2014年05月24日

女将として・・・そして母として・・・。

◆家族のあり方を考えさせられました・・・。

4月11日のオープンから、約一ヶ月半が経ちました。

カズキの夢は、そば屋の開業でした。
その夢に、一番近くでサポートしてくれたのが「妻」です。

彼女の元々の職業は、看護師でした。
この看護師の仕事について、彼女は心底やりがいを感じていました。

病気やケガで困っている人を、少しでも支えてあげたい!
少しでも元気になってもらいたい!

その想いは、患者さんの心に届き、退院後も、
お付き合いしている方がいるくらいです。

その大好きな「看護師」の職を辞め、今ではそば屋の「女将」として、
日々お客様のことを考え、お店の第二の柱として頑張っています。

女将の役割は、お料理の配膳や、お客様への気配りはもちろんのこと、
パートアルバイトさんのシフトを決めることや、お店の経理まで行っています。

時には、事務仕事も、深夜になるまで頑張っています。

また、パートさんが働きやすいようにと、棚を買ってきてくれたり、
お茶菓子を準備してくれたりと、その頑張りには本当に頭が上がりません。

そんなある日、慣れないこともあったせいか、
二人で夜中まで仕事をしていたことがありました。

さすがに疲れもたまっていたせいか、女将が急にちょっと横になると言って、
床に長座布団を敷いて仮眠を取り始めたのです。

その姿を見ていたカズキは、思わず涙が出ました・・・。

一生懸命頑張ってくれている姿。
そして、カズキを支えてくれようとしている想い。

本当に色んなことがあった約一ヶ月半でした。

女将はきっと、慣れない飲食業で、
気持ち的にも肉体的にも疲れていることでしょう。

そんな女将と、腰を据えて話をする機会がありました。
カズキは率直に、彼女の想いと向き合うことにしたのです。

彼女は、改めてカズキに話をしてくれました。

「仕事は楽しいよ!毎日いろんな方がお店に来て、ごちそう様って笑顔で帰ってもらえた時は、一番嬉しいよね!もうそれだけで頑張れちゃうんだ!確かに今は始めたばかりだけど、自分たちのリズムが掴めるまで頑張ろうよ!大丈夫大丈夫!!!」

カズキは、いつもこうして支えられています。

彼女は、女将としてだけでなく「母」としての役割も、非常に大きいものがあります。

朝の食事、保育園の準備、夕飯の準備、そして大量の洗濯物(笑)
子供たちに寂しい想いをさせまいと、忙しい時でも、ちゃんと子供と向き合ってくれています。

自分も、その姿を見ていて、できるだけ子供たちと向き合おうと決めています。
子供たちはというと、週末はお店の裏で(住居兼店舗)なんとかお利口に待ってくれています。

たまに、そのことを心配してくれて、妻の家族や、保育園のお母さん仲間、
カズキと妻の友人が連れ出してくれて、公園などで遊んで来ることもあります。

なんともありがたいことです・・・。

改めてお店をやる上で、たくさんの方々に支えられていると実感したこの1ヶ月半でした。
そば処木鶏は、こういった影の支えがあって成り立っています。

カズキは、このご恩を決して忘れないよういつも感謝の心を持つようにしています。

「恩返しは、最高のそばをお客様に召し上がって頂くこと。」


これからも、一食一食を大切に、そば打ちに向き合っていきたいと思います。
関わって下さるすべての方に、心から感謝を申し上げます。

女将として・・・そして母として・・・。

追伸:

妻の寝言の面白いエピソードがあります。
朝方寝起きの妻が発した一言・・・。

「もりそば2つお願いします!」

寝ながらにして、仕事をしている女将さん。
どうか、彼女を宜しくお願いします。



同じカテゴリー(家族)の記事画像
キャンピングカー家族旅行~最終日~
キャンピングカー家族旅行~六日目~
キャンピングカー家族旅行~五日目~
キャンピングカー家族旅行~四日目~
キャンピングカー家族旅行~三日目~
キャンピングカー家族旅行~二日目~
同じカテゴリー(家族)の記事
 キャンピングカー家族旅行~最終日~ (2024-05-01 06:00)
 キャンピングカー家族旅行~六日目~ (2024-04-30 07:00)
 キャンピングカー家族旅行~五日目~ (2024-04-26 06:00)
 キャンピングカー家族旅行~四日目~ (2024-04-25 06:00)
 キャンピングカー家族旅行~三日目~ (2024-04-18 08:00)
 キャンピングカー家族旅行~二日目~ (2024-04-17 07:00)

Posted by カズキ at 06:00│Comments(0)家族
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。