2012年09月27日

福島県人会を創るのだ!

◆次なるミッションです!



今年の6月に開催した、福島と長野を繋ぐ『蕎麦会』から、
早いもので、3ヶ月の月日が経ちました。

私の中では、まだそれしか経ってないの?というくらい、
この3ヶ月間は、非常に濃い毎日でした。

福島と長野を繋ぎたいと、この蕎麦会がきっかけとなり、
たくさんの方に、ご協力して頂きました。

蕎麦会の中で、ご意見を頂き、第二弾として、
夏には、『大バーベキュー大会』を開催。



これは、本当に楽しかったです!!!
また来年も、ぜひ開催したいですね!!!

そしてこの秋には、第三弾として、『芋煮会』を企画しています。

少しずつではありますが、福島の方と長野の方の、
繋がりが出来てきた感触があります。

交流会の参加者の中から、その後、一緒にお買い物に出掛けたり、子供さん同志を遊ばせたり、
BBQをやった話や、花火を一緒に見に行ったなど、嬉しい報告もありました。

自分達が目指そうとしている形が、ようやく見えてきた感じです。

いつも試行錯誤で、まずはやってみるといったスタンスで、
物事を進めてしまうので、時には、失敗もあります。

自分達の悪いくせでもあります。
でも、行動を起してみないと、分からないことが沢山あるのも事実です。

◆一つに形になる



そんな中、新しい動きがありました。

それは、長野県で「福島県人会を創る」ことです。

きっかけは、夏のバーベキュー大会に来て下さった、
福島県富岡町ご出身の、池田さんのお声でした。

池田さんは、強制避難区域に指定され、昨年から長野県に避難をしました。

その後、ご自身も避難者の会という形で、独自にネットワークを広げられ、
福島県の方々の、横の繋がりを創って来られました。

そして今回、形式的ではありますが、長野県に福島県人会を創りたいので、
呼びかけ人をやってもらいたいと、要請があったのです。

そこで、9月23日に、福島県人会設立準備会を開き、
意見交換を行い、設立に向けて新しい動きが始まったのです。

場所は、松本市市民サポートセンター(松本市大手)です。
センターの職員の方も、協力して下さり、今後の展望を進めました。

参加者は、私と、親友のヒロ、そして池田さん、いわき市出身の片寄さん、
市民サポートセンター職員の、黒岩さんの5人です。

まだまだ問題は、山積みですが、長野県初、福島県人会の設立に向けて、
一つひとつ創り上げていきたいと思います。

詳細は、また追ってご連絡させて頂きます。




追伸1:

新しく始めることは、とても力が必要となります。

この会が、本当に意味のあるものになるように、そして、長く続けられるように、
みんなで協力していきたいと考えています。

もちろん、堅っ苦しくやるつもりはありません。
一番は、気軽に横の繋がりを創ること、そして、福島のことを発信できる会にしたいと考えています。

まだまだ震災は終わっていません。復興もしていません。
むしろ、問題はこれから起こるかもしれません。

池田さんのお話の中でも、今もなお、普段の生活を取り戻せずにいる方々も、
沢山いらっしゃる事も教えて頂きました。

「自分には何が出来るだろうか?」

一人ひとりが、この事を意識し、同じ日本人として、
少しでも支え合えれば、きっと明るい日本は築けるのではないでしょうか?


『砂粒みたいな活動も、続ければきっと嵐は起きる!』

追伸2:

福島県人会、設立準備の模様が、9/24の市民タイムスに掲載されました。
一人でも多くの方々に、ご理解とご協力を頂ければ幸いです。


  
タグ :福島県人会


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2012年09月25日

ダジャレの展開も、超一流です!

◆お寺と神社の関係!

9月20日・・・松本市某所(そば処くれき野さん)

この夜、あるミーティングがありました。
それは、10月27日に予定している南相馬市での、縁日企画です。

支援部隊みらいの浅田隊長と、『茅野副隊長』、そしてメンバーの『ヒロ』に加え、上田市の曹洞宗、東昌寺横沢住職と、大輪寺近藤副住職です。
さらに福島からは、わざわざ、南相馬市鹿島区の男山八幡神社 『西 道典』 宮司さんも来て下さいました。

提供するメニューに応じて、必要な備品と、人員配置を考え、
誰が準備するか?積込みはどうするか?など、より具体的に話し合いをしました。



神社とお寺の代表が、こうやって協力し合い、打ち合わせをしているイメージが、自分の中ではなかったのですが、見ていて、まったく関係ないんだなと感じました。



同じ目的、同じ想いがある。まさに単純明快!それだけですね!

これで大体の形は見えてきました!過去に、何度も実績があるので、段取りの速さは、超一流です!後は、関係各所にお願いするのと同時に、備品の準備に取り掛かります!

自分も、そば部隊として、出来るだけ本格手打ち蕎麦を、
提供できるように頑張ります!!!

気持ちも盛り上がってきました!
みんなで頑張っぺ!!!





追伸:

打ち合わせを終えた私は、西宮司さんと、茅野ご住職さんと、ご一緒させて頂きました。
こういう時、本当に強いのは、宮司さんの力や、お寺関係の繋がりだと、改めて私は感じました。

そして、ダジャレの展開も、超一流です!(笑)



  


2012年09月24日

まずは『与える』という生き方

◆逗子の仲間に逢いに行く!



9月15日~17日にかけて、神奈川県は逗子市に家族で訪れました。

私と逗子市の関係は、今年の七夕の日に、様々なご縁を頂き、
そば会をやらせて頂いたのが、きっかけです。

【七夕そば会のブログ⇒『ここをクリック』

私は、この夏、様々な活動が重なり、家族のために時間を作る事が出来ませんでした。
そして、私自身も、気持ちに余裕が持てなくなり、家族と旅行をして、リフレッシュを考えたのです。

そんな中、この9月に、逗子で知り合った仲間が、逗子海岸でイベントを開催すると聞いていたので、
私は家族に、逗子のみんなを紹介しようと決めたのでした。


◆未来のそば職人を育てたい!

まず私たちは、そば会でお世話になった 『手打ち蕎麦や 凛桜』 さんへと向かいました。
そこでは、オーナーの内田さんと、福島の仲間が待っていてくれました。


(真ん中の素敵な女性が内田さんです!)

約二か月ぶりの再会ですが、あの日と同じく、私と私の家族を、温かく迎えて下さいました。
いつでも変わらない内田さんの笑顔に、私の子供達は、すぐになじみ、抱っこをせがむほどでした。

きっと、愛情あふれるオーラが、にじみ出ているのでしょう。それは、お店の方針にも表れていました。

『修業人の朝そば』


凛桜さんでは、朝の7時~10時まで、修業人の朝そばと題して、お店を開けています。

始まりのきっかけをお聞きすると、まだ一人前になれないそば職人に、
お客様に食べてもらうきっかけを『与えたかったから』だそうです。

私も経験があるのですが、お店に蕎麦を出せるまでは、
毎日まかないで食べてもらったり、持ち帰って家族や友人に配ったりしていました。
そして、感想などを聞き、自分の糧にしていたのです。

しかし、家族や友人は、情があり、なかなか厳しいことは言ってくれません。
客観的に評価してくれるのは、やはりお金を払って食べてくれるお客様です。

内田さんは、お客様の生の声を聞かせることで、職人に気付きを与えていたのです。
修行中に、お客様の声が聞けることなんて、こんなにも嬉しいことはありません。

そばを打つ姿勢も、変わってきたと、内田さんは嬉しそうにおっしゃっていました。
「若い職人を育てたい!」
もちろん厳しいこともありますが、その裏返しの愛情は、そば屋のオーナーとして、
未来のそば業界を盛り上げたいとの、強い想いがあるからこそです。

価格も、通常より安く設定され、朝の散歩がてら、親子連れや、
若いカップルなどが、朝そばを楽しんでいらっしゃいました。



この朝そばが評判を呼び、雑誌やラジオの取材が入るほどになったそうです。

内田さんは、私にも、蕎麦会の企画を与えて下さいました。
今回も、家族で伺うことを伝えると、とても心待ちにして頂き、色々と準備をして下さいました。

内田さんは、私に、

「私は貴方の大事な人達に会えてホントに嬉しかった!それはまるで、嫁や孫達に会ったというような近親者の気持ちです。あなたの家族がいつまでも、ずっとずっとハッピーオーラに包まれて暮らしますよう、少し離れた逗子から必ず応援しています。また会いましょうね!!!」

と、おっしゃって下さいました。こんなにも嬉しいことはありません。
私は、改めてこの出逢いに感謝すると共に、自分も少しでもそば業界を盛り上げたいと誓いました。



◆まるで家族です!



もう一方をご紹介します。この逗子市との繋がりを作るきっかけを、与えて下さった方がいます。

その方のお名前は「塙 小百合」さんです。

小百合さんとは、フェイスブックを通じて知り合いました。
同じ苗字というだけで、決して親戚ではありません。

小百合さんは、私が陸前高田市の炊き出しを行っている写真をアップした時に、
写っていた長いすが、逗子市で支援活動をしていた方の物だと連絡を頂きました。
そこから交流は深まり、凛桜の内田さんと繋げて下さいました。

【小百合さんとの出逢いブログ⇒『ここをクリック』

今回、逗子に家族で遊びに行くことを伝えると、小百合さんは、逗子海岸に面している、
ご自身のマンションを拠点に使ってと、言って下さいました。

何故、ここまでしてくれるのでしょうか?それは、小百合さんのお人柄だと思います。

初めてお逢いした時から、とても優しいオーラを出されていて、
私に対しても、親戚の息子みたいと言って、可愛がってくれました。

私たちはお言葉に甘えて、小百合さんのマンションをお借りしました。

おかげ様で、逗子の朝を気持ちよく迎えられ、
山育ちの私たちに、海の醍醐味を楽しませて頂けました。



波の音を聞きながら目覚める・・・こんなにも贅沢なことはありません。
小百合さんもまた、私に最高の一時を『与えて』下さいました。

そんな素敵な小百合さんのパートナーである、旦那さんにも初めてお逢いしてきました。
旦那さんのご実家は、茨城県で、私の父と同じなんです。

やはり 「塙」 の姓は、茨城県にあるのですね!

この集合写真は、まるで家族のようです!私のお気に入りの一枚となりました!


小百合さん!本当にありがとうございました!
そして、これからも末永いお付合いをお願い致します!



◆まずは『与える』という生き方

これは、あくまでも私の考え方です。

私は、おかげ様で色んな方より、チャンスや、幸せや、喜びを与えて頂いています。
すると、その人のために何か恩返しがしたい!という気持ちになります。

何かを成し遂げたい時、自分が自分がと、言っていると悪循環な事ばかり起こってしまいます。

逆に、周りのために、自分が出来ることを精一杯頑張っていると、
自然と、チャンスや、人のご縁が巡ってきます。これは、とても大事なことだと感じています。

まだまだ未熟者ではありますが、この事を大事にし、
自分も何か人に『与えられる人間』になりたいと思っています。


追伸:

おかげ様で、2泊3日という時間の中で、家族と楽しい時間を過ごさせて頂きました。
逗子海岸で行われた『浜の芸術祭』に参加し、逗子の皆さんのパワーを感じました。



息子は相変わらず、全裸で縦横無尽に走り回っていました。


娘がケガをしてしまったというトラブルもありましたが、
内田さんがお相手して下さり、妻も楽しかったようです!


私は相変わらずのビール・・・(笑)


家族や、仲間達と幸せな一時を過ごせたことで、
心も体もリフレッシュ出来ましたよ!!!

また来年も、この逗子を訪れたいと思います!!!



逗子 LOVE!!!
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)蕎麦のこと

2012年09月20日

蕎麦は人を繋ぐものだと信じて・・・

◆南相馬 縁日企画へ向けて



今夜は、南相馬市で10月27日に開催される、縁日の打ち合わせが、松本市であります。
縁日開催まで、約1ヵ月と迫りました。

嬉しい事に、また素晴らしい方達が、協力して下さる事と聞いています。
私も、現地でそばを打ちたいと考えています。もちろん手打ちです。

私は、そば部隊として、チームを編成し、準備に取り掛かります。

問題を一つ一つ上げ、一つ一つ整理していきます。

きっと熱い夜になる事でしょう!!!
詳細は、後日ご報告させて頂きます!!!

少しでも、南相馬市の方が、元気になって頂けるように・・・。

蕎麦は、人を繋ぐものだと信じて・・・
頑張っぺ!!!カズキ!!!




追伸:

この活動にどんな意味がなるのか?
と、聞かれたことがあります。

本当の復興のためには、解決していかなければならない問題が、
山ほどあるのも事実です。

瓦礫処理の問題、原発の問題、雇用の問題、生活スペースの問題、放射能の問題。
全ては、同じ日本で起きている事です。

もっと、もっと、私たち一人ひとりが、これらの問題に、
意識を高めて、国民全体で解決していかなければならないと思います。

私たちは、食を提供することが得意分野です。
まずは、被災された方々を支えること。

そして、こういった活動を通じて、一人でも多くの方に、
震災について、考えて頂きたいという願いがあります。



  


2012年09月15日

腹を割って話そうじゃないか!!!

◆福島と長野の交流会!第2ステージ!

そば打ちを終え、いよいよ交流会のスタートです!
乾杯は、福島組から、『復興支援団体しきだん会』の代表である、栁沼氏にお願いをしました。
(貫禄があるが、カズキと同年生である・・・)


その後、簡単な自己紹介を交わした中にも、
それぞれが福島を想う気持ちが伝わりました。

震災があってから、自分に何が出来るだろうかと、当時の事を振り返り、
熱い話をしてくれた人もいます。

まずはお互いを知るべく、気軽に話し合いをしました。
美味しいお料理と、お酒が入れは、心が自然と解けていきます!



前菜には、時間が無くて参加できなかった、『地元福島の同級生』が作った、
「トマト」も出されました。料理人の粋なはからいですね。



久しぶりの再会に、思わず笑顔がこぼれます!


早くも、意気投合!


こちらも意気投合です!


ね!馴染んできましたでしょ(笑)!


楽しい雰囲気の中、お互いの心が通じ合っていきます。


この、少しずつ溶け込んできた雰囲気に、私の親友『ヒロ』が話を始めます。



◆腹を割って話そうじゃないか!!!


もともと、この交流会は、福島の現状を知り、
長野からでも出来る事を応援したい!という想いから企画されています。

なかなか来る事が出来ない私達にとって、有意義な時間に出来るよう、
自分たちの想いと、考えを話しました。

そのやり取りの中で、福島の仲間達からの言葉は、

「自分たちもどうしていいか、正直分からないんだ。」

という意見が一番強かったです。

私は、ハッとしました。確かにそうだなと思います。

日々の生活の中で、放射能に対する不安や、
行政の対応に苛立ちも、相当あるのです。

そんな中、彼ら『しきだん会』は、NPOではなく、有志の集まりです。
自分たちの生活があって、無理なく続けていくスタンスで、活動をしています。

自分は何も分かっていませんでした。
しかし、こういう場を作れたからこそ、知りえた事でもあります。

◆福島と長野の協力関係を築く!!!

私達は、10月下旬に予定している、南相馬市での縁日企画の概要を伝えました。
そこへ『しきだん会』が、協力をしたいと、申し出てくれたのです。

前から一緒に活動をしたいと考えていた私は、
ようやく実現することに、とても嬉しく思いました。

これには、代表の栁沼氏も思わず笑顔です!


◆福島の和を創る!

信頼関係や信用って、そう簡単には築けないと考えています。
今回の交流会は、きっかけに過ぎないかもしれません。

しかし、継続していくことで、見方も変わるし、
関係性も深まると思います。

小さなことでもいいから、続けていこう!
続けることが、一番の力です!

最後は、みんなで手を取り合い、この会で感じたことを、一人ひとりシェアしました。



「人の繋がりの強さを感じました。」
「遠く離れたところでも、こうやって福島を応援してくれていることが嬉しかったです。」
「この場に来れたことが、自分にとってプラスになりました。」
「身近なところから、出来ることを始めたいです。」
「福島が忘れ去られていないことを感じました。」



私も、こうやってみんなと、熱い時間を過ごせて、
沢山の力をもらいました。

こういう場は、企画した人の想いと、空間、
そして一番は、来てくれた人の心の温度です。

どうですか皆さん?福島の若者達は熱いですよ!!!
そしてこれから、ますます熱くなりますよ!!!


私は、この日の蕎麦会を、一生忘れません!
みんな、本当にありがとう!!!




追伸:

今回も、沢山の方に支えられ、交流会を開催することが出来ました。

場所を提供して下さった『日本料理 多可橋』の皆さん!
仲間に声を掛けてくれた、トモ、信司!

そして、企画に手を上げてくれた後藤君!本当にありがとう!
よくやり切ってくれました!また頑張ろう!!!




≪協力店舗≫

日本料理 多可橋(たかはし)
住 所:福島市宮下町17-20 コートピアリッジ2階
電 話:024-534-8222
地 図:『ここをクリック』
お店の詳細はこちらから⇒:『ここをクリック』


追伸2:



支援部隊みらいの副隊長、茅野さんは、私の父の介護役という事で、
飯坂温泉の街並みに連れて行かれたそうです(笑)

後日、茅野さんからお話を聞きましたが、カズキにそっくりだな!
と、笑みを浮かべていました。茅野さん、父がお世話になりました。

カズキはというと、仲間達と福島の夜を共にし、
ヒロと共に、酔い酔いになったのは言うまでも無い・・・。




やっぱり福島!!!いいね!!!

追伸3:

この蕎麦会の様子を、福島民友新聞に掲載されました。
「砂粒みたいな活動も、続ければきっと嵐は起きる!」
支援の和が広がることを願っています。

  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)そば会

2012年09月14日

福島と長野を繋ぐ会 in 福島!!!

◆福島と長野の交流会!第1ステージ!

2012年9月8日・・・
故郷福島市で、初の蕎麦会を開催してきました。

場所は、福島市宮下町にある、
『日本料理 多可橋(たかはし)』さんです。



私はずっと、福島でそば打ちをしたいと考えていました。
その意味は、言葉には言い表せない、不思議な気持ちです。

ただ一つ言える事は、福島県が大好き大好きで、
福島の風土が、人が、食文化が大好きだと言う事です。

この企画のきっかけは、『日本料理 多可橋』さんに勤めている友人です。

彼は、福島のために、自分でも何か出来る事をやりたいんだ!
と、私に熱く語っていました。

そこで私は、長野と福島の繋がりの場を、一緒に創ろう!
と、提案したのです。

長野には、東北を想い、福島を想い活動している、
『支援部隊みらい』という団体があります。

この団体と、福島を繋いで、交流を深め、
今後の活動に活かせればと企画しました。

彼はすぐに店主に相談をし、了承を受けたのです。

◆続々と集まる福島の若者たち!!!



いよいよ、蕎麦会開催の時間です。

長野の仲間、久しぶり会う福島の仲間や、初めましての方、そして私の父もふまえ、
総勢21名の方々が集まって下さいました。

まずは、開催の挨拶です!今回はなんと・・・非常に面白い出来事が生まれました。


私の隣にいる方は、長野県駒ヶ根市(長野の地元)で、日本酒を造っていらっしゃる、
『酒造株式会社 長生社』の専務兼杜氏さんです。

私は今回、福島と長野の交流会ということで、
私が好きな長野のお酒を、2種類準備しました。

そのうちの一つが、長生社さんが作っている『信濃鶴』というラベルのお酒です。

私が、杜氏さんに電話をし、こういう会がある旨を伝え、
是非『信濃鶴』を持っていきたいんだと伝えたところ、
なんと、たまたまこの日に、福島の酒屋さんに営業に来ているという話です。

そして、仙台に行く時間をずらして下さり、わざわざ顔を出して下さいました。
これには私も、嬉しくて嬉しくて仕方がありませんでした!専務さん!ありがとうございました!


◆蕎麦打ち実演!!!



乾杯の前に、福島の仲間達の要望で、蕎麦打ちの実演をさせて頂きました。
今回は、信州産そば粉を使った、十割そばです!

みんな、黙って蕎麦打ちを見ています・・・(笑)


私も、変な緊張からか、手元が震えそうです。
あまりにも反応の無さに、思わず『ここはアウェイ?』と聞いてしまうほどです。
私は温かく迎えられていないのでしょうか(笑)?


しかし、それは、なかなか蕎麦打ちを見る機会がないので、
みんな真剣に見たかったという事でした!(多分・・・)


私自身も、いつもの蕎麦会とは、また一味違う雰囲気だと感じました。きっと、同級生も多数いる中での、そば打ちだったからでしょう(笑)。それでも最後まで、きっちり打ち終えました。

交流会という名の蕎麦会・・・。
しかし、まだまだ表情は固いままでした。

続く・・・。

≪次回予告≫

ついに始まった、福島と長野の交流会!
美味しいお料理と、お酒が入れは、心が自然と解けていきます!
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)そば会

2012年09月13日

悔しかったことでしょう。苦しかったことでしょう。

◆お寺の繋がり

南相馬市での打ち合わせを終えた3人は、
蕎麦会が開催される福島市へと向かいます。

途中の道沿いには、未だに避難所があり、
生活をしていらっしゃる方がいます。

一日も早く、普段の生活に戻ってもらいたいと祈るばかりです。



福島へ帰る前に、茅野さんが、一ヶ所だけ寄って行きたいとのことで、
一同は、宮城県山元町へと、車を走らせます。

南相馬市より、国道6号線を北上すること30分、
ようやく目的の『曹洞宗 光明山 徳本寺』へ辿り着きました。

ここは、茅野さんが、同じ曹洞宗の繋がりで、
お付合いがあるお寺さんです。

震災後、津波に流されてしまった方々の、お骨を一時的に預かり、
昨年は、毎日毎日お経を上げ、供養をされていたそうです。


(写真撮影は、特別に許可を頂いてます)


今もなお、遺族不明のお骨が、たくさん納められていました。
茅野さんがお経を唱え、私たちも、お焼香を上げさせて頂きました。

お骨の脇には、亡くなられた方の、お名前と年齢が書いてありました。
中には、5歳、20歳と、子供や若い方もいらっしゃいました。

涙が止まりませんでした。

悔しかったことでしょう。苦しかったことでしょう。
まだまだ遊びたかっただろうし、夢も持っていたかもしれない。

私は、こうやって生かされていることを、
ありがたく重んじ、一生懸命生きなくてはと、改めて感じました。


◆奇跡のお釈迦様


(写真撮影は、特別に許可を頂いてます)

お経を上げて頂いた茅野さんが、一体のお釈迦様を紹介してくれました。

これは、同じ山元町にあった徳泉寺のお釈迦様だったそうです。
『徳泉寺』は、沿岸部からわずか300メートルのところに位置し、
東日本大震災で大津波に襲われ、伽藍・仏具等はすべて流出し、
檀家さんのほとんども家屋が流されてしまったそうです。

そんな中、このお釈迦様だけは、奇跡的に発見され、
今は、この徳本寺にて納められています。

お寺さん同士の繋がりは、確固たる強いものがあると、私は心から感じました。


◆新しい動きもあります!

徳本寺のお隣にある建物では、新しい活動が始まろうとしていました。



茅野さんが専務理事を務める、『公益社団法人シャンティ国際ボランティア会』が、
被災地を回る、移動図書館の拠点がスタートしていました。

中では、BOOK OFFの方が、貸し出す本にバーコードを貼っています。



この移動図書館プロジェクトは、枚方市が提供してくれた車に、
BOOK OFFさんの協力を得て、実現したそうです。




これからが、本格的な活動となるようです。

本を読むことって、とても見直されています。

文章を書くこと、著者の本質を読むこと、そして人に伝えることなど、
自分もそうですが、読書からは、色んなことが学べます。

小さな活動かもしれませんが、本を読みたくても、
読めない環境にいる方や、本を読むきっかけにもなります。

色んな方の協力があり、シャンティ-移動図書館は、
被災地を巡ります!みなさん!頑張ってください!



◆生まれ故郷 飯坂温泉の洗礼!!!



山元町を後にした三人は、夜の蕎麦会に備え、福島市へと向かいます。

早速、一汗流そうと、私は二人を飯坂温泉の共同浴場、
『鯖湖湯(さばこゆ)』へと案内します。


ここは、過去にも友人を連れてきた場所で、熱い!と有名な温泉です。

初体験の茅野さんは、その熱さに驚きを隠せず、
言葉を失っていました(笑)

肌は、真っ赤ッか、汗はびっしょりです!

湯温はなんと46℃・・・

湯船に浸かること、30秒・・・。

全身の毛穴から、毒素が放たれ、
疲れや気だるさが一気になくなります。

これぞ飯坂温泉!!!

何度入っても・・・やっぱり熱かったです(笑)

注)共同浴場では、水でうめることが出来ます。お気軽に入浴して下さい。

続く・・・。


≪次回予告≫

ついに始まった、故郷福島での蕎麦会!
集まったみんなの、心が一つになる!

 
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)東北支援

2012年09月11日

男の約束!

◆南相馬のあの土地へ・・・



9月7日から9日にかけて、私は『支援部隊みらい』のメンバーである、
親友の『ヒロ』と、副隊長の『茅野さん』と、三人で福島へ向かいました。

今回の目的は、10月下旬に行われる、南相馬市での縁日イベントの打ち合わせと、
故郷福島市での、地元有志たちとの、交流会を兼ねた蕎麦会です。

私は、そば打ち道具の一式を、相棒のワーゲンバスに積みこみ、
片道500キロの旅に出ました。

ヒロと茅野さんは、燃費の良いハイブリット車のプリウスです。
このギャップが、またつらいものがあります。

道中は、とても快適で、千野さんと今後のことを話していきました。
過去の炊き出しでの、苦労話、また笑い話なども教えて頂きました。

北関東道を走り始めた私に、あることに関して、とても焦り始めました。

◆ガソリンスタンドが無い・・・

話に夢中で、まったく気にしていなかったワーゲンバスの、
ガソリンメーターに目をやると、ほとんど無くなりかけていたのです・・・。

私は、突然無口になりました。
そして、次のサービスエリヤを祈るように待ち続けたのです。

東北道に入り、残り20キロで上川内サービスエリアと、表示されました。
と、まさにその時です・・・。

車は急に力を失い、失速してしまいました。
まさかの ガス欠 です。



何とか、保険のサービスで、ガソリンは補充して頂いたが、
ここで40分のタイムロスとなりました。

皆さんも、高速道路では、早めの給油をお勧めします。

◆待ちくたびれた宮司さん

福島市で、ワーゲンバスを置いて、プリウスで南相馬市へ向かいました。
到着したのは、夜の9時です。

南相馬市鹿島区の男山八幡神社 『西 道典』 宮司さんも、とても心配して下さいました。
(申し訳ございませんでした)

時間に限りがあるので、早速打ち合わせを始めます。


疲れているにもかかわらず、皆さん必死です(笑)


と、冗談はここまでです。

色んな意見交換から始まり、南相馬市の現状などを教えて頂き、
縁日の規模や、開催する時間帯などを決めていきました。



私も縁日では、そば打ちの実演も考えて、提供できる量など、
出来るだけ細かく落とし込んでいきます。


ヒロは、その内容を、データに落とし込み、
漏れの無いよう必死になっています。


打ち合わせは、深夜2時まで続きました。

やはり、生の声を聞くと、辛い現状もありましたが、
こういった企画には、とてもありがたいと言って頂けました。

出来ることには、限りがあります。

しかし、こういった活動で伝えられることや、
繋がりを創ることが出来ます。

私たちは、10月27日(土)に男山八幡神社にて、
縁日イベントを開催します!


男同士の約束を果すために・・・。



  


2012年09月06日

私は、福島県福島市出身です!

◆自分にとって、福島とは?

9月7日から9日にかけて、
私は長野の仲間達と福島に帰ります。

目的は、10月下旬に南相馬市で予定をしている、
縁日の打ち合わせと、故郷福島市での蕎麦会です。

今回、福島で初の試みとなった蕎麦会では、懐かしの同級生を中心に、
始めましての方も、参加してくれることになりました。

私は、今まで以上に気持ちが高ぶります。

私にとって福島は、かけがえのない、生まれ育った場所であり、
帰るたびに、心が安らぐ場所でもあります。

しかし、現在の福島は、あの原発事故が発生して以来、
世間から色んな注目を浴びています。

でも、福島が悪い事をしてしまった訳ではないし、
住んでいる人たちも、精一杯、毎日を生きています。

原発事故から、一年半が経過しようとしています。

私の大好きな福島が、今どんな状況か、
心をフラットにして、見て、感じてきたいと思います。

そして、自分には何が出来るか?を、改めて考えていきたいです。

福島が好きで、好きで仕方がありません。
福島に住んでいる人たちが、好きで好きで仕方がありません。
福島の大自然が、食文化が、風土が、大好きで仕方がありません。

私は、自身を持って言います。

「私は、福島県福島市出身です!」

これからも、変わることはありません。

一人の人間として、そば打ちに携わる者として、
これからも、福島を発信していきたいと思います。



福島のみんなーーー!!!もうすぐ帰るぞーーー!!!  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)福島のこと

2012年09月03日

あの時の約束を果たすために・・・

◆南相馬市へ・・・

私と親友のヒロは、今年の4月に南相馬市にある神社を訪ねました。
そこは、昨年11月に、縁日と題して炊き出しを行った場所です。


(過去の縁日の様子)







場所を提供して頂いたのは、
南相馬市鹿島区の男山八幡神社 『西 道典』 宮司さんです。

4月は、福島県の海沿いをリサーチすることと同時に、
南相馬市のお話を聞きに行きました。

西さんから頂いたお話は、
耳を塞ぎたくなる内容も、多々ありました。

「仮設住宅が未だに、2300棟もある」(2012年4月時点)
「同じ避難所の中で、原町、鹿島、小高と、地区の違いで、もめごとがある」



上記に上げたことは、ほんの一部です。

私たちには、分からない苦しみや、悲しみが沢山あると思います。

そんな中、西さんから、
「仮設の人たちに対して、イベントを行ってもらいたい」
とのお話を頂きました。

「私たちに何ができるか?」

それは、イベントを催して、美味しいものを提供すること、
少しでも喜んでいただけることです。

私たちは『西 道典』宮司さんの依頼を受け、
10月下旬に、縁日を開催します。

まずは9月!縁日の打ち合わせに行ってきます!
あの時の約束を果すために・・・。




追伸:

『西 道典』宮司さんは、『南相馬こどものつばさ』というプロジェクトを立ち上げ、
南相馬の子供達を、短期間でも放射能の心配無いところに(水遊び土いじりなど普通の子供の生活が出来るところ)送り出す活動を行っています。

この夏も、全国の方々のご支援があり、
各地でキャンプなどを楽しまれたそうです。