2011年06月13日

広げよう!駒ヶ根の輪!~越百~

『信濃鶴 岳志さんと二次会へ行く』

某建設会社での蕎麦打ちも終わり、
私と岳志さんは、お疲れ会と勝手に題して、
駒ヶ根の街で、二次会を決行した。


『駒ヶ根市民の心のより処・・・越百(こすも)』

広げよう!駒ヶ根の輪!~越百~

向かった先は、駒ヶ根駅前から少し離れた場所にある、
隠れ家的なお店。その名も「越百(こすも)」

ここの店主である「えっちゃん」ことエリさんは、私にとって頼れる姉貴分的存在。
この日も、私の開業について、岳志さんとえっちゃんに相談に乗って頂いた。


まずは、岳志さんの話・・・

今から10年前。
普通の酒造りから「純米酒」だけに拘った酒造りへの変更。
それはそれは一大決心だったということ。

それはどういう意味をしているかと言うと、
今まで造り上げてきたものを、一気に変えてしまうということ。
純米酒は、お燗には向かない。

地元で取り扱ってくれていた酒屋さんやお店からは、
やはり反対されたという。

何より、社長さんが一番反対されていたと話だった。

しかし、岳志さんは諦めなかった。
色んなリスクも考えたが、それでもやり遂げたいと決意したのである。

そうして、3年間の話し合いの末、社長さんの理解も得て
「純米酒しか造らない蔵元・・・長生社」
が誕生したのである。

その結果、この10年間で、全国新酒鑑評会で何度も「金賞」を受賞され、
ますます地元からも愛され、今では、県内外からも評判の蔵元となったのである。
私も、実家福島県に帰る際は、何度かお土産として使わせて頂いている。

岳志さんから一言:

「新しくチャレンジする時は、必ず反対される。その反対に負けるくらいの決意なら、辞めた方がいい」
「でも、男だったら、何かやり遂げたいじゃん!だから自分はやったんだ!俺は応援するよ!」


と言って下さった。



続いてえっちゃんの話:

えっちゃんは、このお店を先代の方より受け継いだ。
それはそれで、かなりのプレッシャーだったそうだ。

お客さんが0人の時もあった。
それが3日続いた時もあった。
当然不安になり、店を早く閉めた時もあった。

しかし、支えてくれたのは、常連さんの存在だったそうだ。
常連さんより電話があり、
「開いてないけど、どうしたの?」
と連絡が来て、待っているお客様のために頑張らなきゃと強く想えたそうだ。

えっちゃんより一言:

商売やっていれば、必ず波は来る。良い時もあれば、悪い時もある。」
「そんな時は、あまり考え込まないのも一つだよ。」
「そして、人の繋がりを大切にしなさい。カズ君はそれが出来ているから、きっと大丈夫だよ!」


私は、上伊那に来て、まだ2年半。
こうやって先輩方にアドバイスを頂ける事が、本当に嬉しい。
駒ヶ根の人を始め、長野県の人達は、本当に優しい方が多い気がする。

改めて、

『頑張っぺ!カズキ!』

と心に誓う・・・。



そんな越百(こすも)のエリさんのブログはこちら↓↓↓

~えっちゃんの『あんじゃねぇさ』~
http://kosumo101.blog99.fc2.com/
信濃鶴 岳志さんのブログはこちら↓↓↓

~専務取締役杜氏の純米酒ブログ~
http://sinanoturu.blog77.fc2.com/


一期一会に感謝・・・






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Posted by カズキ at 15:01│Comments(0)駒ヶ根の人々
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