2018年07月30日

子供たちとの夏休み!!!

◆「今」を楽しみたい!

小学生の上二人が、夏休みになりました。とはいうものの、お店をやっている限り、なかなか子供たちと出かけることは難しいです。

そんな中、昨年からチャレンジした「家族キャンプ」を今年も行こう!と、保育園時代から仲の良い家族と、春先から計画していました。

お店を始めた時は、長男はまだ年長さんでした。

しかし、今はもう、小学校4年生です。もう少ししたら、家族といるより、友達優先になったり、部活も始まれば、なかなか休みも取れなかったりと、家族が一緒にいる時間は、限られてしまいます。

子供たちと、その「限られた時間」を楽しませていただくために、以下のお休みを頂います。

7月30日・31日(月・火)

7月30日~31日は、キャンプに行かせて頂きます。夏休みの絵日記に、このキャンプの楽しさを書いてもらえたら嬉しいです!!!!




【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)家族

2018年07月24日

さよならバス・・・。

◆突然の悲しい通知・・・

そば処木鶏のシンボルマークでもあった、木鶏号ことワーゲンバス・・・。この春、車検を控えていたので、いつもお世話になっている車屋さんへとお願いしました。

しかし、数日後、私たちにとって、とても悲しいお知らせが届きました・・・。

この十数年、雨の日も、そして雪の日も頑張ってきたせいで、ボディーの腐食がひどいとのこと。

このままでは、安全面を考えて、整備だけをして車検を通すことは心配だと話がありました。

急にそんなことを言われても、当然ショックが隠せず、女将さんと連日話し合いが続きました。

車をレストアするには、大きなお金が必要です。しかし、私たちは今、そのお金を準備することはできません。

子供たちにかかる教育費、お店のローン・・・。どこを叩いても、お金は出てこないのです。

しかし、今、手放してしまったら、もう二度と私たちの前に現れることはないでしょう。

◆女将と出逢えたきっかけがワーゲン!

今から12年前。

福島県から長野県に移り住んだ時、私は福島から空冷のビートルに乗ってきました。このビートルがご縁で、長野でも友人がたくさん出来ました。

その中の、一人の友人の紹介で、私は空冷ワーゲンバスに乗っていた、彼女と知り合いました。




その出逢いがきっかけで、お互いに生涯を共に生きよう!と、想い合える相手となり、現在に至ります。結婚した時に、二台空冷ワーゲンはさすがに難しいとのことで、ビートルは泣く泣く手放しました。

それから間もなく、子供を授かり、一緒に家族で出掛けたり、そば道具を積んで、全国に出張そば打ちに行ったりと、塙家にはなくてはならない存在でした。

いつでも一緒・・・どこへ行くのにもバスと一緒に、人生を生きる「旅」をしていたのです。いつかは別れが来ることが分かっていたのですが、あまりにも突然すぎて・・・。

そんな中、昔からお世話になっているワーゲン乗りの先輩が、とりあえず廃車届けだけ出して、うちのガレージに入れておきなよ!ちょうど空いているから、いつかお金がたまったら、直せばいいじゃん!と、声を掛けて下さったのです・・・。

もう言葉にならないくらい、感謝の一言でした。私たちは、先輩の言葉に甘えさせて頂きました。そして先日、バスの搬入をしてきました。

お店の前には、あのバスはいませんが、いつか必ず女将さんのため、家族のためにも、復活させてあげたいと思います!周士さん!この度は、本当にありがとうございます!!!



【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  

Posted by カズキ at 06:00Comments(2)家族

2018年07月23日

「蕎麦」がもたらす不思議なご縁!

◆乗鞍高原でソバを蒔こう!!!

7月11日(水)。

この日は、昼営業をお休みさせて頂き、いよいよ乗鞍高原で「乗鞍在来」の栽培が始まります!
【栽培に至る経緯はこちらのブログから⇒「ここをクリック」

メンバーは、竹田の里、代表の賢一くんと、スタッフの青木君、小口さん、竹平さん、そして、名古屋市からは「手打ち十割そば 振甫町 縁」の吉田さん、上田市からは「そば処 いちや」の牧野さんも参加して下さいました。



吉田さんと、賢一くんは、4月に木鶏で開催された4周年記念の蕎麦会で知り合ったばかりです。



その後、賢一くんが名古屋までお店を訪ねたり、7月1日~3日までのそば合宿で、三日間、一緒に時間を過ごし、関係がより深まりました!







また、牧野さんは、たまたま11日に、私がドイツから輸入した「トム臼」を引き渡す予定でした。



しかし、雨で種蒔きが順延したため、木鶏はお休み・・・。牧野さんに連絡したら、どのみち予定が空いているので、手伝いに行ってもいいですかと、声を掛けて下さったのです!不思議なご縁ですね!!!

さて!天気は快晴!先週まで、長雨が続いていたので、圃場が心配でしたが、ここ数日の天気に恵まれ、種まきにはベストコンデションです!

当初、播種は、ばら蒔きでやろうかと考えていましたが、先日、成田のソバ刈りで体験してきた時、手刈りでやるなら、やはり筋蒔きがいいねと、方針を切り替えました。これも経験があってのことですね!







まずは溝を作っていきます!竹平さんもノリノリです!



そこへ、ソバを丁寧に蒔いていきます!心でちゃんと芽が出ろよー!と愛情をこめながら♫





作業は、午前中である程度、形になりました。午後は、獣害対策で柵を畑の周りに立てていきます!



時間にして約5時間!こんなにしっかり畑が作れました!!!





一緒に汗を流しながら、農家さんと作業が出来た経験は、言葉には表せない感動がありました!そして、今回もまた「蕎麦」がもたらす不思議なご縁に、感謝ですね!!!





作業を終えた後は、「乗鞍高原温泉 湯けむり館」で汗を流しました!あー極楽極楽♫

下界に下ってきてからは、木鶏で慰労会!そば談義は、遅くまで続いたのでした(笑)



◆次回!ソバ刈り!

今回、種まきしたソバは、一週間後、ちゃんと芽を出してくれました!



あとは、天候、獣害の被害がなく、無事に秋の実りを迎えることが出来たらと祈るばかりです!刈取りは、9月の下旬を予定しています!また「蕎麦」が繋ぐ、新しい出逢いが生まれたら嬉しいですね!!!

蕎麦は人と人を繫ぐ!!!

【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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Posted by カズキ at 08:00Comments(0)地域のこと蕎麦のこと

2018年07月20日

大きな家族を創りたい!

◆大切なスタッフの結婚式!

7月7日 七夕の日。

この日は、昼営業を終え、慌てて後片付けを行い、待ちに待ったスタッフ晴ちゃんの結婚式へ!

晴ちゃんは、木鶏がオープンした年から、アルバイトスタッフとして木鶏を支えてくれました。子供たちも、晴ちゃん晴ちゃんと、とても懐いていて、スタッフというより、家族のような存在です。

そんな彼女が、今から二年前、大将と女将に紹介したい人がいると、お店に連れて来てくれたのが、新郎の和也くんでした。うちの晴香の心を射止めたのは、どんな男だ!と思っていたのですが、これまたいい男なんですよ!!!

その後、何度か一緒にお酒を飲んだり、雲海を見に行こう!と、高ボッチ高原に車中泊したり、和也くんとも、塙家一同、仲良くさせて頂きました。

そんな二人が、いよいよ結婚!私は、二人に聞いたことがあります。

「何のために結婚するの?」と。

その問いに、和也くんは、頑張り屋な晴香を、全力で支えてあげたい!と。
そして晴ちゃんは、支え合うだけではなく、お互い高め合う夫婦になりたい!と。

この言葉を聞いて、二人なら、きっと素敵な家庭を築いていくんだろうなと思いました。結婚とは、赤の他人同士だった二人が、生涯一緒に生きていこうと決意する日です。

それと同時に、これまで命を繋いでくれたご先祖様に感謝するとともに、自分たちからまた、次世代へ、命のバトンを繋いでいかなければなりません。

「夫婦円満」

この言葉は、とても大切な意味をもたらしてくれると思います。夫婦が仲良ければ、家族も仕事も絶対にうまくいきます。ここが揺るぎない核だと思います。

何かあったとき、そういえば大将が言っていたなと思い出して下さい。これからも、家族ぐるみで末永いお付き合いを宜しくね!

和也くん!晴ちゃん!結婚おめでとう!!!



追伸:

私は夢があります。それは大きな家族を創ることです。スタッフは、働いてもらうだけでなく、本当の家族のような関係を創りたいんです。

嬉しい時は一緒に喜び合い、悲しい時は一緒に涙し、共に支え合える存在でありたいです。木鶏のスタッフは、みんな最高の家族です!!!


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年07月18日

「59醸」さんに囲まれる会?

◆木鶏で59醸(ゴクジョウ)な夜!

7月6日。

この日の夜木鶏は、信州の若き酒造り人「59醸」の五人組を囲む会が企画されました。



「59醸(ゴクジョウ)」さんとは、昭和59年度生まれの長野県の酒蔵跡取り5人が、同じ時代を生きる仲間であり、ライバルであるからこそ同じ想いを共有し、 「この年代だから造れるモノを生み出そう」と結成されました。

メンバーが40歳になるまでの10年間、毎年テーマを変えたオリジナル日本酒「59醸酒」のリリースや、様々なイベント企画を通して、 伝統ある日本酒文化を次の世代に継承し、ゴクジョウの酒を醸し、ゴクジョウな日本酒の未来をつくるために挑戦し続けている熱き5人組です!

なぜ、わざわざ木鶏に来てくれたのかというと、ある企画の打合せと、お互いの親睦を深めるためです。59醸の五人組と初めて出逢ったのが、今年の一月、しなののてっぺんさんとのイベントでした。
【イベントの詳細は⇒「ここをクリック」

その時の打ち上げで、私はある想いを抱いたのです・・・。

◆信州と福島の架け橋を創りたい!

59醸さんの活動は、同業者でありながら、お互いに技術や情報を公開し合い、切磋琢磨できる「同志」として、業界を盛り上げたいという強い信念です。

この五人組を紹介して下さったのが、私が大好きな地酒屋、千曲市にある「酒乃生坂屋」店主の若林さんです。

若林さんは、信州の地酒をこよなく愛し、小さな酒蔵さんでも、頑張っているところなら、全力で応援される、とっても熱い酒屋さんです!信州のお酒を買うときは、いつも若林さんに相談しています!

しかし、福島も負けてはいません!福島市にある「橘内酒店」店主の橘内さんもまた、福島の地酒をこよなく愛し、その素晴らしさを熱く伝え歩く酒屋さんです!

木鶏が、信州で店を構えながら、福島でもなかなか手に入れることが出来ない、銘酒を揃えられるのは、橘内さんのお陰様なのです!

このお二人が出逢ったら、どんなにワクワクすることが生まれるか・・・。何気なく、若林さんと橘内さんに話をしてみたら、是非お逢いしてみたいですね!と、お二人が賛同して下さったのです!

それでは、この夏、一緒に福島に行きましょう!と、若林さんと話になりました。さらに、若林さんが、どうせ行くなら、福島に行ってみたい信州の酒蔵も誘ってみよう!と盛り上がってきたのです!

そこで、手を挙げてくれたのが「59醸」の五人組というわけなんです!この話が決まった時、正直、嬉しくて涙してしまいました・・・。

毎年「59醸」さんでは、研修旅行を企画しているみたいで、ちょうどこの時期に、五人のスケジュールも合うことから、福島に行くことを、今年の研修旅行にしようとなったそうです!

話が冒頭に戻りますが、この打合せのために、木鶏に来てくれたのです!普段は、イベントの主催側として、お酒を注ぐのがお仕事な五人組ですが、この日は、お客さんと一緒に同じテーブルに座り、食事も楽しみつつ、注いで注がれて、盃を交わす!















五人にそれぞれお酒の説明を聞きながら飲めるなんて、本当に59醸(ゴクジョウ)な夜でした!

また、この59醸を立ち上げた経緯、これまでの苦悩など、普段なかなか聞くことが出来ない話まで
とびかいました。

知れば知るほど、微力ながら応援したいと思わせてくれる五人ですね!ご遠方からありがとうございました!来月は、一緒に福島で楽しみましょう!!!また、急遽企画されたイベントにもかかわらず、ご参加下さったお二人にも感謝いたします!



あれ?59醸さんを囲む会?ありゃ!この人数じゃあ、59醸さんに囲まれる会だわー(笑)

◆福島&長野 酒蔵交流会へ!

福島の橘内酒店さんへ、59醸さんがいく旨をお伝えしたところ、せっかくなので、福島の若手の酒蔵さんにも声を掛けてみますよ!と、話がまた盛り上がってきました!どんな夜になるんか、今からワクワクしています!!!

8月某日・・・飯坂温泉が熱くなる!!!

≪酒乃生坂屋≫
住所:長野県千曲市屋代1852−1
電話:026-272-0143
HP:「ここをクリック」


≪橘内酒店≫
住所:福島県福島市南沢又河原前73−52
電話:024-588-5553
HP:「ここをクリック」

≪59醸≫
HP:「ここをクリック」


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 00:00Comments(0)そば会

2018年07月16日

【そば農家とそば屋】二泊三日のそば合宿!~最終日

◆巣鴨「手打そば 菊谷」さんへ再び!

7月3日。
前日、加瀨さんのお店に泊まらせて頂き、一同都内へと戻ります!加瀨さん!お世話になりました!!!



この日は、お世話になった菊谷さんを、巣鴨に送りがてら、そば打ち見学をさせて頂きました。どうしても、菊谷さんのそばが食べたく、無理を言ってお願いしました。やはりこの江戸打ちのそば!たまりませんね!





ここで、三日間お世話になった菊谷さんとお別れです。濃ゆい時間を過ごさせて頂いた分、別れはいつも寂しい36歳・・・。でもまたすぐに逢えますもんね!兄貴!本当にありがとうございました!!!

◆千葉県流山市「すず季」さんへ!

巣鴨を後にした私たちは、次に目指したのが、千葉県流山市にある「すず季」さんです。店主の鈴木さんとは、フェイスブックで繋がりがあったのですが、お逢いするのは初めてです。

色んなそば職人さんから、一度はお逢いしておいた方がいいよ!素敵な方だからと言われていたので、今年は絶対に行こう!と決めていました。

現地では、そばブログ「つれづれ蕎麦」のYukaさん、拝島の「SOBA みのり」店主、加越さん、そして、ワーゲン仲間の桑木さんが合流!

6人で、鈴木さんの蕎麦の世界観を堪能させて頂きました。鈴木さんの丁寧なお仕事!どれも素材の味が生かされていて、ずっと口の中で楽しんでいたい!と、思わせるものばかりです。





また、お蕎麦に関しては、色んな表現方法で食べさせて頂きました。あえて先に産地などは言わず、まずは食べてみて!と。

そうなんです。変な先入観を持たせず、自分の感じるままに蕎麦を味わうこと。どの蕎麦も、感動的な美味しさ!手刈り天日干しにこだわる、鈴木さんのお蕎麦です!













食事を終えた頃に、鈴木さんが蕎麦の話をして下さいました。

鈴木さんは、長年、そば農家さんと時間をかけて信頼関係を築き、いい玄そばを分けて頂けるようになったそうです。その間の努力というか、鈴木さんの真っ直ぐな姿勢に、農家さんも共感して、この人にならと、丹精込めた玄そばを託してもらえることに。

鈴木さんの一言ひとことが、とても胸に響きました。これから新しく乗鞍の地で、そば栽培に関わらせてもらえるようになった「今」だからこそ、ちゃんと農家さんとのつながり、地域の方々としっかり向き合うことが大事だよ!と、背中を押して頂けた気がします!

鈴木さん!!!ありがとうございました!!!お逢い出来て、本当に良かったです!!!



こうして、全てのスケジュールをこなした、私と賢一くんは、心躍り、興奮しながら、信州への帰路へ。行きの車内では、お互いの過去の話もしたり、帰りの車内では、今回の旅で感じたこと、そして、これからどうそば栽培に取り組んで行くかなど、とても有意義な時間になりました。

これだけ一緒に時間を過ごせば、自然と仲も深まりますよね!近くにこんなに熱いそば農家さんがいてくれること、どんなご縁なのか、山形村が益々盛り上がること間違いないです!

賢一くん!行きも帰りも運転ありがとう!!!さあ!一緒に盛り上がっていきましょう!!!!



この三日間で関わって下さったすべての方に、心から感謝いたします!!!

蕎麦は人と人を繫ぐ!!!

【そば農家とそば屋】二泊三日のそば合宿!~完  

Posted by カズキ at 07:00Comments(0)同志

2018年07月11日

【そば農家とそば屋】二泊三日のそば合宿!~二日目

◆暑い!熱い!ソバ刈りだー!!!

7月2日。

この日は、千葉県成田市でソバの手刈りイベントに参加しました。企画は、成田そば農家の上野さんです。思い返せば、上野さんとの出逢いは、二年前の五月、神田「眠庵」さんで企画されたそば屋交流会でしたね!



【参照ブログ⇒「ここをクリック」

あれから二年。
こうして関わらせて頂けることになるとは・・・。ちゃんと出逢うべくして出逢わせてもらえているんだなと、嬉しく思います!

いざ手刈りへ!炎天下の中、蕎麦屋さんをはじめ、色んな方が成田へ集結!しっかり水分補給をしながら、作業をします!



大好きな東十条「一東菴」吉川さん!五日前に高遠でお逢いしたばかりでしたね(笑)



新宿中井「greenglass」関根さんも一週間ぶりの再会(笑)


名古屋市「縁」の吉田さんは、手刈り初体験!自分で体感してみないと、その良さはお客様に伝えられないと、今回初参加です!熱いっすね~!


竹田の里、賢一くんも、汗だくになりながらも、必死で刈取りをしていました!


また、嬉しいことに、竹田の里のスタッフが、自ら志願して手刈りに参加してくれたんですよ!しかも日帰り!!!


刈り取ったソバは、パイプで柱を作り、立てかけて天日干しにします!こういうやり方は初めてだったので、とても勉強になりました!


午前中二時間!たっぷり仕事をした後は、お昼休憩です!美味しい手作りカレーを頂きました!



その隣のブースでは何やら香ばしい香りが!これは!そばガレット!東村山市「そばの実カフェ sora」の小池さんが、ガレットを作って下さいました!菊谷兄貴は、もうお手の物!



みんなもやってみたいと、レッツ!チャレンジ!







始めて食べたけど、生地のカリカリ感と、食材との相性がまた絶妙!もっとガレットの世界観を、勉強してみたいなと思いました!


午後の部は、別の畑に移動して手刈りを行いましたが、炎天下の中だったので、早めに切り上げて本日の作業はおしまい!最後は、お楽しみ抽選会をして、楽しい楽しい手刈りイベントは終了しました!

なぜかリクエストがあったので・・・成田でも!オッケー!もっけ~!(笑)


原点を知る!それを知るか知らないかでは、そば打ちへの情熱は変わると私は思っています。こういう場に来ると、意識が高い蕎麦屋さんと出逢えるのも、また一つの楽しみです!!!

企画された上野さんをはじめ、関わって下さった皆様には、この場をお借りしてお礼を申し上げます!!!本当にお疲れ様でした!!!

◆鴨川市「打墨庵 加瀬」さんへ

今回、千葉に来たもう一つの楽しみは、鴨川市「打墨庵 加瀬」さんへ伺いたかったからです!店主の加瀬さんとは、三年前、小布施町「せきざわ」さんが栄村で取り組んでいる、そば畑の収穫作業でした。

鴨川市というと、千葉県の南部ということもあり、目指さなければなかなか行けない場所です。ずっと行きたかったので、今回のソバ刈りの後に、みんなで伺わせて頂くことになったのです!

素敵な佇まいの外観・・・




この日は、特別にお任せコースをお願いして、加瀨さんワールドを楽しませて頂きました!どのお料理も、素材の味が際立っていました!
















このお三方のノリは、鴨川でも健在です(笑)


色んな話の中で、印象的だったのが「師匠」についてでした。

埼玉県熊谷市にある「蕎麦 藍」の荻原さんの師匠は、菊谷さんと同じで、埼玉県秩父市の「こいけ」さんです。荻原さんが、なぜそばの道を進もうとしたのか?荻原さんの生い立ちから、名人といわれる師匠の小池さんとの出逢いのエピソードなど、話をお聞きできて本当に良かったです!





お料理を出し終えた加瀨さんも、ご一緒に酒を交わさせて頂きました!加瀨さんの師匠も、名人と言われる千葉県柏市「竹やぶ」の阿部さんです。加瀨さんもまた、阿部さんとの出逢いがあり、そばの道を歩むきっかけになられたのです。

阿部さんは、そば打ちだけでなく、独特の世界観をお持ちなのは有名な話です。阿部さんのお弟子さんということもあり、加瀨さんのお店も、遊び心で溢れていました!

店内には、師匠の阿部さんの作品も飾られていました。



それぞれ、色んな方に師事をし、そばの道を歩み始めました。私も、今は亡き、木鶏の親方に出逢えたから、ここまでこれたのです。決して有名な方ではありませんが、私にとっては、最高の師匠です。

ふと、逢いたくなってしまうんですよね・・・。今のカズキはどうっすか?って。きっと、怒られるんだろうな・・・。何も分かってないじゃないか!カズキはカズキらしく、自分の木鶏の道を歩みなさい!って。

加瀨さんの話を聞いて、名人と言われ、たくさんのお弟子さんを育てたられた、竹やぶの阿部さんに、お逢いしてみたいと心から思いました。機会を作って、一度伺わせて頂きます!



この日も、楽しいそば談義は、夜遅くまで続いたのでした・・・。そば職人って、本当にカッコいい!!!

続く・・・。  

Posted by カズキ at 06:00Comments(0)同志蕎麦のこと

2018年07月10日

【そば農家とそば屋】二泊三日のそば合宿!~初日

◆本物を知るために出来ること!

7月1日。

この日は、昼営業を終え、片付けも慌ただしく済ませ、山形村の「農業生産法人 竹田の里」代表の賢一くんと東京へ向かいました。



理由は、2日に千葉県成田市で企画されている、ソバの手刈り作業を体験するためです。今年は、賢一くんの熱意が伴い、乗鞍高原で「乗鞍在来」を自分たちで栽培できるチャンスを頂きました。

賢一くんは、出来るだけ種が混ざらないようにと、コンバインでの収穫ではなく、手刈りにチャレンジしてみたい!ということで、今回、成田そば農家の上野さんが企画する、手刈り体験へ申し込みました!

そば合宿初日は、東京巣鴨「手打そば 菊谷」さんへ向かいました。賢一くんと菊谷さんのご縁は、今年の一月に木鶏で企画されたそば屋新年会でした。



賢一くんは、インフルエンザにより、新年会には参加出来ませんでした。その代わりに、従業員の青木くんが、差し入れとあいさつを兼ねて、つきたてお餅を持って来てくれました。せっかくだからと、そのまま新年会に参加し、同じ農家の上野さんと出逢ったのです!





その後、二月に菊谷さんが木鶏に来た際、改めて紹介しようと賢一くんに電話をし、二人は出逢ったのです。

ここからは、電光石火の菊谷兄貴!

ちょうど、竹田の里さんで、研修旅行を企画していた時期だったのですが、だったら同じソバを栽培している同士、上野さんを訪ねてみてはと話が盛り上がり、その場で電話をして、上野さんの承諾を得たのです!

そして翌月、一泊二日で、菊谷さんのご配慮で、関東のそば農家さんを数軒見学させて頂き、その夜は、菊谷さんのお店で、農家さんを囲む会として、蕎麦会を企画してくれたそうです。

賢一くんは、菊谷さんの心意気に深く感銘し、東京から帰ってきてすぐに私に連絡してくれました。このことがきっかけで、私と賢一くんとの仲も、深まり始めた出来事でした。

巣鴨では、京都伏見区「いまふく」の店主、中根さんと、愛知県名古屋市「縁」の店主、吉田さんも合流!とても初対面とは思えないお二人!板前さん同士、分かち合えるものがあるのかもしれません









美味しい蕎麦前料理に酒に蕎麦!そば談義に華が咲き、楽しい夜は過ぎていくのでした・・・。

追伸:

次の日が、炎天下でのソバ刈り作業を控えていたので、この日は早めに就寝。菊谷さん二店舗目、大塚別亭にて、男四人で寝させて頂いた夜は、楽しいそば合宿の始まりでした!

続く・・・。


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
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11:30~14:30(L.O 14:00)
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2018年07月09日

「蕎匠塾」一年の歩み

◆充実したこの一年!

2017年7月4日。

あれは、忘れもしない「信州そば切りの会 蕎匠塾(きょうしょうじゅく)」の発足会。



最高の信州そばを提供するために、共に学び共に成長し合う同志として集まった、蕎麦屋の仲間たちです!発足から一年・・・一度振り返ってみたら、とても充実した内容を重ねてきたんだなと思い出しました。

9月4日・・・
第一回 コラボ蕎麦会


蕎匠塾のメンバーである、上田市「くろつぼ」さんと「木鶏」で、コラボレーションそば会を企画!一般の方々に、蕎匠塾の存在をPRさせて頂きました!



10月25日・・・
製粉勉強会


蕎匠塾のメンバー、信州高遠町「壱刻」の山根さんを中心に製粉勉強会を企画しました。高遠町のそば加工施設見学から始まり、壱刻さんでは、製粉の勉強会と、篩分けなどの蕎麦の食べ比べをしました。とても学びの多かった内容でした!















2月21日・・・
新年会&レシピ共有会


この日は、新年会を兼ねて、上田市「くろつぼ」さんにて、各店舗自慢の蕎麦前料理を持ち寄りました。それだけではなく、なんとレシピも公開するという、普通では考えられないことです!それぞれ美味しい料理を頂きながら、作り方の説明を聞けるという、なんとも贅沢な時間でした!共に成長しようとする同志だからこそ出来ることですね!



















3月28日・・・
第一回 だし勉強会


この日は、朝日村「ふじもり」さんを会場に、東京の鰹節メーカー「マルサヤ」さんを講師に招き、改めて「だし」について勉強しました。一度に、色んなだしを味わえるなんて、こういう機会じゃないと、なかなか個人では出来ません!最後は、だし違いでグループに分かれ「とうじそば」を堪能しました!それぞれの味の違いがまた面白かったです!













6月13日・・・
第一回 つゆ勉強会


製粉やそば打ちの技法、一品料理のレシピ公開など、それだけでも、とても内容の濃い勉強会を繰り返してきました。3月に、鰹節屋さんを講師に招き、だしの勉強会を企画しました。その際、次に学びたいテーマとして、つゆの話が上がったのです。

つゆは、言ってみればその店の味を左右する「心臓部」です。それを公開するというのは、いかがなものかという話も上がりました。

しかし、そこは蕎匠塾!最高の信州そばを提供するために、共に学び合える同志として結成された仲間です!

細かな分量は公開せず、そのお店の店主が、どんな想い、考え方でそのつゆを作っているのか?また、それに合わせて、どんな材料を使っているのか?3店舗のもりそば、かけそばを食べ比べながら、勉強してみよう!となったのです!

第一回つゆ勉強会は、岡谷市「そば処 岳家」さん、上田市「そば処 いちや」さん、そして「木鶏」の三店舗が、もりそばとかけそばを、それぞれ皆さんに食べて頂きました。













いかがでしょうか?これが、僅か一年の活動です!本当にたくさんの学び合いが生まれました!同業者同士で、ここまでやっているのは、少ないと思います!学び合いももちろん大切なんですが、一番は、メンバー同士の仲間意識が高まったことが何よりの財産ですね!

蕎匠塾に参加したい蕎麦屋さんも募集しています!信州そば切りの会に入っていなくとも、その熱い想いがあれば、誰でも参加できます!ぜひお気軽に連絡下さい!私たちは、あなたを待っています!!!

【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
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2018年07月08日

乗鞍高原で新しいチャレンジ!

◆本物の「乗鞍在来」を目指して・・・

前回、山形村の「農業生産法人 竹田の里」さんと、乗鞍高原にて「乗鞍在来」のソバを、新しく畑を借りて栽培させて頂くことになったのは、前回ブログに書きました。
【参照ブログ⇒「ここをクリック」

本来であれば、木鶏の定休日を利用して、9日の月曜日に播種へ行く予定でした。しかし、全国的に続いたこの長雨の影響で、圃場の条件を考えると、延期にするしかありませんでした。

その代わりに、11日の水曜日に行くことになりました。私は、竹田の里の賢一くんと、今後一緒にやっていこうと決めた仲です!初年度ということもあり、この日は特別な日として、とても大切にしています!

お客様には大変申し訳ございませんが、7月11日(水)を臨時休業とさせて頂きます!農業は、天候にとても左右されます!どうかご理解のほど、宜しくお願い致します!



追伸:

今年から、地元農家さんのご指導の下、ソバの栽培をやらせて頂きます。その土地、その種を守ってきて下さった農家さんに、最大限の感謝の気持ちで、ちゃんと信頼関係を築いていけたら嬉しいです。


【そば処 木鶏】

住所:長野県東筑摩郡山形村5511-7
電話:0263-98-2099
昼の部:火~日  
11:30~14:30(L.O 14:00)
夜の部:木・金・土 
18:00~21:00(L.O 20:30)
定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
HP:「ここをクリック」
  


Posted by カズキ at 21:30Comments(0)地域のこと蕎麦のこと

2018年07月04日

たった「6粒の蕎麦」のストーリー!

◆【入野谷在来種】復活夢プロジェクト!

私は、高遠町にあるそば店「壱刻」の山根さんから、とても夢のある話を聞かせて頂きました。その想いに共感し、自分も勉強のために、微力ながら関わらせて頂こうと思いました。以下、山根さんの言葉をお借りしながら、入野谷在来について簡単に説明します。

入野谷とは、信州高遠町の東部、および長谷一帯を示す地域の名称で、江戸時代には、信州そば三大名産地として、美味しい玄そばができる場所として有名だった地域です。中でも有名だったのが「浦集落」の蕎麦で、その集落は、標高1150mの森の中にポツンとあります。

平成26年、長野県野菜花き試験場に保管されていた袋に「高遠在来(浦)」と記されていているものを発見!全部で20gありました。その3分の1にあたる300粒を試験場で播種してもらい、わずか6粒だけが芽を出しました。その後、二年間は年二回播種を試験場で行い、増殖していきました。

伊那そば振興会で、この在来種を、かつてのそば名産地の名称を頂き「入野谷在来」と命名し、そもそもの採取地である「浦集落」を原原種の栽培圃場と定めて、試験場から譲り受けた300gのタネを、一昨年、昨年と畑に播種し、この四年間でようやく30kg程度まで増やしてきたのです。

この入野谷在来は現在、高齢化、過疎化という大きな問題を抱える、入野谷地域の活性化を行うための1つのツールとして考えられています。

在来種の復活を行ってきた伊那市そば振興会、原原種及び原種の栽培を行っている長谷そば振興会、そして、伊那市役所農政部が一体となり、新規就農者や新規そば店開業者の誘致などによる定住対策や、ここに来なければ食べることのできない在来種にすることにより、入野谷地域に人を呼び込む観光政策につなげて行こうとされています。

伊那市は「信州そば発祥の地」と宣言しておりますが、その原種の復活という意味合いもあり、昔、殿様や将軍様がお召し上がりになった蕎麦を復活させるということで、長谷振興会の皆さんも誇りをもって生産し、そして、この種を守り抜いていこうという意気込みで張り切っておられます。

6月27日、高遠町「黒松仙醸」でそば農家さんをはじめ、信州大学の教授、地域おこし協力隊など、色んな立場の方々が集まり、親睦会が開催されました。これから、この地域でどう盛り上げていけばいいのか?山根さんから相談を受け、東京の名店二人が手を挙げて下さいました。

巣鴨「手打そば 菊谷」菊谷 修氏。



東十条「一東菴」吉川 邦雄氏。



お二人は、全国のそば畑を巡り、在来品種を守る活動や、そば業界の発展のためにご尽力されています。今回は、菊谷さんと、山根さんが、貴重な入野谷在来のそばを打ち、食べ比べをさせて頂きました。



菊谷さんの丸抜きから製粉したそば。甘みと香りのノリがよく、とても美味しかったです!



山根さんの玄挽き二八そば。二八とは思えない穀物感!また違った表情が出てこれまた格別でした!



また、長谷の鹿ジビエと山師料理「ざんざ亭」の長谷部さんが、ジビエ料理を提供して下さいました!もう感動モノでした!!!







美味しい蕎麦、料理には、美味しいお酒!黒松仙醸「こんな夜に」!社長自らお酒を注いでくださいました!




自己紹介の時間では、それぞれがこの入野谷在来についての想いを語って下さいました。その想いは、とても夢が拡がる言葉ばかりです!たった「6粒の蕎麦」のストーリー!これから高遠町が面白くなりますよー!!!


  

Posted by カズキ at 06:30Comments(0)地域のこと