2018年02月23日

そば屋がそば屋に惚れる訳!

◆蕎麦を愛する最高の仲間たち!

昨年7月に発足された「信州そば切りの会 蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」は、最高の信州そばを提供するために、共に学び、共に成長し合う同志として集まった蕎麦屋のグループです。



先日は、蕎匠塾の新年会として、上田市のそば店「くろつぼ」さんに会場をお借りして開催されました。新年会の内容はというと、なんと「一品持ち寄り+レシピ付き」「各店舗のそば食べ比べ」です!



















各店舗の美味しい肴を味わいながら、料理の勉強もできる!さらには、参加店舗の11種類のそばをテイスティング!!!







沢山あったので、全て写真は撮りませんでしたが、どれもその店主の人柄が表れた美味しい蕎麦でした!

同業者同士でこんなことしてるのって、普通に考えたらあり得ないことだと思います。自分が修業や勉強して身に着けたものを、公開するなんて簡単なことではありません。

◆ではなぜそれが可能なのか?

それは、ここに集まる方の意識の高さ、お客様に喜んで頂きたいと思う気持ち、もっともっと勉強したいという向上心、そしてみんなを信頼しているハートだから成り立っているのです!お互いがいい刺激になり、高みを目指そうという関係があっての「蕎匠塾」なんです!それと・・・とにかく楽しいんですよ!!!





















そば屋だけではなく、製粉メーカーさんもメンバーに入っているので、色んな情報を教えて頂くことができます!また、開業準備中の方もいるので、いい勉強になると思います!蕎匠塾は、みんなで創り上げていく塾です!今後の勉強会の内容は、メンバーから出た意見をまとめ、以下のことを考えています!

1.出汁の勉強会
鰹節屋さんを呼んで、色んな出汁を味わったり、特徴を教えてもらったりする。

2.石臼の勉強会
目立ての仕方や、石臼の仕組みなど、専門家に来てもらって勉強会を企画する。

3.食材の共有
皆さんお付き合いがある農家さん、生産者さんなど、こだわり食材を紹介しあって、テーマを決めてメニュー化する。

4,1日入店体験
蕎匠塾のメンバーは、学びたいと思うお店に事前にアポを取り、1日体験スタッフとして働く。目的は、そのお店の中を勉強会できる。そば打ち、出汁引き、茹で方など業務全般を学び合える。

5.工場見学
高山製粉さん おびなた製粉さんへ行く!


こんなに意識の高いおそば屋さん同士だから、そば屋がそば屋に惚れてしまうんです♫

【蕎匠塾 新年会参加店舗】

≪そば処 くろつぼ≫
住所:長野県上田市常磐城3−7−37
電話:0268-29-6767
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


≪蕎麦切り よし吉≫
住所:長野県上田市仁古田483
電話:0268-31-3837
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


≪そば処 いちや≫
住所:長野県上田市住吉1160
電話:0268-25-1841
地図:「ここをクリック」


≪蕎麦料理處 萱≫
住所:長野県千曲市戸倉1855−1
電話:026-276-7205
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


≪信州手打ちそば そば幸≫
住所:長野県東筑摩郡山形村下竹田7259
電話:0263-98-2075
地図:「ここをクリック」


≪朝日そば ふじもり 自家製粉十割そば≫
住所: 長野県東筑摩郡朝日村西洗馬828-1
電話:0263-87-3981
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


≪うめ心≫
住所:長野県松本市島内4151-1
電話:0263-88-5538
地図:「ここをクリック」


≪はりこし亭≫
住所:長野県小諸市古城乙1210
電話:0267-26-6311
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


≪そば処 岳家≫
住所:長野県岡谷市湊5-13-7 パウワウビレッジ1階
電話:0266-78-8846
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


今回参加できなかった素敵な蕎麦屋さんは、また改めてご紹介しますね!

私たちは、最高の信州そばを提供するために、共に学び、共に成長し合う同志として、これからも楽しみながら活動していきたいと思います!

参加したい蕎麦屋さんも募集してます!我こそはと思う方は、上記のお店にご連絡ください!一緒に楽しみながら学び合いましょう!!!


≪そば処 木鶏≫

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 07:45Comments(2)同志

2018年02月21日

36歳になっても、泣き虫は直りません・・・。

◆こだわりの海老を知る!

2月14日。
前日のイベント疲れも、若干残しながら、それでも朝になると力が湧いてきます。その理由は、この日から二日間、勉強のためにと、食材巡りや酒蔵、蕎麦屋さん巡りが出来るからです。

スタートは、いまふくの中根さん夫妻と、菊谷さんと、福岡から参加の平川さん、そして、京都でガレット専門店をやっていらっしゃる橋本さんの6人で行動!

午前中は、菊谷さんがお店でも使っている「海老」工場の見学です。大阪茨木市中央卸売市場内にある「パプアニューギニア海産」は、その名の通り、パプアニューギニアから直接輸入している天然海老の卸業者さんです。

代表の武藤さんは、心からこの天然海老を愛し、この海老に関わる全ての人を幸せにしたいと願う、とっても熱い方です。30年間、パプアニューギニアから海老一本で仕事をしてきた実績は、歴史だけではなく、中身もしっかりとされています。どんなこだわりをお持ちなのかは、HPをご覧いただいた方が良さそうなので、そちらをチェックして下さい!

【パプアニューギニア海産HP⇒「ここをクリック」

試食をさせて頂きましたが、甘みも強く、海老の香りの余韻もまた格別でした!木鶏でも、この海老を使った限定メニューを企画しています!どんな仕上がりになりますかねー!武藤さん!ありがとうございました!!!



◆大阪のそば屋巡り!

お昼は、大阪市内へ車で移動し、ここで「蕎麦手帳」の著者としてもお馴染みの、太野先生、そば切り荒凡夫の橋本さん、さらには、お燗酒専門店「燗の美穂」の美穂さんも合流してそば屋巡りが始まります。

まずは、昨年5月の関西交流会に来て下さった、植田塾さんへ。植田さんは、そば教室を中心に、お昼はランチ営業もされています。関西でなじみが少ない「そば打ち」の窓口として、多くの方をご指導されていらっしゃいます。植田塾さん出身のお蕎麦屋さんも、多数いらっしゃいます!その貢献度は、とても大きいと思います!

次に訪れたのが、大阪北浜にある「笑日志(えびし)」さんです。南出さんは、もともと大工さん!この物件に惚れてから、そば打ちを習いだしたそうです!

南出さんが惚れ込んだ物件は、とても素敵な空間でした。もちろん内装は、元大工の南出さんご自身で。お蕎麦もとても繊細で、何種類も食べさせて頂きました!





大阪でも!オッケー!もっけー!皆さんのご協力がとても嬉しかったです(笑)



前日のそば会にも来てくれた、現在、笑日志さんで修業中の山本さん!将来は、地元静岡の浜松でお店を開業されたいそうです!キラキラした瞳がとても素敵でした!頑張って下さいね!またお逢いしましょう!!!



≪笑日志(えびし)≫
住所:大阪府大阪市中央区平野町1丁目1−2
地図:「ここをクリック」
電話:06-6232-3733
食べログ:「ここをクリック」


◆一同!奈良へ!

次なる目的地は、大阪から奈良へ!まずは、創業300年の歴史を持つ「久保本家酒造」さんへ蔵見学です!さすが奈良を代表する蔵元さんです!建物がとっても立派でした!造りのお忙しい中、丁寧なご説明ありがとうございます!数本仕入れてきたので、お店でも味わって頂けます!



≪久保本家酒造≫
住所:奈良県宇陀市大宇陀出新1834
電話:0745-83-0036
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」


蔵見学の後は、この旅でも大きな目的の一つ、奈良の名店「一如庵」さんへ!店主の桶谷さんとは、一度木鶏に来ていただいた後、昨年5月の関西そば職人交流会にもご参加いただき、ずっと行きたかったお店です。この日訪れたのは二度目ですが、コース料理を頂くのは初めてです。

築150年の生家を改装されたお店は、唯一無二の空間・・・そこへ、桶谷さんの繊細なお料理が運ばれてきます。







お料理が美味しいのはもちろんですが、器の使い方や、盛り付け方など、桶谷さんのセンスの良さに、思わずため息が出てしまいます・・・。後半のそばは、もう写真どころではなく、一心不乱に頂きました。

わざわざここへ来るためだけに、旅行のプランを作られてもいいと思うくらい素敵なお店です!本当に一度は出掛けてみて下さい!桶谷さん!楽しいひと時をありがとうございました!!!



≪蕎麦・菜食 一如庵≫
住所:奈良県宇陀市榛原自明1362
電話:0745-82-0053
地図:「ここをクリック」


◆奈良から和歌山へ!

2月15日。
いよいよ最終日です!前日泊まらせて頂いたのは、一如庵さんから車で15分ほどのところにある「ゲストハウス奈の音(なのね)」さん。こちらも築120年の建物を改装されて作られています!とても趣のある雰囲気の中、ゆっくり過ごさせて頂きました!!!





前さん夫妻!お世話になりました!

≪ゲストハウス 奈の音≫
住所:奈良県宇陀市大宇陀西山91
HP:「ここをクリック」


最終日も、スケジュールはびっしりです!まず、午前中は、奈良県御所市「千代酒造」さんへ酒蔵見学です!昨日に続き、この旅二度目の蔵見学ですが、それぞれの想いや空間を拝見すると、酒の味の違いというか、目指しているところなど、とても勉強になりました!キレッキレの酒!是非おすすめしたい蔵元さんでした!お忙しいところありがとうございました!

≪千代酒造≫
住所:奈良県御所市大字櫛羅621
電話:0745-62-2301
HP:「ここをクリック」



いよいよこの旅の最終目的地、大阪から和歌山に移転された「あまの凡愚(ぼんぐう)」さんへ。大阪でも、たくさんのお弟子さんを育て、みんなから「おとうちゃん・おかあちゃん」と慕われる真野ご夫妻とは、いったいどんな方なのか、どうしてもお逢いしたかったのです。

その答えは、お逢いしてすぐに伝わりました。言葉ではうまく説明できないのですが、真野さんの身体からにじみ出ている優しさとかが、直感で感じることが出来ました。

お店の空間もまさに「凡愚ワールド」です!ここには、終始穏やかな空気が流れていました。















東京目黒区で「いいかげん」というそば屋さんを営んでいる神藤さんは、凡愚さんのそばを食べてそば屋になろうと決めたそうです!そんなお二人が、久しぶりの再会を果たし、昔話を楽しそうに話されている姿に、一同はほっこりした気持ちになりました。なんかいいっすよね!こういうのって!

お蕎麦も、どれも真野さんのお人柄が表れているものでした!







ふと、トイレに立ち寄ると、素晴らしい言葉が刻まれていたので、シェアさせて頂きます。



旅のうた

日常をはなれ、本来の自分を取り戻す創造的であるために、旅をして学び、旅をして発見する。本のページをめくるように旅をする。驚きと発見、そしてあふれる好奇心。目の前に広がる景色にわくわくする。世界の大きな懐に、私の全てを委ねてみる。旅を続けること。それは生きることへの挑戦なのだ。さあでかけよう。可能性の扉のかぎをもって。人生は限りなく自由で、どこにでも行くことができる。


なぜかトイレに入った時、この言葉が不思議と心に入ってきました。まだまだ自分は、そばの世界のひよっこだなー。諸先輩のカッコいい生き方に、憧れを持ちつ、自分は自分の歩むべき道を進もうと、背中を押して頂いたような気がします。

真野さん!お逢いできて本当に良かったです!ありがとうございます!ありがとうございます!!!



≪あまの凡愚≫
住所:和歌山県伊都郡かつらぎ町上天野204
電話:0736-20-6800
HP:「ここをクリック」


こうしてすべての日程を無事に終え、最後は京都「いまふく」さんへ戻りました。夜行バスまでの数時間。中根さん夫妻と菊谷さんと軽く食事をしながら、今回の関西交流会を振り返りました。

四日間もご一緒させて頂くと、まるで合宿のようで、ものすごい親近感というか、深い絆で結ぶことができたというか・・・。いざ別れの時、高速バス乗り場まで見送りに来てくれた三人の前に、思わず号泣してしまった私がいます。



いくつになっても泣き虫は直りません・・・。この旅で、また大きな学びがたくさんありました。もっと蕎麦が好きになったし、もっともっとそばを打ち続けたいと思いました!

関わって下さったすべての方,そして、木鶏のお客様には、この場をお借りして、心からお礼を申し上げます!!!また、四日間も快く送り出してくれた女将さん!本当にありがとね!!!あなたが絶対的に支えてくれるから、頑張れる自分がいます!



「今回も、たくさんの笑顔を創ってきてね!」
そういって送り出してくれることが、どんなに幸せなことか・・・。

関西そば職人交流会!第二弾!~完~


≪そば処 木鶏≫

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  

Posted by カズキ at 06:00Comments(2)同志

2018年02月20日

まずは蕎麦屋同士が楽しむこと!

◆人と人を繫ぐそば会 in 京都!



「いまふく」×「菊谷」×「木鶏」

いよいよ待ちに待ったイベント当日!朝から気合いのこもったそば打ちが始まります!







コラボそば会の醍醐味は、なんと言っても普段見ることが出来ない、そば職人さんの仕事を拝見できることです!一つひとつの所作に、その方の想いや意味合いがあり、その感性に触れるだけで、大きな勉強になるのです!

この日も、中根さんのど変態な(誉め言葉です)そば打ち、また、何度見ても勉強になる菊谷さんの音符が出るようなリズミカルなそば打ちを拝見して、自分もこんな感じでやってみよう!となるのです。

また、準備段階も面白いんです!普段使ったことがない厨房での仕事は、脳みそを120%使うので、アドレナリンが出まくります!また、そのお店のやり方の工夫など、小さなことでも大きな学びになります!



慌ただしく準備が進み、まずは昼の部、11名様をお招きしての開催です!このそば会に至るまでの中根さんの想い・・・そして、菊谷さんの一言には、胸が熱くなりました。





いよいよ開宴!

お酒は、各店舗から想い入れの日本酒をチョイス!



お料理は、いまふくさんの盛り合わせ。どれも丁寧な仕事をされていて、とっても美味しかったです!



菊谷さんの酒肴盛り合わせ。これはお酒なしにはいられません!



木鶏は、まだまだ寒さが厳しかったので、温かいものをと、ぎたろう軍鶏の茶わん蒸しと、そばがき軍鶏南風を出しました。





夜の部については、菊谷さんは、会津産の馬刺し、木鶏は、ぎたろう軍鶏むね肉のたたき、いまふくさんが天然フグのあんかけを♫







これにはお客様もご満足いただけたようです!

お蕎麦は、各店舗一種類ずつご用意しました。

木鶏・信州大学野辺山産 キタワセ十割



菊谷・益子産秩父在来二年熟成 緑色選別十割



いまふく・福井県丸岡産 発芽蕎麦



各店舗のつゆの味比べもできるので、そば好きなお客様にとっては、こんな贅沢はありませんよね!!!



人と人を繫ぐそば会のもう一つ大切にしていること。それは、お客様に自己紹介して頂くことです。その方の話を聞いて、意外な繋がりがあったり、新しい出逢いの場になったりと、面白い形が生まれます!



















楽しい時間はあっという間です!まずはお昼の部、素敵なお客様に恵まれて、大盛会のうちに終えることが出来ました!!!ご参加下さった皆様!ありがとうございました!!!



◆夜の部の開宴!

昼の部を終え、流れがある程度読めたので、夜の部は気持ちもリラックスして臨めました。夜の部も満員御礼の11名様です!

調理もますます楽しく!











息のあったコンビプレーで、料理も昼以上にスムーズに提供できました!相手が今何を望んでいるのかとか、自分はどのポジションをこなせばいいかなど、誰が何を言うわけでもなく、経験を重ねると自然な流れが出来ていました。すべては、お客様に喜んで頂きたい一心で・・・。

夜の部は、お酒も入り、皆さんのそば愛、お酒愛など、色んな話をお聞き出来ました!



















昼の部、夜の部ともに、この日集まったお客様は、こんなにも蕎麦を愛しているのかと驚きました。蕎麦屋さんも来られたり、そば打ちをされている方や、全国のそば屋巡りをしている方、またそばで地域の活性を企画している方まで・・・一人ひとりの言葉には、熱い想いがあり、それぞれが、このイベントに参加できてよかったと言って下さいました。

企画から本番に向けての準備は、本当に大変ですが、参加された方々の笑顔に触れる度、やっぱりやって良かったなと思います!!!



中根さん!女将さん!そして菊谷さん!この度は素敵な機会を与えて頂き、本当にありがとうございます!イベントの後の達成感は、やり切った人にしか味わえない感動ですね!!!



これからも、そばを通じてたくさんの笑顔を創っていきましょう!!!

追伸:

打ち上げの時のそば談義が盛り上がり・・・深夜3時まで続いたのはここだけの話にして下さい(笑)

【コラボそば会店舗】

≪手打ち蕎麦 いまふく≫
住所:京都府京都市伏見区深草町通町26
地図:「ここをクリック」
電話:075-643-1958
HP:「ここをクリック」


≪手打そば 菊谷≫
住所:東京都豊島区巣鴨4丁目14−15
地図:「ここをクリック」
電話:03-3918-3462
ブログ:「ここをクリック」


≪そば処 木鶏≫

住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


Posted by カズキ at 16:00Comments(0)そば会

2018年02月19日

京都に集う関西のそば職人!

◆関西そば職人交流会 第二弾!前夜祭!

2月12日。
この日は、昼営業を終え、巣鴨の菊谷さんと一緒に京都へ向かいました。



途中、中央道が大渋滞予想のため、急遽、雪の木曽路を南下して、中津川インターから京都を目指しました。後から聞いた話ですが、同じくお昼ごろ上田市から京都を目指していた方が、渋滞にはまり、着いたのが22時頃だったそうです。

この日は、そば会の前日。打合せも兼ねて前日入りすることは、いつも大切にしています。折角なら、関西のお蕎麦屋さんもお誘いして、軽く一杯飲みましょう!とお声かけさせて頂きました。

来て下さったのが、大阪北浜にある笑日志 (えびし) の南出さん、同じく大阪東三国にある甚九郎(じんくろう)の森本さんです。たまたま旅行に来ていた、木鶏の常連でもある原田さんも交えて前夜祭は行われました。







いまふくさんのお料理、お蕎麦に舌鼓!お酒も入り、楽しい時間は過ぎていくのでした♫



南出さんは、この日も含めて4日間お逢いする予定です!昨年5月の関西そば職人交流会では、ゆっくりお話しできなかったので、いい時間を過ごさせて頂きました!

また、森本さんとも、まだお逢いしたばかりだったので、とても有意義な時間になりました!お忙しい中、わざわざ来て下さり、ありがとうございました!!!

なぜそば屋になろうと思ったのか?その経過をお聞きするだけでも違いますよね!それぞれの方に、それぞれのストーリーがあるものです!!!



追伸:

南出さんと森本さんは、この日が初めての出逢いでしたが、関西のノリで、腕を組みながら最終電車へと向かいました(笑)



【交流会参加店舗】

≪笑日志(えびし)≫
住所:大阪府大阪市中央区平野町1丁目1−2
地図:「ここをクリック」
電話:06-6232-3733
食べログ:「ここをクリック」


≪甚九郎(じんくろう)≫
住所:大阪府大阪市淀川区東三国4丁目4−11
地図:「ここをクリック」
電話:06-6399-7118

食べログ:「ここをクリック」

そば職人交流会は、まだまだ続きます!!!次回は関西初のそば会編です!!!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 07:20Comments(0)同志

2018年02月18日

【入園・入学】ミシンが苦手なお母さんへ!

◆春の新生活応援フェア!

昨年7月に、木鶏で子供服の展示会をして下さった「ラズベリーガール」の田川さん。田川さんは、子供服を販売するのが目的ではなく、自分の愛する子供に、お母さんが洋服を作ってあげるお手伝いをと、洋裁教室を開いています。

一見難しそうなミシンを使った洋裁・・・でも、田川さんの丁寧な指導によって、初めた初日に洋服を仕上げたお母さんがいるほど、その教え方には定評があります!

今回は、気軽にミシンを楽しんで頂こうと、入園・入学グッズの製作で忙しいお母さんのために、体験レッスンを企画してくれました!ミシンが苦手なお母さん!ぜひこれを機に一緒に楽しんでみませんか?それでは体験レッスンのご案内です!



≪入園・入学グッズの体験レッスン≫~コップ袋を作ってみよう~

日時:2月25日(日)15:00~17:30
会場:そば処木鶏
住所:東筑摩郡山形村5511-7
地図:「ここをクリック」
定員:3名

料金:通常レッスン代4,500円+材料代⇒体験レッスン特別価格2,980円!

毎日使うものだからこそ、ひと手間をかけて。

【ラズベリーガールの入園入学グッズの3つの約束】

1、上質な生地とかわいいデザイン
2、お子さまが使いやすい
3、きれいな仕上がり










コップ袋の縫製が基本です!他の園グッズも応用して縫えるようになりますよ!

ご予約方法は「ラズベリーガール」専用予約フォームで⇒
「ここをクリック」


木鶏でも予約を承ります!
電話:0263-98-2099


ミシンの台数上、定員は3名様です!早くも1名様が決まっているので、残り2名様です!今回は、木鶏の特別企画という事で、女将さんの手作りお菓子もセットです!お申し込みはお早めに♫

【ラズベリーガール】

住所:長野県松本市蟻ケ崎4-7-5
電話:0263-98-6468
Mail:info@raspberry-girl.com
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 07:40Comments(0)ご案内

2018年02月08日

小布施町「せきざわ」女将さんが伝えてくれたこと・・・

◆女将さんと蕎麦屋デートに行ってきました!

2月5日の定休日。

この日は、女将さんと二人きりで、小布施町へと車を走らせました。その目的は、私が日本一大好きな蕎麦屋「せきざわ」さんへ行くためです。



以前、巣鴨の菊谷さん、上田市の福崎さんと一緒に食べた「そば会席」が忘れられず、あの感動を女将さんと一緒に感じたかったのです。

女将さんと二人きりの時間は、なかなか作ることが出来ません。よし!今日は!というときほど、小学校や保育園から連絡があり、やれ熱が出たとか、頭が痛いとかで迎えに来てほしい・・・。小さいお子さんがいるご家庭では、痛いほどわかって頂けると思います。

この日も、少しドキドキしながら食事をしていましたが、どこからも電話が来ることなく、女将さんと二人で、そば会席を堪能することが出来ました。

せきざわさんは、料理を楽しんで頂くために、店内の写真撮影を禁止しています。それだけこの「一瞬」に魂を込めているのです。その一品一品を味わう度に、女将さんと顔を合わせ、思わず幸せすぎて笑顔が飛び交いました。

帰り際に、せきざわさんの女将さんと話をすることが出来ました。女将さんは、私たちにとても大切なことを伝えて下さったのです。

「私たちは、いつも二人の時間を大切にしてきました。共働きの基本は「夫婦」だと思っています。夫婦があって、家族があって、そしてお店がある。まずは、お互いが常に相手を思いやる気持ちが大切ですよ!」

その言葉の背景に、関澤さん夫妻の揺るぎない「愛」を感じました。お店創りは、いつもお二人で考えてこられたそうです。器選びにしても、メニューにしても、二人で意見を出し合って築きあげてきた。そこへ、二代目の草太君が加入したことで、また新しい風が入ってきて良かったと・・・。

私が「せきざわ」さんを好きな理由はここにあります。お蕎麦が美味しいのはもちろん、本当に「家族」を大切にしながらそば屋を営んでいらっしゃるからです。

今回、女将さんと二人で行けて、本当に良かったです。改めて自分たちが大切にしなければならないもの。そして、築き上げていかなければならないことを教えて頂いた気がします。

まだまだ結婚して10年です!関澤さん夫妻のように、いつまでもいつまでも仲良しでありたいっすね!

「夫婦円満」

やっぱりここっすね!!!女将さん!ありがとうございました!!!



そして、そのご両親の愛情をたっぷり受けた草太君!本当に素敵な息子さんです!内に秘めた熱い魂をいつも感じています!



長野県に移り住んで、お客さんに、信州に住んでるなら一度は行っておいでと言われ、初めて心から感動したおそば屋さん。その憧れのせきざわさんと、こうして関係を創らせて頂けたことに、心から感謝しています!

毎年秋に、せきざわさんのそば畑に出掛けるたび、そのそばに対する姿勢に、いつも感動しています。お陰様で、色んなご縁を頂き、そしてもっともっと蕎麦が大好きになりました!!!

これからも、まだまだ勉強させてください!今後とも宜しくお願い致します!

≪せきざわ≫

住所:長野県上高井郡 小布施町中松872−9
電話:026-247-5652
HP:「ここをクリック」
地図:「ここをクリック」


追伸:

女将さんと二人で、ただ「そば会席」を食べに行ったわけではありません!木鶏では木鶏のそばを楽しんで頂ける「そば会席」を構想しています!お楽しみに!!!


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)家族

2018年02月07日

【3.11】に伝えたいこと・・・

◆私には尊敬している大先輩がいます!

2011年3月11日。東日本大震災。
あの日本中が悲しみにくれた震災から、もうすぐ7年を迎えます。

震災後、ある一人の男性が支援活動を始めました。その方の名前は「高橋 泉」さんです。高橋さんは、福島市出身で、現在は長野県の伊那市にお住まいです。震災後すぐに「ネットワークkizuna~きずな~信州」を立ち上げ、支援物資を被災地に届ける活動を始められました。

二年目からは、被災者の皆さんの心に寄り添うということを主眼に活動されてきました。高橋さんたちが特に大切にしてきたのが子供たちです。

子供たちが笑顔なら、大人たちも笑顔になってくれる!子供たちが元気なら、大人たちも元気になってくれる!そのことが必ず被災地の復興につながる!!そんな想いで支援の活動を続けてこられました。

被災地の少年サッカーチームと、信州の少年サッカーチームの交流大会のバックアップや、被災地の子供たちにクリスマスプレゼントを届けるプロジェクトなど、毎年身を削る思いで「継続」されてきました。

どんなに大変でも、愚痴を言うわけではありません。いつも子供たちのことを想い、頭を下げて、たくさんの方に協力を呼び掛けている姿、私は同じ福島市出身の後輩として、心から高橋さんを尊敬しています。

そんな高橋さんは、昨年、サッカーの交流大会もクリスマスプロジェクトも、ファイナルと題して、一つのピリオドを打ちました。はたして、どんな想いで、どんな未来を描いてファイナルという形を選ばれたのか?

これを機に、高橋さんの声を、少しでも多くの方に触れてほしいと、木鶏で高橋さんのお話会を企画しました。あなたも一緒に、もう一度東北に想いを寄せながら、高橋さんの今までも活動、そしてこれからの未来の話を一緒に感じ合いませんか?

≪ネットワークkizuna~きずな~信州 高橋泉さんのお話会≫

日時:3月11日(日)
15時~受付 15時30分~16時30分まで
場所:そば処木鶏
住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
地図:「ここをクリック」
定員:22名
会費:500円(女将特製 お茶菓子・お茶付き)
受付:そば処木鶏 電話 0263-98-2099


フェイスブックをご利用の方は、直接、塙和貴までメッセージを頂くか、木鶏のフェイスブックページへご連絡をお願いいたします。

一人ひとり想うことは様々です。

2018年3月11日。
あなたはどう過ごされますか?



  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)ご案内

2018年02月06日

麺屋「木鶏」始めます!

◆ただ「美味しい!!」を作りたくて・・・

私の中で、最近はまっているものがあります。それが「チャーシュー」です。

きっかけは、先日、木鶏で開催されたそば屋新年会でのことです。



東京小平市にある「佳喬庵」さんが、鴨肉ロースを持ち寄って下さいました。その鴨肉のシットリとした食感と歯切れの良さ、まさに絶妙な火の入れ具合に、思わず美味しい!と絶叫をし、すぐに佳喬庵さんへ電話をしてしまいました!

すると、店主の大腹さんは、その作り方を惜しみなく教えて下さいました。早速、ぎたろう軍鶏でチャレンジしてみたら、これがまた美味しく仕上がったのです!私は、もっと肉厚のお肉でチャーシューを作りたくなりました。

そこで選んだのが、木鶏でもお馴染みの「安曇野放牧豚」です。早速、藤原さんに連絡をし、今回の主旨をお伝えしたところ、うで肉を分けて下さいました。

このうで肉がまた、脂と赤身のバランスがよく、チャーシューにしたら、美味しさのあまりもう絶句です・・・。



このチャーシューを中心に、蕎麦との相性を考えて作られたメニューがこちらです!!!

≪安曇野放牧豚の炙りチャーシューそば≫ ・・・1,480円(税別)



かつおだしと軍鶏ガラスープのダブルスープに、チャーシューと煮卵、香味野菜をトッピング!ラーメンとそばのギリギリのラインにチャレンジした温かいお蕎麦です!

ラーメン好きのあなたにも、是非味わって頂きたい一杯です!!!

追伸:
大腹さんは、いつもウェブ上では顔を一切公表しないというポリシーをお持ちの方です。本当に素敵な方なのですが、お顔はご想像にお任せします(笑)大腹さん!ありがとうございました!!!


(右から二番目のマスクで顔を隠している方が大腹さんです)


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」

  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)ご案内

2018年02月05日

もっともっと蕎麦の勉強がしたい!!!

◆2月の営業日と臨時休業のお知らせです!

2月は、年間を通してお店の忙しさも穏やかな月です。私は、1月・2月をどう過ごすかで、その1年が大きく変わると思っています。

そこで今回、12日の祝日の振替休日を利用して、関西のそば屋研修へ出かけようと思います。関西は今、とても個性的で、素敵なお蕎麦屋さんが、たくさん点在しています。その中でも、名店と言われるそば屋さん巡りもしてきたいと考えています。

≪2月の営業日と臨時休業≫

2月11日(日)昼・夜営業
2月12日(月)昼営業のみ

2月13日(火)京都府伏見「いまふく」さんでそば会
2月14日(水)そば屋さん巡り
2月15日(木)そば屋さん巡り

2月16日(金)通常営業予定


もっともっと勉強して、お客様に喜んで頂く仕事ができるよう頑張りたいと思います。

こうして行かせてもらえるのも、妻の理解があってのことです。彼女には本当に頭が上がりません。ありがとう・・・。お時間がある方、ぜひ彼女に声を掛けてあげて下さい。一緒にご飯とか、喜ぶと思います!

生涯そば打ちでありたい!そのためにも、たくさんの職人さんと出逢って、一つでも自分に吸収して、日々最高のそばを打てるように精進していきたいと思います!どうかご理解のほど宜しくお願い致します!!!




【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)ご案内

2018年02月02日

そばを打つ時の「水」を考える

◆山形村にあった美味しい湧き水

山形村に移り住んで丸四年。

ある方の話から、山形村にも美味しい湧き水が出ている場所があることを聞きました。

湧き水のある場所は、山形村にある「株式会社オーイケ」さんの事務所の脇です。



清水しん泉(きよみずしんせん)と名付けられた水は、鉢盛山系清水高原大地の、地下160メートルからくみ上げられた天然地下深層水です。

地下深層水とは、あまり水を通さない、難透水岩盤層にて何度も濾過され、地下深くにある天然の岩深水です。地下水を掘るのは無理だろうと言われたらしいのですが、掘削を繰り返し、ようやく奇跡的に湧水された天然水なんだそうです。

オーイケさんでは、この天然地下深層水を工場内で使用するとともに、本社事務所横の水汲み場を一般開放し、地域住民の方々に、気軽に利用してもらっています。

この日も、水を汲みに行くと、知り合いとばったり会いました。この方は、この水を知ってから、口に入れるものすべてをまかなっているそうです。飲料水はもちろん、お味噌汁やご飯を炊く水としても使っているとのこと。

私も、初めてこの水を口にした時、非常にミネラル感を感じ、率直に美味しいなって思いました。水質としては、写真の通りです↓↓↓



※オーイケさんのHPからもご確認いただけます⇒「ここをクリック」

◆「美味しい!」はお客様が決めること

私はあまり「俺は拘っている!」というのが好きじゃありません。どうだ?俺のこだわり凄いだろー!と言っているかのように、聞こえるのが嫌なのです。

とにかく何でもやってみたい!からすべてがスタートしています。食材選びも、その生産者の方や、業者さんが好きだから、使わせて頂きたいと思って、お取引させてもらっています。

今回の水の件も、地元山形村で育ったそばを、地元の美味しい水で打ってみたい!という想いからスタートしました。すべては、巡り合わせ、出逢いだと思っています。

今まで蕎麦を打つ水は、浄水器を通した水を使っていました。このお水もすごくライトな感じで、お気に入りです。この水は、引き続き、そばをゆでる時、〆る時、出汁をとる時に使っていきます。

そばを打つ水に関しては、この「清水しん水」をしばらく使ってみようと思います。水を変えたからといって、劇的に大きな変化が生まれるとは思いません。すべての「美味しい!」は、お客様が決めることですもんね!

このお水を、一滴も無駄にせず、大地の恵みに感謝して、そば打ちに励みたいと思います!

≪清水しん泉が汲める場所≫

【株式会社オーイケ】

住所:長野県東筑摩郡山形村54-1
電話:0263-98-2238
地図:「ここをクリック」
HP:「ここをクリック」



地域のために、こういう場を提供して下さるのは私たちにとってもありがたいことですね。なお、オーイケさんでは、安心して水を利用して頂くために、定期的に水質検査を行っています。


【そば処 木鶏】


住所 :長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話 :0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 06:00Comments(0)地域のこと