2012年01月05日

片道650km・・・あの街へ向かう!

12月30日・・・いざ陸前高田へ出発!

私は、年末の年越し蕎麦を打ち終え、
松本市のボランティアグループ『炊き出し機動部隊みらい』の一員として、
陸前高田市に炊出しに行きました。

『炊き出し機動部隊みらい』は、松本市を中心に、
いろんな分野から有志が集まり、
早い段階から、陸前高田市や、南相馬市などの支援を行ってきました。
【過去の活動はこちらから⇒http://takidashi.naganoblog.jp/

私は、今回の炊出しに、年越し蕎麦も振舞うということで、
出来るだけ力になれればと参加しました。

■片道650km

何台の車が、何人で向かっているのかは分かりませんでした。
分かっているのは、私達が一番最後の入りだということ・・・。

同行するのは、いつも私をサポートしてくれる、
親友の『ヒロ』と、4年ぶりに会った看護師の『まゆみさん』。

私が年末の蕎麦打ちで遅くなってしまったため、
出発が夜の8時過ぎ・・・。
ヒロの運転で陸前高田市へ向かったのです。

道中は、色んな話になりました。
まずは、今回の炊出しに向けて、みんなの気持ちを交換しました。
これってとても大切な事です。

同じ温度差で現地入りできると、とても心強くなります。
後は、笑いも交え、長距離に備え、リラックスした雰囲気に心がけました。

■移動時間8時間

年末の帰省ラッシュを想定していたのですが、
どこも混むことなく、すんなり陸前高田に着く事が出来ました。
途中の峠道では、やや圧雪状態でしたが・・・。

到着すると、先入りの先輩達が迎えに来てくれました。
時間はすでに午前4時半・・・。
避難所のある高台へ案内してもらい、
炊出しに備えようと、車で寝袋で暖をとり、私達は眠りにつきました・・・。

■消えた街・・・

海から朝日が立ち昇り、私の顔を照らしました。
眠い目を擦りながら、車から出ると・・・
高台から一望できる、陸前高田市の街並みが目に入りました。

片道650km・・・あの街へ向かう!

そこには、何もない街が広がっていました。
確かにニュースでは見ました。
しかし、実際に目の当たりにするのでは、明らかに違う・・・。

私はここで年越し蕎麦を、笑顔で提供できるのだろうか?
この時の衝撃を、私はまだ受け止められなかったです。
流れる涙をこらえ、私は現状に向き合おうと考えました。

続く・・・・。

<次回予告>

炊出しの準備をした私達は、
陸前高田市と気仙沼市の街並みを視察。

被災地の『今』を写真に。



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