃいました。

あの時、バカばっかりやっていたことが、
頭を駆け巡って、とてもジーンとしてしまいます。

なんか、大人になってからの再会って嬉しいですね!
サーマンさん!ありがとうございました!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

まだまだ写真以外でも、ご紹介しきれないほどの方々が顔を出してくれました。
胸がいっぱいいっぱいになり、涙をこらえるのが必死でした。

そして、午後の2時を回ったころ、
予定をしていた500食すべてを完売しました。

皆さんが自分のポジションを守り、こなして下さったおかげで、
とてもスムーズに提供できました。

来て下さったお客様も、笑顔で喜んでくださいました。

一日限りの「チームそば処木鶏」は、これにて解散です。
皆さんと共に蕎麦を提供できたこと、本当に楽しかったです。
ありがとうございました!!!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

【涙の解散式の動画は⇒「ここをクリック」




◆ステージでは・・・

福島を想い、魂が震えるライブが繰り広げられています。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

長野組からは「ゆくりりっく」のふまさん、「支援部隊みらい」の麦穂、
そしてアフリカン太鼓とダンスのグループ「松本サブニュマ」の仲間達が、心に響く温かい演奏をしてくれました。

【福島の歌の動画は⇒「ここをクリック」
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

仮面ライダーウィザードもきたぞーーー!!!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻


◆30年後の福島へ・・・タイムカプセル

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

イベントに来て下さった方が、色んな想いを込めて、
メッセージや宝物なども入れ込んでいました。

写真は、プライバシーのため省略させて頂きますが、
コメントだけ一部紹介させて頂きます。

「孫にデレデレ 仲良し家族!笑顔がいっぱい!」
「61歳のゆーちゃんへ 相変わらずニコニコですか?あゆの子供としあわせに!」
「将来大きくなったら、絵本を書く人になりたい」
「30年後の僕へ 福島で元気に頑張っていますか?」


しきだん会会長の柳沼氏、いい顔をしています。お疲れさま!
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻


◆全国の皆さんの想いを・・・

今回、このイベントに向けて、松本ボランティア団体「支援部隊みらい」が、
「復興支援団体しきだん会」をサポートする形をとらせて頂きました。

そして、復興支援シリコンバンドを通じて、
全国から協力して頂いた支援金を託すことができました。

この支援金は、今回のイベントの運営費はもちろんのこと、
今後のしきだん会の活動費として活用されます。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
【支援金授与式の動画⇒「ここをクリック」
【支援部隊みらいから、福島へのメッセージ⇒「ここをクリック」
【カズキが福島の皆さんに伝えたいこと⇒「ここをクリック」


ラストステージは、埼玉から駆けつけた私の仲間、
「ミナト」によるキャンドルナイトと福奏によるラストライブ・・・。

このキャンドルの輝きが心を癒し、そして福奏の音楽で会場が一つとなりました。

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻
『30年後の福島へ』~イベント当日の巻

こうしてすべてのプログラムを無事に終えることが出来ました。

当日は、多くのボランティアスタッフも駆けつけ、
みんなでイベントを創り上げることが出来たことでしょう。

信州と福島の架け橋を創りたいと思いついてから一年。

ちょっとしたきっかけから始まった福島と信州のつながりが、
こうして力強いものに変わった時、今まで支えて下さった方々の顔が想い浮かべました。

1000人の1歩、まさにこの日が新しいスタートに変わったと思います。
まだまだできることはある!みんなでがんばっぺ!

『30年後の福島へ』~イベント当日の巻


追伸:

一年前、信州の心友「ヒロ」と福島の仲間達が初めてあった時、
借りてきた猫みたいな雰囲気でした。

それから一年、この写真から感じ取っていただけるでしょうか?
どれだけ熱い信頼が築けたことか・・・。

私はこの二人を誇りに思っています。本当にありがとう。


『30年後の福島へ』~イベント当日の巻



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Posted by カズキ at 12:00│Comments(0)福島のこと
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