2015年12月17日

冬木鶏の限定そば!第一弾!

◆冬のそば屋を楽しむメニュー!

12月に入り、暖冬というものの、朝晩の冷え込みは、
やっぱり冬を感じさせるものがありますね!

そば屋のイメージって、自分もそうなのですが、
暑い日に、ツルツルっと食事ができることを思い浮かべます。

いざ、お店を始めてみると、冷たいそばも大切にしていますが、
温かいそばの楽しみ方があるということを、この信州で学びました。

信州奈川には、古くから伝わる伝統の味があります。
それが「とうじそば」です。

「とうじ」とは、ひたし・あたためるという意味があり、大鍋で旬の山菜やきのこ、野菜を煮立たせて、その汁の中へ小割りしたしたそばをとうじかごに入れ、さっと温めます。そこへ、汁や具をたっぷりと盛り付けていただく、体も心も温まる、奈川の名物そばです。

このとうじそばを、いかにして木鶏風にアレンジするか?
まずは、食べに行ってみようと、奈川を訪れたのは、9月のことです。

この奈川には、鳥屋沢(とやさ)という旅館があります。
そこのご主人である、高宮さんとは、数年前からお付合いさせてもらっています。

高宮さんに、とうじそばの勉強がしたいというと、快く迎えて下さいました。
実際に食べさせていただくと、これがまた美味しいんです!

本当に体も心も温まりました!

早速お店に戻り、試作を作り始めました。
でも、木鶏にはとうじそばに必要な「とうじかご」も「大ざる」もなかったのです。

◆そば好きのお客様との出逢い

縁とは不思議なものです。
10月のある日のこと、木鶏に一人の女性がやって来ました。

話をお聞きすると、信州の伝統工芸「みすず細工」の魅力に惹かれ、
埼玉県から移住しちゃった面白い女性です。

彼女の名前は、三浦吉恵ちゃん。

おそばも大好きで、みすず細工を勉強しながら、
週末は、そば屋でアルバイトをするほどです。

そんな彼女と話をしていたら、いつもの癖で、閃いてしまったのです。

「みすず細工で、とうじかごと大ざるを作ってくれないかな?」

その問いかけに、彼女は戸惑っていました。
それもそのはずです。

今まで、みすず細工では、とうじかごを作ったことがないというのです。
それでも、チャレンジしてみたいという彼女の想いを聞き、お願いしてみました。

ここからが彼女のすごいところです。
ちょうど、いいタイミングで、竹を取りに予定だったみたいです。


(竹を採取中のよしえちゃん)

採取した竹は、皮を剥き、磨きをかけ、割って乾燥する。
この作業の繰り返しが、大変です。





少しずつ形になってきましたね!



こうして、お願いをしてから、約二ヶ月かけて完成した、
「とうじかご」と、おそばを盛り付ける「ざる」が納品されました!



女性らしい、優しい曲線ですね!
初チャレンジとは思えない作品です!

実際に、とうじかごとざるを見ると、イメージが湧きます。
何度も試作を繰り返して、ようやく完成したのがこちらです!



【シャモつみれとうじそば】・・・1人前1,800円(税別) 2人前より

信州奈川の伝統食「とうじそば」に、特選素材のぎたろう軍鶏のつみれを加え、木鶏風にアレンジしました!軍鶏と野菜の旨みたっぷりのあつあつ鍋に、キリッとしまったそばを投じて下さい!心も体も温まる、冬の限定そば第一弾です!

追伸:

そば処木鶏は、色んな方の力によって、お店を支えてもらっています。
全ては、人と人の出逢いがあってのことです。

とうじかごを作ってくれた吉恵ちゃん!
本当にありがとね!!!
工房にも、必ず伺います!



そして、アドバイスして下さった澄さん!
奈川の伝統食の素晴らしさを、少しでも発信していきますね!
いつもいつも本当にありがとうございます!



そば処木鶏は、人と人をつなぐそば屋を目指しています。
関わって下さった方の想いを、お客様に伝えつなげるのも、一つの役目だと思っています。  


Posted by カズキ at 16:00Comments(0)ご案内