2019年12月04日

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

◆福島「豊國酒造」へ!

11月24日。

この日は、昼営業後、バスでお店から松本駅まで出て、そこから特急しなので篠ノ井駅、しなの電鉄に乗り換え上田まで。ここで「酒乃生坂屋」の若林さんと合流し、新幹線で新白河駅を目指しました!

新幹線は、連休最終日ということもあり、とても混み合っていて、指定席を取っていなかった私たちは、やむを得ずデッキに座りながらの移動となりました。

新白河駅では「橘内酒店」の橘内さんが待っていて下さり、一同は、棚倉町の「小判寿司」さんへ向かいました。ここのお店で「一歩己」ブランドを立ち上げた、豊國酒造の若き蔵人、矢内賢征さんと合流し、親睦を深め合いました。

小判寿司さんは、一品一品、丁寧な仕事をされていて、素材の引き出し方がとても素晴らしかったです。また、一歩己が合う合う!

まるで、銀座の一流寿司屋で食事をしているかのようなおもてなしでした!(行ったことはありませんけど・・・笑)

この夜は、お互いの想いや仕事に対する考え方など、心と心の深まりを感じることが出来ました。熱い話は尽きず、ついつい夜遅くまで語り合ったことは、言うまでもありません!

【小判寿司】
住所:福島県東白川郡棚倉町大字棚倉古町30-2
電話:0247‐33‐7337
地図:「ここをクリック」


◆福島県石川郡古殿町というところ

翌日は、今回の第一目的である蔵見学です!蔵元に着くと、賢征さんが待っていてくれました。

すぐに蔵を見学させてくれるのかと思ったら、まずは車でということで、古殿町が一望できる高台へと案内して頂きました。

そこで、古殿町の人口や気候、そして、どんな歴史があり栄えてきたかなど、豊國酒造が根付く地域を紹介してくれました!

古殿町唯一の小学校前の田んぼでは、地元の農家さんと協力し、酒米を育てているそうです。授業の一環で、子供たちに田植えなども関わってもらっているのです!素敵ですね!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

町を巡りながら、生産者さんの家の近くに行ったら、タイミングよく生産者さんに逢えました!また元気のいいお母さんなんです!

「あらー!お茶飲んでく~?寄ってきなー!」

そのパワフルさ!思わず、笑ってこらえてのダーツの旅で出てくる第一町人発見!とかに出演してそうと思ったら、実際に出演していたというミラクルお母さんでした!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

お茶うけに出して下さった右側の一品!これは「ふるさと工房おざわふぁ~む」さん手作りの凍み餅です!

なんと、長野県北部で、そばのつなぎとして使われている、オヤマボクチを練りこんだお餅だそうです!冬場は-10℃まで冷え込む古殿町ならではの食文化ですね!

お母さんにお願いして、残りわずかの凍み餅を分けて頂きました!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方
おざわふぁ~むのお母さんは、本当に笑顔が素敵です!溢れんばかりの愛情を肌で感じました!

町を一回りし、いよいよ蔵見学です。

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

豊国酒造は、新しい設備を導入しつつ、昔ながらの手作業を大切にされているそうです。

酒を造るのは、結局は「人」であり「地域」であるということ、想いがお酒に表れていくのだと。

この時、今日の蔵見学の流れが、すべて一致した瞬間でした!

古殿町の歴史、造りに使う地元の伏流水、酒米を育ててくれる農家さん、支えてくれる蔵人、そして家族。彼は、酒造りを通じた街づくりを目指しているのだなと思いました。

だから「一歩己」というお酒は、みんなに愛され、そして旨いだけじゃない熱いものを感じるんですね!

一般的な蔵見学は、蔵の案内だけをしておしまいですが、賢征さんは、古殿町を愛しているから、一人でも多くの人に、古殿町を知ってほしいからという想いで、町を案内してからの流れを考えられたんでしょうね!

ますます「矢内賢征」という若き蔵人、そして「一歩己」というお酒、初めて訪れた古殿町に惚れ込んでしまいました!

業界は違えど、地域に根差した活動は、私も想いは同じです!!!お忙しい中、ご対応ありがとうございました!!!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

【豊國酒造合資会社】
住所:福島県石川郡古殿町竹貫114
電話:0247-53-2001
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

◆「一歩己」が長野県で買えます!

実は、今回の蔵見学で、もう一つ大切なミッションがありました。それは「一歩己」を長野県の方に楽しんでもらえるようにすることです。

昨年8月に福島で開催した「福島・長野酒蔵交流会」がキッカケで、橘内さんと若林さんは出逢いました。

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

そして、今年の6月には、橘内さんが長野に来て下さり、若林さんとの関係が、深い深いものに変わられたのです!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

橘内さんは、きっと若林さんなら「一歩己」の想いを大切にして販売してくれるんじゃないかと思われたのかもしれません。

今回は、橘内さんにとっては、何の得もない話です。貴重な時間とお金を使われて、私たち二人をコーディネートして下さり、その結果、生坂屋さんが一歩己の特約店になれました。

それを快く喜んで下さる気持ちが、とてもありがたかったです!県は違えど、同じ地酒を応援する酒販店同士、私はお二人の姿を見て、胸が熱くなりました!!!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方

福島と信州の架け橋!小さな小さな一歩かもしれませんが、繋がりましたね!!!これからも、みんなで楽しみながら繋いでいきましょう!!!

【橘内酒店】
住所:福島県福島市南沢又字河原前73-52
HP:「ここをクリック」

【酒乃生坂屋】
住所:長野県千曲市大字屋代1852-1
HP:「ここをクリック」


◆一歩己を長野へ!

次回は、来年6月に賢征さんを長野に招待して、ある企画をします!会場は、そば愛深い福崎さんのお店です!どんなドラマが生まれるか!また楽しみですね!!!

酒を造るのは「人」であり「地域」であるという考え方


【そば処 木鶏】

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」




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Posted by カズキ at 06:00│Comments(0)地域のこと
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