2011年11月17日
私はガツンと打ちのめされました・・・
私には、全国のそば屋さんの仲間がいます。
その中でも、年齢も近く、お互いに切磋琢磨し合えるそば屋さんがいます。
「石挽き手打ち蕎麦 木曽路」
ここの店主、猛さんとの出逢いは、
私が勤めている会社の取引先でした。
今から三年前、
私は、営業を担当しているので、
既存店であるそば屋さんへ、ご挨拶に回っていました。
その時の一つが、「木曽路」さんだったのです。
場所は、九州の博多です。
私は、初めての九州に、胸を躍らせていました。
大濠公園から歩いて10分。
ようやくお店に着きました。
「これが九州のそば屋さんか・・・」
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マンションの一階に、静かに佇む店構え。
入口には、草木が手入れされ、とても心地よくお客様を出迎えてくれます。
「いらっしゃい!よく来てくれたね!」
お店には、「大将」こと猛さんのお父さんと、2代目店主、猛さんが、
温かく出迎えてくれました。
早速、お料理を頂くと、これがまた美味し!
話を聞くと、猛さんは、東京で日本料理の修業に行っていたそうです。
お酒はというと、焼酎ではなく、
全国から、よりすぐりの日本酒が沢山揃えてあり、
来てくれたお客様を唸らせます。
なんでも、銘柄で選ぶのではなく、
ご主人自ら試飲をし、気に入ったものでないと、仕入れないとのこと。
九州で、こんな素敵なスタイルでやっているそば屋さんがあるとは、思いもよりませんでした。
お店を締めた後は、「大将」と猛さんに、博多の美味しいものをご馳走になってしまいました。
初対面で、こんなにも手厚く歓迎して下さって、私はとても嬉しかったです。
それからというもの・・・
私と猛さんは、取引先の枠を超えてのお付き合いが始まりました。
わざわざ博多から、そばの畑を見学に来られたこともあります。
「もっと蕎麦を極めたい!」
ある日、猛さんから、相談を受けました。
「もっと蕎麦を極めたい!自家製粉を始めたいんだけれど、協力してくれないか?」
とのことでした。
私は、お陰様で、会社にも石臼製粉機があり、
多少の知識はありました。
私に出来ることであればという事で、
メーカーをご紹介したり、製粉のポイントを伝えたりと、試行錯誤が続きます。
それだけではありません。
私が作ったそばつゆを、一度送ったことがありました。
その味に共感してくれた猛さんは、その醤油を紹介してくれと言ってきました。
私はもちろん、ご紹介させていただきました。
醤油を変えるということは、お店の味を変えるということです。
何十年もやってきたおそば屋さんの味・・・それを変えるという決断をされたのです。
これが、どんなに大変なことかは、皆さんもわかると思います。
しかし、猛さんは、
「美味しいものを出す!美味しく変われば、お客様は納得してくれるはず!」
という考えに絞ったのです。
猛さんの決断、そしてお父さん(大将)の理解力。
このお二人の関係が、しっかりしているからこそ、出来ることですよね。
お二人は、親子関係の中にも、お互いを尊重し合っています。
とても羨ましく感じました。なかなか出来ませんよね。
それからしばらくして・・・・。
「宅急便でーす!」
ん?何かが届いたぞ?
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これは、木曽路さんのお蕎麦ではないっすか!
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中には、「蕎麦」と「かけつゆ」と「もりつゆ」です♪
お蕎麦と一緒に手紙が入っており、味が落ち着いてきたので、
一度試食をして欲しいとのことです。
(嬉しいっす!)
それではということで、早速頂きました!
まずは、もりそばです!
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甘味が強く、新そばらしい若々しさがあります。
つゆもまた絶品です・・・。
続いて、かけそばです。
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澄んだ琥珀色のつゆ・・・
私もちょうど試作の真っ最中です。
木曽路さんのかけつゆは、とても優しく、口当たりがいい。
そして、鰹だしと薄口醤油のバランスがとても良かったです。
悔しいけれど・・・美味しかったっす!
私はガツンと打ちのめされました・・・。
今度は、私が猛さんに蕎麦を送ります!
待っていて下さい!
「そば屋の同志の存在」
全国に、こうやって相談し合える仲間がいること、
本当にありがたいですね。
なあなあにならず、お互いを高め合う、それこそが「同志」だと思います。
猛さん!御馳走様でした!
これからもよろしくお願いしまっす!!!
共感しあえる仲間がいる・・・最高っす!!!
福岡を訪れた際は、一度寄られてみてはいかがでしょうか?
「石挽き手打ち蕎麦 木曽路」
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福岡市中央区荒戸1-10-13
TEL 092-712-8253
11:00~21:00
日曜定休 駐車場有り
【ホームページはこちら→http://soba-kisoji.jp/】
その中でも、年齢も近く、お互いに切磋琢磨し合えるそば屋さんがいます。
「石挽き手打ち蕎麦 木曽路」
ここの店主、猛さんとの出逢いは、
私が勤めている会社の取引先でした。
今から三年前、
私は、営業を担当しているので、
既存店であるそば屋さんへ、ご挨拶に回っていました。
その時の一つが、「木曽路」さんだったのです。
場所は、九州の博多です。
私は、初めての九州に、胸を躍らせていました。
大濠公園から歩いて10分。
ようやくお店に着きました。
「これが九州のそば屋さんか・・・」
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マンションの一階に、静かに佇む店構え。
入口には、草木が手入れされ、とても心地よくお客様を出迎えてくれます。
「いらっしゃい!よく来てくれたね!」
お店には、「大将」こと猛さんのお父さんと、2代目店主、猛さんが、
温かく出迎えてくれました。
早速、お料理を頂くと、これがまた美味し!
話を聞くと、猛さんは、東京で日本料理の修業に行っていたそうです。
お酒はというと、焼酎ではなく、
全国から、よりすぐりの日本酒が沢山揃えてあり、
来てくれたお客様を唸らせます。
なんでも、銘柄で選ぶのではなく、
ご主人自ら試飲をし、気に入ったものでないと、仕入れないとのこと。
九州で、こんな素敵なスタイルでやっているそば屋さんがあるとは、思いもよりませんでした。
お店を締めた後は、「大将」と猛さんに、博多の美味しいものをご馳走になってしまいました。
初対面で、こんなにも手厚く歓迎して下さって、私はとても嬉しかったです。
それからというもの・・・
私と猛さんは、取引先の枠を超えてのお付き合いが始まりました。
わざわざ博多から、そばの畑を見学に来られたこともあります。
「もっと蕎麦を極めたい!」
ある日、猛さんから、相談を受けました。
「もっと蕎麦を極めたい!自家製粉を始めたいんだけれど、協力してくれないか?」
とのことでした。
私は、お陰様で、会社にも石臼製粉機があり、
多少の知識はありました。
私に出来ることであればという事で、
メーカーをご紹介したり、製粉のポイントを伝えたりと、試行錯誤が続きます。
それだけではありません。
私が作ったそばつゆを、一度送ったことがありました。
その味に共感してくれた猛さんは、その醤油を紹介してくれと言ってきました。
私はもちろん、ご紹介させていただきました。
醤油を変えるということは、お店の味を変えるということです。
何十年もやってきたおそば屋さんの味・・・それを変えるという決断をされたのです。
これが、どんなに大変なことかは、皆さんもわかると思います。
しかし、猛さんは、
「美味しいものを出す!美味しく変われば、お客様は納得してくれるはず!」
という考えに絞ったのです。
猛さんの決断、そしてお父さん(大将)の理解力。
このお二人の関係が、しっかりしているからこそ、出来ることですよね。
お二人は、親子関係の中にも、お互いを尊重し合っています。
とても羨ましく感じました。なかなか出来ませんよね。
それからしばらくして・・・・。
「宅急便でーす!」
ん?何かが届いたぞ?
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これは、木曽路さんのお蕎麦ではないっすか!
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中には、「蕎麦」と「かけつゆ」と「もりつゆ」です♪
お蕎麦と一緒に手紙が入っており、味が落ち着いてきたので、
一度試食をして欲しいとのことです。
(嬉しいっす!)
それではということで、早速頂きました!
まずは、もりそばです!
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甘味が強く、新そばらしい若々しさがあります。
つゆもまた絶品です・・・。
続いて、かけそばです。
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澄んだ琥珀色のつゆ・・・
私もちょうど試作の真っ最中です。
木曽路さんのかけつゆは、とても優しく、口当たりがいい。
そして、鰹だしと薄口醤油のバランスがとても良かったです。
悔しいけれど・・・美味しかったっす!
私はガツンと打ちのめされました・・・。
今度は、私が猛さんに蕎麦を送ります!
待っていて下さい!
「そば屋の同志の存在」
全国に、こうやって相談し合える仲間がいること、
本当にありがたいですね。
なあなあにならず、お互いを高め合う、それこそが「同志」だと思います。
猛さん!御馳走様でした!
これからもよろしくお願いしまっす!!!
共感しあえる仲間がいる・・・最高っす!!!
福岡を訪れた際は、一度寄られてみてはいかがでしょうか?
「石挽き手打ち蕎麦 木曽路」
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福岡市中央区荒戸1-10-13
TEL 092-712-8253
11:00~21:00
日曜定休 駐車場有り
【ホームページはこちら→http://soba-kisoji.jp/】
三代続く蕎麦屋の名店へ!
「屋号」を受け継ぐということ
これぞ匠の技!石臼に新たな命を!
いつまでも続くと思っていた「お客様とお店」の関係
信州そば切りの会!新しいチャレンジが始まる!
「信州そば切りの会」新役員体制となりました!
「屋号」を受け継ぐということ
これぞ匠の技!石臼に新たな命を!
いつまでも続くと思っていた「お客様とお店」の関係
信州そば切りの会!新しいチャレンジが始まる!
「信州そば切りの会」新役員体制となりました!
Posted by カズキ at 12:00│Comments(0)
│蕎麦のこと