2015年03月26日

松本山雅が繋いだ「縁」・・・。

◆ある男の決断!

昨年の12月の出来事です。
私にある男から連絡が入りました。

「お話がしたいので、お時間を作って頂けますか?」

その男は、神奈川県に住む25歳。
今年からJ1に昇格した、あの「松本山雅」のサポーターです。

彼は、試合がある時に、この松本市を訪れていました。
試合の後や、試合の前に、この木鶏に蕎麦を食べに来ていました。

共通の知人などもいて、その後はフェイスブックで繋がっていました。
それからしばらくして、連絡があったのです。

◆人と人のご縁!

女将さんと二人で、彼の到着を待っていました。
しばらくすると、彼がお店にやってきました。

直接、面と面を向かって話をするのは、これが初めてです。
その彼から、思いもよらないことを言われました。

「私を弟子にしてもらえませんか?」

その言葉に、驚きを隠せませんでした。
しかし、それと同時に嬉しかったのです。

昨夏。
女将さんのお腹の中に、赤ちゃんが宿っていることを知りました。

それはそれは、とても喜ばしいことでした。
しかし、出産後は、お店に立つことが難しいと考えていました。

その理由は、4人の子育てです。

ただでさえ、3人の子供たちと、
日常の生活とお店の仕事の両輪を回す難しさ。

それに加え、生まれたての赤ちゃんの子育てが加わり、
女将さんにお店に立ってもらうのは困難なことです。

昨年の夏から、なにか対策を練らなければならないと考えていました。
心のどこかで、弟子でも入ってくれれば助かるなと思っていました。

そこにきて今回の話が、急に舞い込んできたのです。

私たちは、このタイミングで弟子入りしたいと言ってきた彼を、
木鶏の一員として、快く迎えようと決めました。

彼は、遠く神奈川県から、この信州に移り住むことを決めました。
その勇気と決断は、私が福島から信州に移り住むことを決めた時と似ています。

彼は、25歳という年齢です。

将来を考えた時に、自分にこれだ!というものを身に付けたいと考えていたそうです。
何度か木鶏に足を運んで、このお店だったら、自分が変われるのではないかと思ってくれたようです。

弟子入りすれば、週末に開催される、
大好きな松本山雅の試合を見に行くことは難しいでしょう。

でも、それは自分の中で覚悟した上での話です。
昔、ある方に言われた言葉があります。

「男は、25歳までに自分の道を見つけ、30歳までに身に付けなさい。」

あの言葉があったからこそ、私はそば打ちの道を選ぶことが出来ました。
そして、福島の木鶏の親方に出逢い、師事することが出来たのです。

自分のお店を開業して、まさか一年目で親方になる事なんか想像もしていませんでした。
でも、こうして人の縁が結んでくれたのです。

◆私からのお願いです!

弟子入りしたいと決めた彼は、飲食店経験者ではありません。
全くの素人です。

その彼を、私は弟子として迎えて育てていかなければなりません。
しかし、私一人では、彼を一人前にすることはできません。

ぜひ、お客様であるあなたのお力をお借りしたいのです。

私もそうでした。

毎日むしゃらにそば打ちをして、お店の厨房に入り、
早く一人前になろうとしていました。

親方も、兄弟子も、一緒に働いて下さったスタッフさんも、
私を温かく見守って下さいました。

そして、お客様も応援して下さったのです。
その経験があり、今の私がいます。

そんな私が、人を育てる立場になり、どう向き合っていこうか、必死で考えています。
きっと、「育てる」ということで、私自身が「育ててもらう」ことになると思います。

覚悟を決めた彼を、皆さんで温かく育ててあげてほしいのです。

◆木鶏の一番弟子をご紹介します!

弟子「白柳和樹」

親方「塙和貴」

そうなんです。

名前が同じ「カズキ」っていう(笑)

呼び方がちょっとややこしいっていう・・・。

4月2日から、彼のそば道が始まります。
どうか宜しくお願い致します!!!



追伸:

木鶏の親方は、どう思ってくれているのかな。
生きていたら、ちょっと相談したかったです。

でも、きっと笑って言ってくれたと思います。

「お前はお前らしくやれ!」

ってね。

親方からは、技術だけではなく、生き方を学びました。
私も、その志を少しでも伝えていきたいです。

桜が咲く4月!そば処木鶏の第二章が始まります!
  
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Posted by カズキ at 06:00Comments(4)家族