2014年02月21日

自家製粉に欠かせない「石臼」!~パート2

◆一流には一流のお付き合いがある!

電動石臼製粉機の製作依頼から、2ヶ月が経った2月のことです。

私は、村山工業さんから連絡を頂き、お願いしていた石臼が、
完成したので取りに行こうと誘われました。

場所は、松本市から車で一時間半の御嶽山の麓にある石屋さんです。

村山さんに製粉機の話をした時から、良い石屋さんがあるから、
そこへお願いしようということになりました。

それから電話のやり取りだけで、石の種類や大きさなどを相談しました。
正直、どんな石屋さんかも分からず、少しだけ不安ではありました。
しかし、現地に着いてすぐにその気持ちは変わりました。

車で一時間半の道のりを突き進むと、
ものすごい澄んだ空気と、御嶽山が顔を出してくれました。



そして、石屋さんの中に入るとその設備の素晴らしさに驚かされます!
3メートル以上ある石をカットする機械や、大きな石がありました!



得意な分野は、大きな石碑や記念碑、そして墓石なのですが、
創業90余年の技術は、石臼の対面とともに、流石と言えるものでした。

その石臼がこちらです↓↓↓


これが上臼です。
そばの実を投入して、回転をさせる部分です。


そしてこちらが下臼です。
綺麗な目立てですねー!

今回の石の材質は、御影石を選びました。
石臼の材質に関しては、蟻巣石や安山岩が適していると言われています。

カズキは、御影石を選んだ理由として、挽き加減はもちろんのこと、
メンテナンス(目立て)のしやすさも考えました。

御影石は、いわゆる扱いやすい石です。

精度を要する目立てで、そば粉の挽き具合が左右されるのであれば、
扱いやすい石の方が適していると考えています。

実際に、現地で挽いてみると、ムラがなくそばの実が砕けて、
面白いようにそば粉が製粉されています。

直径40センチもあるので、その重さも活かされ、
一時間当たりの製粉能力も高くなることが予想されます。



そば粉が挽けた瞬間・・・思わず涙が出そうになりました。
職人さんが、一生懸命考えて、創り上げてくれたのです。

こうして、出来上がった石臼をありがたく引き上げ、
次は、村山工業さんの手により、電動石臼製粉機へと変化を遂げます!

一流には一流の付き合いがある!
田中石材店さん!ありがとうございました!





【田中石材店】

長野県木曽郡木曽町三岳2842-3(御嶽山四合目下)
電話:0264-46-2309
HP:「ここをクリック」




石臼以外にも、面白い石をゲットしてきました。
そのお話は、また後日ということで・・・。

そば処木鶏が譲れない「アレ」!
続く・・・。
  


Posted by カズキ at 12:00Comments(0)開業準備