2014年02月20日
自家製粉に欠かせない「石臼」!~パート1
◆色んなそば屋があっていい!
開業する前から、どうしても譲れないものがあります。
それは「自家製粉」です。
そば屋と言っても、色んなパターンがあります。
製麺会社から麺を仕入れて提供するお店。
立食いそば屋や、大衆のレストランがその例です。
もう少し本格的になると、そば粉を仕入れます。
仕入れは、製粉会社へ連絡をすると、そば粉が届きます。
そば粉は、国内産のほか外国産(主に中国)などがあります。
国内産は、北海道産が一番多く、茨城県、福井県、長野県、福島県、山形県あたりが、
その年の出来高によって、生産高の順位が変わっていきます。
(あくまでも参考までに・・・)
そのそば粉を手打ちにするか、機械打ちにするか。
手打ちがいいとか、機械打ちがいいとかではありません。
その業態によって、お客さんが求めているものが違います。
自分も立食いそば屋も好きだし、こだわりのお店にも行きます。
色んなそば屋さんがあっていいと思います。
シンプルな食べ物だからこそ、それだけお客さんの好みも分かれます。
最近では、自分のお店で製粉をするお店が増えています。
自家製粉をすることによって、自店の特徴が得られるからです。
メリットを大きく言えば、挽きたてのそば粉で香り高いそばを打つことが出来ます。
また、挽き方を変えることによって、色んな種類のそば粉が取り出せます。
デメリットと言えば、製粉機の購入費用、製粉をする場所の確保、
そして、原材料の調達先などがあげられます。
◆自分はどこを目指すのか?
色んな業態のそば屋さんがある中で、そば処木鶏が目指していくお店は、自家製粉十割そばです。
なぜそこに行きつきたいかというと、カズキの今までの経験にありました。
修業をはじめ、そば打ちの技術を学び、十割そばの美味しさに触れ、
そして生産に携わることにより、素材を知りました。
その素材を生かすためには、やはり自家製粉が一番だと判断をしたのです。
幸いにも、山形村の物件には、八畳と六畳の倉庫が別棟であります。
そして、原材料の仕入れ先も、ある程度目安がついたのです。
しかし、一番問題なのが購入費用です。
製粉機器メーカーから購入する場合、その金額は100万円を軽く超えます。
自己資金のみで開業するカズキには、そのお金を捻出することはできません。
そこで、中古でもいいので探してみようと、色んな方に声をかけてみました。
それが、今から2ヶ月ほど前の12月の出来事です。
◆あの時の兄ちゃんか!!!
中古の製粉機を探していたカズキに、とてもありがたいお話がありました。
松本市にある「村山工業」さんという金物加工の会社が、製粉機を作れるというのです。
ご紹介して下さったのは、いつもそば打ちでお世話になってる逢沢さんです。
逢沢さんのお話によると、村山工業さんは、金物加工が非常に優れていて、
階段や手すりはもちろんのこと、そばのゆで釜なども手掛けているそうです。
また、カズキもお世話になってる醤油屋さん、
「大久保醸造店」さんの設備関係も携わっていらっしゃるようです。
そして、お忙しい中、逢沢さんに時間を作って頂い、
村山工業さんへ話を聞きに行きました。
いろんな話をお聞きする中で、過去にも製粉機を作ったことがあり、
実際にそば屋さんにも納品しているとのこと。
また、社長さん自身もそばを打っていて、そのこだわり方はプロ顔負けです。
会社にも製粉機が置いてあり、そのクオリティーの高さに驚きました。
私は、村山さんにお願いをしようと考えていた時、
向こうから面白い話を頂きました。
それは、村山さんがカズキのそば打ちを見たことがあるとのことです。
なんと、松本城のそば祭りで、パフォーマンスで打っていたカズキを見ていたのです。
「あの早打ちの兄ちゃんか!よし!協力してやるか!その代りそば打ち教えてな!」
こうして話は面白いように進み、電動石臼製粉機の製作が始まりました。
ご紹介頂いた逢沢さん!そして製作して下さる村山さん!ありがとうございます!

続く・・・。
追伸:
人は、どこでどう見られているか分かりませんね!
まさか、松本城のそば祭りで見かけて頂けたとは(笑)
常に全力で!関わって下さる方に感謝して頑張りたいと思います!
開業する前から、どうしても譲れないものがあります。
それは「自家製粉」です。
そば屋と言っても、色んなパターンがあります。
製麺会社から麺を仕入れて提供するお店。
立食いそば屋や、大衆のレストランがその例です。
もう少し本格的になると、そば粉を仕入れます。
仕入れは、製粉会社へ連絡をすると、そば粉が届きます。
そば粉は、国内産のほか外国産(主に中国)などがあります。
国内産は、北海道産が一番多く、茨城県、福井県、長野県、福島県、山形県あたりが、
その年の出来高によって、生産高の順位が変わっていきます。
(あくまでも参考までに・・・)
そのそば粉を手打ちにするか、機械打ちにするか。
手打ちがいいとか、機械打ちがいいとかではありません。
その業態によって、お客さんが求めているものが違います。
自分も立食いそば屋も好きだし、こだわりのお店にも行きます。
色んなそば屋さんがあっていいと思います。
シンプルな食べ物だからこそ、それだけお客さんの好みも分かれます。
最近では、自分のお店で製粉をするお店が増えています。
自家製粉をすることによって、自店の特徴が得られるからです。
メリットを大きく言えば、挽きたてのそば粉で香り高いそばを打つことが出来ます。
また、挽き方を変えることによって、色んな種類のそば粉が取り出せます。
デメリットと言えば、製粉機の購入費用、製粉をする場所の確保、
そして、原材料の調達先などがあげられます。
◆自分はどこを目指すのか?
色んな業態のそば屋さんがある中で、そば処木鶏が目指していくお店は、自家製粉十割そばです。
なぜそこに行きつきたいかというと、カズキの今までの経験にありました。
修業をはじめ、そば打ちの技術を学び、十割そばの美味しさに触れ、
そして生産に携わることにより、素材を知りました。
その素材を生かすためには、やはり自家製粉が一番だと判断をしたのです。
幸いにも、山形村の物件には、八畳と六畳の倉庫が別棟であります。
そして、原材料の仕入れ先も、ある程度目安がついたのです。
しかし、一番問題なのが購入費用です。
製粉機器メーカーから購入する場合、その金額は100万円を軽く超えます。
自己資金のみで開業するカズキには、そのお金を捻出することはできません。
そこで、中古でもいいので探してみようと、色んな方に声をかけてみました。
それが、今から2ヶ月ほど前の12月の出来事です。
◆あの時の兄ちゃんか!!!
中古の製粉機を探していたカズキに、とてもありがたいお話がありました。
松本市にある「村山工業」さんという金物加工の会社が、製粉機を作れるというのです。
ご紹介して下さったのは、いつもそば打ちでお世話になってる逢沢さんです。
逢沢さんのお話によると、村山工業さんは、金物加工が非常に優れていて、
階段や手すりはもちろんのこと、そばのゆで釜なども手掛けているそうです。
また、カズキもお世話になってる醤油屋さん、
「大久保醸造店」さんの設備関係も携わっていらっしゃるようです。
そして、お忙しい中、逢沢さんに時間を作って頂い、
村山工業さんへ話を聞きに行きました。
いろんな話をお聞きする中で、過去にも製粉機を作ったことがあり、
実際にそば屋さんにも納品しているとのこと。
また、社長さん自身もそばを打っていて、そのこだわり方はプロ顔負けです。
会社にも製粉機が置いてあり、そのクオリティーの高さに驚きました。
私は、村山さんにお願いをしようと考えていた時、
向こうから面白い話を頂きました。
それは、村山さんがカズキのそば打ちを見たことがあるとのことです。
なんと、松本城のそば祭りで、パフォーマンスで打っていたカズキを見ていたのです。
「あの早打ちの兄ちゃんか!よし!協力してやるか!その代りそば打ち教えてな!」
こうして話は面白いように進み、電動石臼製粉機の製作が始まりました。
ご紹介頂いた逢沢さん!そして製作して下さる村山さん!ありがとうございます!

続く・・・。
追伸:
人は、どこでどう見られているか分かりませんね!
まさか、松本城のそば祭りで見かけて頂けたとは(笑)
常に全力で!関わって下さる方に感謝して頑張りたいと思います!