2011年12月31日

蕎麦にかける想い・・・

今年も残り1日となりました。
私は一年を振り返りながら、無事に年越し蕎麦を打ち終える事が出来ました。

毎年のことですが、
色んな方の顔を思い浮かべながら、
蕎麦を打ちます。

私にとって、年越し蕎麦は、
その一年の出来事を振り返ることができる、
大切な仕事です。

2011年・・・
私にとっても、皆さんにとっても、
こんなに激動の年はなかったかと思います。

『私を変えた一日・・・2011年3月11日』



あの日の出来事は、一生忘れることはありません。
多くの方が犠牲になり、日本中がパニックを起こし、
私の故郷である福島県は、原子力発電所の爆発という最悪な状況をもたらしました。
今回の震災で亡くなられた方々には、本当にお悔やみを申し上げます。

震災から1ヶ月後。
私は、家族や多くの仲間の支援を受け、
故郷福島県に蕎麦の炊き出しへ行きました。
【詳細はこちら⇒http://ichigoichienococoro.naganoblog.jp/e734597.html



そこで見たもの、感じたものは、
「人と人の繋がりの大切さ」「一生懸命生きる人間の強さ」だったのです。

生き残った私達は、前に進まなければならない。
生かされていることに感謝しなければならない。

この日常は、当たり前ではなく、
奇跡なんだと考えさせられました。



『私にできること・・・』

私は今まで、多くの出逢いと繋がりで生きてきました。
本当に多くの方に、チャンスを頂きました。
今度は私が恩返しをしなければなりません。

夢である蕎麦屋の開業をし、
「人と人を繋ぐ蕎麦屋」
を作ります!

皆さんにとって、2011年はどんな年だったでしょうか?
是非、ご家族で一年を振り返りながら、
年越し蕎麦をお召し上がり下さい。


追伸:

今年一年、本当に多くの方と出逢うことが出来ました。
繋がりが繋がりを生み、多くの方の笑顔に出逢えたと思います。
改めてこの場をお借りして、お礼を申し上げます。

一年間、お世話になりました!
来年も宜しくお願い致します!

それでは皆さま!良いお年をお過ごし下さい!



蕎麦打ち人 塙和貴  


Posted by カズキ at 12:00Comments(2)自己紹介

2011年12月29日

これはありですか?なしですか?

12月26日・・・

この日は、月一恒例の日本酒の会「蔵めぐり」でした。
年内最後ということで、少し早い年越し蕎麦を、
皆さんに召し上がって頂きました。

『今日のテーマ』

毎回、色んな蕎麦を試しては、皆さんに召し上がって頂いています。
今回はというと、温かい蕎麦なんですが、
蕎麦って、ボリュームが無いイメージがあります。

何か、ガツン!!とくる蕎麦があってもいいのではないか?
と思い、考えていました。

蕎麦には無くて、他の麺類にあるもの・・・。
ボリューム・・・。

あっ!!チャーシュー!!!!
ラーメンの定番である、チャーシューを蕎麦に合わせたらどうか?
ということで、テーマは、
ガツンとくる蕎麦にしました。

『ラーメン屋の同志』

私はお陰さまで、全国に色んな業種の飲食店仲間がいます。
私が、チャーシューの研究に取り掛かろうとしていた矢先に、
なんと、チャーシューが届きました!!!


早速、頂くと・・・美味し!!!

これを26日の会で合わせてみようと決めたのです。

早速調理にかかります。
これが噂のチャーシューです♪


これを薄切りにし、温かいつゆに合わせます。
そうすることにより、つゆの旨味がチャーシューに、
チャーシューの旨味が、つゆになじみます。

そして出来たのがこちら・・・。



ジャン!!!
『チャーシュー蕎麦』
早速皆さんに召し上がって頂きました。

感想はというと・・・

「つゆ、麺、チャーシュー各々はとても美味しいが、別に一緒じゃなくてもいい」
「逆に蕎麦の邪魔をする」
「コショウが欲しい(笑)」
と、批判的なご意見も頂きました。

一方では、

「つゆにお肉のうまみが出て、コクがある」
「全然ありです!」

というご意見も頂きました。

私はありでした。

メンバーの方の一人が、
「豚バラでやったら?」
と言う事で、次回は豚バラでチャーシューを作り、
再チャレンジします!

あなたは、日本蕎麦にチャーシュー・・・
ありですか?なしですか?


追伸:

この会のメンバーのお一人にこんなご意見を頂きました。
「カズキさんの美味しい蕎麦が台無しだ。なぜこんなことをするのか?もったいない・・・」
とても嬉しいご意見です。

私はこう答えました。

「合うか合わないかではなく、やってみたかったんです(笑)だって、面白そうだったから・・・」
まずはやってみる! 

私が大好きな言葉です。
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備

2011年12月24日

三十路街道へ突入だ!!

<2011年12月23日・・・>

この日は私の誕生日です。
無事に30歳を迎えることが出来ました。

「自分を振り返る」

今から30年前・・・
私は「塙家」の次男として生まれました。

小さい時から、わがままで、自由奔放、やんちゃばかり。
まさに典型的な末っ子です。

両親にも迷惑をかけました。
高校時代は、よく学校に呼び出され、
私のために、頭を下げてくれた父や母の姿が、
今でも忘れません。

兄には、父の代わりに、よく怒られました。
殴られたこともあります。

姉は、そんな私を温かく見守ってくれました。

反発心が強く、自己中心的な私は、
思い立ったらすぐに行動し、
結果、周りに迷惑をかける。
そんな毎日の繰り返しです。

「人生の転機・・・」

「このままではいけない!」
私は、両親に心配ばかりかけていた自分を悔やみました。

そんな時「蕎麦打ち」に出会ったのです。
「手に職を付けたい!」
その想いから、蕎麦打ちを始めたのが、
今から9年前、私が21歳の時でした。

初めは、迷いながらも、
少しずつ「蕎麦打ち」の魅力にみせられ、
良き「師」に出逢い、私はがむしゃらに続けていきました。

その後、ご縁があり、故郷福島県を離れ、
更なる高みを目指し、長野県に移住したのが23歳の時です。

「0からのスタート」

誰も知らない土地に移住を決め、
始まった新しい蕎麦打ちの道。

毎日をがむしゃらに過ごし、
諸先輩方に叱られながらも、
蕎麦屋で修業を続けます。

そんな中、一つの出逢いが出逢いを作り、自然と仲間が一人、また一人と繋がり、
気が付けば、沢山の仲間達に囲まれることができました。
この時の喜びは、今でも忘れません。

その中の一人から、現在の妻を紹介してもらい、
結婚をすることになったのです。

今では、二人の子供達に恵まれ、
とても幸せな毎日です。


「人生の節目」

30歳・・・
男にとって、人生の節目を感じる時期でもあります。
30歳と言っても、まだまだ未熟者です。
毎日が学びの連続ですね・・・(笑)

そば屋開業!
私の夢は、必ず実現させます!
それが私の生きる道だから・・・。




追伸:

23日は、本当に多くの方から、
お祝いの言葉が届きました。

「ありがたい」

その一言です。
この場をお借りして、
改めてお礼を申し上げます。

妻からは、
「自分の色んな想いを綴って、心の整理に使って!」
と十年日記をプレゼントされました。



実家の母からは、メッセージ付きで、
あたたかい洋服が届きました。


ありがとう・・・。


家族って良いですね。

これだけは言い切れます!

私は本当に幸せ者です!

これからも、常に感謝の気持ちを持って、
頑張っぺ!したいと思います。
皆さん!これからも宜しくお願い致します!

蕎麦打ち人 三十路のカズキ  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)自己紹介

2011年12月23日

あなたの好きな色は?



「カラーセラピストという職業」

先日、面白い方とお逢いしました。
その方の職業は、
「カラーセラピスト」
です。

まず、そういった職業があるんだなと、
感心しました(笑)

どんなセラピーをするのかとお聞きすると、
簡単に三つほど教えて頂きました。

1.最近着ている「洋服」の色から、その人の心理状態を見つけ、改善していく
例)赤系の洋服が増えた⇒イライラしていませんか?
みたいな感じで、心理状態を探るらしいです。

2.ぬり絵で分かる、子供の心と大人の心 
なんでも、ぬった色やぬり方が伝えるメッセージがあるとのこと。
特に子供は、「我慢している」「自由にしている」というのが分かるそうです。

3.相手に伝えるカラーイメージ  
これは、第一印象に与えるとても重要な事だそうです。

私が知りたかったことは、
「相手に伝えるカラーイメージ」です。

私達が生きていく中で、数え切れないほどの「色」が、
この世に点在しています。

それらを上手く取り入れることによって、
お店に与える印象や、ターゲットも決まってくるのだそう・・・。

漠然と、店長の好きな「色」だけでは想いが伝わらない事も、教えて頂けました。

これを踏まえ・・・
お店のイメージカラーを考えます。

とても勉強になりました。


追伸:

店舗のイメージカラーの重要性が分かりました。
教えて頂いた視点から、じっくり考えていきたいと思います。
ありがとうございました!

蕎麦屋立ち上げにあたり、必要な人が必要なタイミングで教えて下さる・・・。
これもまた面白いご縁です!  


好きな色で、今のあなたの心理がわかるそうです(笑)
ではお聞きします・・・。

「あなたの好きな色は、何色ですか?」

  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備

2011年12月19日

命が宿る・・・

製作から3ヶ月・・・

過去にブログにもご紹介させて頂きましたが、
【過去ブログ参照:http://ichigoichienococoro.naganoblog.jp/e824583.html
以前からお願いしていた、
看板のデザインが完成したということで、
早速引き取りに伺いました。

デザインを決め、木版に写し、
一彫り一彫り細かな神経を使いながら、
彫り上げて頂いたのです。

そしてようやく完成しました!



「そば処 木鶏(もっけい)」 

とても素敵なデザインとなりました。
私も妻も、とても気に入っています。

私の事を想って、彫り上げて下さったことを考えると、
涙が止まりません。
ありがたいですね・・・。
大切に大切にします。

高坂さん!本当にありがとうございます!

追伸:

私は出来るだけ、私の周りにいる方の協力を受けて、
お店作りをしたいと考えています。

そこには必ず物語があり、命が宿る。
そんな気がするのです。

皆さんのご協力があって、
お店に色んな命が生まれる。

「人と人を繋ぐ蕎麦屋」

そのためは、私がもっと人との繋がりを大切にしなければなりません。
今まで以上にこれからも・・・。

蕎麦打ち人 塙和貴

  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備

2011年12月15日

蕎麦とJAZZのコラボレーションin小松家

「よ・・・予約が35名ですか!!!」

12月11日・・・とある個人宅で、蕎麦会が開催されました。

その方との出逢いは、今年の9月。
やはり今話題の・・・ 「フェイスブック」 でした。
(決して出会い系ではありません・・・)
その方の名は「小松」さんです。

実際にお会いする機会があり、話をしてみると、
とても素敵な方で、すぐに意気投合!

私が各地で蕎麦会を開催している話が盛り上がり、
「うちでもやろうよ!!!」
となったのです。

一度、ご自宅に下見と打ち合わせにお邪魔しました。



ついでにとご飯までご馳走になっちゃいました。
仕事が、お料理関係をやっているということで、
パンパンパン!!!と早業で、美味しい料理が出てきます!(本当にスゴイ・・・)



打ち合わせも完了し、
個人宅だから20名位にしましょう!
・・・と話を決めていたのです。

後日、小松さんから連絡が入り、
「友達に連絡したら、35人になっちゃった・・・」
さすが顔が広い方です・・・(笑)。
もちろん喜んで、お引き受けしました!


蕎麦会当日!!!

この日も最高の晴天です!
こりゃ本当に「Mr.晴男」ですね!

お昼過ぎに、小松さんのご自宅へお邪魔し、
準備を進めます。

私は蕎麦打ちの準備。
小松さんは、お料理の準備を始めます。
しばらくすると、小松さんのご友人達が、
早めに来てくれて、お手伝いして下さりました。

時間が過ぎるのは、あっという間です。
開演時間になると、続々とお客様が到着します!

時間になり、早速蕎麦会の開演です!
まずは、皆さんにご挨拶をさせてもらいました。



そして、蕎麦打ちの実演です。
蕎麦打ちを見のは、初めての方も多く、
質問も積極的にして下さいました。



私と妻が手が離せない分、
娘の「千珠(ちず)」を皆さんが面倒見て下さりました(笑)



実演も終わり、皆さんで乾杯!
お料理の写真が取れなかったのが、残念ですが、
とても美味しかったです。

飲み物は、皆さん持ち寄りで、
お酒を飲む人、ワインを飲む人などなど、
楽しい時間が過ぎます。

そしていよいよ蕎麦の実食です。
個人宅とは思えない、広いキッチンで蕎麦を茹でます。



これが本日の蕎麦「田舎十割蕎麦」です!



十割でも、喉越しを重視し、田舎蕎麦の風味を残しながら、
プリッとした食感を残した蕎麦に仕上げました。

蕎麦が運び出されると、
「お蕎麦!お蕎麦!」
コールが・・・(笑)!

皆さん夢中に食べて下さり、

「こんな十割蕎麦食べたことがない!」
「今まで食べた中で、一番おいしい!」


と嬉しいお言葉を頂けました。(ありがたいです)

「JAZZを楽しむ!」



食後はなんとスペシャルライブです!
小松さんのお仲間の「鳥居」さんご夫妻が、
JAZZを披露して下さいました。

このお二人は、プロの音楽家で、CDはもちろん、
各地でコンサートも開催しています。
こんな幸せなことはありませんよね!
(自宅にピアノがある小松家もすごい!)

会場が一気に、コンサート会場に変わり、
心地よい音楽が響きわたります。

約1時間のステージ・・・
心に響く言霊とメロディー・・・
とっても心が温かくなりました!
鳥居さんご夫妻!ありがとうございました!

【ふまさんのHPはこちらから→http://ukulyric.com/

「その後・・・」

JAZZライブで盛り上がった皆さんは、
テンションも上がりまくりです!

昭和の歌を歌い、踊り、皆がお腹を抱えて笑いました。
妻も、趣味でやっている「アフリカンダンス」を披露していました。

本当に一体感のある「蕎麦会」となりました。
皆さんの色が重なり合い、この雰囲気を作ってくれたのだと思います。

お越し下さった皆様・・・本当にありがとうございます。
またお逢いしましょうね!!!



追伸:

夢を実現させるために、行動を起こしていくと、
誰かがお声をかけて下さる。

少しずつ少しずつですが、人との出逢いがあり、
そこから輪が広がる。

決しておごることなく、一つの出逢いに感謝していきたい。

小松さん・・・機会を与えて下さり、ありがとうございます。
そして、これからも末永いお付合いを、お願い致します・・・感謝。


  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)そば会

2011年12月14日

親はなくとも子は育つ・・・?

集まれ未来の蕎麦打ち職人!!!

12月10日・・・

以前ブログでもご紹介したとおり、
この日は、地区の子供達を相手に、
蕎麦打ち教室を開催しました。

参加人数は、子供40名と保護者が約20名です。
地区の公民館で準備を進めます。

「心強い協力者」

もちろん私一人ではありません。
14年間、この蕎麦打ち教室を続けてきた「秋山先生」と
地元蕎麦打ち名人達が、今回手伝って下りました。

きっかけは、長年この会を続けてこられた「秋山先生」が、
そろそろ若手にバトンタッチしたいということで、
育成会の会長を通して、私に依頼をして下さったのです。

「地域は地域によって支えられている」

私の力が、少しでもお役に立てるのであれば、お力になりたい!
と思ったのです。断る理由はありません。

「会場設営」

保護者全員で大広間に、ブルーシートを敷き、延し台を設営します。


(いい感じですよね)

そして時間になり、子供達が集まります。
以前、小学校の蕎麦打ち教室で会った子もいました(笑)

育成会会長さんの挨拶により、
蕎麦打ち教室の開催です!

まず私が実演をしました。
ポイントポイントを説明し、
大事なところはゆっくりと伝えます。



一通り打ち終わったら、次は子供達です。
5人1組になり、協力し合ってそば打ちをします。



やっぱり一番切るのが難しそうです。
この子はセンスあったなー(笑)



「実食!!」

子供達が打った蕎麦は、自宅に持ち帰ってもらい、
家族で食べるようにしました。

その代わりに、私が打った蕎麦と、
保護者の方が、寒空の下作って頂いた「豚汁」を
皆さんに食べてもらいました。

「うまーい!!」
「ありがとうございます!」


子供達が笑顔いっぱいで食べてくれました。
どんどん食べてくれます。
やはり子供の笑顔は良いですね!
疲れが全部ぶっ飛びます!



子供達の後は、私達も一緒になり、
ご馳走になりました。

美味しそうに焼酎の「そば湯割」を、
楽しむ方もいらっしゃいました。



こうして無事に蕎麦打ち教室を終え、
子供達にたくさんの元気を頂きました。

皆さんお疲れ様です!
最後に記念写真をパシャリと・・・



追伸:

「親はなくとも子は育つ」

おばあちゃんに教えて頂いたことがあります。

「親はなくとも子は育つ」
皆さん、この言葉の意味をご存知でしょうか?

これは、
「親がいなくても、子供は勝手に成長する」
という意味ではなく、
「親がいなくても、世間の人達が、ちゃんと子供一人一人を、
自分の子供のように面倒みていた」

ということで、世間の人達の温かさを表した言葉だそうです。

今は、他人の子を叱ることは少なくなりました。
しかし、それって寂しいですよね。

ダメなものはダメ!イイものはイイ!
と教えてあげられるのも、大人としての役目です。

しかし、ここ宮田村では、楽しいものを皆で楽しもう!
と大人達が協力し合って活動しています。
私はその様子を見て、改めて素敵な村だなと感心しました。



機会を与えて下さった育成会会長!秋山先生!保護者の皆様!
そして子供達!ありがとうございました!


ここから未来の蕎麦打ち職人が誕生するかもしれない・・・  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)地域のこと

2011年12月09日

泣けてきます・・・。

振り返ると・・・


ここ最近ですが、
めまぐるしく物事が動き始めています。

私だけではなく、周りの方達が、
どんどん協力して下さる。

なぜでしょうか?

一言で言ってしまうと、

「人と人の繋がりの大切さ」

なのですが、
この言葉の意味、重みを私は体感しています。

簡単には言えないのです。
しっかりこの言葉の重みを大切にし、
今後も変わらず生きていきたいです。

さてどうなるか・・・。

自分の真を持ち、流されるのもまた良しです。

思い出すたび、私は泣けてきます。

いつもご支援頂き、ありがとうございます。

  
タグ :一期一会


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)自己紹介

2011年12月08日

あなたの大晦日を素敵な一時に・・・

「ご自宅で、そば屋に負けない
本格手打ち蕎麦を食べてみませんか?」




2011年も残すところあとわずかです。
一年の締めは、やはり年越しそばですね!
私は一年で、この時期が一番好きです!

その理由は、お世話になった方への恩返しとして、
その人を想い、そば打ちが出来るからです。

またご注文下さった方が、私が打った蕎麦で、
一年を締めくくって頂ける・・・。
そう想うと、私は幸せで仕方がありません。

毎年多くの方にご注文を頂いております。
今年もほぼ徹夜で蕎麦を打つ予定です。

不思議と眠気は襲ってきません。
きっと「蕎麦打ちスイッチ」が入っているのでしょうね(笑)

今年の年越し蕎麦は一味違います!


「産地」



八ヶ岳の麓にある「信州大学野辺山ステーション」
大学の先生が手塩にかけて栽培して下さいました!
標高はなんと1300mです。
ここの気温は、蕎麦の一大生産地である「北海道」と同じ条件です。
昼夜の寒暖差が激しく、蕎麦の栽培適地として、評価されています。


「自家製粉」



収穫された蕎麦の実は、私が自ら製粉します。
粒の大きさを考え、まずは、どうのように製粉したらよいか試作します。
石臼の回転数、蕎麦の実の投入量、篩い分けと、全て長年の経験で製粉していきます。


「そばつゆ」



そばつゆの基となる「かえし」には、以前ブログでもご紹介した
「大久保醸造店」さんの濃口醤油を使用します。
大豆本来の味がしっかりとした醤油は、日本人が好むすっきりとしたそばつゆになります。
昆布は「利尻昆布一等物」
鰹節は、極限まで燻しと乾燥を繰り返した「本枯節二年物」です。
醤油に負けない濃いだし汁になります。


「生わさび」



蕎麦屋さんでも、なかなか出してくれるお店はありません。
産地は、日本一のわさび畑「安曇野の大王わさび農場」で育てられた、
生わさびを丸々一本お付けします。
本当の生わさびは、辛さの中に「甘味」が生まれます。


「こだわりではありません・・・」

蕎麦屋に負けない蕎麦を召し上がって頂きたい!
その想いだけです。
イラスト付きの「茹で方説明書」も付いているので、
主婦でも簡単に茹でることが出来ます!



「残念なお知らせがあります・・・」

私は、年越し蕎麦を一人で打ちます。
外注は一切お願いしません。
なぜなら、私のミッションでもあるからです。

同じ材料、同じ水分量で打っても、当然味が変わります。
これは、私の一年の締めくくり、仕事納でもあるのです。
ですから、私が全て責任をもって、一食一食蕎麦を打ちます。

集中して蕎麦を打つためには、一日200食が限界です。
それ以上は、ご注文をお断りしなければなりません。
申し訳ございませんが、お蕎麦を楽しみにしているお客様のためにも、
どうぞお許し下さい。




それでは商品のご案内です!

<信州野辺山産手打ちそば>



3食入り 2,100円(税込)+525円(送料)
4食入り 2,730円(税込)+525円(送料)
5食入り 3,360円(税込・送料込)


お申し込みは、楽天サイトとフリーダイヤルのみとなります。

楽天サイトからのご注文はこちら↓↓↓
【URL→http://item.rakuten.co.jp/takano-hw/c/0000000151/
へアクセスし、ご希望の到着日をご指定下さい。

フリーダイヤルでのご注文は
☎0120-030-810(携帯からも可)
へお電話頂き「年越し蕎麦が欲しい!」と申して下さい。
オペレーターが元気に対応いたします♪

それでは、あなたからのご注文を、心よりお待ちしております。

蕎麦打ち人 塙和貴


追伸:

あなたが大晦日の夜、楽しい一時を過ごせることを願っています。
   


「細く長く達者に暮らせることを願う」

年越し蕎麦の由来です。


追記:
お陰様で、限定数量に達しましたので、
ご注文を締め切らせて頂きます!
ご注文ありがとうございました!

是非一年を振り返りながら、
蕎麦を召し上がってください!
  
タグ :年越しそば


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)蕎麦のこと

2011年12月07日

陸前高田市に年越しそばを・・・

<松本市の有志達>



この度の3.11東日本大震災を受け、
松本市の飲食店をはじめ、
様々な業者、職種の有志達が、
炊き出し部隊を結成し、
定期的に岩手県陸前高田市に炊き出しに行っていました。

一度だけではなく、何度も何度も、
東北の支援を続けて行ったのです。

私は、とても心を打たれました。
東北人として、
身近な松本の仲間が、
東北のために頑張っている姿を見て、
私にも何か出来ることはないかと考えていたのです。


「陸前高田市で年越しそばをやる!」

この話を聞いたのが、10月のことです。
まだ行く人は決まっていませんでした。
私は考えに考え、炊き出しに協力することにしました。

年末のそば屋さんは、とても忙しいです。
私も忙しいですが、何とか時間は作れます。
そばに関する知識は、多少あるので、
少しでも力になりたいと考えたのです。

「妻の理解・・・」

年末に炊き出しに行くということは、
年越しを、陸前高田市で過ごすことになります。
帰りは正月明けです。

そうなると、必然的に家族とは別々の年越しとなる。
私は・・・妻に話をしました。
行きたい想いと、家族への想い。

すると妻は、私に向かって笑顔で、

「行ってきなよ!きっとみんな喜んでくれるよ!こちらは大丈夫よ!」

と優しく声を掛けてくれたのです。

とてもありがたかった。
きっと妻も家族で過ごしたいはずです。
その気持ちは十分伝わりました。

でも、それでも送り出してくれる。
妻の優しさに私は改めて感謝しました。

12月30日の夜・・・
私は仲間達と松本を出ます。

「ボランティアはやらせて頂く!」



この会の代表である松本市の
老舗レストラン「どんぐり」の修さんが教えてくれた大事なことです。

少しでも喜んでもらえるように、
少しでも仲間たちの力になれるように、
行ってきます!




追伸:

妻には頭が上がりません。
本当に感謝の一言です。
  


2011年12月04日

白黒はっきりつけようじゃないか!!!

「あの蕎麦を再現する!」

木曽の開田高原にある「時香忘(じこうぼう)」
そば通の方なら知っている人もいると思います。

とても個性的で、そば打ちをする者としても、
魅力的なお店です。

そこで以前食べた蕎麦の中で、
白と黒の二層になっている蕎麦を食べさせてもらった事があります。

「なんじゃこりゃ!!!」

今までのそば打ちの常識を覆された瞬間です。
と同時に、

「やってやろうじゃないか!!!!」

とハートに火が付きました!!!

「二層の蕎麦を打つべし」

白と黒の二層というのは、
「更科そば」と「田舎そば」の貼り合わせです。

共に十割でそば玉を作り、途中から貼り合わせます。
今回は初の試みです。正直上手くいくかは分かりません。
でも 「まずはやってみる」 です!

初めに「更科そば」
続いて「田舎そば」
をそれぞれ玉にします。

そして途中から貼り合わせ、
優しく優しく延ばしていきます。

力ずくではいけません。
あくまでも、のし棒の重みにまかせ、自然に延ばします。

「良し!何とか出来たぞーーー!!!!」

一度は失敗に終わったものの、
二回目で麺に仕上がりました!


「旅館で試食っす!!!」

ちょうどこの日は、旅館でのアルバイトがあったので、
いつもお世話になっている料理長に、
試食をお願いしました。

宴会が終わり、仕込みも終わらせ、
皆で試食をしました。


「これが二層そばだ!!!」



近くで見るとこんな感じ ↓↓↓



疲れもぶっ飛ぶ美味さ!!!・・・・?



そしてもう一種類・・・
「十割更科そば」!!



(これを打つのが大変なのよ~!)
これまた美味し!!!


「まずはチャレンジする!!!」

今まで、休みの日となると、なかなか蕎麦と向き合う時間がありませんでした。
しかし「蕎麦屋の開業」を決意した時から「無駄な時間は一つもない」
と感じたのです。

時間は無限じゃありません。
毎日平等にあなたにも与えられています。

その時間を「どう過ごすか?」

その結果で大きく人生は変わります。
私もまだまだですが、常に行動だけは積極的に起こしていきます!
メニュー開発もそのうちの一つです。

「チャンスは準備が出来ている者に与えられる!」


追伸:

時間外を使って、この日は「鯛」のさばき方を教えて頂きました。
アルバイトをしてても、心構え一つで、そこには「学び」があると思います。

何だっていいんです。 思った事を行動する。
行動すると、きっとその先には、
今まで体験できなかったものが、たくさんあると思います。




まだまだ頑張っぺ!!!  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備

2011年12月02日

お酒の後・・あなたはラーメン派?そば派?

11月28日・・・駒ヶ根駅前 某飲食店

この日は月一恒例の日本酒を楽しむ会
「蔵めぐり」です!

毎回、全国から日本酒を取り寄せ、
メンバーの皆さん同士、酒を交わしながら交流を深めます。

そこへ、私も毎回色んなお蕎麦を打っては、
ご試食して頂ける機会を与えて頂いています。

今回のテーマは・・・

「飲んだ後、ほっこり優しいかけそば」

です!

年齢を重ねてくると(まだ29歳ですが・・・)
飲んだ後のラーメンって、結構重たくて・・・。
優しいダシの効いたかけそばって、私は理想かな思います。


厨房お借りします!

仕事が終わってから、そばだけは打ってきました。
その他の下準備は、お店の厨房をお借りして、
その場で仕込みをします!



鰹だしもその場で取ります!
今回は、本枯節二年物の厚削りを使用し、
えぐみが出ないように、静かに煮出します。



約30分煮出したら、火を止め、
薄口醤油の返しを合わせます。

ここがポイントです!

今日来ているお客様は、味の濃い料理を食べながら、
日本酒を飲んでいる。
昼間お蕎麦を食べに来た時とは、食い味が違う。


私は、いつもの割合より 「やや薄味」 に抑え、
ダシとかえしを合わせました。

準備は万端!

蕎麦を茹で、冷水で〆る。
再び温めて・・・

今日のかけそばの完成です!!!
ジャン!!!



早速みなさんに召し上がって頂き、
感想をお聞きしました。

「確かにほっこりだわ~」

「う~ん!優しいね!」

「こりゃ美味い!」


と嬉しいコメントを頂きました。

関西出身の方は、

「もう少しダシが効いてた方が好きだな~」 というご意見も。 

流石ダシ文化の関西です。


一番嬉しかったのが、
いつもご納得頂けなかった方に、

「久しぶりに美味いかけそばを食べた!ん~95点!!」

と言って頂けました。

「十人十色」

人の好みは、十人十色です。

濃いのが好き、
薄いのが好き、
甘いのが好き、
辛いのが好き。


だから面白いんです。

その中でいかに自分がぶれずに、
「この味だ!」
と言えるか。

こうやって試食を重ねていくうちに、
固まってきました。


あなたにお聞きします!

お酒を飲んだあとは・・・

ラーメン派ですか?


そば派ですか?


最近の私は、断然「ほっこり優しいかけそば」です(笑)!  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備

2011年12月01日

ご飯が主役に変わった日!

美味しいご飯が食べたいんです!

今回は食材のリサーチとして、
最近話題の 「フェイスブック」 で繋がりが出来た、
松本市の「お米の大将」さんへお邪魔しました。

きっかけは、中村社長さんが、
今年そばの栽培を行ない、初めてそば打ちをされ、
なかなか上手くできず、悩まれていたそうです。

そこに、私が各地でそば会や、そば祭りに参加している様子を、
フェイスブックで見て下さり、
一度そば打ちを教えてくれとの事で、

「では実際にお会いしてみましょう!」

となったのです。(どこで繋がるか分かりませんね・・・)
私も美味しいお米を調べたいと考えていたので、丁度良かったです!


私達が作っています!

休日にも関わらず、快くお店を開けて待っていて下さった中村社長。
店内に入ると、私を迎えてくれたのは、生産者の「顔」でした。



「お米の大将」さんでは、お客様に安心してもらえるように、
生産者の顔写真を各商品に表示していました。
中には、とても若い専業農家さんもいます。


中村社長は熱く語る!

お米の美味しさは、品種も大事だが、
「土地」「水」そして一番は「人」だと・・・。
同じ土地で栽培しても、人が違えば味は変わる。

兼業農家が多い米の生産者。
その中でも、専業農家で米作りに、
情熱を注いで栽培している方がいる。



穀物もまた、愛情を注いだ分だけ美味しくなるということです。

取引される農家さんとは、
いろんな出逢いが重なり、
直接の取引きをされる事も多々あるそうです。

顔が見える!
生産者にとっても、消費者にとっても嬉しい事ですね!

早速私も今井さんの「ミルキークイーン」なるお米を買いました!
食べるのが楽しみです!




「開業へのアドバイス」

私は中村社長に、開業準備をしている旨を伝えました。
すると、中村社長自身の体験談もふまえ、
幾つかアドバイスして頂けました。

「お米の大将」さんは、創業90年。
中村さんは2代目だそうです。

長く商売していれば、色んな波もあったそうです。

良い時も・・・・悪い時も・・・・

人生の転機の中で、数々の「人」に支えられ、
今があると、私に教えて下さいました。

色々お話をお聞きした中で、
私が一番印象に残った事。


「人のためにどれだけできるか」

もちろん商売だから、お金を稼がなければならない。
しかし、利益先行だと必ず失敗する。
あなたがどれだけ人のために出来るか?
人は、してもらえた事を返そうとする。
この事を頭に入れて、人と接してみなさい。


中村社長が、力強く私に教えて下さいました。
大事にします。

そば打ちの実演!

今回のもう一つの目的、そば打ちを実演すること。
しっかりお礼をお返ししようと、気合が入ります!



奥のお部屋をお借りして、そば打ちを行いました。

なんと、中村社長はムービーで撮影して下さったのです(笑)!
私は出来るだけ分かりやすいように、要点をお伝えしました。
(上手く説明できたかな…)


約3時間・・・
お休みの日に、初対面の私とお付き合い下さり、
本当にありがとうございました!


「ご飯が主役に変わった日」

後日、早速買ってきた今井さんのお米を頂きました!



なるほど!これは主役だわ!

一粒一粒が、口の中でしっかり主張してくる。
噛めば噛むほど、じわーっと甘味が口の中に広がっていく。

社長がおっしゃる通り、お米が美味しいと、おかずも何倍も美味くなる!
妻も喜んで食べていました(笑)!

他の農家さんのお米も、また食べ比べさせて下さいね!!!


「お米の大将」
【HPはこちらから⇒http://www.taisho2.co.jp/

また素敵な繋がりが出来ました!



中村社長!今後とも宜しくお願いいたします!

追伸:

私は自分の中で大切にしているものがあります。
一つは 「積極性」
一つは 「一期一会」
一つは 「感謝」


出来ないことは何もない!  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備